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大阪民医連医学生 視察受け入れ

日時:2012年6月3日(日) 10:00~15:00

大阪民医連の職員さんと学生さん、合わせて14人でフィールドワークを行いました。

テーマは「公害」と「エネルギー問題」です。

午前中は資料やパワーポイント、ビデオを用いて、西淀川公害及び自然エネルギーについて学んでもらいました。

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続いて、公害患者の岡崎久女さんにお越しいただきました。

ぜんそくの苦しさ、当時の周りの目や、それでも原告となったいきさつなどをお話していただきました。

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最後に学生たちに「患者の声を聴く医師になってほしい」と願っておられました。

質疑などの後、学生たちで感じたこと、学んだことを討論、発表しました。

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「公害=死につながる、とはイメージしていなかった」

「(医師になったら)患者さんを機械的に診るのではなく、一人一人の背景まで含めて診れれば」

「講義やニュースで情報を得るだけでなく、現地へ行くなど自分で見聞きすることが重要」

など、患者さんの声を聴いたことにより、多くのことを得られたようでした。

午後からは車で移動し、東淀川区の特別養護老人ホーム「さわやか苑」さんの太陽光発電の見学に向かいました。

さわやか苑の屋根についている太陽光パネルは、独立行政法人NEDOと自治体の補助金及び地域住民の方々の寄付を募って設置した「市民発電」です。おそらく大阪市で唯一と思われます。

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こうした施設への太陽光パネルの設置に、皆さん感心しておられました。

短い時間ではありましたが、

医学生のみなさんが医者になったとき、何を思い、どう患者さんと向き合うか、

また一人の人間として社会(エネルギー問題等)とどう関わるかのヒントを得てもらえたかなと思います。

将来、患者さんのことを第一に考えてくれるお医者さんになってくれるといいですね。

(インターン 平田)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年6月4日1:32 PM

大阪市立大学 除本ゼミ受け入れ

2012年5月27日15:30-18:00
大阪市立大学の除本理史先生と、3回生のゼミ生3人とフィールドワークを行いました。
出来島駅に集合して、43号線、千北診療所、あおぞら苑、大和田街道、大野川緑陰道路、あおぞら財団というコースです。
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日曜日なので、車が少ないです。
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除本先生は、あおぞら苑1号店はご存じだったのですが、2号店は初めてで、立派な外観と露天風呂、そしてお庭に驚いておられました。
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最後は、あおぞら財団と一緒に何ができるかなと相談しました。
市民共同発電所に取り組みたいねという話しになりましたが、さてさて、どうなることか、これからの展開が楽しみです。
(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年5月28日11:19 AM

大阪経済大学 柏原ゼミ受け入れ

2012年5月26日
ECOまちネットワークでお世話になっている柏原誠先生が、3回生のゼミ生を連れて、あおぞら財団を訪問してくれました。
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3回生ゼミ生が5名、4回生ゼミ生が2名の7名です。(あと先生なので総勢で8名)
御幣島駅で集合して、歌島橋交差点と緑陰道路をフィールドワークしたのちに、
西淀川公害と、あおぞら財団の説明を行いました。
その後、4回生の岸田君と山崎さんから、キャンドルナイトについての話をしてもらいました。
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そう、この二人は3回生の時から、キャンドルナイト実行委員会として活動しているのです。
柏原ゼミ生は、必ず、地域の団体と一緒に活動をすることになっているのです。
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いいこと書いてますよね。いろいろな世代と交流することで、彼らのコミュニケーション力がアップして、市民力が付くんですよね。
ぜひ、3回生のみなさんも、あおぞら財団の活動に参加してもらえればと思います。
この後、4回生の二人は6月に行うキャンドルナイトのポスターを作って帰ったのでした。
よく働くね!えらい!(林)

日中共同SD(持続可能な発展)人材育成事業 春季研修受け入れ(5/25)

日 時=2012年5月25日(金)10:00~17:00
参加者=中国からの研修生9人、通訳1人、コーディネーター1人P1180920

京都大学が窓口となっている「日中共同SD(持続可能な発展)人材育成事業春季研修」として、西淀川のフィールドワークをおこないました。

西淀川公害の説明、ビデオ視聴のあと、あおぞらビル屋上から周辺を見学しました。
次にバスにて、大和田西交差点、国道43号、出来島小学校、中島工業団地や尼崎を回りました。
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「国道43号沿いにある出来島小学校をなぜ道路から離れたところに移設しないのか?」といった質問がありました。

あおぞらビルに戻って、和田美頭子さんと森脇君雄さん(西淀川公害患者と家族の会)のお話を聞きました。

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地域再生の活動紹介のあと、それぞれワークシートに感想などを記入しました。ワークシートの最後の質問「今日の話を聞いて、自分の仕事に活用できそうなことは何ですか」については、一人ひとりスピーチしていただきました。

「日本の高度経済成長では発展によって失われたものがあることがわかった。中国でも経済と環境のバランスをとりながらやっていきたい」
「日本は環境教育がすすんでいる。子どものときから身につけないといけない。そして、教師への教育も大事」
「国民がどういう意識を持つかが大切だと思う」
などのコメントがありました。

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みなさま、長時間お疲れ様でした。

記・鎗山善理子

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年5月25日8:33 PM

(財)淀川勤労者厚生協会の新入職員研修の受け入れ(4/4)

(財)淀川勤労者厚生協会の新入職員研修の受け入れ(4/4)
日 時=2012年4月4日(水)9:00-15:00
参加者=36人(引率3人含む)
(財)淀川勤労者厚生協会の病院や診療所、薬局などで、この4月から勤務する新入職員33人が、西淀川地域や西淀川公害について学ぶため、あおぞら財団にて研修のお手伝いをしました。
参加者は野里診療所にて、フィールドワークの説明を受け、映像『溝口歯車とその家族』、『西淀川公害を闘う』を視聴しました。
その後、バスにて、ファミリークリニックなごみ、在宅福祉総合センターみてじま、などを訪問しました。
さらに、千北診療所にて、診療所の成り立ちや、公害がひどかったときの病院の役割などを聞きました。
次に歩いて、国道43号へ向かい、自動車の交通量の多さを体感。どのような排気ガス対策があるのかを見学しました。
再び、バスに乗り、中島工業団地、淀川の堤防、福漁港、公害医療センターなどを見学。最後は大野側緑陰道路を歩いて、あおぞら財団に到着。
西淀川公害患者と家族の会の永野千代子氏から自身の被害や、公害反対運動へのかかかわりについてお話を聞き、西淀川・公害と環境資料館を見学し、本日の研修を終えました。
永野氏との質疑応答のいくつかを紹介します。
参加者:
反対運動を続けてきた原動力は何ですか?
永野氏:
よき指導者がいたこと。同じ住むなら、きれいな空気のところに住みたいという気持ち。子ども達に青空を手渡したいという気持ち。
参加者:
なぜ、今も公害がある地域に残って住んでいるのですか?
永野氏:
今まで一生懸命やってきて、ここまで良くなってきた。だから、もっとこの地域を良くしたいから。空気がきれいな田舎に行けば、体にはいいかもしれないが、今までやってきたことが無になるような気がする。他の地域では、公害病をみてくれる医療機関がないことも心配。
西淀川での公害反対運動の中で、医療機関が果たした役割はとても大きいものです。この地域は他の地域と比べて、公害病の人が多いということを疫学的に証明できたのは、公害患者の立場から支援をおこなった医療機関があったからです。そうした歴史の上に今があることをこの研修を通じて、あらためて感じました。
鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

日 時=2012年4月4日(水)9:00-15:00

参加者=36人(引率3人含む)

(財)淀川勤労者厚生協会の病院や診療所、薬局などで、この4月から勤務する新入職員33人が、西淀川地域や西淀川公害について学ぶための研修を、あおぞら財団がお手伝いしました。
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参加者は野里診療所にて、フィールドワークの説明を受け、映像『溝口歯車とその家族』、『西淀川公害を闘う』を視聴しました。

その後、バスにて、ファミリークリニックなごみ、在宅福祉総合センターみてじま、などを訪問しました。

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さらに、千北診療所にて、診療所の成り立ちや、公害がひどかったときの病院の役割などを聞きました。

次に歩いて、国道43号へ向かい、自動車の交通量の多さを体感。どのような排気ガス対策があるのかを見学しました。

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再び、バスに乗り、中島工業団地、淀川の堤防、福漁港、公害医療センター、姫島診療所などを見学。最後は大野川緑陰道路を歩いて、あおぞら財団に到着。

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西淀川公害患者と家族の会の永野千代子氏から自身の被害や、公害反対運動へのかかかわりについてお話を聞き、西淀川・公害と環境資料館を見学し、本日の研修を終えました。

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永野氏との質疑応答のいくつかを紹介します。

参加者:
反対運動を続けてきた原動力は何ですか?

永野氏:
よき指導者がいたこと。同じ住むなら、きれいな空気のところに住みたいという気持ち。子ども達に青空を手渡したいという気持ち。

参加者:
なぜ、今も公害がある地域に残って住んでいるのですか?

永野氏:
今まで一生懸命やってきて、ここまで良くなってきた。だから、もっとこの地域を良くしたいから。空気がきれいな田舎に行けば、体にはいいかもしれないが、今までやってきたことが無になるような気がする。他の地域では、公害病をみてくれる医療機関がないことも心配。

以上

西淀川での公害反対運動の中で、医療機関が果たした役割はとても大きいものです。この地域は他の地域と比べて、公害病の人が多いということを疫学的に証明できたのは、公害患者の立場から支援をおこなった医療機関があったからです。そうした歴史の上に今があることをこの研修を通じて、あらためて感じました。

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年4月4日9:57 PM
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