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ブログカテゴリー » 環境学習

教育研究会が見学研修に来てくれました


2008年9月9日

大阪市中学教育研究会特別活動部の2ブロックが
見学研修としてあおぞら財団にこられました。

これも、ESDの縁で、中高交流事業で知り合いになった先生が企画したものです。

自転車マップや地域調べ、菜の花プロジェクトやフードマイレージなど
生徒会活動や総合的な学習でできることの参考になればと
活動を紹介しました。

廃油回収に関心がある学校もあり、ESDの輪が広がっていくといいなぁと思います。






Filed under: 西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2008年9月11日4:58 PM

セミ新聞の展示紹介


9月10日(水)
コンソーシアム京都 京都外大インターン生 3回生 佐多一弘

8月28日、セミの抜け殻調べがおこなわれました。そのときに子どもたちが作ってくれた「セミ新聞」が西淀川図書館で展示されています!今日は1つずつ紹介したいと思います。子どもたちの力作です。

セミ新聞の他にも、あおぞら財団の展示コーナーがありますので皆さんお時間ありましたら、ぜひお立ち寄りください。
★期間★2008年9月2日(火)〜10月30日(木)
休館日:9/8、9/22、9/29、9/30、10/6、10/14〜10/20、10/27

★開館時間★火曜日〜金曜日  10時〜19時
土曜日・日曜日・祝休日 10時〜17

★場所★西淀川図書館(大阪市西淀川区御幣島1-2-10)
TEL 06-6474-7900
     最寄り駅 JR東西線「御幣島(みてじま)」駅下車 ①出口スグ

●なかよし学童


新聞らしいデザインですね。箱の中にはどんな抜け殻がいるのでしょうか!?

●イルカクラブ


セミの絵がいっぱい描かれてますね。発見のポイントもかかれています。

●かみの学童


きれいなレイアウトですね。右上の抜け殻がリアルです。

●たんぽぽ学童


2008年!が個性的ですね。カラフルに仕上がっています。

●ガールスカウト26団


傘の柄のところに抜け殻をはってあります。インパクトありますね。

●青チーム


木登りまでしてとってくれた抜け殻があります。青チームがんばりましたね。

●抜け殻の数


今回採取できた抜け殻の数を書いた表です。

残念ながら私は参加できなかったのですが、ずっとセミの抜け殻調べに携わっていたので、みんなの書いた新聞を見て、うれしくなりました。
来年こそは是非参加したいですね。




Filed under: インターン生,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年9月10日11:28 AM

西淀川高校ECCとフードマイレージ買い物ゲーム


9月8日(月)
コンソーシアム京都 京都外大インターン生 3回生 佐多 一弘

 西淀川高校のECC(エココミュニケーションクラブ)のみなさんとフードマイレージ買物ゲームをしました。フードマイレージとは食べ物の生産地から消費されるまでの「距離×重さ」を表したもののことで、それを買い物の疑似体験を通して学ぶことができるのが、このフードマイレージ買物ゲームです。
 今回は大阪経済大学4回生の中原佳穂さんが講師をしてくれました。中原さんは食品関係の就職が決まっていて、フードマイレージ買物ゲームも勉強されている方です。今日は初の実践ということで、西淀川高校にやってきました。
 
1970年代のチームと現代の2チームに分かれ、カードを並べてゲーム開始です!!

グループごとに夕食の献立を考えます。それぞれ予算が決まっていて、1970年代チームは550円、現代チームは1400円です。予算の差に不満がでましたが、みんな話し合って、おいしいメニューを考えてくれました。
1970年代チームのメニューはとろろ、あじの塩焼き、あさりのみそ汁、きんぴらごぼう、芋スティック、そして柿のデザートまでついていました。
現代チームは食材豊かなお鍋です。スープは鶏ガラらしいですよ。

メニューの紹介が終わると、次は使った食材の産地にカードを日本地図に貼ります。茨城県どこー!?三重ってどこー!?などなど、都道府県の勉強にもなりますね!(笑)
そしてここからが本題です。選んだ食材カードの裏に入っている袋から、カードを取り出します。そこには「★」マークが書かれていて、1つにつきCO2が20グラムに相当」し、★の数だけその食材が運ばれるまでCO2を排出したことになります。
みんな意外な★の数にびっくりです!!今回は選ばれなかったのですが、1970年代の食材ではメキシコ産バナナの23個が最大で、現代の食材ではアメリカ産グレープフルーツの30個が最大でした。

結果はというと、1970年代チームは★18、現代チームは★55という結果になりました!!
勝敗としては1970年代チームの勝ちということになります!!じゃあなんで現代チームは負けたのかな?みんなで考えました。
そこで中原シェフからヒントです!

これは高速道路網を表した地図です。一目瞭然!現代の方が確実に増設されていますね。生徒さんからも「輸送手段が違うのか」という声があがりました。

大正解です。昔は貨物列車で運んでいたり、そもそも現代と比べて流通自体が少なかったりしていたのですが、現代は輸送のためにたくさんのトラックを走らせ、飛行機にも頼っています。これではCO2排出量に差が出るはずです。でも私たちは高いものか安いものかといったら、排出量のことなんか考えず、安い方を選んでしまいますよね。生徒さんも「家計の方が大事やもん」と言っていました。その通りですね。では私たちが環境のためにできる買い物ってあるんでしょうか??
それを考える前に、みんなで今日の感想を出し合いました。

みんないっぱい考えてくれて、素直な意見を聞くことができました。さすがECCのみなさんですね。
最後に林さんがお話ししてくれました。確かに1970年代の方が環境に負担をかけず、物価も安いので生活しやすいかもしれません。しかし私たちは過去に戻る事なんてできず現代を生きているし、これからも生活をしなければいけません。私たちに出来ることは小さいことしかないですが、自分は環境の事を考えて行動しているということが大切です。
買い物も自分一人が産地の近い方を選んでも何も変わらないかもしれないけれど、一人一人が行動していくことで、社会は変わるかもしれません。買い物も社会に対する一票と思って、日々の暮らしを見直してみましょう。といったお話をして下さいました。

生徒さんたちもこれから意識して買い物をするでしょうね。私も今日の晩ご飯からフードマイレージを考えてみようと思いました。





Filed under: フードマイレージ — aozorafoundation 公開日 2008年9月9日4:58 PM

9月・探鳥会


毎月第一土曜日、日本野鳥の会と一緒に探鳥会を開催しています。
9月の探鳥会には、13人が集まりました。

大野川緑陰道路を歩いて、淀川河口を目指します。


写真は、今年生まれた鳩。
首の周りの模様で見分けるということです。


この写真、真ん中の電信柱の上に黒い点があるのはわかりますか。
肉眼ではわからないのですが、日本野鳥の会が持つの望遠鏡でのぞくと、
カラスが口をあけている様子が間近に見えます。
暑いと、口をあけて体温調節をするそうです。
まだまだ残暑が厳しいこの季節、カラスも大変ですね。


淀川河口に着きました。
望遠鏡でのぞくと、鉄塔の上のミサゴはお食事中。魚を食べていました。

夏が終わり、これからの季節は渡り鳥が飛んでくる季節。
野鳥観察にはもってこいの季節です。
ぜひご参加ください。
次回 10月4日(土) 午前9時30分 阪神西大阪線福駅集合

今回観察できた野鳥(29種)
カワウ、アマサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミサゴ、ハマシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、ウミネコ、キジバト、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、ハクレキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ




Filed under: 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2008年9月8日1:56 PM

セミの抜け殻しらべ


あおぞら財団ビルにて

桃山学院大学3年 平野早希子

先週の23日(土)に開催する予定だったのですが、あいにくの雨で延期になり、28日(木)に開催することになった“セミの抜け殻調べ”。今日も朝から雨が降っていましたが、出来る範囲で実施しました。
セミが生息できる場所は、種類によって異なっています。なので、セミの抜け殻を調べることにより、その地域の環境状態が把握できます。
今回は、あおぞら財団の向かいにある大野川緑陰道路で開催しました。雨の中、全員で54人が参加しました。(大人やスタッフを含む)
10時半になり、全員があおぞら財団ビルの3階に集まりました。最初に、自己紹介をして、インターン生の野田くんが“菜の花プロジェクト”について説明をしました。そのときに、廃油回収も行いました。

次にセミの抜け殻の見分け方を、クイズ形式にして説明をしました。

クイズを出題すると子どもたちが興味を示し、積極的に参加してくれました。

そして全体の説明が終わり、セミの抜け殻集めに出発————!!!!
小雨が降っていましたが、子供たちはお構いなしに緑地通りに向かって、元気いっぱいに走り出していました。

そしてセミの抜け殻を発見した瞬間、「あったーーー!!!」と大きな声を出して、積極的に採り、木に登ったりしていました。

何人かの女の子は「気持ち悪い〜」といいながらも、目を輝かせて楽しそうに抜け殻を探していました。

みんな笑顔いっぱいにして、セミの抜け殻のおもしろ写真を撮るなど、セミの抜け殻に夢中になっていました。

しかし30分後、雨がひどくなってしまい途中で抜け殻集めは終了しました。
みんな夢中になって集めていたので、とても残念でした。

11時半ごろ、あおぞら財団の3階に戻り、みんなで昼食をとりました。
そのあと各グループでセミ新聞の作成をし、グループ発表をしてもらいました。一つ一つのグループに個性があふれていて、素晴らしい作品が出来上がりました。グループの中には、写真からセミが出てきているような立体的な作品や、雨だったので傘をメインに描いている作品もありました。また、今回上田のおっちゃん賞というものがあり、各グループが発見賞など様々な賞をもらい、とても喜んでいました。

今回セミの抜け殻を集めた合計は、クマゼミの抜け殻がオス119匹、メスが121匹で合計240匹集めることができました。
雨の影響で、いつもより抜け殻の数が少なかったですが、みんなとても楽しんでいて、嬉しかったです。
残念ながらアブラゼミは、発見することができませんでした。クマゼミは乾燥した場所を好み、自然の少ない都市でも生きていける強いセミです。これに対して、アブラゼミは地面の湿った所を好み、里山などに多く生息します。したがって、アブラゼミがいる地域の方が、自然が良好ということになります。少し残念な結果です。

また、みんなの協力のおかげで、廃油を約3リットル回収することができました。廃油を集めて精製することによって車やバス、船などが動く燃料(BDF)を作ることが出来ます。自然のサイクルを利用することで、未来の地球は守られていくものだと確認しました。

私は、雨で“セミの抜け殻調べ”が延期になっていなければ、このイベントに参加していませんでした。前日に参加が決まり、会場準備からお手伝いさせていただきました。このときに、大野川緑陰道路に下調べに行ったのですが、虫にビクビク反応していました。実は虫が大の苦手で、セミの抜け殻なんて見たことも触ったこともありませんでした。本音をいえば、抜け殻探しには、いきたくないなと思っていました。
けれど、このイベントを通して子供たちと触れあう経験や、セミの抜け殻を探す経験など、人生で初めての経験をさせていただきました。
子供たちは部屋に入ったときから、元気いっぱいで、笑顔が絶えない子たちばかりでした。最初は驚きましたが、たくさん元気をもらいました。そして、セミの抜け殻を集めているときに、子供たちはまだ枯れていない枝に産卵痕がついているのを発見したり、脱皮の途中で死んでしまった抜け殻を発見していました。このとき、子どもの目線から見えるものは大人の視点とは違い、素晴らしいものだなと感じました。そして、目を輝かせてセミの抜け殻を発見する子どもたちが、とても可愛くて一緒にいて優しい気持ちになりました。
また、菜の花プロジェクトやセミの抜け殻調べで、都市化によって虫の生息できる地域が限られている問題や、生活に必要な燃料を自然から得る計画が実行されていることを知りました。このとき私は、私たちが地球を守るという考えを持つことが大切だと思いました。なぜ、このような公害問題に関心を持つ人が少ない社会になってしまったのか疑問に思いました。
私は今回このイベントに参加できて、本当によかったです。将来の地球のために出来る限りのことを実行していきたいと思います。そして、“セミのぬけがら調�
��”を通して、子供たちが将来大人になるまで、この体験を心に留めて、環境問題に関心を持ってくれることを願っています。


<スタッフや他のインターン生たちの感想>
●山本 康子さん(ガールスカウト26団リーダー)
あいにくのお天気でしたが、子どもたちは雨にも負けず、蚊の攻撃にも負けず、
たくさんのぬけがらを採取して、たくましさを感じました。
もっと、森のような緑陰道路で、いろいろな動植物が出現するようなところになり、
子どもたちが、遊べるようになればいいなぁ〜と 空想していました。
大人が子供の頃の気持ちを思い出すような西淀川になってほしいですね。
●野田 健太くん(大阪経済大学3年)
28日(木)の“セミの抜け殻調べ”というイベントがあり、学童保育の子どもたちとあおぞら財団の向かいにある大野川緑陰道路で、セミの抜け殻を探しに行きました。大学生になってみると、小学生の子どもたちと触れ合える経験なんて、インターンシップのこういう場を借りないと、もう子供たちと触れ合える機会なんてもうないんじゃないかなと思って、あおぞら財団をインターンシップで選択させていただいた理由のひとつです。
そしてもうひとつの理由は、僕は学童保育のアルバイトをさせてもらっていて、とても元気なこの子どもたちの将来の地域環境は、どうなってしまうのか、幸せで、元気に暮らせるような街中になるような現状に今あるのかどうかということを確かめたくて、あおぞら財団で地球環境問題・公害問題を詳しく勉強したいと思いました。
僕の働かせてもらっている小学校の学童の子どもたちも、今日セミの抜け殻のイベントできてくれた子どもたちも、大人になったら失ってしまうような目の輝き、そして元気さを持っています。そして、子どもたちと遊んで、体験学習をすると、「癒し」のようなものがあり、自分の疲れも取れ、元気になってくる。子どもたちは、そんな力を持っているので、僕は、子どもたちが大好きです。
●稲野 宏樹くん(大阪経済大学3年)
セミは環境によって種類が変わり、都会になるほどクマゼミが多くなるそうです。
私のまちでは、子供の頃はクマゼミとアブラゼミが鳴いていましたが、現在では、アブラゼミの鳴き声を聞くことがなくなりました。
このイベントでは200以上ものぬけがらを集めましたが、残念ながらすべてクマゼミでした。
いつの日か、自然があふれる所にしかいないセミが鳴いているところがみたいと思いました。
●畠山 貴子さん(桃山学院大学3年)
小さい頃、セミを取ったことはあったけれど、抜け殻を取るのは初めての経験で、どうなんだろうと思っていました。でも意外と楽しかったです。
こどもたちも楽しそうで、良かったです。だけど雨が降っていなければ、もっと楽しむことができ、写真もとれたのではないかなと思うと残念です。
でも本当に今日は貴重な体験が出来て、本当に良かったです。


Filed under: にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2008年9月1日10:44 AM
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