あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

防災まちづくり講演会を行いました

2月11日(土)に、グリーンルームにて、防災まちづくり講演会「災害に強いまちづくりに対して市民ができることは何か」を行いました。

まず、最初に関西大学 准教授の越山健治先生から講演がありました。(越山先生のtwiter acount: @Dr_Koshi

越山先生の講演

写真:越山先生の講演の様子

講演会の参加者の様子

写真:講演を聴く参加者の様子

越山先生からは以下のようなお話しがありました。

  • 災害に強いまちとは、1. 災害が起きないようになっているまち、2. 災害に対する備えがあるまち、3.災害で被害が拡大しないまち、4. 災害からの復興が実行できるまちである。災害が起きないようにしながらも、「災害に対する備え」、「災害で被害が拡大しない」、「災害からの復興が実行できる」まちを作っていかないといけない。
  • 東日本大震災の地域防災の教訓は、1. 支援は数日、来ないかもしれない、2. 電気とガソリンの入手に四苦八苦する、3. あまりにも大きな災害の際には、支援側がいなくなる。遠くへ避難することが最善策かもしれない。4. 災害と地域の関係は自分で理解する、5. 情報なくして先は見えない、といったことである。
  • 関西電力の原子力発電所は日本海側にあるが、火力発電所は太平洋側にある。今は原子力は動いていない。今、もし東南海地震が起きたら、火力発電所が壊れて関西は大規模に停電するおそれがある
  • 西淀川区では、津波液状化の恐れがある。また、大きな災害の際に、橋が使えなくなる懸念がある。西淀川区は工場地域があり、工場の火災は木造密集住宅地の火災以上に怖い。

越山先生の当日の資料はこちら

会場からは、避難訓練の考え方、大阪府の庁舎移転が防災に与える影響、防災対策がうまくいった事例、要援護者に対する防災対策などについて質問がありました。

今回の講演を聞いて、改めて災害時には市民の一人一人の力が重要になるということを痛感しました。また、予め防災対策をしているかどうかで、多くの人が助かるか、災害で被害が拡大しないか、復興が早くできるかに大きく影響していくことを感じました。

最後の質疑応答で意見が出た要援護者への避難は、非常に難しい問題だと思います。今後、高齢化が進み、社会の脆弱性が増して行く中で、弱い立場にいる方々を切り捨てないやり方について、できるだけたくさんの人と共に考えていく必要があると思います。

今年度の交通まちづくりプロジェクトは、この講演会やヒアリング調査、話し合いなどの内容をふまえて、ニュースレターのような形で西淀川の防災についての情報をまとめていく予定です。次回の交通まちづくりプロジェクトの話し合いは、2月27日(月)18:00から、あおぞらイコバにて行います。ご興味のある方は、氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)まで、ご連絡ください。

防災について区役所へのヒアリング

西淀川区の防災の現状を調べるために、1月27日(金)に西淀川区の市民協働課にお話しをうかがいました。お話しをうかがったのは、西淀川区市民協働課 平野担当課長と松井防災担当係長のお2人です。
こちらからの参加者は、西淀川交通まちづくりプロジェクトの参加メンバー4人とあおぞら財団の藤江と谷内です。

西淀川区ヒアリングの様子

市民協働課の方からうかがった内容は以下の通りです。

1.西淀川区の防災の検討状況

  • 西淀川区政会議の下部組織として、防災部会と子ども部会があり、防災部会は西淀川区の防災についての取り組みは、防災部会の中で検討している。
  • 1回目は9月6日2回目は1月18日に実施しており、そこでの資料をもとに説明する。

2. 災害の想定について

  • 国の防災会議において、4,5月に、津波の想定や対策についての方針が出る予定であり、市の防災対策についての方針はその後に決まることとなる。
  • 現在は、M8.6を想定している。現在の西淀川区の防災対策は、津波を想定しておらず、直下型の地震を想定して検討されてきた。
  • 西淀川区にある防潮堤は、最大8mである。津波は満潮時で6.0mの津波が想定されており、守られていることになる。だが、防潮堤が突き破られたらという想定はしていない。

3. 津波避難ビルの指定について

  • 津波避難ビルの指定は、各連合振興町会と個別協議のうえ調整していく。津波避難ビルは現地を見ないと判断できない。町会単位で日常的なつながりがあるところなどを優先して決めていく。3月末までに意思確認を行い、順次、協定を結んでいきたい。
  • ダイレクトメールでマンションにお願いを送付しており、協力してもらえるところには再度町会長とともにお願いに行く予定である。
  • 懸案事項は、避難によってオートロックやドアの破損等が施設の損傷・汚損などへの補償をどうするのかということである。

4. 避難所について

  • 西淀川区内には、14の収用避難所がある。収用避難所では、高齢者や障害者の部屋を体育館と別途用意し、介護者をボランティアで募ることを検討している。
  • 要援護者の避難の支援ができるように、各避難所に障害者用の備品(担架など)を用意することを検討している。
  • 特別な配慮が必要な要援護者のための福祉避難所については、大阪市老人福祉施設連盟に加盟している施設に、災害時に使用できるよう協力を要請している。しかし、収容能力が限られていること、元々の入居者がいることから、かなり重度の方のみを対象とすることになる。

5. 避難訓練の取り組みについて

  • 西淀川区内には、14連合があり、そのうち8連合で大規模訓練、7連合で情報伝達訓練を行った。
  • 11月5日の津波・防災の日には、姫島で津波を想定した避難訓練を行った。460名の方が参加し、いろんな層の方に参加してもらえた。今まで学校については小学校のみを対象としていたが、中学校も対象に含め、その結果、中学生70名の参加があった。放送設備がついている青パト(青色防犯パトロールカー)も出動した。

西淀川交通まちづくりプロジェクトは、このように区役所で聞いたお話をふまえて、市民で防災まちづくりに何ができるのかを考えていきたいと考えています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2012年2月6日3:39 PM

矢倉海岸定例探鳥会(123回 2012.02.04)

快晴!でも2月の探鳥会はめっちゃ寒い。
(少し、寒さが和らいだ日ではあったのですが)
参加者14人です。
P2047599
今回は初心者が多かったのでバードボイスペンに参加者は感心しきり。本のコードにあてると鳴き声が分かるすぐれものです。
120204_1000~02
今日は、歩き始めにオオタカに遭遇!(写真は間に合わず・・・)
幸先よい感じです。
大野川緑陰道路を歩いていると、ナンキンハゼの実にムクドリがたくさん来ていました。
120204_1009~01P2047603-1
(ピンボケですみません)
あと、アキニレに沢山のカワラヒワがきていました。
120204_1018~01
418080_179822568788615_100002826190414_248564_1993975680_n

鉄塔に住んでいるミサゴは今日も健在です。(下段の真中にいます)
P2047612
いつもは沢山いるカワウの姿が見えません。

いつもいると言えば、福漁港のアオサギですが、今日は姿を見せずです。
P2047609
ここのカモは132羽いるそうです。いつもビックリしますが、野鳥の会の方々はすごい!!

干潟に行くまでの土手にいた、ハクセキレイ
420733_179822598788612_100002826190414_248565_399681612_n

皆さんのお目当てのスズガモは矢倉干潟に居りました。
都市公園にはいないそうで、リーダーの橋本さん曰く「矢倉のスターバード」
120204_1137~02

最後のトリあわせ前に、橋本さんが拾ったカワラヒワの巣。
120204_1202~02
針金が使われていますね。

今回みることができた野鳥は30種類
カンムリカイツブリ、カワウ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ(1284羽!)、ミサゴ、トビ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、オオタカ、ドバト

今年は小鳥をあまり見る事が出来ないそうです。(ツグミとか)その中で、今回はわりと小鳥を見る事が出来たので、満足されている方が多かったです。
私もジョウビタキのオレンジ色のお腹を見て、感動しました。

しか~し、矢倉干潟に行くまでに悲しい光景が・・・
ごみが散乱していたのです!!!!
P2047624
P2047625
P2047626
P2047627
何とかしないといけませんね・・・
(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 11:45 AM

大学生のあおぞらボランティア参加記

毎月第一金曜日はあおぞら財団ボランティアの日。
今日(2/3)は佛教大学の布川さんが参加をしてくれました。
参加記を書いてもらったので、ぜひご覧ください。(小平)

=====================
本日初めてあおぞら財団のボランティアに参加させていただきました。

・ボランティアの内容
▽廃油リサイクルハンドソープ贈呈式の案内資料を報道関係者へ発送する準備
1

▽2月12日(日)に行われる、~淀川でゴミ拾いをしよう~のポスターはりあわせ
3

▽廃油リサイクルハンドソープラベルのパウチ
4

2

 私があおぞら財団を知ったきっかけは、大学の教員からの紹介でした。あおぞら財団について無知の状態でボランティアに参加させていただきましたが、担当の職員の方が、あおぞら財団の概要から、活動内容の説明や資料閲覧など、丁寧に対応してくださり、全く知らなかった取り組みや活動を知ることができました。また、初めて御幣島に来たこともあり、お昼休憩に自転車をお借りして、付近を少し散策しました。

 廃油をリサイクルする菜の花プロジェクトについても、初めて知ることができました。市民が排出する廃油を回収し、その廃油でハンドソープをつくる等のリサイクルをするというプロジェクトで、今回ボランティアで廃油リサイクルハンドソープの贈呈式の案内とともに、エコでつながる西淀川通信も報道関係者へ送付したので、より廃油回収の促進や情報の拡散に繋がればと思います。

 私は今度、西淀病院で相談員のインターンシップをさせていただくこともあり、今回のボランティアで学んだことも併せ、より公害問題や公害患者・家族について知っていきたいと思いました。

あおぞら財団・ボランティア 佛教大学 布川のぞみ

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,ボランティア — aozorafoundation 公開日 2012年2月3日6:42 PM

1月は11,904円の支援金が集まりました

aoitori あおぞら財団で受付けている「東日本大震災支援金」。
1月は11,904円の支援金を頂きました。
合計593,681円の支援金が集まりました。(受付開始2011年3/23~2012年1/31現在)

3月23日~31日 149,607円
4月1日~30日 9,700円
5月1日~31日 26,000円
6月1日~30日 161,050円
7月1日~31日 31,022円
8月1日~31日 50,521円
9月1日~30日 3,000円
10月1日~31日 701円
11月1日~30日 2,300円
12月1日~31日 147,876円
1月1日~31日 11,904円
合計 593,681円


ありがとうございます。なお、頂いた支援金は、被災地(岩手県・遠野)に寄贈した、廃食油BDFで走るワゴン車等の購入代金等に充てさせて頂きます。 目標額は100万円です。 引き続き、ご協力下さいますよう、よろしくお願いします。

P1060040被災地で活躍をするあおぞら号 :kuwasiku:

<あおぞら財団「東日本大震災活動支援金」の受付> 現金でも受け付けています。あおぞら財団の事務所にお越しください

■銀行 三菱東京UFJ銀行 歌島橋支店(ウタジマバシシテン) 店番:006 種別:普通預金 口座名:(財)公害地域再生センター ザイ)コウガイチイキサイセイセンター 口座番号:0013203

■郵便局 加入者名:あおぞら財団 口座記号・番号:00960-9-124893 ※通信欄に「東日本大震災活動支援金」とお書きください。 【ステッカーデザイン協力】バードデザインハウス

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 11:19 AM
« 次のページ前のページ »