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ブログカテゴリー » にしよどがわこどもエコクラブ

淀川の秋の風物詩・・・ハゼ釣り


この時期、淀川の橋を渡る時、河川敷に目をむけると、釣りをしている人が目につきます。
ハゼ釣りを楽しむ人たちです。

10月5日、有志で淀川へハゼ釣りに行きました。
ハゼ釣りはとても簡単な釣りで、子供から大人まで誰でも楽しめます。

参加した人は、全部で11人。
小学生3人、高校生2人、大学生1人、大人5人、とさまざまな年代の人が集まって、
和気藹々と釣りを楽しみました。

まず最初に釣りの名人、撫坂博司先生のお話をききました。
撫坂先生が子供のころは淀川で泳いだりもしていたそうです。

雨のふる中でしたが、午前中だけで全部で35匹のハゼがつれました。
中には5匹以上釣りあげている人も。

釣ったハゼはその場で天ぷらにして食べました。

水質汚染の公害がひどかった時代は、汚れのせいでハゼもいなかったという淀川ですが、
今はまた、ハゼがつれたり、シジミがとれたり、生物がすめる川になりました。

いつまでもいろんな生物がすめる川にしていたいものです。




Filed under: にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年10月5日2:55 PM

セミ新聞の展示紹介


9月10日(水)
コンソーシアム京都 京都外大インターン生 3回生 佐多一弘

8月28日、セミの抜け殻調べがおこなわれました。そのときに子どもたちが作ってくれた「セミ新聞」が西淀川図書館で展示されています!今日は1つずつ紹介したいと思います。子どもたちの力作です。

セミ新聞の他にも、あおぞら財団の展示コーナーがありますので皆さんお時間ありましたら、ぜひお立ち寄りください。
★期間★2008年9月2日(火)〜10月30日(木)
休館日:9/8、9/22、9/29、9/30、10/6、10/14〜10/20、10/27

★開館時間★火曜日〜金曜日  10時〜19時
土曜日・日曜日・祝休日 10時〜17

★場所★西淀川図書館(大阪市西淀川区御幣島1-2-10)
TEL 06-6474-7900
     最寄り駅 JR東西線「御幣島(みてじま)」駅下車 ①出口スグ

●なかよし学童


新聞らしいデザインですね。箱の中にはどんな抜け殻がいるのでしょうか!?

●イルカクラブ


セミの絵がいっぱい描かれてますね。発見のポイントもかかれています。

●かみの学童


きれいなレイアウトですね。右上の抜け殻がリアルです。

●たんぽぽ学童


2008年!が個性的ですね。カラフルに仕上がっています。

●ガールスカウト26団


傘の柄のところに抜け殻をはってあります。インパクトありますね。

●青チーム


木登りまでしてとってくれた抜け殻があります。青チームがんばりましたね。

●抜け殻の数


今回採取できた抜け殻の数を書いた表です。

残念ながら私は参加できなかったのですが、ずっとセミの抜け殻調べに携わっていたので、みんなの書いた新聞を見て、うれしくなりました。
来年こそは是非参加したいですね。




Filed under: インターン生,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年9月10日11:28 AM

セミの抜け殻しらべ


あおぞら財団ビルにて

桃山学院大学3年 平野早希子

先週の23日(土)に開催する予定だったのですが、あいにくの雨で延期になり、28日(木)に開催することになった“セミの抜け殻調べ”。今日も朝から雨が降っていましたが、出来る範囲で実施しました。
セミが生息できる場所は、種類によって異なっています。なので、セミの抜け殻を調べることにより、その地域の環境状態が把握できます。
今回は、あおぞら財団の向かいにある大野川緑陰道路で開催しました。雨の中、全員で54人が参加しました。(大人やスタッフを含む)
10時半になり、全員があおぞら財団ビルの3階に集まりました。最初に、自己紹介をして、インターン生の野田くんが“菜の花プロジェクト”について説明をしました。そのときに、廃油回収も行いました。

次にセミの抜け殻の見分け方を、クイズ形式にして説明をしました。

クイズを出題すると子どもたちが興味を示し、積極的に参加してくれました。

そして全体の説明が終わり、セミの抜け殻集めに出発————!!!!
小雨が降っていましたが、子供たちはお構いなしに緑地通りに向かって、元気いっぱいに走り出していました。

そしてセミの抜け殻を発見した瞬間、「あったーーー!!!」と大きな声を出して、積極的に採り、木に登ったりしていました。

何人かの女の子は「気持ち悪い〜」といいながらも、目を輝かせて楽しそうに抜け殻を探していました。

みんな笑顔いっぱいにして、セミの抜け殻のおもしろ写真を撮るなど、セミの抜け殻に夢中になっていました。

しかし30分後、雨がひどくなってしまい途中で抜け殻集めは終了しました。
みんな夢中になって集めていたので、とても残念でした。

11時半ごろ、あおぞら財団の3階に戻り、みんなで昼食をとりました。
そのあと各グループでセミ新聞の作成をし、グループ発表をしてもらいました。一つ一つのグループに個性があふれていて、素晴らしい作品が出来上がりました。グループの中には、写真からセミが出てきているような立体的な作品や、雨だったので傘をメインに描いている作品もありました。また、今回上田のおっちゃん賞というものがあり、各グループが発見賞など様々な賞をもらい、とても喜んでいました。

今回セミの抜け殻を集めた合計は、クマゼミの抜け殻がオス119匹、メスが121匹で合計240匹集めることができました。
雨の影響で、いつもより抜け殻の数が少なかったですが、みんなとても楽しんでいて、嬉しかったです。
残念ながらアブラゼミは、発見することができませんでした。クマゼミは乾燥した場所を好み、自然の少ない都市でも生きていける強いセミです。これに対して、アブラゼミは地面の湿った所を好み、里山などに多く生息します。したがって、アブラゼミがいる地域の方が、自然が良好ということになります。少し残念な結果です。

また、みんなの協力のおかげで、廃油を約3リットル回収することができました。廃油を集めて精製することによって車やバス、船などが動く燃料(BDF)を作ることが出来ます。自然のサイクルを利用することで、未来の地球は守られていくものだと確認しました。

私は、雨で“セミの抜け殻調べ”が延期になっていなければ、このイベントに参加していませんでした。前日に参加が決まり、会場準備からお手伝いさせていただきました。このときに、大野川緑陰道路に下調べに行ったのですが、虫にビクビク反応していました。実は虫が大の苦手で、セミの抜け殻なんて見たことも触ったこともありませんでした。本音をいえば、抜け殻探しには、いきたくないなと思っていました。
けれど、このイベントを通して子供たちと触れあう経験や、セミの抜け殻を探す経験など、人生で初めての経験をさせていただきました。
子供たちは部屋に入ったときから、元気いっぱいで、笑顔が絶えない子たちばかりでした。最初は驚きましたが、たくさん元気をもらいました。そして、セミの抜け殻を集めているときに、子供たちはまだ枯れていない枝に産卵痕がついているのを発見したり、脱皮の途中で死んでしまった抜け殻を発見していました。このとき、子どもの目線から見えるものは大人の視点とは違い、素晴らしいものだなと感じました。そして、目を輝かせてセミの抜け殻を発見する子どもたちが、とても可愛くて一緒にいて優しい気持ちになりました。
また、菜の花プロジェクトやセミの抜け殻調べで、都市化によって虫の生息できる地域が限られている問題や、生活に必要な燃料を自然から得る計画が実行されていることを知りました。このとき私は、私たちが地球を守るという考えを持つことが大切だと思いました。なぜ、このような公害問題に関心を持つ人が少ない社会になってしまったのか疑問に思いました。
私は今回このイベントに参加できて、本当によかったです。将来の地球のために出来る限りのことを実行していきたいと思います。そして、“セミのぬけがら調�
��”を通して、子供たちが将来大人になるまで、この体験を心に留めて、環境問題に関心を持ってくれることを願っています。


<スタッフや他のインターン生たちの感想>
●山本 康子さん(ガールスカウト26団リーダー)
あいにくのお天気でしたが、子どもたちは雨にも負けず、蚊の攻撃にも負けず、
たくさんのぬけがらを採取して、たくましさを感じました。
もっと、森のような緑陰道路で、いろいろな動植物が出現するようなところになり、
子どもたちが、遊べるようになればいいなぁ〜と 空想していました。
大人が子供の頃の気持ちを思い出すような西淀川になってほしいですね。
●野田 健太くん(大阪経済大学3年)
28日(木)の“セミの抜け殻調べ”というイベントがあり、学童保育の子どもたちとあおぞら財団の向かいにある大野川緑陰道路で、セミの抜け殻を探しに行きました。大学生になってみると、小学生の子どもたちと触れ合える経験なんて、インターンシップのこういう場を借りないと、もう子供たちと触れ合える機会なんてもうないんじゃないかなと思って、あおぞら財団をインターンシップで選択させていただいた理由のひとつです。
そしてもうひとつの理由は、僕は学童保育のアルバイトをさせてもらっていて、とても元気なこの子どもたちの将来の地域環境は、どうなってしまうのか、幸せで、元気に暮らせるような街中になるような現状に今あるのかどうかということを確かめたくて、あおぞら財団で地球環境問題・公害問題を詳しく勉強したいと思いました。
僕の働かせてもらっている小学校の学童の子どもたちも、今日セミの抜け殻のイベントできてくれた子どもたちも、大人になったら失ってしまうような目の輝き、そして元気さを持っています。そして、子どもたちと遊んで、体験学習をすると、「癒し」のようなものがあり、自分の疲れも取れ、元気になってくる。子どもたちは、そんな力を持っているので、僕は、子どもたちが大好きです。
●稲野 宏樹くん(大阪経済大学3年)
セミは環境によって種類が変わり、都会になるほどクマゼミが多くなるそうです。
私のまちでは、子供の頃はクマゼミとアブラゼミが鳴いていましたが、現在では、アブラゼミの鳴き声を聞くことがなくなりました。
このイベントでは200以上ものぬけがらを集めましたが、残念ながらすべてクマゼミでした。
いつの日か、自然があふれる所にしかいないセミが鳴いているところがみたいと思いました。
●畠山 貴子さん(桃山学院大学3年)
小さい頃、セミを取ったことはあったけれど、抜け殻を取るのは初めての経験で、どうなんだろうと思っていました。でも意外と楽しかったです。
こどもたちも楽しそうで、良かったです。だけど雨が降っていなければ、もっと楽しむことができ、写真もとれたのではないかなと思うと残念です。
でも本当に今日は貴重な体験が出来て、本当に良かったです。


Filed under: にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年9月1日10:44 AM

「たんぽぽ博士」誕生!


「もう大丈夫。セイヨウタンポポとカンサイタンポポを見分けることができるよ」——日本に昔からあるタンポポを探す「タンポポ調べ」が4月26日、大野川緑陰道路で実施しました。この日の調査には、学童保育所やガールスカウトの子ども達50人が参加。半日かけて緑道の約半分を歩いて、3カ所・7株のカンサイタンポポを発見しました。

カンサイタンポポ(在来種)は、日本に昔からあるタンポポで、里山など農村的環境で生育し、虫や蝶がいないと子孫を増やすことができません。一方、セイヨウタンポポは荒れた土地やコンクリートの隙間でも根を張り自家受粉で広がります。

見分け方ですが、タンポポの花の裏をみてください。

総苞外片(花びらのまわりをとりまくガクのような部分)がそりかえっているのが、セイヨウタンポポで、まっすぐ上をむいているのが、カンサイタンポポです。

ちがいがわかりますか。

セイヨウタンポポ(総苞外片がそりかえっている)

カンサイタンポポ(総苞外片が上をむいている)

あおぞら財団では、このタンポポの違いを使って、まちの「自然度をはかろう」と長年子ども達といっしょに調査を続けています。あなたもぜひ「タンポポ博士」になって、近くの公園や緑陰道路を調べてみませんか?

お問い合わせは、あおぞら財団まで。


Filed under: にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年5月7日7:00 PM

セミのぬけがら調べ


あおぞら財団 インターン 同志社大学 島中裕子

2007年8月18日(土) 晴天◎ 10:00〜14:30
とっても良いお天気の中、にしよどがわ子どもエコクラブで、“セミのぬけがら調べ”が行われました!!
そもそも“セミのぬけがら調べ”とは、セミのぬけがらを調べることから、その場所の環境の状態を知ろう!というものです。セミは、種類によって生息する場所が異なるので、セミの種類と数から、その環境状態を探る指標となるのです。さらに、ぬけがらを扱うことで、生きている生物を殺したり傷つけたりすることなく調査が出来るという利点もあります。

当日は、なんと67人の小学生が参加してくれました!

まず、10時に、会場の西淀川区民ホール(エルモ西淀川)に集合し、全体説明を受けた後、いよいよ、セミのぬけがら集めへ! 
今回は、大野川緑陰道路を、南(エルモ西淀川⇔43号線)と北(大島橋⇔エルモ西淀川)の二手に分けて調査を行いました。今年は猛暑で、日中は37度を超える暑さでしたが、子ども達は、本当に元気で、みんな積極的にセミのぬけがらを集めたり、オスかメスか見極めたり、おもしろいぬけがらを写真でとったり、本当に楽しそうでした。時間的に、ちょうどセミの鳴かない時間帯で、鳴き声があまり聞こえなかったのが少し残念でした。

下の表は、今回見つかったセミの種類と数、特徴をまとめたものです。


表2からも分かるように、クマゼミは乾燥した所を好むため、緑地の少ない都市化の進んだ場所でも生息することができます。これに対して、アブラゼミは里山などの地面の湿った所を好むため、アブラゼミが生息する方が、自然度(自然の豊かさの度合い)が高いことになります。
実は、これまで大野川緑陰道路で実施した調査結果と比べると、今回は、アブラゼミがやや多い方でした。この結果からだけだと、安易に環境が良くなったとは言い難いですが、もしかしたら良い兆候なのかもしれませんね!
また、道路には、所々にセミクイズが設置してあり、グループごとに答えを考えました。みんなで一緒に考えることで、初めて出会った子ども達の絆も深まったように感じました。


採集は1時間ほどで引き上げて、エルモ西淀川に戻り、みんなで昼食をとりました。そしてその後、グループごとにセミ新聞を作り、みんなの前で発表してくれました。どのグループも、短い時間で、本当に素敵で個性的な新聞をつくってくれました。それから、クイズの答え合わせをして、最後のまとめをして、解散となりました。

 ※子どもたちのつくったセミ新聞はコチラ

私は、今回の“セミのぬけがら調べ”を準備段階からお手伝いさせて頂きました。当日に参加してくれた子ども達への配布物の整理や、区民ホールに展示するものの作成、前日には、実際に、大野川緑陰道路に下調べにも行きました。私は、これまで、セミのぬけがらを集めるという体験したことがありませんでした。どちらかと言うと、昆虫が苦手なので、最初は正直、あまり乗り気ではありませんでした(笑) でも、今は、参加して本当に良かったと感じています。実際に、子ども達と触れ合うことで、色々な刺激をうけることができたし、とにかく子どもって、本当に本当にかわいいです!!
中には、生きているセミを捕まえて新聞に貼ろうとしている子もいました。でも、「自分がセミだったらどう思うか考えてごらん」と言われて、最後には、ちゃんと逃がしてあげていました。きっとその子にとっては、環境を学ぶ以上に、大切なものを学んだのではないでしょうか。
今回の“セミのぬけがら調べ”は、環境の自然度を知ることが目的でしたが、まだまだ子ども達にとっては、難しかったかもしれません。それでも、今回の経験が、彼らの記憶に残ることで、もう少し大きくなったとき、環境問題により多くの関心を持つ良いきっかけとなればなと感じました。






Filed under: インターン生,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2007年8月20日6:02 PM
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