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ブログカテゴリー » 環境学習

「西淀川公害と私たちの環境」の授業を実施しました(12/18)

あおぞら財団では西淀川公害の授業のお手伝いをしています。

2014年12月18日には、西淀川高校の3年生を対象に、「西淀川公害と私たちの環境」と題し、授業をしました。3時間の授業です。

1時間目は西淀川公害についてのお話です。1
まずは、公害病の苦しみとして、ぜんそく発作に苦しむ患者さんの映像や、若くして亡くなった南竹照代さんのお話を紹介しました。その辛さを想像したのでしょうか‐より真剣な表情で聞き入る生徒もいました。
続いて、西淀川大気汚染公害を説明。裁判が20年続いた話や、「手渡したいのは青い空」という願いを実現するために公害裁判の和解金であおぞら財団を設立したことなどを伝えました。
その上で、現在の公害問題としてアスベストによる公害問題や、中国の大気汚染公害等を提示。協力して公害や環境問題の解決にあたることの大切さの事例として、西淀川高校からはじめた取り組みが地域にひろがった、「菜の花プロジェクト」による市民の人たちの環境まちづくりの取り組みや、同じく西淀川高校のエコ部と中国NGOの交流などを交えながら、を紹介しました。

2時間目は、公害患者さんの語り部です。
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西淀川公害患者と家族の会より、語り部として平田和子さんにお話頂きました。同会の上田敏幸事務局長もあわせて説明などをしてくださいました。
平田さんは1948年生まれ。淀川区の塚本に住む気管支ぜん息の公害患者さんです。
子供の頃から発作が出ていたのですが、病気があっても、男の子にも負けない活発で元気な子どもだったそうです。
一時は落ち着きましたが、27歳頃から再びひどくなり薬がないと生活できない程になったそうです。
麻酔薬にぜんそく患者が発作を引き起こす物質を含んでいるため、一般の人では問題なくできる手術が命がけになってしまうといったぜんそく患者のご苦労も、ご紹介頂きました。
グループごとに平田さんへの質問を考え、2時間目が終了しました。
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とても辛い体験談を、持ち前の明るいキャラクターで語る平田さん。
終了後の休み時間も生徒が平田さんの周りをとりかこみ、話がはずんでいました。
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エコ部の部員と握手で記念撮影。

=====
3時間目は、「環境問題と私たち」と題したワークショップです。進行はあおぞら財団、栗本です。
まずは、各グループごと平田さんへの質問を紙に書き、ホワイトボードに張り出しました。

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いくつか紹介します。
ぜんそくは遺伝するのか?という質問には、
・公害病は遺伝するわけではなく環境による原因ということを財団から伝えました。
今と昔の環境の違いについては、
・「今はずいぶんきれいになった。」と平田さん。

平田さんの明るい性格に触発されたのか、楽しく生きるコツは?、元気の秘訣は?といった質問や、好きな芸能人や動物は何か?といった質問も。すっかり人気者ですね。

つづいて、「西淀川再生プラン」を説明。この地図は1991年3月、西淀川公害患者と家族の会が、裁判闘争の成果を公害のないまちづくりとして発展させようと作成、発表したものです。 「手渡したいのは青い空」というスローガンで裁判を闘ってきた患者さんたちの未来への願いがこめられた1枚です。

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①環境、②福祉、③まちの歴史の観点で何が書かれているのかをよみとります。どんな願いが込められていると思うか、興味を持ったのはどこかグループで、話し合いました。
グループごとの発表では、様々な気づきが寄せられました。
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今回授業にあたり、「西淀川公害」を伝えることはもちろんですが、これから社会に出る高校生に、社会の課題とどう向き合うかを考えてほしいという願いをこめて企画しました。
後日、担当の先生から生徒たちの感想を全部おこしたものを送ってくださいました。
西淀川公害に対する驚きや発見、平田さんを思いやるものや、環境を良くするための意見などもあり、高校生のみずみずしい感性でしっかり受け止めてくれていたことを伺わせるものでした。学んだことから他者や地域を思うその態度に、これから社会に出る西淀川高校の生徒たちをとても頼もしく感じました。

(小平)

Filed under: あおぞらプラン,イベント報告・ホームページ更新 — aozorafoundation 公開日 2015年1月21日6:32 PM

ニシヨドガワ ノラシゴト 第2回 参加者募集中

ニシヨドガワ ノラシゴト
第2回 親子で始める菜の花栽培~草取り、追肥編~

10月に蒔いた種、大きくなったかな。4月に黄色い花を沢山さかせるためには、この時期の手入れは欠かせません。だけど、寒い…。体が温まる焼き芋しながらノラシゴトしませんか。

※準備物は詳細が決まり次第,お知らせします.

日 時:2015年1月31日(土)10-15時(雨天悩み中)
場 所:(株)ニチノーサービス敷地内の造成畑
   (西淀川区佃5-2-30、千北橋を北に渡ってすぐ)
参加費:1人100円(保険代)
定 員:20家族・グループ
〆 切:1月26日(月)
申 込:参加者全員の氏名、住所、連絡先を下記まで
    TEL 06-6475-8885
    MAIL aozorazaidan+nora@gmail.com
主 催:エコでつながる西淀川推進協議会
企 画:佃五丁目菜の花の会
事務局:あおぞら財団

Filed under: イベント案内,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2015年1月6日5:08 PM

寒い中、様々な野鳥が活動中~矢倉海岸定例探鳥会(12/5)

2014年12月5日、定例探鳥会を開催しました。
寒波到来の寒い日になりましたが、12人の参加者が集まりました。福に住む親子ずれも1組参加。子どもの参加はうれしいですね。

報告が1カ月おくれになってしまいました。12月初旬、1カ月前の大野川緑陰道路はまだ落ち葉がたくさん落ちていました。

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土手の上の道路でイソヒヨドリのオスが姿をあらわしました。

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福のふなだまりでは、カモに囲まれてアオサギが。

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矢倉でイソシギがえさをついばんでいました。この日は福の船だまり周辺にもいました。

DSC_3729 - コピー

とびたつホシハジロたち。

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工場緑地のトウネズミモチはまだずずなりでした。冬の間にどのくらい野鳥に食べられてしまうのか、見どころです。

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◆出現した野鳥(31種)
オカヨシガモ/ヒドリガモ/カルガモ/ホシハジロ/キンクロハジロ/スズガモ/カンムリカイツブリ/カワウ/アオサギ/オオバン/イソシギ/ウミネコ/セグロカモメ/ハシボソガラス/ハシブトガラス/シジュウカラ/ヒヨドリ/メジロ/ムクドリ/イソヒヨドリ/シロハラ/アカハラ/ジョウビタキ/イソヒヨドリ/スズメ/ハクセキレイ/カワラヒワ/アオジ/ドバト

次回、1月は定例探鳥会はお休みです。
ガン・カモ調査を2015年1月11日(日)に予定しています。
定例探鳥会は、2月7日(土)からスタートします。

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

大阪福支部長ブログにも探鳥会の様子が紹介されています

なお、この日の探鳥会は、新しい望遠鏡を使いました。カバーをとればのぞくところがまわせるので背の小さい子どもでも見やすいです。貸出もしますので希望する方はご相談ください。

DSC_3681 - コピー

ドコモ市民活動団体への助成を受けて購入したものを活用しています

市民活動団体への助成環境_バナー(150px-60px)

記:あおぞら財団・小平

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2015年1月5日11:13 AM

空気のよごれを調べてみよう(12/26金)

空気のよごれを調べてみよう

空気の汚れの原因のひとつに二酸化ちっ素があります。

二酸化ちっ素はカプセルを使い、簡単に調べることができるよ。

日時:12月26日(金)10時30分~11時40分(受付 10時~)
場所:西淀川区民会館(エルモ西淀川)
定員:100人
対象:小学生など

【12月26日のプログラム】
1)お話

・西淀川大気汚染公害 天野憲一郎先生

今から40年前、西淀川では空気のよごれが原因でたくさんの人が病気になりました。中には死んでしまう人もいました。今でも病気にくるしんでいる人がたくさんいます。

・空気のよごれについて あおぞら財団

2)みんながはかったけっかを地図にまとめ、みんなでかくにんします。(カプセルに薬を入れて空気のよごれをはかります)

空気測定地図にまとめる


【空気のよごれしらべ 26日までにすること】
■12月18日(木)~24日(水) そいくてい用カプセルをあおぞら財団でうけとる。(一人3つ)
■12月24日(水)~25日(木) カプセルをそくていしたい場所に24時間とりつける。
■12月26日(金)午後10時30分 エルモ西淀川に集合!(そくていようカプセルに薬を入れて空気の汚れをはかります。)
カプセル カプセルとりつけ1

◇カプセルをうけとる前に、事前にあおぞら財団までご連絡下さい。
①名前、②電話、③メール(あれば)、④ファックス、⑤住所、⑥学校名と学年

詳しくはチラシをご覧ください チラシ【】【

昨年度の様子はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/18471

Filed under: イベント案内,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2014年12月12日5:52 PM

12月の定例探鳥会 冬の渡り鳥の季節です

tori.hosihajiroホシハジロ(橋本正弘さん撮影)

12月になり寒さがきびしい季節になりましたね。
淀川を電車で越えるとき、車窓をみるとホシハジロなどの渡り鳥が水面にうかんでいるのが見えます。
冬越で北方よりこちらにきている渡り鳥にとって、この大阪の気候はどのようにうつっているのでしょうか・・・

さて、12月の定例探鳥会をご案内します。
見どころは冬の渡り鳥。ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、などなど。
例年、数千羽を超える一群がやってきます。

寒い季節ですので、あたたかい服装でお出かけ下さい。

(小平)

★転送歓迎
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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。
■日時:12月6日(土)午前9時30分~12時30分
(毎月第一土曜日に実施、雨天中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具、ゴミ拾いの道具(軍手等。)、虫よけ。
※袋は用意します。
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
途中の公園と、ゴールの矢倉緑地公園にトイレがあります。
コースは約3.5kmです。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ

矢倉海岸定例探鳥会


■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html

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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html
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公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885

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Filed under: イベント案内,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2014年12月3日10:20 AM
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