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ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

楽らく呼吸会「栄養について」を開催(9/10)

9/10(金)に楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院の管理栄養士の里和明さんを講師に、「栄養について」みんなで学びました。緊急事態宣言下での開催となったため、西淀病院とグリーンルームをオンラインでつないでの開催となりました。また、岡山のみずしま財団も視聴してくれました。参加者は全部で13人です(スタッフ1人, インターン3人,講師1人を含む)。

スクリーンに講師の里先生が写っている

オンラインで病院と繋いで行いました

今回は、コロナ禍における栄養がお話の中心でした。
まず、コロナに打ち勝つために大事なこととして1.コロナ禍でもできる運動を行う、2.ストレスとうまく付き合う、3.免疫力を高めることの3つの紹介がありました。10項目からなるコロナ禍ストレスチェックをやってみましたが、うまくストレスと付き合っている方もいますが、人によっては6〜8点と高めの点数の人もいました。

checksheet1

コロナ禍ストレスチェック表 6点以上は要注意!(3-5点:ストレスがたまっている、6-8点:心身に影響、9-10点:専門の医療者に要相談)

次に、免疫力を高めるために必要なことです。こちらも19項目からなる免疫力チェック表をみんなでやってみました。6〜13点の人は免疫力が低下している状態、14点以上の人はかなり免疫力が低下しているので、すぐに改善が必要です。

checksheet2

免疫力チェック表 6点以上は要注意!(6~13点:低下、14点以上:かなり低下。すぐに改善を!)

 

免疫力を高めるために必要な食生活としては、1.体を暖かく保つ、2.腸内環境を整える、3.3食バランスよくしっかり食べるが大事です。いずれも大事なことですが、継続するのはなかなか難しいことです。食事バランスは、主食、主菜、副菜(野菜)、副菜(汁物)の4つを意識するとよいと教えてもらいました。

最後は、動画をみながら呼吸筋ストレッチ体操。環境再生保全機構の「呼吸筋ストレッチ体操動画」をみながら実施しました。
呼吸筋ストレッチ体操は、肩や胸、背中などの筋肉をストレッチすることで、呼吸機能を高め、呼吸が自然と深くなだらかに変化し、不安やストレスを和らげる効果があります。終わった後、「リラックスできた」「もっとやりたかった」との声がありました。

IMG_1138

首を斜め後ろに倒すストレッチ

 

なかなか収束しないコロナ禍の中、食事の取り方にも気をつけて、ストレスとを減らして日々を過ごしたいですね。

・・・・・・・・・・・・

【今後の予定】

次は11月12日に理学療法士を講師に迎えて、「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定」を行います。ぜひお気軽にご参加ください。

日程 テーマ 場所
第65回 11/12(金)13:30~15:00 「呼吸リハビリ、じぶんでできる運動、体力測定」講師:理学療法士 あおぞらビル3Fグリーンルーム
第66回 1/21(金)13:30~15:00 「お話会、DVDをみながら呼吸筋ストレッチ体操」 あおぞらビル3Fグリーンルーム
第67回 3/11(金)13:30~15:00 「薬について」講師:薬剤師 あおぞらビル3Fグリーンルーム

※新型コロナウイルスの感染状況をふまえて変更になることがあります。

過去の楽らく呼吸会の取り組みについてはこちらをご覧下さい。

お問い合わせはこちら→ TEL.06-6475-8885(あおぞら財団 谷内・鎗山)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境保健 — aozorafoundation 公開日 2021年9月13日1:22 PM

【インターン】かるたで防災学習会!防災勉強会の参加報告(8/31)

8月31日(火)に淀協友の会姫島支部の防災学習会が行われ、あおぞら財団の谷内が講師として招かれました。参加者は10人(講師等含む)です。
最初に西淀川の災害や災害の基礎知識、生活の中に防災を取り入れるコツについてお話した後、にしよど親子防災部で作成した「にしよどおやこぼうさいかるた」体験とマイかるたづくりを行いました。
一緒に参加したインターン生のレポートです。

—–
インターン生の田中です。
8月31日(火)に、淀協友の会姫島支部の防災学習会に私も参加しました。
西淀川が向き合わなければならない災害問題や、だれでも行うことが出来る災害に向けた対策について学びました。

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学習会の様子。みなさん真剣に話を聞いていました。

学習会では、この数年で日本が数多くの災害に見舞われたこと、地球温暖化によってかつてなかったような大規模な災害が発生していることを学びました。

そのうえで、今後自分たちの地域で災害が発生した際どのように行動するのか、災害は生活の一部にあるものとして日頃から考えていく必要があるものだということを知ることが出来ました。防災については大学で少しばかり勉強する機会があり、多少の知識を持っているつもりでしたが、今回の話を聞いて、防災に関する知識を得るだけではなく実際にアウトプットして、自分の住んでいる地域に照らし合わせていく必要があると痛感しました…!

また、「にしよどおやこぼうさいかるた」で実際に遊んでみたり、自分でかるたを作ったりすることによって、今まで知らなかった防災に関する知識を楽しく学ぶことが出来ました。
「楽しく学ぶ」ことによって普段防災にあまり関心がない方でも、防災を身近なものとして捉えることができるのではないでしょうか。

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にしよどおやこぼうさいかるたで遊んでいる様子。皆さん楽しく遊んでいました!

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私もひとつ作ってみました!絵が上手くないのは目をつぶってください…!

新型コロナウイルスの感染が拡大している日本において、今までのような災害対策、避難所生活が通用しなくなってきています。災害時にすぐ避難所に行くのではなく、家で安全確保ができる場合は在宅避難を検討するということを学びました。
そして、次に来る災害に向けて一度家庭内で話し合いを行い、地域でどのような災害が起こり得るのかということや、災害時にどのように連絡を取り合うのかといったことを決める必要があると感じました。
(記・あおぞら財団インターン生 田中)

参考

「にしよどおやこぼうさいかるた」はにしよど親子防災部が作成したものです。
子ども・子育て支援施設などには無償で配布をしているほか、30セットまでは貸し出しをしています。子どもだけでなく大人も楽しく防災を学べますので、あおぞら財団までお気軽にお声がけください。
こちら↓のページからダウンロードできます。
https://aozora.or.jp/archives/36301

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,防災教育・にしよど親子防災部 — aozorafoundation 公開日 2021年9月3日2:59 PM

太陽の光で一年間発電してくれました!(2020年分)

太陽の光で一年間発電してくれました!

~西淀川あおぞら発電プロジェクト~

タイトル2021

あおぞら財団では、「環境再生のまち」を目指して、大阪市西淀川区の未利用空間を活用して太陽光発電設備を設置する「西淀川あおぞら発電プロジェクト」を実施し、再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消をすすめています。

その一環として、2019年1月に、社会福祉法人あゆみ福祉会の協力の下、看護小規模多機能型居宅介護施設「ソラエ」の屋上をお借りし、設備容量5.5kWの太陽光発電を設置しました。

2019年に続いて、2020年1月から12月まで太陽の光を浴びたソーラーパネルは毎日休まず発電してくれたので、総発電量は、6,951kWh(2019年は6,705kWh)となりました。これらの電気は全て同施設にて使用しました。この総発電量を電力会社が発電した場合は2,210kg-CO2の二酸化炭素が排出されます。※1これは158本の杉の木(50年杉で高さが20~30m)が1年間に吸収・固定する二酸化炭素の量に相当※2します。

発電実績グラフ

本設備設置にあたり、寄付や建設協力金をいただいた皆様、ご協力、誠にありがとうございました。引き続き、同施設を通じて、太陽の恵みを地産地消のエネルギーとして活かし、また、本施設を再生可能エネルギーの学びの場としていきます。
2021年8月

※1 2019年度のCO2 排出係数(関西電力)0.318㎏‐CO2/kWhを参照
※2 出典・林野庁 杉一本で平均14㎏/年のCO2を吸収・固定するとして試算

協力団体
ECOまちネットワークよどがわ
自然エネルギー市民の会

「大阪府地域環境活動を広げる府民共同発電事業」
http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/fumin-kyodo/index.html

過去のブログはコチラ
https://aozora.or.jp/archives/31948
https://aozora.or.jp/archives/34509

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,にしよどnote,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2021年8月31日4:58 PM

【防災部】ポリ袋を使った防災クッキング!

※あおぞら財団はにしよど親子防災部の事務局をしています。

あおぞら財団に研究のために見学に来ている王子常さん(龍谷大学大学院)が、にしよど親子防災部の防災クッキングに参加し、その報告を書いてくれました。
王さんによると、中国では、個人で行う防災活動はあまり活発ではなく、防災は国が行うべきものという意識が強いそうです。王さんは今回の防災クッキングをとても興味深く感じてくれたようです。

—-
2021.08.05(木)、相変わらず平和かつ賑やかな日に、災害など非常時でも温かい料理を食べられるようにするために、あおぞらイコバで防災クッキングが行われました。新型コロナ感染症の非常事態宣言が発令されたため、今回の防災クッキングはZOOMを通して開催することになりました。あおぞらイコバの現場にいる5人のほか、にしよど親子防災部+αの9人はZOOMの向こうで参加してもらいました。
今回の講師は、防災料理の達人であり、あべの親子防災部の益田紗希子親子です。益田さんは自分が作った防災レシピやコツをシェアしてくださり、防災料理を一緒に作りました。

防災クッキング講師の益田さん親子

講師の益田さん親子。zoomを使って防災クッキング勉強会をしました!

まずは料理する必要な道具、カセットコンロ、ポリ袋及び深い鍋を紹介してくれました。特に、食品を入れるポリ袋は、長時間ゆでるに堪えられる高密度ポリエチレン袋でなければならないと、益田さんが注意してくれました。

防災クッキングの準備物

防災クッキングの準備物。アイラップは耐熱性のポリ袋です。

ポリ袋に入れたお米と水

ポリ袋にお米と水を入れます。空気を入れないようにして、袋をねじって結ぶのが上手に作るコツです。

 

お米を水に30分浸透させる間、潰した寒天とジュースを一緒に耐熱袋でゆでました。災害時には野菜がうまくとれないので、胃腸の状態が良くない可能性が高い。寒天は便秘改善の効果があり、寒天ジュースゼリーは胃腸に良いものと、益田さんが紹介してくれました。今回は固形の寒天を使いましたが、粒状になっているものを使えばもっと簡単に溶けるとのことです。

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手前にあるのが寒天ジュースゼリー。ガスボンベ1本の燃焼時間は強火で約1時間だそうです。

寒天ジュースゼリーの準備ができたら、コップに入れて凝固を待つだけ。お米をお鍋に入れ、次は食事の主役、野菜ミックスカレーの番です。冷凍野菜ミックス、ツナ缶およびカレーのかたまりを一緒に袋に入れて、空気を抜いたら、一生懸命シェークするのが上手に作るコツです。うまく混ざったらゆでます。その後、益田さんの娘さんのこまっすーさんが区役所HPで記載されるガスボンベの廃棄方法を読み上げてくれました。各自治体によって廃棄方法は違いますが、穴をあけずに透明・半透明袋に入れる廃棄するのは共通かもしれません。

ポリ袋に入れたご飯とカレーの材料をお湯をはった鍋にいれます

お鍋の底にはアルミホイルを敷き、その上にポリ袋に入れたお米とカレーを置いて茹でていきます

 

30分弱火で湯煎すると、ご飯と料理ができました。現代的なキッチンで作られた料理と比べればやや不足しているように感じますが、災害で電気、ガスや水の供給不足の状況を想像して、このような温かい料理を食べられるのは、体にのみならず精神にも安らげることではないでしょうか。

ポリ袋カレー

ポリ袋カレーができました!

 

経済や技術の発展とともに、我々の生活は想像以上豊かになりました。その技術がもたらした便利を享受する一方、地球温暖化など近現代技術によって顕在化した環境問題を直面しなければなりません。地球温暖化が起こした気候変動の影響で、台風や豪雨の頻度は昔より高まりました。このような背景で、防災に関する事業はさらに重視しないといけません。

自分は自分の命をちゃんと守ったら、大切な人を守ることができます。これが防災クッキングの核だと思いました。

王子常さん(龍谷大学大学院)

関連ページ
ミラクルウィッシュ:今回の講師の益田紗希子が代表を務めています。
youtube ミラクルウィッシュ:ポリ袋クッキングをはじめたくさんの防災動画が掲載されています。
cookpad あべの親子防災部のキッチン:たくさんのポリ袋クッキングレシピが掲載。益田さんのおすすめは「西京焼き」とのこと。にしよど親子防災部のメンバーも家で試しています。

※この活動は公益財団法人JR西日本あんしん社会財団の助成でおこなっています。

第24回道路連絡会が行われました(8/25)

2019年度に引き続き、2020年度も西淀川区内のすべての測定局でPM2.5が環境基準値以下!

8月25日(水)に第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会が行われました。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて年に1回行われており、あおぞら財団は原告団のサポートをしています。今年は緊急事態宣言下での開催になったため、昨年度に引き続き、国土交通省、阪神高速道路株式会社、弁護団、原告団が別々の会場に集まって、オンラインでつないで開催しました。

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第24回西淀川地区道路沿道環境に関する連絡会
日 時:2021年8月25日(水) 午後2時~午後4時
場 所:国土交通省近畿地方整備局会議室、阪神高速道路株式会社、グリーンルーム(あおぞらビル3F)、弁護団各事務所をzoomで繋いで開催
出席者:国土交通省近畿地方整備局、大阪国道事務所、阪神高速道路(株)、原告団、弁護団、あおぞら財団
参加者数:31人(国土交通省・阪神高速:7人、原告側・弁護団:20人)
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最初に原告団の山下明さんから被害の訴えがあり、ステロイドの副作用により皮膚に影響があることなどをお話してくれました。それを受けて、国交省近畿地方整備局および阪神高速道路株式会社からは、コミュニケーションが大切であること、被害者の視点に立って道路環境の改善をしていくと答えがありました。
被害の訴えを行う山下さんとzoomの画面

被害の訴えを行う山下さん

現在、コロナ禍の影響もあり、交通量は減少傾向にあり、それにより大気も改善しています。西淀川区内のPM2.5は昨年度に引き続き、環境基準をクリアしました。
今日の会議の中では、大気常時測定局に看板をつけて環境改善の取り組みをPRすること、歌島橋交差点の街路樹が枯れてしまったのでサルスベリ等に植え替えることなども決まりました。他に、環境ロードプライシングのさらなるPR、自転車道の推進といった施策が出され、弁護団からはトロリートラックを検討して欲しいとの意見も出ました。
大気常時観測局に設置する看板の案。大気汚染訴訟の和解条項に基づいて設置されていること、道路環境改善が行われていることなどが書かれています

大気常時観測局に設置する看板の案

今後、大気汚染改善だけでなく、脱炭素社会の実現に向けて、道路環境が改善されることを望みます。

西淀川道路連絡会とは…

西淀川道路連絡会は、大阪・西淀川公害裁判の和解条項に基づいて設置されたものです。公害被害者が,道路環境対策について道路政策決定者に直接意見を述べることができるという意味で,道路公害訴訟に集団で取り組んだ原告団と弁護団が勝ち取った特別な機会です。この連絡会の議論に基づいて、西淀川内にはPM2.5の測定局が全国に先駆けて設置されたり、大型車を国道43号から阪神高速湾岸線に誘導する「環境ロードプライシング」などの施策が実施されています。

(詳しくはこちら→西淀川道路環境対策連絡会/道路検討会

(谷内)

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