7月4〜7日の間、京都国際会議場にて開催された環境経済学世界大会に
あおぞら財団が出展しました。
1300名もの参加者、7割が外国からの参加ということもあり、
展示はすべて英語で作成しました。
あおぞら財団の説明、エコミューズの案内、エコドライブの報告、大気汚染の歴史など
どれも力作です!
伝えるためにはどうすればいいか?というのは難しいですね。
5日には、小池百合子環境大臣がブースに訪問されるハプニングもありました。
ここでの出会いが、次の活動に広がるとうれしいです。
1300名もの参加者、7割が外国からの参加ということもあり、
展示はすべて英語で作成しました。
あおぞら財団の説明、エコミューズの案内、エコドライブの報告、大気汚染の歴史など
どれも力作です!
伝えるためにはどうすればいいか?というのは難しいですね。
5日には、小池百合子環境大臣がブースに訪問されるハプニングもありました。
ここでの出会いが、次の活動に広がるとうれしいです。
本書は、公害環境問題に関わる色々な問題について、大阪で、日本で、地球で、
いま何が起こっているのか、知りたいことが載っている白書です。
温暖化の影響による異常気象災害や、活動期に入ったといわれる地震災害も増えてきており、環境問題とともに安全問題も視野に入れて取り組まなければならない状況になってきています。
このような環境問題や災害問題の進展に対して、起こってくる問題の原因は何なのか、誰に責任があるのか、行政のインターネット情報やマスコミ報道だけを見ていたのでは、住民には環境問題は見えにくく、わかりにくくなってきています。
また、21世紀は環境と安全の時代といわれながら、財政縮小、人員削減や外注化の進行によって、環境安全行政が後退しているように見えます
住民の健康や生活の視点からみた環境の動き、環境行政や開発の動きについて、できるだけ目に見える情報を提供したいというねらいのもとに作成しました。
見やすく手軽に使えるために、1項目1頁完結型で記載されています。
本書の特徴
1.3つのねらい
住民の健康や生活の視点からみた環境問題の動き、環境行政や開発の動きについて
◆市民の健康、安全の視点から的確な情報を提供【起こっていることの実相がわかる】
◆運動や学習に役立つ情報【知りたいことが載っている】
◆わかりやすく見やすい形で記述【1項目1頁完結型で手軽に使える】
2.「大阪発!」安全のための手引き書
◆最近の環境安全問題に関する大阪からの情報発信、問題提起
◆地元大阪に関する多くの資料や情報を掲載
◆主に大阪に住む市民の健康と生活にかかる環境安全問題に対する一問一答
3.知りたいことが載っている22章、133項目のトピックスで構成
1.大阪の基盤環境
2.大阪の自然
3.大阪湾
4.農業林業
5.温暖化・ヒートアイランド
6.エネルギーと環境
7.防災・安全
8.アスベスト問題
9.健康状況と保健行政
10.食品の汚染と安全
11.大阪の水と水質汚染
12.化学物質汚染
13.土壌・地下水汚染
14.廃棄物問題
15.大気汚染
16.交通輸送問題
17.自動車・道路環境問題
18.大阪の環境と開発
19.公害環境行政
20.情報公開
21、環境教育
22.住民運動
4.「知恵と力」を結集した85人の執筆陣
学者・研究者・技術者・医師・弁護士・自治体職員・市民運動リーダー85名が結集し、作成しました。
◆タイトル:つくろういのちと環境優先の社会 大阪発 市民の環境安全白書
◆定価:1800円(税込)
◆編者:大阪から公害をなくす会、大阪自治体問題研究所
◆発行所:自治体研究社
◆編集代表:西川榮一、編集幹事:久保貴裕、林功、藤永延代
◆申込・問い合わせ
大阪から公害をなくす会(〒554-0012 大阪市此花区西九条1-4-9)
TEL:06-6463-8003 FAX:06-6463-8202
(社)大阪自治体問題研究所(〒530-0041 大阪市北区天神橋1-13-15グリーン会館5階)
TEL:06-6454-7220 FAX:06-6354-7228
◆ご注文の際は、冊数、お名前(フリガナ)、ご住所(〒)、電話番号をお知らせ下さい。
◆推薦文
◆宮本憲一先生(大阪市立大学名誉教授)
ー安全のための手引き書ー
いま日本列島とくに関西は、地震、長雨などの自然災害、アスベスト災害、薬害などの影響をうけつつあります。本書はこのような住民の安全にたいする要望にこたえて、一問一答のかたちでつくられています。
◆森脇君雄氏(全国公害被害者総行動実行委員会代表)
地球が病み、空気、水、食、土、生きていく最低条件が侵されていく危険な時代です。市場原理万能、規制緩和で格差が益々広がり、こんな世の中を変える力が欲しいと誰もが考えています。「市民の環境安全白書」は科学的で実践的な「知恵と力」が結集されたバイブルです。大阪発の住民運動が創りあげた本書を多くの人に読んで欲しいと思います。
最近、子供の安全を守るためどうすればいいか?と
防犯が取りざたされていますが、
その取り組みとして有効だとされているのが「地域防犯安全マップ」づくりです
あおぞら財団の地域しらべマップづくりは
環境学習のためだけに有効なのではありません。
この安全マップづくりにも活躍します。
また、4年生の学習である地域しらべにも活躍します。
子供向けの「かぶりとえころ爺のまち調べとマップづくり」という
かわいいイラスト満載の教材を
一冊500円で販売してますので、ぜひぜひご利用ください。
今年度取り組んでいるのは、
○ 環境教育ビデオ「手渡したいのは青い空〜未来からのメッセージ〜」
○ 大野川緑陰道路の教材づくり
○ フードマイレージの教材化
の3種類の教材です。
フードマイルズは英国の消費運動家Tim Langが1995年に提唱した概念で、
食料が生産地から消費者に届くまでの距離をさします。
遠くから運ばれてくると、フードマイルズの値が大きくなります。
つまり、輸送距離が長いほどCO2およびNO2の排出量が多くなる=環境負荷が大きくなるのです。
買い物という日常の行為の選択によって環境負荷が変わります。
大阪大学大学院工学研究科の松村暢彦先生のチームで、ゲームで違いを知ってもらう
学習プログラムを現在思考中です。
【1日目】1月16日(50分間)
1.1970年チームと2004年チームに分かれます。
買い物に行く交通手段と場所を選択します。
(徒歩・自転車or車、近所の店or郊外の大型店)
2.食材カードを使って夕食を作ります。
1970年チームと2004年チームは予算と食材カードが違います。
たとえば、1970年チームにはトマトはありません。
理由は旬じゃないから。
食材カードには値段と産地が書いてあります。
3.夕食の絵を模造紙に描きます。
産地シールを日本地図にはります。
【2日目】1月18日(50分間)
4.70年代がどんな時代だったかを理解するため、
ビデオ「日本の食生活の変化—魚から肉への転換を推し進めた米国の世界戦略—」
(NHKスペシャル世紀を越えて第1集「一頭の牛が食卓を変えた」1999年1月24日放送より10分)
を見る。
5.食材カードの裏面には封筒が張ってあります。
その中にフードマイレージをあらわす★印のカードが入ってます。
★印を計算して、夕食にかかったフードマイレージを計算します。
(★1つ 20g-CO2)
6.お互いのフードマイレージ(星の数)を発表
<1970年チーム>
11コ(焼肉)
14コ(お好み焼き)
22コ(さばの味噌煮、から揚げ)
<2004年チーム>
32コ(さばの味噌煮)
57コ(お好み焼き)
50コ(アジの塩焼き)
明らかに、1970年代のほうがフードマイレージ(環境負荷)が少ないです。
7.お店までの交通手段による違いをフードマイレージで換算します。
<1970年チーム>
11(焼肉) +15 (近くのスーパーに車) =26コ
14(お好み焼き) +0 (近くのスーパーに徒歩・自転車) =14コ
22(さばの味噌煮)+0 (近くのスーパーに徒歩・自転車) =22コ
<2004年チーム>
32(さばの味噌煮)+15 (近くのスーパーに車) =47コ
57(お好み焼き) +0 (近くのスーパーに徒歩・自転車) =57コ
50(アジの塩焼き)+105(郊外のショッピングセンターに車)=155コ
実は、お店までの交通手段も環境に大きく負荷をかけています。
8.ふり返り
ワークシートに感想を記入します。
環境問題というと、ゴミ問題とか緑化問題など、
自然と結びついた形で認識されますが、
実は、買い物とか交通とか、日常の行動が環境と結びついているんです。
生徒の感想にも
「自分達が何気なく食べている食材がどうやって今、目の前にあるか・・・と考えると環境問題につながっていた」
「食べ物の流通などから環境問題につながることは盲点だった」
という感想がのべられていました。
また、生活と車の関係について事前にアンケートをとっていたのですが
「環境問題で車をいざ使うな!といわれるのは正直ムリやろ、という雰囲気がにじみ出てた」
など、「車=×」とはいかないなぁという現状のモヤモヤ感を生徒たちに残したようです。
私たちは、車がない社会がいいと押し付けているわけではありません。
車と上手に付き合っていくには、どうすればいいのかな?と
考えるきっかけにしてほしいのです。
だから、モヤモヤ大歓迎なわけです。
小学校や中学校に合わせたプログラムの改良など、
これから取り組むべき課題は沢山ありますが、
実践を通じて、よりよいプログラムにしていきたいと考えています。
もし、実践のご希望や、
フードマイレージ教材化研究会(次回3月28日)への参加希望があれば
ぜひともあおぞら財団にご連絡ください。