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ブログカテゴリー » にしよどnote

韓国における環境訴訟の実態


昨年の10月、あおぞら財団に韓国のMBS文化放送が
取材にきたことをこのブログで紹介して約8ヶ月が経過しました。

この度、無事に放送されたということで、
放映されたビデオ2本(約50分)を送っていただきました!

メインタイトル:環境訴訟
「第1巻 環境訴訟が世の中を変える」
「第2巻 自然の権利訴訟」

第1巻の後半で、
日本における環境政策の変化や新しい兆候として、
裁判後に、公害激甚地域の環境再生をめざして、
あおぞら財団が設立され、取り組みを進めていること、
公害訴訟の資料を保存し、活用していること、
患者会としても、役員さんを中心に引き続き
道路環境改善を求めて、国・公団と連絡会を開催
していること、そのための会議が開催されていることなどが紹介されています。

韓国の事例としては、
温山、ウルサンの公害がいわゆる韓国のイタイイタイ病として
早くから問題になったこと、
国立公園における温泉開発やゴルフ場開発、
トンネル工事の問題が取り上げられています。

日本の事例として、他に下記の
各訴訟の内容とデモの様子、弁護団のインタビューなどが
紹介されています。

・熊本水俣病
・富山イタイイタイ病
・尼崎大気汚染公害訴訟
・奄美自然の権利訴訟
・諌早湾自然の権利訴訟
・オオヒシクイ自然の権利訴訟 

2005年8月には、第2回日韓公害・環境交流シンポジウム
が開催され、その時の調査の模様も少しですが、
放映されています。
(公害弁連、環境法律家連盟、グリーンコリア環境訴訟センター、
韓国環境運動連合法律センター、「民主化のための弁護士の集い(民弁)」環境委員会
との共催)

韓国語ですが、興味のある方はあおぞら財団までご連絡下さい。




Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2006年6月19日4:50 PM

第29回西淀川地域研究会 阪神工業地帯の形成と西淀川の変遷


第29回 西淀川地域研究会
(第5回西淀川地域再生研究会と合同開催)

阪神工業地帯の形成と西淀川の変遷

日時:2006年6月12日(月)
報告者:小田康徳氏(エコミューズ館長・大阪電気通信大学教授)
場所:あおぞらビル3階グリーンルーム
    (西淀川区千舟1-1-1 JR東西線御幣島駅 地下道④番出口徒歩3分)

西淀川の歴史を知っていますか?
明治以降の西淀川は淀川改修によって大きく姿が変わりました。
大阪市の歴史に精通している小田先生の話を聞くチャンスです。
ぜひお越しください

申込はあおぞら財団まで
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-mail:webmaster@aozora.or.jp





Filed under: イベント案内,にしよどnote,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2006年6月1日5:03 PM

「淀川でシジミとりをしよう!」大盛況&大収穫


西淀川区の原風景を調査している時、日常の生活の中でシジミとりが行われ、食卓にあがっていたという話を聞いていました。
そんな西淀川区民の生活に密着していた淀川のシジミも、公害がひどい時期には採れなくなってしまったそうです。

現在の西淀川のシジミの安全性は、大阪市漁協組合が日本食品分析センターで調査を行い確認しています。

4月29日のみどりの日、「フードマイレージ教材化研究会」主催の行事「淀川でシジミ採りをしよう!」が行われ、西淀川区柏里地区の干潟へしじみを採りに行きました。

フードマイレージとは、食材が生産地から消費者までに届く輸送にかかる二酸化炭素の量のこと。

輸送距離が大きくなるほど輸送に伴い排出される二酸化窒素や二酸化炭素が大きくなり、環境への負荷が大きくなります。
地球に優しい地産地消の西淀川版を楽しく考えようと、企画した行事です。

シジミ採りには親子連れなど60人以上の人が参加しました。20名前後の参加を見込んでいた主催者にとって、うれしい悲鳴です。

前日に採って準備をしたシジミでつくったシジミ汁でお昼ご飯を食べた後、干潮時刻が近づいて、潮の引き始めた干潟へと繰り出し、シジミとりの開始です。

手で少し砂を掘るだけで、ざくざくと採れるシジミに、みな夢中でしじみを採りました。

終了後に、シジミの「でっかさコンテスト」が行われました。
優勝は、3.4cmのシジミでした。大きいですね。

身近な場所で、食べ物を収穫する楽しさを体験した一日、良い思い出になったでしょうか。淀川のシジミを食べつつの食卓で、交通環境や地域の環境、話題になればいいなぁなどと、運営委員は願ってます。

なお、当日の様子は5月10日発行の、ライブタウンにも掲載されました。

〜〜しじみの処理の仕方〜〜

①しじみの選別。
・藻や汚れが付着しているしじみと、口が開いたしじみは取り除きます。
 元気なしじみは動き回るため汚れはつきません。口の開いたしじみは死んでいます。

②汚れを落とす。
・米を研ぐように、ギュッギュと、蜆を研ぎ蜆の貝殻の周りについた汚れを落とします。
・水が透明になるまで続けます。

③砂をはかせる。
・水につけて、少なくても半日はおきましょう。途中で水を取り替えましょう。





Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2006年5月23日5:01 PM

第28回西淀川地域研究会 西淀川地域における工業専用地域指定反対運動


第28回西淀川地域研究会


西淀川地域における工業専用地域指定反対運動

日時 2006年3月31日(金)午後6時〜8時
場所 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)
報告者 林 美帆氏(あおぞら財団研究員)

西淀川ではマンションや建売住宅が建設ラッシュです。なぜでしょうか?
その答えは、西淀川に工場が多かったから。
移転した工場の空き地に巨大マンションが建てられているのです。
工場と住宅が入り混じった地域である西淀川は
工場との共生が難しく、
30年前、大阪市は西淀川区の44%を工業専用地域にしてしまおうと計画します。
このままだと、西淀川に人が住めなくなる?さてどうなった?
当時、反対運動をしていた方々をお招きして当時のお話と
あおぞら財団に所蔵されている資料を元にお話しします。
用途地域のこと、まちづくりのことに興味があるかたはぜひおこしください。

会 場:西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)
    大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル5階
JR東西線「御幣島」駅 下車①出口より徒歩3分

○参加費200円/参加を希望される方は事前にご連絡ください。

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西淀川地域研究会とは・・・

 小田康徳・大阪電気通信大学工学部教授が主宰する研究会。2001年8月に発足。
あおぞら財団が所蔵する公害問題資料を活用しながら西淀川の地域研究をすすめて
いこうとしています。2ヶ月に1回のペースで研究会を開催しています。
詳しくは、小田康徳氏のホームページをご覧下さい。これまでの研究会の内容などが
掲載されています。


猪名川歴史研究所
トップページから<環境・公害問題史研究のすすめ>を選んでください。

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お申込・お問合せ
(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885 
E-mail=webmaster@aozora.or.jp




Filed under: イベント案内,にしよどnote,環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2006年3月24日11:26 AM

大阪府立西淀川高等学校2年生 校外学習


2月10日(金)に西淀川高校2年生と一緒に矢倉海岸に行きました。
西淀川高校2年生と一緒にフィールドワークに取り組んで今年で6回目になります。
高校からスタートして国道43号線、大野川緑陰道路、福漁港、矢倉海岸、五社神社というコースです。

<国道43号線>
大和田西交差点で騒音測定を行いました。
結果は90デシベル。
道路沿道の環境基準は70デシベルですから大幅オーバーですね。

<大野川緑陰道路>
大野川緑陰道路は歩行者と自転車専用道路。
昔はどぶ川だったこと、
高速道路となる計画を住民の力でくつがえして緑道としたこと
などを説明しました。

<福漁港>
え!大阪市内に漁港があるの??
という驚きの声。
あるんです。工場のそばですが・・・
公害のひどかった頃はシジミも取れなくなっていましたが、
最近はハゼやスズキもつれるし、うなぎの稚魚やシジミもとれるようになりました。
淀川で取れるなんて〜〜〜と言われがちですが、大阪市民の飲み水なんですよ。
神崎川はまだ汚いですけれど・・・
また、昔は西淀川公害のシンボルだった合同製鐵の高炉が福漁港の近くにありました。
阪神大震災で高炉内部の耐火煉瓦が崩れたということで取り壊されたのですが、
産業遺産として残してほしかったなぁといまだに思います。

<矢倉海岸>
大阪市唯一の自然海岸です。
干潟には貴重な生物がいっぱい。渡り鳥の休憩場所にもなっています。
今は冬鳥が沢山飛来していますよ。
西淀自然文化協会が渡り鳥の観察や、矢倉海岸の丁寧な説明をしてくださいました。
今回のメインは「ゴミ拾い」
矢倉海岸には多数のゴミが漂着しています。
高校生たちも必死にゴミを拾います。それでもなかなか減りません。
なんでこんなにゴミが・・・と考えるきっかけになったかな?


<旧川北小学校校舎>

西淀川区内で一番古い学校です。中山鉱業の敷地内に建っています。
見所は、水面より下にある校舎。
西淀川のほとんどは0メートル以下です。
それは河口部という地理的条件もあるのですが、
工業用水としての地下水のくみ上げによる地盤沈下も大きな原因です。
そのため、西淀川区は水害に弱く、度重なる台風で水没が繰り返されました。
昔は、すぐ水辺におりることができた土手も、
護岸工事のために水と親しむ生活から切り離されてしまいました。

高校に到着後、おいしい豚汁をよばれ、冷えた体があったまりました。

自分が生活する場所、通学する学校がどんなところにあるか
案外知らないものです。
知らないと、無関心になり愛着がわきません。
愛着がわくと、見えていなかったいろんなことが見えてくる。
見えてくるとつながりが発生する。
それがまちづくり・地域再生に必要なことだと思います。
今回は紙の上の知識だけでなく、実際に歩いて体験して、
言葉にならない空気をいっぱい体験してもらいました。
この体験が、ずっと後になってからフッと思い出してくれるといいなと思います。




Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2006年2月17日3:20 PM
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