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韓国MBC文化放送の取材


8月に韓国で開催された「第2回韓日公害環境問題交流シンポジウム」
がきっかけとなり、西淀川に韓国のテレビ放送局
(MASAN MUNHWA BROADCASTING CORP.)が取材に来られました。
韓国で、公害裁判と環境問題をテーマにした番組を作る予定で、
日本に約2週間滞在し、奄美、諫早、水俣や富山等を
縦断取材しているそうです。
主には西淀川公害裁判に関する質問で、その内容は多岐に渡りました。
森脇理事長、村松理事、患者さんがインタビューに答えました。

・大気汚染が発生した原因
・被告企業について
・一番被害がひどかった地域
・大気汚染による健康被害
・法律が果たした役割
・裁判提訴の理由
・裁判の争点
・裁判での立証方法
・裁判後変わった点
・西淀川公害患者と家族の会の活動と役割
・あおぞら財団の活動内容、役割とこれからの方向性

あわせて、患者会や財団の事務所、資料室、歌島橋交差点、大野川緑陰道路、国道2号、国道43号、大和田西交差点、合同製鐵(株)大阪製造所、中山鋼業(株)や、福町の町並みを視察されました。

日本と韓国双方における環境問題の改善に、この取材が役立てば、と期待しています。




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2005年10月21日3:51 PM

青い空への道標


2005年10月10日に、西淀川公害裁判企業和解とあおぞら財団設立10周年記念のつどいを、エルモ西淀川(西淀川区民会館)で開催しました。
 当日は、地元西淀川や大阪、東京などから約250人が会場に集い、あらためて企業和解から10年の歩みを振り返り、今後の活動についての方向性を確認することができました。

 記念講演の中で、豊田誠弁護士(全国公害弁護団連絡会議代表委員)は、「西淀川という地域に住んでいた」、それだけのことで、大気汚染により健康を害したこと、命を奪われた患者さんが苦しみを感じ、憤りを覚えているにもかかわらず、イタイイタイ病や水俣病、そして、現在のアスベスト問題においても、その過ちの教訓が生かされていない実情や、かつての公害被害激甚地域では、足尾での緑化活動など、地域再生に向けた取り組みが進んで来ているものの、未だに道半ばであることを、裁判経過や、運動の事例を通じて話されました。
 特に、世界に例を見ない「日本の公害対策の転換点であり、公害に対する逃れられない企業の責任を明確化」させた公害健康被害補償法を制定させ、そして、企業和解に至ったのは、「単に個人の被害補償にとどまらず、地域環境の再生を願った患者の心からの叫び」であり、その成果が「公害で疲弊した地域の環境を再び再生する事業に対して拠出金を出させ、被害者の要求に直接応えた活動が行われるようになったこと」であると話されました。
 
 アグネス・チャンさん(財団理事)の講演では、「空気は選べません、だから、空気を守ることは何よりも大事だと思うのです」というメッセージに始まり、日本ユニセフ協会大使として、ベトナム、カンボジア、ネパール、イラクで実際に目にされた、子どもの飢え、病気、貧困の体験を語り、そうした被害を受けている子どもを守りたいという意志を持った、良心を持った責任のある大人が、1人でも増えることを願っていると語りました。
 最後に、美しいものを受け止める人間の心は無限で、「かわいい、助けてあげたい」と思うと、力が湧いて、その力が誰かの心に届くと、初めてその人の心の中に美しい花が咲くのだと「しあわせの花」という歌を歌って締めくくられました。

 「長い間運動を続け、裁判を闘ってきて、私たちも年を取った。
車椅子を使わず、もう一度歩けるものなら歩きたい」、
「子や孫に青い空を手渡したい」との患者さんの声に応える
ため、これからも、様々な人と協力して活動を発展させていく
ことの重要性を認識しました。

「つどい」全体の詳細はリベラ11月号の特集で掲載する予定です。財団の活動や、新しく作成した環境学習ビデオなどの紹介も行います。ご期待下さい。
お忙しい中、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。今後も、どうぞよろしくお願いいたします。




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2005年10月20日11:20 AM

矢倉海岸探鳥会


イベントのお知らせにもありましたが、
あおぞら財団の催しの一つに「矢倉海岸探鳥会」があります。
日本野鳥の会と共同で、毎月第三土曜日に開催されています。

9月17日の探鳥会、私は初めての参加です。
参加人数は10人前後。
鳥の種類は「?」の私でしたが、
日本野鳥の会の方に丁寧に教えてもらいました。
淀川に鉄柱に沢山とまっているのが「カワウ」であることを知ったり、
干潟にいた「ハクセキレイ」のかわいらしさに驚き、
川べりに咲いている萩が「アレチヌスビトハギ」ということを教えてもらったり、
いつもなら、気づかずに通り過ぎてしまうことですが、
ちがう世界が見えてきて、ワクワクしました。

初心者や、若者も多いことにも驚きました。
みなさんも、手軽に参加してみてはいかがでしょうか?
楽しいですよ。(林 美帆)




Filed under: 事務局より — aozorafoundation 公開日 2005年9月20日8:09 PM

10周年記念のつどい


西淀川公害裁判企業和解とあおぞら財団設立10周年
   「手渡したいのは青い空」10周年記念のつどい

1995年、西淀川公害裁判で企業との和解が成立しました。
それから10年、西淀川公害患者と家族の会は、和解金の一部を基金に、
あおぞら財団を設立し、地域と環境の再生をめざした取り組みを進めてきました。
多くの人びとに支えられたこの10年の歩みを振り返り、今後を展望する記念の
つどいを開催します。ふるってご参加下さい。

■日時 2005年10月10日(月・祝)、午後1時〜3時半(受付:午後12時半〜)
■会場 エルモ西淀川(西淀川区民会館)
      住所:大阪市西淀川区大和田2-5-7、TEL:06-6471-9217
      最寄駅 阪神西大阪線「福」駅 徒歩5分


■内容  ★メッセージトーク「子どもたちに青空を」アグネス・チャン(財団理事)
       ★記念講演「西淀川公害裁判の歴史的な意義」豊田誠弁護士
       ★ビデオ「手渡したいのは青い空〜未来からのメッセージ〜」お披露目等

■参加費  無料
■お問い合せ
     西淀川公害裁判企業和解とあおぞら財団設立10周年記念事業実行委員会
     (西淀川公害患者と家族の会気付 TEL:06-6475-0790)

     ◆同時開催〜西淀チャリンコ祭り in 大野川緑陰道路〜◆
       クルマに依存しないまちづくり、一緒に考えませんか?
        ◇時間  午前10時スタート
        ◇場所  エルモ西淀川前
        ◇参加費 無料
        ◇内容  ・環境にやさしい自転車「ベロタクシー」に乗ろう!
              ・自転車を飾ろう!「デコチャリづくり」
              ・「あなたの自慢自転車」大集合!
        ◇企画・運営 道路環境市民塾運営委員会
        ◇お問い合せ あおぞら財団(06-6475-8885)    




Filed under: イベント案内,にしよどnote,事務局 — aozorafoundation 公開日 2005年9月16日6:14 PM

展示開始 @りそな銀行歌島橋支店


あおぞら財団 インターン  北風顕子

 展示パネルが完成すると、もちろん展示という作業が待っている。脚立に昇ったり降りたりと苦しめられながらも、水平になるように財団の方と展示していった。
財団紹介のパンフやチラシも置かせてもらえることになったので、急遽入れ物も作った。展示開始前日のことである。
 ①大野川緑陰道路の今昔を写
  真で比較
 ②江戸時代からの大野川の歴史      
を展示中。
 
 そして今日(9/14)展示がスタートした。展示物が一部はがれてしまうというハプニングに見舞われつつ、足を止めて見てくださる方も多い。というより、かなりカラフルで大きな展示ということもあるのだろうか、自然と目に入るようだ。銀行の方々も興味津々。
 改めて展示を見て、パソコンでここまでの展示ができるとは、と感じた。今日で実習は終了するが、1人でも多くの人に財団を知ってもらえる機会となったなら幸いである。

★西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)のホームページはこちら

P.S. りそな銀行のみなさん 展示を見やすくするため備品を移動して下さるなど、ご協力ありがとうございます




Filed under: インターン生,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2005年9月14日5:34 PM
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