資料館だより55号を発行しました。
エコミューズやあおぞら財団に配架しています。
資料館だよりNo.55(2016年2月号)
PDF版はこちらからどうぞ
今日はとても寒かったのですが、お天気がよかったです。
みかけて立ち寄ってくださるお客様もいたので嬉しかったです♪
★谷口ファーム
ヤーコン、九条ねぎ、しいたけ、小松菜、大根。しろななどを販売
今日も綺麗な紅白の梅の花と菜の花を持ってきてくださいました。
★楽成体
野菜市でお買い物をされた方に”無料”でマッサージをしてくださいます。
ぜひご利用ください(^^)
★手しごと工房「Moku」
カード立て、いちごのキーホルダー、木のネームプレートなどを販売
ネームプレートはその場でハンダをさせてもらえます。
★クーラパンネ
木の実のパン、いちじくのぱん、安納芋のパン、クランベリーとチーズのぱん、ローズマリーのぱん、塩麹のぱん、惣菜ぱん(ほうれん草・ベーコン・きくいも、ほうれん草・きくいも・チーズ)おやつまめやチーズスプレッドなどを販売
今日のランチは
(無農薬野菜使用のグラタンとサラダ、かぼちゃスープとパン)でした。
※プラス200円でコーヒー付
こちらは、クーラパンネさんのフェイスブック。ぜひ、「いいね!」を。
【クーラパンネ】 http://www.facebook.com/curapane/
★あおぞら財団
【被災地支援商品】魚の缶詰(岩手県釜石)250円/個
その他、ハートブローチ、お箸など販売
※売上の一部はあおぞら財団による被災地への支援金にあてさせていただきます。
詳しくはコチラ https://aozora.or.jp/aboutkifu/tokuteikifu
余談ですが。。。前回谷口ファームさんで購入したひげなでしこ。
とても可愛いお花が咲きました♪
★☆★出展してみませんか?★☆★
野菜市で一緒に素敵なお店を出しませんか?
野菜や雑貨、その他。
お気軽にご相談ください。
[1スペース500円]
記・西堀 京美
次回の予定
「あおぞら野菜市」
日時:3月9日(水)10:00~13:30
場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F)
https://aozora.or.jp/accesscontact
今後の予定
<2016年>3/9、3/23
※あおぞら野菜市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。
晴れてお天気もよい中であおぞら野菜市を開催できました。
今日もたくさんのお客様にお越しいただきました。
★谷口ファーム
野菜はきくいも、はくさい、九条ネギ、ヤーコン、かぶ、みずな、カラシナなどを販売。
ひげなでしこと姫金魚草の苗も販売
今日はきくいもの試食を持って来てくださいました。
ホットプレートで焼いただけのものと切ってスライスしたのを試食しました。
焼いたのは味付けなしですがホクホクしていて美味しかったです。
何もせずスライスしただけのも、ほんのり甘味があり水分もあるのでおいしいです!
これに少し味付けしたのを食べてみたらこれもまた美味しかったです!
~・~・~・~・ きくいもの栄養 ・~・~・~・~・
◆菊芋に含まれるイヌリン
注目されるのは「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」と呼ばれる多糖類で、一般的なイモ類とは違い、ヤーコンと同じようにデンプンはあまり含まれず生の菊芋には15%前後のイヌリンが含まれているとされています。
◆カリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル
菊芋には沢山のカリウムが含まれています。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。
このイヌリンは消化によってオリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となり、血糖値の異常によっておこる糖尿病などに良い影響を与えるとされています。
本日持ってきていただいたお花、梅の花 赤と白で綺麗です。
★自然ファームむすび
番茶、米粉、米、切り干しダイコン、きくいも、干しシイタケなどを販売
新しくフェイスブックをはじめられました!ぜひ、「いいね!」を。
【自然農法ファームむすび】 http://www.facebook.com/naturalfarmmusubi
★クーラパンネ
木の実のパン、クランベリーチーズ、チョコチップ、オレンジピール、米粉のパンのいちじく、安納芋のパン、そうざいパン(野菜とレンズ豆)
前回チーズスプレッドを販売しておりましたが今回は
ジンジャー、ゆず、オレンジ、はちみつレモン、ブルーベリーも追加で販売していました。
試食もさせてもらえますのでぜひお試しください。
今日のランチは(アンディオールさんのチーズスプレッド、スモークサーモン、生ハム、無農薬野菜のミニ木の実サンド、ほうれん草とベーコンの米粉豆乳クリームソースパスタ)でした。
こちらは、クーラパンネさんのフェイスブック。ぜひ、「いいね!」を。
【クーラパンネ】 http://www.facebook.com/curapane/
記・西堀 京美
次回の予定
「あおぞら野菜市」
日時:2月24日(水)10:00~13:30
場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F)
https://aozora.or.jp/accesscontact
今後の予定
<2016年>2/24、3/9、3/23
※あおぞら野菜市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。
環境省職員現地研修二日目は、朝から西淀川のフィールドワークを中心に行いました。
(一日目のブログはコチラから見れます)
バスで西淀川や尼崎の工業地帯の見学から始まりました。
まず、43号線沿いの歩道にてどのような対策がとられているか、国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所の方から説明を受けます。
43号線ではいろいろな対策が取られており、積極的に質問をしている姿も見られました。
実際に防音壁のある場所と、防音壁のない場所に立って、どれほど違っているのか体験しました。そうすると、防音壁があるだけでよく聞こえるといったことがよく分かります。
ですが、PM2.5の対策が難しく国も色々と悩んでいるというようなことも言っていました。
再度バスに乗ると、実際に尼崎や西淀川の工業地帯を見てきました。
かなり近場にある工場や、工業地帯を見ると皆さん驚いた様子を浮かべながらもカメラで写真を撮っていました。
尼崎の方へと行きましたが、まだまだ輸送するのはトラックが多く、車線を分けていても大きなトラックの姿が目に付きます。
外島や外島保養院跡の碑、淀川堤防などの見学を行いました。
その後、あおぞら苑にて昼食をとり、あおぞら苑の辰巳致さんから話を聞きました。
なぜあおぞら苑を建て、どのような想いを持っているのか熱く語ってくださいました。
あおぞら苑とあおぞら苑Ⅱに分かれて昔の西淀川についてヒアリングしてもらうと、最初は戸惑った様子を浮かべているけれど、1時間たつと皆さんとても楽しそうに話をしています。
名残惜しみながらあおぞら苑の皆さんと分かれると、ここからは徒歩で千北診療所や、大阪ハラールレストランや西淀川にあるモスクの近くへも寄りました。モスクの下にあるお店で珍しい飲み物を買っている方もいて、とても楽しんでいました。
大野川緑陰道路を徒歩で移動しながら、以前どんな川だったのか、昔と現在の状態を説明しながらあおぞら財団へと戻ります。
あおぞら財団に戻ると4班に分かれて、ワークショップを行いました。
実際に分かれてワークショップを始めると、皆さん意見をまとめたり、班の中で意見をすり合わせていくことに迷っていたりと酷く悩んでいる様子でした。
発表はあおぞら財団の職員や患者会の上田さんなど皆さんの前で行います。
西淀川の良い所としては、
・思ったより、西淀川の空気が良かった。
・整備をされた町だった。
・年配の方が元気な姿を見ると、医療が充実しているからではないか。
・西淀川全体が新旧混合をしており、面白さがある。
・転入者が多い。
などがあげられました。
逆に悪い所として、
・においや騒音などの公害がまだまだある。
・地盤が低く、津波の心配がある。
・工場が多く、道路がとてもうるさい。
・車の事故や健康被害が心配である。
・隠れた患者さんの存在があること。
など、実際に西淀川を歩いてみたり、患者さんたちに触れ合ったからこその意見が多く出ました。
今後、自分たちに何が出来るか、といった問いに対して、
・現場に足を運ぶ大切さを知った。
・諦めない心を持つということが大切。
・被害者や違う立場の人の事を考え、また現場に触れる事の必要性がある。
・人の話を聞き、助け合っていくことが大事だと思う。
・元々の目的を思い出す必要性がある。
多くの意見や感想があり、患者会の上田さんからも
「続けていく必要性を説いてくれたのはとても嬉しい。」と環境省の皆さんに話をされていました。
今、いろいろな問題があり、職員の皆さんも質疑応答の時に自分の今の状況を見て質問している方も何人もいました。
私も移動の時にいろいろな部署で働いている方とお話をする機会があり、いろいろなことを聞けた良い機会となりました。
こうした研修で、実際に思うことや考えることを話すことで、研修に来た皆さんにとっても、私たちにとっても、とても有意義な時間となりました。
研修の時に考えたことや思ったことを、少しでも今後に活かせたらいいなと思います。
(松ヶ平)
少し前の事になりますが、
10月8日~9日に、環境省職員の現地研修の受け入れをしました。
今回は12名の方が西淀川でのフィールドワークやエコミューズの見学などを2日にかけて行いました。
1日目はあおぞら財団で、林さんから西淀川公害やあおぞら財団の説明が行われました。
西淀川の歴史や公害についてふれ、地域再生プランやあおぞら財団の行っている活動など過去から現在にいたるまでの話をしました。その間、職員のみなさんは聞き入り、メモを取っている真剣な様子がうかがえました。
その後、西淀川公害裁判原告弁護団であり、CASA(地球環境市民会議)の理事でもある早川光俊弁護士から西淀川大気汚染公害裁判についての話をしていただきました。
西淀川の公害裁判が実際以下になぜ解決まで20年近くも時間がかかり、立証が難しかったのかを当時の体験談も交えて説明してくれました。普段はなかなか聞けない当時の話もあり、環境省のみなさんだけではなく、スタッフである私も聞き入ってしまいました。
その後の早川弁護士との質疑応答では、
Q:長引いていた裁判では、どのようにしてモチベーションの維持をしていましたか?
A:実際に患者さん、特に子どもや年配の方を見に行ってくることです。現場で被害者の方を見てくると、「被害者の方がいるから、自分たち(弁護士)がいる。」という感情がわいてくるからです。
Q:西淀川裁判では原告が726名とかなり多かったですが、どのようにして原告を集めたのでしょうか?
A:患者会の影響がとても強かったため、原告になってくれた患者さんが多かったのです。
Q:公害認定患者さんに対し、未認定患者さんもおられます。なぜ未認定の方も多いのでしょうか?
A:未認定患者さんがなぜ多いかというと、「結婚や就職が出来なくなる。」「地元で知られたくない。」など、色々な理由がありました。当時は誹謗中傷が酷かったために、辞退した方が多かったのです。
公害患者さんの岡崎久女さん、池永末子さん、上田敏幸さんから話をしてもらいました。
公害反対運動の話や、環境省との関係についての話の中心となりました。岡崎さんは認定患者さん、池永さんは未認定患者さん、上田さんは息子さんがぜん息で現在患者会の事務局長という立場からの話も聞かせてくれました。
質問では、生協の方との連携があったとの話に対し、
Q:なぜ当時生協に入っているお母さん方に着目をしていたのですか?
A:食と健康に関心を持っているお母さん方が生協には多く、生協に入っているお母さん方も公害に対してはとても関心も持ってくれていました。だから、署名を求め、結果100万人中30万人ぐらいは生協のお母さん方だと思います。
Q:裁判がよく分からないのですが、みなさんは当時どうでしたか?
A:何度も会議を開き、個人の意見の集約や思いについて、納得をするまで学び、話し合いました。ですが、立証するのは弁護士であり、法律が変わっても病気は治りません。「当たり前」が壊されたこと。それがとても腹が立ちました。ですが、うらみがあるわけではないです。うらみがあると和解が出来ませんから。
患者会の会長でもある、森脇君雄さんからも裁判当時の裏話から環境省との今までの関わり方などいろいろな話をしてもらいました。森脇さんは環境省とも関わりが長く、いろいろな話が聞け、環境省職員の方にもとても面白く話を聞いてくれている印象がありました。実際どのような活動をしていたかといって話から、裁判当時の話が多かったです。また、なぜまちづくり進めたのかといった話も出ました。
森脇さんは、「地域で生きるためには考えなければいけない。旧コミュニティとのあつれきもあり、また、新しい人が増えているからこそ、まちづくりのことを進めている。」とも話をしてくれました。
最後にグループに分かれて、一日目の振り返りを行いました。
グループごとで今日のキーワードを決め、全員でキーワードの共有をおこないました。
「現場の声、それを伝えていくことの大切さ」
「現場の声が法にかかってくる。また、あおぞら財団の運営状態について」
「仕事の本質が見えるきっかけになった」
「現場の生の声、高齢化と後輩の育成」
など、いろいろなキーワードが出てきました。
二日目は西淀川のフィールドワークが中心となった研修になりました。
二日目についてはコチラを見てみてくださいね。
(松ヶ平)