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ブログカテゴリー » 矢倉海岸探鳥会

カモの飛来数減少!?淀川&神崎川河口

1月13日(月祝)、矢倉海岸で『バーディ+U50探鳥会』が行われました。日本野鳥の会大阪の主催です。親子連れや50歳以下の世代が対象ということです。47名が集まりました。高槻や枚方等、遠方からの参加者も。

コピー ~ DSC_8574

バーディ探鳥会の担当の上村リーダーの案内で歩きます。コピー ~ DSC_8576

まずは大野川緑道の野鳥たち。
木の幹をみると、虫や卵が。小鳥たちのたんぱく源です。
コピー ~ DSC_8592

コピー ~ DSC_8593

このムシの集団、サシカメムシという名前とか。その名の通り昆虫などを刺し体液を吸って栄養にするとのこと。一見、不気味ですが、シジュウカラなど森で多くみられる小鳥たちのたんぱく源です。

コピー ~ DSC_8596


途中、スズメバチの巣を発見。
スズメバチは、交尾を終えた雌バチが冬眠して越冬。春先、新しい巣をつくり卵を産むそうです。巣で越冬することも1度使った巣を使うことはないので今は、安心。

スズメバチ巣(3)

危険のためいつも駆除されるハチですが、ハチ等の生物が受粉を手伝い子孫を残せる草花もあります。共生はなかなか難しい課題ですね。(一応、公園事務所には連絡をしました)

さて、今日の目玉は冬鳥のカモやキンクロハジロの見分けとカウント。
淀川河口、神崎川河口に挟まれた矢倉海岸には、越冬のため北の国より飛来してきたカモ等の冬鳥がたくさん見られます。

 

双眼鏡を使って私も挑戦。写真にうつっている群れで160いました(写真が分かりにくくてすみません)。

DSC_8597
なれたリーダーは群を見て、鳥の数を当てます。カウントの経験を積んだ熟練の技!?のように見えます。(今日は、ガンカモ調査も行われており、結果はのちほど。)

ちなみにカモは古来より人間にも食されてきましたが、魚や肉を食べるカモは肉に臭みがあるので、マガモやヒドリガモ等の草食系のカモが食べられてきたということです。この探鳥会でたくさん見られるホシハジロやスズガモは、魚や貝も食べるカモ。ホシハジロやスズガモは餌をとるために水にもぐりやすいよう足が後ろにあるとか。

コピー ~ DSC_8607コピー ~ DSC_8609

この日もいつもの鉄塔にミサゴがいました。ボラらしき魚をぶらさげお食事中です。ちなみに時刻は11時過ぎでしたが、帰り(午後2時)にまだ魚をもって同じ場所にいました。大きなごちそう、食べるのも大変ですね。

さぁ、矢倉緑地に到着。しげみからメジロが群れになってお出迎えしてくれました。小さな鳥の影がたくさん見えました。ここで昼食です。空気が澄んで遠くまで良く見えます。六甲山や淡路島、なんと和歌山の友ヶ島まで見えました。ただし風もありとても寒いが厳しく、かなりの厚着が必要です。

DSC_8620

食後は、神崎川でカモを見ます。

コピー ~ DSC_8632

この日はガンカモ類生息調査も実施。昼食時に野鳥の会のリーダーらがカウント。

環境省の調査です。国を超えてくる渡り鳥。大阪府の昨年度の結果はコチラ 。棲息場所の確保は地球規模の問題ですね。

ガンカモ図表

昨年は1月は4700羽、2月には5000羽の数が確認できています。(昨年度の調査の様子はコチラ)昨年の矢倉干潟での調査と比べると激減しています。

 最近、神崎川の河口でボート遊びをする人がおり、その影響かカモ達の集まりが少ないことが心配されていました。こういったデータをもとに利用と保全をみんなで考えたいないといけませんね。

鳥の種類を確認し終了です。寒い中、元気に参加したこどもたちには、本日みつけた鳥たちの写真のプレゼントがありました。

コピー ~ DSC_8639

■確認できた鳥の種類
○カモの仲間:オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ
○カイツブリの仲間:カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ
○ハトの仲間:キジバト
○ウ・サギの仲間:カワウ、アオサギ
○クイナの仲間:オオバン
○シギ・チドリ・カモ目の仲間:イソシギ・ユリカモメ・セグロカモメ
○ミサゴ・タカの仲間:ミサゴ、トビ
○ハヤブサの仲間:ハヤブサ
○モズ・カラスの仲間:モズ・ハシボソガラス(声)・ハシブトガラス
○シジュウカラ・ヒバリの仲間:シジュウカラ・ヒバリ
○ヒヨドリ・ウグイスの仲間:ヒヨドリ
○メジロ・ムクドリの仲間:メジロ・ムクドリ
○ツグミ・ヒタキの仲間:ツグミ・ジョウビタキ・イソヒヨドリ
○スズメ・ハクセキレイの仲間:スズメ・ハクセキレイ
○アトリ・ホオジロの仲間:カワラヒワ・アオジ
○その他:カワラバト(ドバト)

合計37種類

次回(通常の月例探鳥会です) 2月1日(土) 9時30分~12時30分 
集合:阪神なんば線福駅
解散:矢倉緑地公園
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら
※大阪支部長ブログはこちら
(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2014年1月14日9:03 PM

悠々と舞うオオタカに出会う!

青空が広がり、大野川緑陰道路を淀川まで抜けると、冬の風が心地よい。
12月7日、矢倉海岸定例探鳥会の参加者は17人。シニア世代が多い探鳥会だがこの日は、インターネットを見て参加したという大阪市立大学の学生4人が平均年齢を一気に下げた。

福の船だまりの上空で、青空を悠々と舞うオオタカを発見。船だまりで休むホシハジロやオナガガモを見ながら矢倉へ。

IMG_1659

葉脈が見えるトウネズミモチ

たわわに実をつけたトウネズミモチは、鳥たちの「食堂」だそうで、陽にかざすと、葉脈がくっきり見えるのが特徴だそうだ。

ウバメガシ

ウバメガシ

備長炭の原料となるウバメガシの実も大事なメニューだと聞き、矢倉に多いアキニレの実を鳥になって食べたら、ほのかな塩味がした。
鳥だけでなく周囲の「生態系」への解説もうれしい。
「いつもは見られるスズメやドバトの姿がなかったのは、オオタカのせいかなあ」(野鳥の会リーダー)。
ホシハジロ500羽、スズガモ680羽など観察できた鳥は28種でした。
40年前の「公害」、いま話題のPM2.5の話もさせていただき、久しぶりの鳥たちとの出会いを楽しませてもらいました。

広がる青空、
広がる青空

今回確認した野鳥 28種
ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ(約500羽)、キンクロハジロ、スズガモ(680羽)、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、ミサゴ、オオタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、鶯、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト

(記録 西淀川公害患者と家族の会:上田敏幸)

次回は2014年1月4日(土) 9時30分~12時30分 
集合:阪神なんば線福駅
解散:矢倉緑地公園

『バーディ+U50(事前申込み制)』
2014年1月13日(月・祝)9時30分~13時30分
集合・解散:阪神なんば線福駅
親子などを対象にしている探鳥会です。
お申込みは 『日本野鳥の会大阪支部』まで

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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2013年12月10日4:52 PM

西淀川でカワセミとウグイス~矢倉緑地定例探鳥会

11月2日(土)矢倉緑地定例探鳥会がありました(139回)。参加者は

まずは野鳥の会 杉田リーダーの案内で大野川緑陰道路へ。
木の実と野鳥の関係のお話から始まります。
目を閉じ耳を澄ますと、様々な野鳥の声。
コピー ~ DSC_7124

淀川堤防へ。
鉄塔にミサゴがいました。
ミサゴの定位置です。
ミサゴ (1)

こちらは横向き。
ミサゴ2

ミサゴ
この日は、空高く舞うミサゴも数羽見られました。

必ずといってよいほど、ミサゴが見られるのはこの矢倉海岸定例探鳥会の見どころです。

そして、今日はなんとカワセミが登場。
いつもサギが集まっているこちらの場所に
カワセミ
なんとカワセミが!
カワセミ (1)
2羽いたようです。(私は1羽しか確認できませんでしたが)

矢倉緑地公園の森の中に、ウグイスの姿も見られました。
私も双眼鏡で必死に追って、ちらっと鳥影を確認。写真は双眼鏡でウグイスを見る参加者の姿。
DSC_7153

冬の渡り鳥、ホシハジロも来ていました。冬越しの為に、北国からここ西淀川にやってきています。
赤い頭が目印です。
コピー ~ DSC_7161
毎年多くカモたちが見られる神崎川河口。この日は神崎川でジェットスキーをしている人がいて、カモたちが敬遠して逃げておりいつもの場所にまったく見られませんでした。
ここ神崎川河口は、渡りのカモたちにとって環境が良いらしく、一大越冬地です。
特にスズガモは日本一集まる場所ではないかとのこと。
今後の飛来への影響が心配です。
環境保全と人間の利用のおりあいについて、考えていかねばらない課題ですね。
DSC_7160

今回確認した野鳥 27種
ヒドリガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イソシギ、セグロカモメ、ミサゴ、川セミ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト

次回は12月7日(土) 9時30分~12時30分 
集合:阪神なんば線福駅
解散:矢倉緑地公園

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(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2013年11月5日4:58 PM

【募集】矢倉海岸定例探鳥会11/2土

★転送歓迎
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  第一土曜日は

   ■矢倉海岸 定例探鳥会■

  ~西淀川区で野鳥観察~

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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしませんか。

■日時:11月2日(土)午前9時30分~12時30分
 (毎月第一土曜日に実施、雨天中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
午前9時30分 集合・出発(阪神なんば線福駅)
 ~約1時間 緑陰道路での野鳥・自然・植物観察
 ~約1時間 淀川沿いを矢倉海岸まで移動、淀川の野鳥観察
 ~約30分 矢倉干潟(神崎川河口)で野鳥観察
 ~約10分 本日の鳥あわせ(観察した野鳥の確認)
12時30分 終了・解散(矢倉緑地公園)

*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。

■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ

矢倉海岸定例探鳥会

■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html

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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16 
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html
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公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885

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Filed under: イベント案内,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2013年10月28日10:29 AM

10月探鳥会 かわいらしいキビタキの姿に夢中@矢倉公園の林

10月5日(土)、矢倉海岸定例探鳥会がありました。

雨の予報だったので、参加者が少なく5人でした。

今回の見どころは、「キビタキ」「コサメビタキ」の出現。
矢倉緑地公園の林(神崎川側)の中にいました。
キビタキの仲間は山地の林にいるそうで、大阪城公園などでは見られるそうですが、市内では珍しいそうです。

コピー キビタキ林

キビタキ、コサメビタキ、矢倉海岸のこの林の中に数羽いるのですが、何せすばやい動きでとびまわっており、近づくと逃げてしまいます。気配を消して撮影です。

 

コピー キビタキ
黄色い模様が素敵なキビタキのオス。メスの色はグレーです。

撮影はうまくいきませんでしたが、肉眼ではしっかり見ました。

 

毎度おなじみ河口のカワウ達。三羽ならんでいます。羽をひろげて乾かしています。
一番右はまだ若いカワウ。淡い色をしています。この春うまれたカワウだそうです。体は成鳥と同じです。
コピー カワウ

コピー ~ カワウ

 

先月の探鳥会の時に『クロサギ』と判断したサギですが、検討した結果、コサギに訂正するということでした。
クロサギはコサギに比べ脚が短いサギです。また、コサギは足の指は黄緑色ですが、跗蹠(ふせき・人間でいうひざ上ひざ下の部分)は黒色をしています。クロサギは脚は全部、黄緑色1色です。
先月、クロサギと判断したサギは足が短い個体だったのではということです。人間の顔形にも個性があるように鳥にも個性があるのですね。さらにまだ若いコサギだったので、微妙な(黒になりきっていない)足の色ではなかったのではないか、という判断だそうです。

クロサギは、河口や海辺など棲息場所が限定されるため(コサギは川にもいる)なかなか珍しい鳥で、見つけたら大発見だったのですが、残念。

鳥は22種類。

カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ウミネコ、セグロカモメ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト

 

鳥の良い写真が少なかったので、他の生物について気づいたことなど記します。

キョウチクトウ

キョウチクトウ

工場の敷地に植えられています。花の壁のようです。先月の探鳥会ではこんなに咲いてなかったと記憶していますが…
キョウチクトウは大気汚染にも強く、道路の街路樹などによく使われています。
原爆投下後、焦土と化した広島でいち早く咲いた花だそうで、また広島市の花にも指定されています。ただ、食べると毒があるそうで、最近ではあまり植えられなくなったとか。

ランタナ

ランタナ

6月~11月までと花期の長い南アメリカ原産の花です。
今日はいませんでしたが、花の蜜を食べるメジロが、よくランタナにとまっているそうです。メジロはいなかったのですが、ハナムグリ(コガネムシの仲間)がいたので一枚。

 

 

ピラカンサ

コピー ~ DSC_6232 

矢倉緑地のグラウンド周辺にたくさん生えているピラカンサ(多分、自生)。実がついているものの、黒く焼けてしまった枝や実が多くみられました。今年の暑さのせいではないかということです。花は夏に咲くのですが、枝先にぽつぽつと、最後の花をつけていました。

ピラカンサ

だれかが植えたものでしょうか。矢倉緑地公園の木の周りが花壇(?)になっていました。

DSC_6243

 

先月は、矢倉緑地にトンボが群れで舞っていましたが、今月はちらほらとんでいる程度でした。
写真は先月のトンボの群れです。

とんぼ1

 
10月になってもまだまだ熱い日が続いているせいでしょうか。キビタキ観察に夢中になった矢倉緑地の公園で、随分ヤブ蚊にさされました。フィールドに出る際は、みんさんお気をつけて。

次回は11月2日(土) 9時30分~12時30分 
集合:阪神なんば線福駅
解散:矢倉緑地公園

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(小平)

(おだいら)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2013年10月7日6:12 PM
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