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龍谷大学政策学部清水ゼミ:西淀川フィールドワーク(9/5)

龍谷大学政策学部清水万由子先生のゼミが、西淀川をフィールドにしてゼミ活動を行っています。この一環で、9/5にフィールドワークが行われました。

最初にタンデム自転車で、西淀川をめぐりました。大野川緑陰道路を西にすすみ淀川の堤防へ、そして、西島工業地域を通った後、国道43号にすすみます。その後、デイサービスセンターのあおぞら苑、千北診療所を見て、くじらカフェに向かいました。

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タンデム自転車での移動は二人の信頼関係が大事!

国道43号

国道43号の公害対策について

 

あおぞら苑の前の西淀川公害の石碑

西淀川公害患者さんの思いを受けて作られたあおぞら苑。その前に西淀川公害の石碑があります

お昼からは西淀川公害の概要についてお話した後、公害患者の岡崎久女さんのお話を聞いてもらいました。岡崎さんは自然豊かな高知県から就職のために尼崎に出てこられ、結婚で西淀川に来られました。ご自身だけでなくお子さんもぜん息に罹患し親子で発作に苦しんだこと、重責発作で仮死状態で救急搬送されたことなど、大変な経験を話してくださいました。

学生もそれを真摯に受け止めて、「青い空が当たり前じゃないなんて考えたことがなかった」、「洗濯物を外に干すと黒くなるなんて想像つかない」との感想を漏らしていました。

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公害患者さんのお話

最後はグループワークで、今日のフィールドワークの感想とどんな活動に参加したいのかを話し合いました。

 

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グループで感想と取り組みたい活動について話し合い

 

話し合いの結果、「アート」、「映像」、「防災」の3チームに分かれて、西淀川で活動して行くことになりました。活動内容がどんなものになるのかとても楽しみです!

(谷内)


〇研修に関するお問い合わせ
プログラム内容については、ご要望に合わせてコーディネートいたします。
研修受入 https://www.aozora.or.jp/ecomuse/annai/kensyu
〇タンデムの利用に関するお問い合わせ
あおぞら財団が事務局をしている大阪でタンデム自転車を楽しむ会で貸し出しをしています。
問合せ先:あおぞら財団 電話(06-6475-8885)
タンデム自転車のレンタル・試乗 http://tandem-osaka.com/rental

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022年9月8日11:44 AM

龍谷大学政策学部 清水ゼミ:公害ロールプレイ(8/2)

龍谷大学政策学部清水万由子先生のゼミが、西淀川をフィールドにしてゼミ活動を行うことになりました。今後、あおぞら財団の活動に協力してもらったり、西淀川でフィールド調査をしていく予定です。ゼミの活動目標は下記の2つとお聞きしています。

  • あおぞら財団が展開するまちづくりの実践に参加して、多様な人々との協働によるプロジェクト遂行能力を身につける。
  • 公害の歴史を学んだ学生の視点から、公害の歴史をまちづくりに活かすための実践を試みる。

8月2日のプレゼミでは、「西淀川公害を体験的に学ぶ」ということで、2つのグループワークを行いました。

まず、フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」を行いました。このワークでは、過去の大気汚染の写真をよく観察してタイトルを付けます。このワークは、観察力と想像力、表現力を生かしてもらう必要があります。

2人一組で写真を観察しています。

写真をみながらタイトルを考えます。

姫島病院の前に患者さんが並んでいる写真に「人気になってしまった姫島病院」とつけるなど、ユーモアを交えた工夫をこらしたタイトルをつけてくれました。

次はロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」。このワークは、市役所、住民、工場経営者、医者などの役割になりきって、お芝居をしながら、違う立場の者同士で意見交換をしながら、解決策を探るというものです。

グループワークの説明

グループワークの説明をしています

ロールプレイの様子

ロールプレイは役になりきってやれると、面白くなります

模擬的ではありますが、公害発生という状況の中で、解決策を探るのは難航していました。このワークを通して、立場が異なる人同士の合意形成の難しさを感じてもらえたと思います。

最後の振り返りシートでは、「ロールプレイが新鮮だった」、「解決に向けて誰かを悪者として決めつけないことを心がけたい」といった意見が出ました。

今後、清水ゼミでは、大学でのゼミや西淀川でのフィールドワークを通して、西淀川公害を学び、それをまちづくりにつなげていくための実践をしていく予定です。学生さんが西淀川からどのようなことを学ぶのか、また、どのような実践をしてくれるのかが楽しみです。

※今回用いた教材は、地球環境基金の助成事業で作成したものです。


〇教材に関するお問い合わせ

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」、ロールプレイ「あなたの町で公害が起きたら」を、授業や研修で用いたい方はこちらまでお問合せください。

問合せ先:あおぞら財団 担当 谷内 (Tel) 06-6475-8885 電子メール:webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)

〇研修に関するお問い合わせ
研修受入 https://www.aozora.or.jp/ecomuse/annai/kensyu

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 11:16 AM

関大社会安全学部 越山ゼミ フィールドワーク(6/29)

6月29日(水)に、関西大学社会安全学部越山ゼミのみなさんが西淀川区でフィールドワークを行いました。今回のフィールドワークのテーマは「防災」です。

到着早々、皆さんヘルメットを装着しタンデム自転車に乗り込みます。皆さんはじめてのタンデム自転車の操作に悪戦苦闘しながら大野川緑陰道路を漕ぎ出します。

大野川緑陰道路からタンデム自転車で出発

タンデム自転車で風を感じながらフィールドワーク

 

大野川緑陰道路を終端である淀川堤防まで行き、その後西島川を北上し、工業専用地域の西島へ。出来島から大和田へ抜け再び大野川緑陰道路へ。

災害の記念碑や堤防、大阪マスジドなど西淀川の特色を堪能するコースで、暑いながらも充実したフィールドワークになりました。

タンデム自転車を降りた後は、西淀川区で防災啓発活動を行う大阪防災プロジェクトの多田から西淀川区における防災啓発活動の現状や水害の際、街を守る水防団の活動内容などを聞きました。また、西淀川区役所の防災担当・北中さんから西淀川区の災害対策の現状や課題をお話ししてもらいました。

越山ゼミの学生の前で、スライドを使って多田さんから「海より低い西淀川」のお話

大阪防災プロジェクト多田さんからお話

次に、過去の西淀川の第二室戸台風の体験談を読んでもらった後、今後、どのような立場の人がより困難な状況になるのか、防災に対してどのようなことが必要かを考えてもらい、グループで共有しました。

最後に、フィールドワークで見た光景やその後のお話を参考にして、西淀川区の防災に関して何に興味を持ったのか、提案づくりに向けて何を行いたいかなど、グループで活発な議論が行われました。

西淀川区へ防災活動の提案をするため様々な意見が発散しましたが、特に外国人へ向けての情報発信を課題と思う学生さんが多かったです。

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グループワークの様子

 

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提案づくりのためのワークショップ

 

今後、ゼミでは西淀川区の防災に対する提案を検討していく予定とのことです。どのような提案がなされるか楽しみですね。

—-

あおぞら財団では、公害だけでなく、防災、まちづくり等様々なテーマに合わせた学びの場を提供しています。

ゼミや授業、研修など、オーダーメイドの研修プログラムを行いますので、ぜひお気軽にご相談くだい。

(多田、谷内(一部))

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2022年8月5日6:38 PM

追手門学院大学社会学部 藤吉ゼミ 西淀川フィールドワーク(5/14)

2022年5月14日(土)、追手門学院大学社会学部3年生14人とゼミ担当の藤吉圭二先生が西淀川を訪れました。
藤吉ゼミは以前にも来られていますが、コロナの影響により、ここ数年はフィールドワークが実施できませんでした。
今回、参加した学生さんは入学以来、オンラインの授業ばかりで、最近になりようやく対面授業やこうしたフィールドワークに参加できるようになったそうです。

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阪神「出来島」駅に集合し、国道43号や出来島小学校前の大気汚染測定器や汚染対策の見学をしました。その後、デイサービス施設「あおぞら苑」、イスラム教のモスク建物内の雑貨店でお買い物、大野川緑陰道路の散策、などを経て、あおぞら財団に到着。

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西淀川公害やまちづくり活動の説明をおこない、資料館(エコミューズ)を見学後、「ワークショップ フォトランゲージ」を行いました。公害がひどかった当時に撮影された写真を見て、どういった内容をその写真が語っているのかを話し合うワークショップです。

次に、西淀川公害患者と家族の会の山下晴美さんから、公害病によって苦しんでいるご主人の様子やご自分の生活のことが語られました。

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最後に学生たちから感想が述べられました。一部紹介します。

・四日市ぜんそくぐらいしか知らなかった。大阪でも大変だったとわかった。
・今でも、大阪と地方を比べたら、大阪のほうが空気が悪いと感じる。医療が発達したとはいえ、身近な問題だと思う。
・教科書で勉強するよりも、お話を聞くことで、より深く知り、実感できた。

藤吉ゼミでは、アーカイブズ(過去と現在)をテーマにしているそうです。
また、今後とも、西淀川にお越しいただければ幸いです。

(記:スタッフ 鎗山)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,西淀川公害授業,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022年5月20日8:35 PM

現地を歩き公害を学ぶ 司法修習生見学(3/11)

3月11日(金)午後1時に、近畿弁護士連合の司法修習生5名、引率者1名(コロナの関係でネット参加者5名)、あおぞら財団スタッフ2名が、集合場所出来島駅から、西南方向に歩いて街を見学しました。国道43号で折り返し、出来島・大和田地域を歩き、緑陰道路で歴史の解説を開いてあおぞらビルに到着しました。
まずは西淀川大気汚染の原因の一つとなった大型車が多く走る国道43号沿道に行きました。途中で西淀川区の電信柱でよく見られる海抜標高0mの表示を見ながら、あおぞら財団の藤江さんが海抜が低い西淀川区での堤防や防災施設の重要性を解説してくれました。国道43号近くに大気質測定装置が設置されています。近年、流入車規制の施行や5号湾岸線の開設・誘導によって、大型車走行量は減ってきており、居住地付近のPM2.5濃度も減少する傾向が見られます。さらに防音壁や空気を浄化する光触媒塗装が設置されています。排気ガスに苦しめられた公害訴訟当時と比べると、現在我々が生きている環境ははるかに良くなっているが、歴史の教訓は忘れるべからず、環境の大切さは常に頭に入れるべきではないかと思います。

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次に、地域すべての住民がより良く暮らせるよう旨とする高齢者介護施設あおぞら苑が紹介された後、神崎川の様子を見に行きました。昔神崎川沿岸に工場がたくさん稼働していた、そのため水質汚染も深刻でした。今は表面の汚染はなくなりましたが、川底に沈殿した汚染物質を浄化するまで、まだ課題はたくさんあります。

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そしてドブ川から再生してきた大野川緑陰道路に足を踏み入れました。地域の舟運や治水に利用された大野川は、工場排水によって河川の汚濁が目立つようになり、環境改善として1970年代頭くらいに埋め立てられました。埋め立て前に大阪市は跡地に高架道路を建設する計画を発表しましたが、公害に苦しめられた西淀川区民に反対され、最終緑陰道路が造られたと藤江さんが紹介してくれました。

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「なんかちょっと実感ないですね」、「50年くらい前の話ですからね」、「だから実際のところを見て回ることは大事ですね」などと修習生が感嘆しました。
しばらく歩いてあおぞらビルにつきました。5階の資料館で、休憩しながら公害訴訟の記録資料とあおぞら財団設立経緯をビデオで見ました。

そして、3階のグリーンルームで公害被害者岩本さん自身の公害病の話を聞きました。ぜん息が起こった夜の咳き込み、続発症である中耳炎による聴覚障害、大気公害の公害者はずっとこのような病魔と闘って続いているほか、公害患者に対する世間の偏見は、知らず知らずのうちに彼らの心にもより孤独の色をかけてしまいました。

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心を打たれる修習生たちから、被害の現場・被害者の立場から物事を考えることが大事だ、などの感想が寄せられました。それに対して、岩本さんが「是非、良い法律家になってください」と励ましの言葉をかけました。
人間社会の発展とともに公害はだんだん減っていくかも知れないが、新たな課題や紛争は現れ続けています。現場・被害者の状況を十分考える上で、自分の心にある天秤に従い判断を下すのは、「良い法律家」の基本じゃないかと思います。

王 子常(あおぞら財団アルバイト)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2022年4月8日5:42 PM
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