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ブログカテゴリー » フードマイレージ

高槻市教育委員会でフードマイレージゲームをやりました

2011年1月11日 15:45~17:00
高槻市教育委員会の総合学習部会に呼ばれて、フードマイレージゲームを行いました。
参加者は高槻市内の小学校の先生15名でした。
同じグループになった人が1つの家族として、買い物の行き先、移動手段などを決め、夕食の献立を考えて食材を買うところからスタートしました。
やはり寒いので3つの家族のうち2つの家族冬の定番「お鍋」を作ろうということになり、残りの1つの家族はカレーを作ろうということになりました。
食材を買う際には、「国産のものなら大丈夫」であるとか、「10円はお店の人にまけてもらおう」というような意見も出ていました。
実際に買った献立からフードマイレージの量を示す星の数を数えると、「国産のものなら大丈夫」と言っていたグループの星が最も多く、北海道産の野菜を多く購入していました。
「普段の買い物では安全を意識していたが、環境についてまでは意識していなかった」「環境について考え食材を選ぶことと、家計や安全について考えることは必ずしも一致しないが、全体的に考えてなければならない」などの感想が挙がっていました。
今回はすべての家族が徒歩、自転車で買い物に行っていたので、逆転はありませんでした。
今回、たくさんの方が参加してくださって嬉しかったです
先生方から、また子どもたちにもひろがっていけばなぁと思います。
お仕事終わりに参加されたみなさん、ありがとうございました。
記:相澤

2011年1月11日 15:45~17:00

高槻市教育委員会の総合学習部会に呼ばれ、高槻市教育研修センターにてフードマイレージゲームを行いました。
参加者は高槻市内の小学校の先生15名でした。

同じグループになった人が1つの家族として、買い物の行き先、移動手段などを決め、夕食の献立を考えて食材を買うところからスタートしました。

やはり寒いので3つの家族のうち2つの家族冬の定番「お鍋」を作ろうということになり、残りの1つの家族はカレーを作ろうということになりました。

P1150940

食材を買う際には、「国産のものなら大丈夫」であるとか、「10円はお店の人にまけてもらおう」というような意見も出ていました。

実際に買った献立からフードマイレージの量を示す星の数を数えると、「国産のものなら大丈夫」と言っていたグループの星が最も多く、北海道産の野菜を多く購入していました。

「普段の買い物では安全を意識していたが、環境についてまでは意識していなかった」「環境について考え食材を選ぶことと、家計や安全について考えることは必ずしも一致しないが、全体的に考えてなければならない」などの感想が挙がっていました。

今回はすべての家族が徒歩、自転車で買い物に行っていたので、逆転はありませんでした。

今回、たくさんの方が参加してくださって嬉しかったです。
先生方から、また子どもたちにもひろがっていけばなぁと思います。

お仕事終わりに参加された先生たちの熱意にも感激しました。

記:相澤

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2012年1月12日4:04 PM

生物多様性WS 開催しました

12月10日(土)、11日(日)の2日間にかけて
「生物多様性の愛知目標達成のために私たちができる100の提案づくりワークショップ」
を開催いたしました!

大阪近郊だけではなく、山口や名古屋など広い地域から参加者35名(1日目34名、2日目31名)の参加者にお集まり頂きました。

今回は豪華講師陣8名の方々にきていただき、フィールドワークや意見交換も盛りだくさんのイベントとなりました。

「生物多様性条約実現のための」ワークショップは各地で開かれていますが、
「愛知目標(ターゲット)実現のための」一般からの提案作りは本イベントが世界初!?との事で、
気合いが入ります。

_______________________________________

【1日目】
12月10日(土)10:00~17:00
会場:あおぞらビル他

初めに担当の小平からの主旨説明の後、
長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター)から
「生物多様性」の意味や、生物多様性を取り巻く国際問題について
やさしく解説して頂きました。
1長野氏

長野さんには本イベントの企画・運営コーディネーターもしていただきました。

続きまして、草刈秀紀さん(野生生物保護学会フォーラム誌編集委員、国際自然保護連合(IUCN))から
愛知目標とは何か、内容と国内外の位置づけについてお話しいただきました。
1草刈氏

愛知目標は、5つの戦略目標と20の個別目標に分かれています。
後に2日目のワークショップで出た提案を、これらの目標別に分類します。

お昼前には石井実さん(大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科)より、
身近な生物多様性についてお話しいただきました。
1石井氏

特に印象的だったのが、「たこ焼きから考える生物多様性」とのことで、
生地や具の食材、調味料やソース、また鰹節作りに必要なカビや食材のエサも含めて、
多くの生物種が関わっており、
大阪の食文化は約38億年の進化の中ではぐくまれた生物多様性に支えられているという話題でした。

お昼休みにはカフェスロー大阪のお弁当と、淀川産のしじみ汁を頂きました。
1お弁当

このお弁当、実はベジタリアンフードで、お肉が使われていないんですよ!
淀川産のしじみも肉厚でダシがよく出ていました。どちらも美味しくいただきました。

お腹も満たされたところで…

長野さんから「食料品売り場から考える生物多様性」についてお話頂いたあと、実践ということで関西スーパー大和田店の食料品売り場にてフィールドワークを行いました。
1緑道

大野川緑道を歩いて向かいます。
寒いですがお天気にも恵まれ、自然観察しながらの楽しい移動時間です。

関西スーパーでは、食材の産地や栽培方法(有機栽培かどうか)、マーク(フェアトレード認証など)を調べ、5つの班ごとにシートに記入しました。

その後、福駅近くの会議室で行った意見交換では、加工食品の産地表示やマーク認証された食品が少ない、もっと増やすよう一般から意見を出すべきではないかという意見が出されました。

さらに橋本正弘さん(日本野鳥の会大阪支部長)の案内で、淀川河口の野鳥観察を行いました。

1野鳥観察

淀川に訪れる様々な野鳥の中で、この日はカンムリカイツブリやユリカモメ、船着き場にはヒドリガモやホシハジロ、アオサギが見られました。
ユリカモメは夜は大阪湾で休みますが、日中は淀川をさかのぼってエサをとるそうです。

最後に漁港にて北村英一郎さん(大阪市漁業協同組合代表理事組合長)から大阪湾で行われる漁についてご説明頂きました。
1漁港

北村さんには、お昼に頂いたしじみを提供していただきました。ごちそうさまでした。

1日目は生物多様性の意味や、日常生活との深い関わりを考える一日になりました。
解散した頃には外が暗くなっていました。

_______________________________________

【2日目】
12月11日(土)10:00~17:00
会場:新梅田シティ 梅田スカイビル

この日は経済や企業の取り組みから見た生物多様性についての講演のあと、2日間のまとめとして提案作りを行いました。

最初に西宮洋さん(前財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)東京事務所所長代理)より、TEEB報告書や生物多様性の経済的価値についてお話頂きました。
2西宮氏

佐々木正顕さん(積水ハウス株式会社環境推進部部長)からは、積水ハウスが取り組んでいる生物多様性保全への取り組みを挙げ、企業の役割などをお話頂きました。
様々な考え方の人を生物多様性保全に巻き込むには、その人の価値観に合わせて説得をする必要がある、それをしない事は多様性を否定することにもなる、というお話に感銘を受けました。

この後、梅田スカイビルに隣接している「新・里山」を見学しました。
2佐々木氏

会議室からもよく見えます。都市の中の身近な緑として環境教育やボランティアの場となっているようです。
2新里山上

お昼はカフェスロー大阪のお弁当と紅茶を頂きました。

午後は、原野スキマサさん(国連生物多様性の10年市民ネットワーク幹事)より、NPO・NGO、企業や個人の実践例を紹介して頂きました。
2原野氏

市民団体等が愛知目標達成に向けた取り組みを宣言することで参加する「にじゅうまるプロジェクト」、これからも広まっていくことを願います。

この後、お待ちかねの提案作りに入ります。

長野さんから「生物多様性の保全 各地の地方自治体の事例」の紹介を受けた後、5班に分かれて提案を作っていきます。
イベント名の通り、目標は100個です!
2WSワーク

各自が出した提案をカテゴリごとに分け、提案を実現するための役割を「国」「地方自治体」「企業」「NGO」「個人」に分類し、それぞれのカテゴリを愛知目標の戦略目標A~Eに分類しました。

各班でまとめたものは参加者同士で回覧しました。2ws (2)

参加者それぞれの視点から、ユニークな提案がいくつも挙がりました。
ワークシート完成

会議室からは、1日目に訪れた漁港が夕日に映えてみえました。

夕日と淀川

_______________________________________

2日間にわたる生物多様性WSが無事終了いたしました。

今回は講師の皆さまと、普段から生物多様性保全について積極的な活動を行っておられる方や今回が初めてという方、様々な立場の方々の交流の場ともなりました。
本イベントは、愛知目標実現に向けた大きな一歩になったと思います。

出た提案は後日あらためて報告します。
ご期待ください。

生物多様性WSスタッフ 大阪府立大学 北野絵理

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ,環境学習,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2011年12月21日4:54 PM

西淀川図書館で紙芝居を読みました(歌島中学校2年生)

2011年12月17日(土)14:00-14:30

西淀川図書館で「中学生がよみきかせる環境問題えほんとかみしばい」が開催されました。

SN3J0734

斉藤館長が「ばけもの寺」

歌島中学校2年生の二人が西淀川ESDがつくった「さあ!はじめよう

私が「どっちかう?(フードマイレージ紙芝居)

を読みました。

歌島中学校の生徒さんは図書館に職場体験に来ていた二人でした。

中学校のときから社会への接点があるっていい事だなぁと思います。

紙芝居を聞いてくれた小学生達は口ぐちに「楽しかった!」と言っていました。

「1学期に先生が紙芝居を読んでくれたんやけど、それをすごい覚えている。だから今日の紙芝居も忘れないと思う」

「紙芝居は自分で読んでも面白くない。読んでもらったらやっぱり楽しい!!」

うれしいですね。こういう機会を作って下さった図書館に感謝します。ありがとうございます。(林)

甲南高等学校3年生でフードマイレージ買物ゲームをしました。

2011年10月31日9:20~10:50

甲南高等学校の英語の時間に呼ばれまして、フードマイレージ買物ゲームを実践してきました。

男子校です。私の記憶が正しければ、男子校で初めての実践じゃないでしょうか。

食事考えるのがめちゃめちゃ楽しそうです。

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楽しそうでしょ?

メニューは「ザ・男子高校生」。魚と肉の両方を選んでいるのです。「緑がない」と言ったら、がんばってサラダを考えたり、「汁ものは?」と聞いたら、たまごスープをつけたり。少しヒントを出すといろんなメニューを考えていました。

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高校生がカルパッチョとは・・・モダンですよね。トマトをスープに入れるかどうかで話し合っていたチームもありました。

結果はこちら。

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現代チームが多いですよね。

夏野菜カレーが北海道産が多かったこと、そして、バナナ・オレンジといった輸入果実を選んだことで多くなってしまいました。

物流と環境の話をみんなが興味深く聞いてくれました。西淀川や尼崎出身の生徒もおり、道路沿道の公害については実感を持って感じてもらったようです。

担当の英語の先生からは「教材を英語にしてもらえるとうれしいなぁ」なんて要望が飛び出ましたが、さてさてどうしましょうか。

とっても楽しい時間でした。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ,環境学習,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2011年11月1日5:02 PM

滋賀県立大学でフードマイレージ買物ゲームをしました

2011年10月27日

もう5年になるでしょうか。毎年滋賀県立大学の環境政策・計画学科政策形成・施設演習に呼んでもらっています。

フードマイレージ買物ゲームダイヤモンドランキングをみっちり3時間実践します。

50人の授業でしたが、地域別にグループをわけて実践です。出身地別に分けると地域の個性が出て面白いです。

一生懸命食材を選んでいます。

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大学生ノリノリです。絵を書いている時のこの足!!

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完成した食事はこちら

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結果はこちら

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現代秋チームがフードマイレージが少なかったのでした。全部の食品がフライというなかなか油ギッシュな食事内容でしたが・・・

つづいて、資料になったつもりでダイヤモンドランキング。

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みんな必死に政策を考えています。個人で考えた後は、グループで1つの製作を考えます。ここで地域別に作ったチームが生きてきます。

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東海チームは豊田市を選択。車の単体規制をおこなって環境に貢献しようとしています。だからコンパクトシティは下位の製作になるんですよね。

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大津市は農業とコンパクトシティーを大切にする政策でした。

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もう1つの滋賀チームは彦根を選択。彦根はなかなかロードサイドショップが多くて車がないと移動できない街になりつつありますが、コンパクトシティを目指して農業を推進するという選択肢を選びました。

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短時間によくまとめたなと思ったのは大阪のチーム。大阪市には農地が少ないので、農業政策が下位になっていますが、コンパクトシティと物流を変革する道を選びました。

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とっても難産だったのが京都のチーム。環境にやさしい車の普及をトップに据えたいと願ったのですが、次点での、農業推進課、それとも売り場の充実かという、卵が先か鶏が先かの論争でわかれてしまったそうです。

聞くばかりの授業ではなくて、こうやってみんなで話し合って答えを出していくワークショップは初めてだったそうで、戸惑っている人も多くいました。私がコック姿をして取り組んでいると「衣装まできるんだ・・・」なんて声も上がっていましたが、「こういう授業はのったほうが勝ちだよ」なんて声を掛けたり。そんな声を発した彼も、最後はダイヤモンドランキングをしきってくれるまでに。参加型学習の楽しさが伝わったようで何よりです。(林)

おまけ コック服です。

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