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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

4月ボランティアの日 イコバでランチ会

毎月第一金曜日はあおぞら財団ボランティアの日。
お昼はあおぞら財団ガレージで、緑陰道路の桜を見ながらのお花見ランチを企画したものの、今日は花冷えの一日。

ガレージではなくビル1階イコバの中で、みんなでご飯を食べました。
いつもは机でパソコンに向かい食べているのですが、みんなで食べると美味しいですね。

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さて、今日のボランティアの日の一大業務は、なんといっても機関紙りべらの発送。
年度がわりの月なので、会費の請求書なども同封しました。
宛先によって入れる資料がかわるので、ちょっと複雑なのですが、ボランティア浅井さんの差配でスムーズに終わりました。

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終わった後は、みんなでお茶の時間。
お茶を飲みながら、天野先生と西淀川公害患者と家族の会の岡崎さんが、小学校での語りべの授業について熱く意見を交換していました。

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ボランティアの佐成さんが、マフィンを買ってきてくれました。
大きくておいしいマフィン、ありがとうございます!みんなで頂きました。

最新号のりべらは大野川緑陰道路で行われた「キャンドルがナイと!in NY」の写真です。
夜の緑陰道路を灯す廃油キャンドル。
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表紙に使われた廃油キャンドルは、佃連合振興町会の方から、もう使わないからと頂いたグラスが使われています。
撮影者は、あおぞら財団 ボランティアの元祖(?)南さん。
当日、ボランティアで運営に参加し撮影したものです。

いろいろな人に支えられ、あおぞら財団の活動は行われています。

それでは会員のみなさん、りべらの到着をお楽しみに。

(小平)

Filed under: あおぞらイコバ,イベント報告・ホームページ更新,ボランティア — aozorafoundation 公開日 2012年4月6日5:54 PM

税額控除対象法人になりました(4/2)

このたび、あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)は税額控除対象法人になりました。
これまでは、あおぞら財団への寄附金、賛助会費には、所得控除制度が適用されていましたが、2012年4月2日以降は、あわせて税額控除制度の適用も受けられるようになりました。
ぜひ、ご活用ください。

あおぞら財団への寄附、入会方法については、こちらのページをご覧ください。
https://aozora.or.jp/nakama

あおぞら財団への寄附、入会方法については、こちらのページをご覧ください。
https://aozora.or.jp/nakama

○所得控除
課税所得(所得金額-所得控除額)×税率=税額

【特徴】所得控除を行った後に税率を掛けるため、所得税率が高い高所得者の方が減税効果が大きい。

○税額控除
税額-税額控除額

【特徴】寄附金額を基礎に算出した控除額を、税率に関係なく、税額から直接控除するため、小口の寄附にも減税効果が大きい。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局 — aozorafoundation 公開日 2012年4月5日3:37 PM

(財)淀川勤労者厚生協会の新入職員研修の受け入れ(4/4)

(財)淀川勤労者厚生協会の新入職員研修の受け入れ(4/4)
日 時=2012年4月4日(水)9:00-15:00
参加者=36人(引率3人含む)
(財)淀川勤労者厚生協会の病院や診療所、薬局などで、この4月から勤務する新入職員33人が、西淀川地域や西淀川公害について学ぶため、あおぞら財団にて研修のお手伝いをしました。
参加者は野里診療所にて、フィールドワークの説明を受け、映像『溝口歯車とその家族』、『西淀川公害を闘う』を視聴しました。
その後、バスにて、ファミリークリニックなごみ、在宅福祉総合センターみてじま、などを訪問しました。
さらに、千北診療所にて、診療所の成り立ちや、公害がひどかったときの病院の役割などを聞きました。
次に歩いて、国道43号へ向かい、自動車の交通量の多さを体感。どのような排気ガス対策があるのかを見学しました。
再び、バスに乗り、中島工業団地、淀川の堤防、福漁港、公害医療センターなどを見学。最後は大野側緑陰道路を歩いて、あおぞら財団に到着。
西淀川公害患者と家族の会の永野千代子氏から自身の被害や、公害反対運動へのかかかわりについてお話を聞き、西淀川・公害と環境資料館を見学し、本日の研修を終えました。
永野氏との質疑応答のいくつかを紹介します。
参加者:
反対運動を続けてきた原動力は何ですか?
永野氏:
よき指導者がいたこと。同じ住むなら、きれいな空気のところに住みたいという気持ち。子ども達に青空を手渡したいという気持ち。
参加者:
なぜ、今も公害がある地域に残って住んでいるのですか?
永野氏:
今まで一生懸命やってきて、ここまで良くなってきた。だから、もっとこの地域を良くしたいから。空気がきれいな田舎に行けば、体にはいいかもしれないが、今までやってきたことが無になるような気がする。他の地域では、公害病をみてくれる医療機関がないことも心配。
西淀川での公害反対運動の中で、医療機関が果たした役割はとても大きいものです。この地域は他の地域と比べて、公害病の人が多いということを疫学的に証明できたのは、公害患者の立場から支援をおこなった医療機関があったからです。そうした歴史の上に今があることをこの研修を通じて、あらためて感じました。
鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

日 時=2012年4月4日(水)9:00-15:00

参加者=36人(引率3人含む)

(財)淀川勤労者厚生協会の病院や診療所、薬局などで、この4月から勤務する新入職員33人が、西淀川地域や西淀川公害について学ぶための研修を、あおぞら財団がお手伝いしました。
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参加者は野里診療所にて、フィールドワークの説明を受け、映像『溝口歯車とその家族』、『西淀川公害を闘う』を視聴しました。

その後、バスにて、ファミリークリニックなごみ、在宅福祉総合センターみてじま、などを訪問しました。

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さらに、千北診療所にて、診療所の成り立ちや、公害がひどかったときの病院の役割などを聞きました。

次に歩いて、国道43号へ向かい、自動車の交通量の多さを体感。どのような排気ガス対策があるのかを見学しました。

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再び、バスに乗り、中島工業団地、淀川の堤防、福漁港、公害医療センター、姫島診療所などを見学。最後は大野川緑陰道路を歩いて、あおぞら財団に到着。

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西淀川公害患者と家族の会の永野千代子氏から自身の被害や、公害反対運動へのかかかわりについてお話を聞き、西淀川・公害と環境資料館を見学し、本日の研修を終えました。

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永野氏との質疑応答のいくつかを紹介します。

参加者:
反対運動を続けてきた原動力は何ですか?

永野氏:
よき指導者がいたこと。同じ住むなら、きれいな空気のところに住みたいという気持ち。子ども達に青空を手渡したいという気持ち。

参加者:
なぜ、今も公害がある地域に残って住んでいるのですか?

永野氏:
今まで一生懸命やってきて、ここまで良くなってきた。だから、もっとこの地域を良くしたいから。空気がきれいな田舎に行けば、体にはいいかもしれないが、今までやってきたことが無になるような気がする。他の地域では、公害病をみてくれる医療機関がないことも心配。

以上

西淀川での公害反対運動の中で、医療機関が果たした役割はとても大きいものです。この地域は他の地域と比べて、公害病の人が多いということを疫学的に証明できたのは、公害患者の立場から支援をおこなった医療機関があったからです。そうした歴史の上に今があることをこの研修を通じて、あらためて感じました。

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年4月4日9:57 PM

今年6月、地球サミット「リオ+20」が開催されます

今から20年前の1992年に、ブラジル・リアデジャネイロで国連地球サミットが開催されました(1992年6月3日~14日)。
同サミットには、全国の公害被害者を代表として森脇君雄財団理事も参加し、世界に日本の公害被害の実態を訴えました。同会議では、竹下元首相が「公害は終わった」と挨拶しましたが、それを遮って演壇に登り、被害者の立場から「公害は終わっていない!被害が今でも続いており深刻な事態だ」と30分ほど訴え、会場いっぱいの拍手を受けました。

同サミットでは、地球環境保全の行動計画を示した「アジェンダ21」、過剰な生産・消費形態を改めるよう各国に勧告した「環境と開発に関するリオ宣言」が採択され、国連気候変動枠組み条約と同生物多様性条約の署名が始まりました。

1992年ブラジル地球サミットにて。真ん中・森脇氏(若い!)

1992年ブラジルにて。中央・森脇氏(若い!)

「測ってみよう青空指数」記者会見中

「測ってみよう青空指数」記者会見中

日本から、ブラジルからのメッセージでいっぱいのフラッグ

日本から、ブラジルからのメッセージでいっぱいのフラッグ

20年の月日を経て、再びリオで「国連持続可能な開発会議(リオプラス20)」が開催されます。約120カ国の首脳、企業、NGOなど多くの人々が集い、これまでの20年でどこまで目標が達成されているのか?、今後10年の経済・社会・環境をどうしていくのか?などを議論する予定で、環境に配慮した「グリーン経済」への移行、「持続可能な発展に向けた制度的枠組み」などについて話し合われます。

関西でも、リオへ、世界へ、思いを伝えていこうという活動が既に行われています。
先日(3月24日)には、京都で「地球サミット「リオ+20」に向けて ~私たちが、望む未来とは~」が開催されました(主催:一般社団法人環境パートナーシップ会議、地球サミット2012 Japan、京のアジェンダ21フォーラム)。

昨年、東日本大震災を経験し、原発をはじめとしたエネルギー問題は、直近の課題であり、私達の暮らしそのものを改めて見直す機会となればと思います。

トークセッション1「311と日本、そしてリオ+20へ」の様子

トークセッション1「311と日本、そしてリオ+20へ」の様子

各地から多くの人が参加し「The Future We Want(私たちが望む未来)」を話し合いました

各地から多くの人が参加し「The Future We Want(私たちが望む未来)」を話し合いました

※参考
・国連持続可能な開発会議(リオ+20)(外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/rio_p20/gaiyo.html

・リオ+20事務局
http://www.uncsd2012.org/rio20/

(記:藤江徹)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局,国際交流,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2:49 PM

中国で廃油リサイクルプロジェクトがスタート!

あおぞら財団で進めている日中交流で、いつもお世話になっている環境NGO・環友科学技術研究中心(代表:李力氏)が中国で廃油リサイクルプロジェクトをスタートさせました。

現在、中国社会では、家庭、レストラン等において、一般的に食用廃油の処理という概念は普及しておらず、廃油は下水に流されている状態だそうです。日本でも昔、廃油が下水に流されて環境汚染が引き起こされました。

また、中国では、レストランから買い取った廃油を再製し違法に販売する「地溝油」事件が多々発生し、社会問題になっています。

在中国の日本大使館の草の根ODAを活用し、李力さんの環友科学技術研究中心による廃油せっけんづくり事業が支援されることとなり、署名式及び記者発表が行われました。

日本と中国の市民・環境NGOが協力しながら、こうした問題が解決していけば良いなと思います。

李力さんに廃油リサイクルでつくられたハンドソープを手渡す

写真:李力さんに廃油リサイクルでつくられたハンドソープを手渡す(エコでつながる西淀川)


日本大使館記者発表
http://www.cn.emb-japan.go.jp/oda_j/oda120309_j.htm

環友科技記者発表
http://www.envirofriends.ngo.cn/a/angzhan/2012/0309/31.html

(参考)日本の過去の経験の克服について中国メディアでも注目されているようです。
http://news.sohu.com/s2011/shijieguan-169/

参考:
どぶからできた油、食卓へ 中国の疑惑、捜査で裏付け(朝日新聞2011年12月11日)
「どぶ油」製造・販売に死刑適用も 中国当局が発表(朝日新聞2012年2月24日)
あおぞら財団で作成した廃食油回収ガイド(日本語・中国語)は↓から

出版物・資料等

(記:藤江徹)

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