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ブログカテゴリー » 環境学習

【12/5】矢倉海岸定例探鳥会

★転送歓迎
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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。

■日時:12月5日(土)午前9時30分~12時30分
(毎月第一土曜日に実施、雨天中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/
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Filed under: イベント案内,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2015年12月4日1:02 PM

11月定例探鳥会レポート

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毎日第一土曜日は、矢倉海岸定例探鳥会の日です。11月7日(土)の定例探鳥会には13人の参加者が集まりました。

大野川緑陰道路はすっかり秋模様。紅葉がきれいでした。

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秋の緑道の木の実は、小鳥たちの貴重なえさ場です。

写真はエノキの実です。実を削ると堅い種がでてきます。

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鳥が食べると果実は消化されるのですが種は消化されずフンと一緒に落されるので鳥により種が遠くに運ばれていきます。

秋から春の初めころまで、大野川緑陰道路ではさまざまな小鳥たちが見られます。

えさを求めて近くの山から下りてきた鳥や、外国からわたってきた鳥たちです。

この日もカワラヒワや、ヒヨドリなどが迎えてくれました。

ただ前日6日(金)に、杉田リーダーが下見の際には、シジュウカラ、メジロ、ウグイスがいたそうですが7日(土)はまったく見られませんでした。

土曜は鳥も休日なのでしょうか、私といっしょ・・・というのは冗談で、私も以前、金曜日の下見のときは大勢いたシジュウカラが翌日土曜はまったくいなかったことがありました。
土日の緑道は、運動する人など人通りも多いので、警戒し出てこないのかもしれませんね。
さて淀川河口では、この日カンムリカイツブリがこの日は30羽近くの集団でいました。

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カンムリカイツブリは単独で泳いでいることが多いので、こんなにたくさんのカンムリカイツブリを一度に見たのは私は初めてです。

カンムリカイツブリは、冬鳥です。この時期、越冬のために北の国から渡ってきます。

渡ってきたばかりのときは集団でいるということなので、まだ到着したばかりなのかもしれません。

 

前日の下見ではいなかったというスズガモも、この日、見ることができました。

スズガモの群れが、夜のうちに到着したようです。

※写真スズガモ

スズガモのオスといえば黒とグレーと白のモノトーン色が鮮やかですが、毛並みがまばらなものもいました。

エクスプリスと呼ばれる換羽前のスズガモでした。渡りを終えたこれから、換羽がはじまります。

淀川河口をみながら西島川の河口へ移動します。

矢倉探鳥会で見られる白いサギにはダイサギ、コサギがいますが、この日はダイサギがいました。

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ダイサギは嘴も足もまっ黄色。じっと獲物を狙う狩りをします。コサギは嘴の先と足の先が黒。ちょこちょこえさを追い回して狩りをします。

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ミサゴも鉄塔にいました。魚を足にはさんでいるのがみえました。カラスがミサゴの魚をねらってちょっかいを出している様子も見られました。
空をまっているミサゴも2羽いました。気流にのって半時計まわり(北半球の気流)で旋回するとか。なるほどその通りに回っていました。
野鳥の会の西野リーダーがじっと川の対岸近くにある鉄塔を観察していました。何かと思ったら、「チョウゲンボウがいる」とのこと。確かに、望遠鏡で確認すると、丸い頭で長い尾が特徴的なチョウゲンボウの姿を見ることができました。ハヤブサの仲間です。チョウゲンボウはネズミや昆虫などを食べます。

生態系ピラミッドの頂点に立つ猛禽類が見られる場所は、それをささえるさまざまな生物が棲んでいることの証です。西淀川でも淀川などで空をみあげると、飛んでいますのでぜひ気をつけてみてください。

淀川河川敷の野草には、さまざまなひっつきむしも茂っていました。

写真はコセンダングサ。種の先にトゲがあり、洋服や動物の毛などにひっついて広がります。

冒頭、野鳥に食べられフンとして落とされることで種を広げる木の実の話にふれましたが、動けない植物はさまざまな戦略で子孫を広げていますね。

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さて、矢倉緑地公園に向かい、神崎川の河口に出ました。

対岸にはスズガモやホシハジロの集団がいました。1年ぶりの再会ですね。ただ、神崎川河口の冬のカモ類の数が年々少なくなっています。河川でジェットスキーなどのレジャー利用が頻繁に入り、カモが安心してすごせないからではないかと心配されています。自然環境の利用と保全との兼ね合いは、考えていかなくてはいけない課題です。

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最後に、矢倉緑地公園で見つけた鳥を確認して、会は終了しました。

これから寒くなる時期ですが、越冬のための渡り鳥が集まってくるのでたくさんの野鳥がみられる季節です。

鳥の名前を覚えると、外に出るのも楽しくなります。みなさんぜひ、一度探鳥会に参加してみませんか。

この日出現した鳥 27 種:ヒドリガモ/カルガモ/ホシハジロ/キンクロハジロ/スズガモ/カンムリカイツブリ/キジバト/カワウ/アオサギ/ダイサギ/オオバン/イソシギ/セグロカモメ/ミサゴ/トビ/チョウゲンボウ/モズ/ハシブトガラス/ヒヨドリ/ムクドリ/ジョウビタキ/イソヒヨドリ/スズメ/ハクセキレイ/カワラヒワ/ドバト/ミズナキドリ ST(種類は不明)

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追記:探鳥終了後に大阪府立西淀川高校の文化祭によりました。

冬のカモに1年ぶりに再会したこの日、環境の活動を一緒にしていた西淀川高校の高校生たちにも再会することができました。
知っている卒業生も何人かきており、話をすることができました。元気な顔に会えてとてもうれしかったです。

戻ってこられる場所があるというのは、とても大事なことだなぁと実感した1日でした。

次回は
12月5日(土)
集合は9時30分~ 集合は阪神なんば線福駅
解散は12時30分 矢倉緑地公園です。

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

市民活動団体への助成環境_バナー(150px-60px)

 

記:ボランティアN

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2015年11月25日8:40 PM

【10/3】矢倉海岸定例探鳥会

★転送歓迎
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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。

前回の様子はコチラ
■日時:10月3日(土)午前9時30分~12時30分
(毎月第一土曜日に実施、雨天中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
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Filed under: イベント案内,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2015年10月2日5:16 PM

矢倉海岸定例探鳥会、再開しています!9/5のご報告

9/5の探鳥会は、17名の参加でした。前日は雷注意報が出ていましたが当日は好天。

前回、父子でご参加いただいた方が今回はお母さんも含めて家族3人で参加してくださいました。地元からの参加者が増えるのはうれしいですね。

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杉田さんから緑道にある実のなる樹の解説。実を食べるために鳥たちがやってきます。

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エノキの実。9月はまだ青いです

この定例探鳥会ではいつも阪神福駅に集合した後、大野川緑陰道路を歩いて矢倉海岸に向かいます。緑陰道路は完成から40年以上経っていて、大きく成長した樹々の中に鳥たちの姿を見ることができます。
この日はムクドリが地面の虫をついばんでいました。

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まだ少し色の薄い幼鳥が地面を歩く様子はかわいいです。

福の舟だまりも観察スポット。カワウが羽を乾かしたり、サギが鉄材の上にたたずんでいたり。慣れないとよくよく観察しないと発見できませんが、野鳥の会のみなさんに教えてもらい望遠鏡を覗き込みます。

羽を乾かすカワウ。この方、大抵お会いできます。

羽を乾かすカワウ。この方、大抵お会いできます。

DSC_0062

「ササゴイがいる」と言われて双眼鏡で必死に探すのですが、初心者にはなかなか見つけられません・・・わかります?

DSC_0062トリミング

アップにトリミング。なんでこんなところにいるの?と思ったのですが、おそらくエサを獲ろうと待ち構えているのだということでした。

DSC_0121

この日はカモ類はまだ少しでしたが、冬になると大量におります。お楽しみに!

さて、これまでもあおぞら財団の探鳥会の記録をご覧いただいた方にはすでにおわかりでしょうが、レポーター栗本は探鳥会初心者のため、とっても撮りやすい鳥(シャレではありません・・・)しか撮影できておりません。

思いっきり撮り易い鳥・ドバト。でも白いハトが樹にとまってるって、ビックリしませんか?

思いっきり撮り易い鳥・ドバト。でも白いハトが樹にとまってるって、ビックリしませんか?

そのため最近、探鳥会の記録が滞っておりました。今回も物足りないレポートになりそうだなぁ・・・と落胆していたところ・・・おぉ!!終盤でスターに遭遇!!

画面中央、輝く青色をご覧いただけるでしょうか?

画面中央、輝く青色をご覧いただけるでしょうか?

なかなか会えないカワセミさん発見です!!DSC_0114トリミング DSC_0107トリミング

 

運がよければ、矢倉海岸に行く手前の公園で会うことができます。会えるとテンション、上がります。

野鳥の会の杉田さんの解説によると、この日は潮周りが悪く、小潮ということで、シギ・チドリの仲間はイソシギのみでした。
季節の移り変わりとともに、矢倉海岸で見れる渡り鳥は刻々と変わっていきます。
野鳥の会のみなさんの解説を聞きながら、朝のお散歩も兼ねての探鳥会。双眼鏡などは適宜貸出しますので、ぜひご参加くださいね!(栗本)

(おまけ)

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野鳥の会の橋本さんが鳥ではないものを撮影されています・・・なにかな?

真っ白いキノコでした。後に詳しい方に確認したところ、オオシロカラカサタケとうい毒性の強いものだったそうです。要注意!

真っ白いキノコでした。後に詳しい方に確認したところ、オオシロカラカサタケとうい毒性の強いものだったそうです。要注意!

ちなみに緑道でもこんなキノコをみました。・・・キノコですよね、これ。一瞬石みたいに見えます。不思議です。

ちなみに緑道でもこんなキノコをみました。・・・キノコですよね、これ。一瞬石みたいに見えます。不思議です。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 5:09 PM

東アジア気候変動ワークショップおよび蛍光灯回収日中専門家交流会(中国:天津)に参加しました

2015年9月21~22日東アジア気候変動ワークショップ
2015年9月23~24日蛍光灯回収日中専門家交流会
2015年9月24日廃食油から石けんを造るプロジェクト推進会及び科学宣伝講座
以上の日程のプログラムに参加してきました。東アジア気候変動ワークショップは参加者としてですが、蛍光灯と廃食油は専門家として講義をいたしました。

東アジア気候変動ワークショップは日中韓の環境NGOが集まり、来年のパリのCOP21に向けて各国の対策を聞き、NPOの共通ステートメントを出すことで合意されました。
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日本の報告は気候ネットワークの桃井さん。理路整然とした報告でとってもわかりやすかったです。どうして石炭発電がよくないのか、わかりやすく説明がありました。
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夜の交流会では15周年のお祝いの会がありました。
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東アジア環境情報発伝所が中心となって行われてきた交流会ですが、直接顔を合わせてお互いの経験を交流し、共に声を上げることの大切さをかみしめた夜でした。

2日目は、天津郊外にある環境に配慮した村を訪問。民家レストランと植林への水やり、有機農法に使っている蟹を釣る体験をしました。ここで植林活動をしているのが天津緑の友という環境NPO。あおぞら財団に訪問してもらったこともあります。
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中国語ですが、イベントの記事が配信されています。

23日~24日の蛍光灯改修のプログラムは天津技術開発区に移動です。「泰達(TEDA)」です。そうです、爆発事故があったところです
日本の専門家として、鶴田和仁さん(医師、水俣病の医学について)、大石一裕さん(GEC、大阪市の蛍光灯回収について)、小原剛さん(野村興産、水銀処理)とあおぞら財団の林美帆(環境NGOの役割)がお話しするというものです。
参加者は中国全土の環境NPO。
主催は天津経済技術開発区環境保全協会
協力が北京環友科学技術研究センター
日本大使館が金銭支援をしています。
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私もきちんと発表しました。
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「私の地域も公害で苦しんでいる」という感想がいろいろと出てきました。汚染物質の測定をどうするかということが焦点になります。日本では市民運動でも測定し、行政も測定の義務があり、情報を公開していますが、中国はそうではありません。ようやくPM2.5のデータが公表されていますが、汚染が問題になったときに、分析会社にお願いすることになるとお金がかかります。こういうところで日本では研究機関や医者が協力を惜しまない様になっており、市民運動を支えるわけですが、中国ではなかなか専門家の協力が得られないことが難しいのではないかと感じました。

それから廃食油から石けんを作るの交流会は、急に決まった交流会で、私も中国に行ってからパワーポイントを用意しました。
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中国ではツイッターもグーグルはだめ。もちろんフェイスブックもダメ。なので、最近フェイスブックに更新していた菜の花の写真が取り出せないという事態に!!
中国というのは、突然物事が変わるし、臨機応変に対応しなければならないし、本当に逞しくならざるを得ないと思いました。
中国の環境NGOの石けん作りもなかなかうまく動いているようです。月餅の入れ物を使ったり、工夫して取り組んでいる様子の報告を聞きました。

会場は図書館と公文書館を兼ね備えた档案館で開催されました。
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皆さんが知りたいのは中国の大気汚染の状況だと思いますが、なかなか厳しかったです。
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写真にうまく汚染が写らないところが厳しいのですが、24日は汚染がひどくてPM2.5が187μg/m3との報告がありました。日本では70μg/m3を超えると外に出てはいけないといわれます。本当に胸が痛くて、せきが止まらなくて空気が重く大変でした。においがしないところが怖いです。
それでも、レンタル自転車が町中にあるなど、車に依存しない街づくりを目指してはいるみたいです。
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そうはいっても自動車が多かったです。

今回の取り組みは北京環友科学技術研究センターの李力さんがコーディネーターでした。李力さんはあおぞら財団の中国環境NGOとの交流でもお世話になっている方です。最後にうれしいプレゼントをいただきました。
中国の中学校の環境の教科書です。
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フードマイレージ買物ゲームも、大気汚染の歴史も、廃油せっけんも全部載せてくれています。これまで交流してきた成果がこうやってあらわれてくるのはうれしいですね。
これからも、交流を続けることで、両国の環境がよくなればと願っています。(林美帆)

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