木枯らしの吹き始めた11月1日(日)、東京の全林野会館(プラザ・フォレスト)でぜんそく患者さんに向けた呼吸リハビリ講習会を行いました。
これは、今年度環境省の請負事業であおぞら財団が作成した
パンフレット「らくらく呼吸法」の中身を皆さんに知ってもらい、呼吸リハビリに取り組んでもらおうというものです。
これまで満足に治療を受けることができなかった患者さんもたくさんいた東京都ですが、東京都のぜん息患者さんの医療費助成制度が始まり、より良い治療を受けたい!と皆さん意欲的で、40名を超える方が集まりました。
さて、大阪の豊中にある刀根山病院副院長の前倉亮治先生のお話で始まったこの講習会。
呼吸の仕組みから、なぜ息切れが起こるのかを説明してくださいました。自分はなぜ息切れが起こるのか、それを分かっていると、対処方法も違ってくるんですね。少し難しい呼吸の話でしたが、参加された皆さん熱心に耳を傾けていました。
それから、理学療法士の山本洋史さん、作業療法士の川邊利子さんのリハビリ講習がありました。
こちらは、こんな時に息切れが起こりやすいんですよ、こんな風にしたら楽ですよと、普段の生活の場面でのアドバイスを教えていただきました。
今まで、呼吸について意識をしたことがなかったという患者さんも(力を入れたりするときに息は止めているかどうか気にしたことありますか?)、自分が普段どういう時に息苦しくなっているのかまず知ってみようと思ったのではないかと思います。
さて、今回は東京で行ったこの講習会、来年の1月16日(土)に大阪でも行います。
大阪では、今回の前倉先生に加えて、近大堺病院の長坂行雄先生と大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターの石原英樹先生にも講師に来ていただきます(パンフレットはこの3名の先生方にご協力いただき作成しました)。
全然呼吸リハビリに触れたことがない方、ずっとやってきている方、様々だとは思いますが、そういう方たちの交流の場にもなればと思います。また、医療従事者の方たちも参加される(第二部)ので、皆さんが普段感じていることや疑問など、たくさん言っていただければと思います。
年明けの寒い中行いますので、皆さん体調も気づかいながら参加してくださいね。
お申し込み はあおぞら財団まで (担当:上田・眞鍋)
医療従事者の方・患者さん、ともにたくさんのご参加お待ちしています!
(眞鍋)