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エコミューズ来館者が2,000人を突破しました

エコミューズの来館者が1月16日現在、2,040人となりました (2006年3月18日開館以降)。

グループでの視察受入の他、卒論や修論、博論のための調査をされる学生さんの個人利用も多くあります。
また、昨年12月21日に、あおぞらビル1階の地域交流スペース「あおぞらイコバ」で開かれた『スローフードを食べながらエコについておしゃべり えこかふぇin Icoba』に参加された方も、エコミューズを見学されました。
(地域交流スペース「あおぞらイコバ」についてはコチラ

西淀川公害や地域の記憶をこれからもたくさんの人に伝えていけるよう、エコミューズではさまざまな取り組みを続けています。皆さん是非お越し下さい。

(エコミューズ資料整理スタッフ 森本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年1月16日5:14 PM

韓国・大田市青少年日本環境研修

2012年1月12日(木)14:00~15:30

韓国大田市の緑色連合(greenkorea) http://www.greenkorea.org/ が中心となって

韓国ガス公社と共同で日本へ中高生を連れてくる研修を行っています。

あおぞら財団も有りがたい事に訪問先の一つにしていただきました。

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中学生2名、高校生10名、スタッフ6名の総勢18名です。

参加者は大田市環境行政アイデア創案競演で受賞した学生です。

公害患者さんのお話と、あおぞら財団の活動について紹介しました。

質問には

「裁判になぜ21年もかかったのか」

「他の国の被害者と連携している?」

などの質問が出てきました。

「緑色連合(greenkorea)でも大気汚染のモニタリング活動をしており、交流する事で二度とこの様な被害が起きないようにしたい。」との感想がありました。

あおぞら財団の活動報告をしていると、前回の訪問のときにフードマイレージ買物ゲームについて紹介したのですが

緑色連合(greenkorea)で韓国バージョンを作って普及しているそうです。

すばらしい!!うれしいですね。

それから、あおぞら財団には他言語のページがあるのですが、参加者はホームページを見て参加して下さったようです。

他言語ページを作っておいて、本当に良かった。

中高生から環境活動について交流することはとてもいい事だなぁと思います。

これからも続けていきたいですね。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年1月12日5:01 PM

神戸大学生がエコミューズ見学

2011年12月19日(月)

神戸大学の地理学の学生たちがエコミューズに見学に来ました。(5名)

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ビデオを見てもらったり、パネルの説明をしたり、裁判資料を見てもらったり。

学生からの質問は

「大気汚染以外の公害はあったのですか?」

など、鋭い質問。

感想では

「各地の裁判の主張が少しづつ違う」

「バイクを乗っていて、43号線は大型車が多い。湾岸線に迂回してほしいという表示があったけれど、ロードプライシングのことだったのか」と、現在の問題とのつながりを理解してもらったようでした。

30分と短い時間でしたが、現地に来てもらった意味はあったと思います。神戸大学だったら、大学の授業中に行って帰ってこれるんです! 近いですね。これもエコミューズが駅前という利点があるからですね。

エコミューズをこんな風に気軽に利用していただけるとありがたいです。

学生さんたち、また来てね。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年12月19日12:00 PM

日中共同持続可能な発展(SD)人材育成事業 短期研修プログラム 現地見学 受入れました(11/11)

日 時=2011年11月11日(金) 10:00~17:00

団体名=日中共同SD人材育成事業

参加人数=18人

京都大学の研修プログラムである「SD人材育成事業」の西淀川での研修の受入れをおこないました。参加者のほとんどは中国から来られています。おもには行政の人でしたが、中には民間企業で働く人もおられました。

まずは、あおぞら財団の紹介や西淀川公害裁判について解説しました。あいにくの雨模様でしたが、あおぞらビルの屋上に上がって、大野川緑陰道路や交通量の多い、歌島橋交差点を見ました。
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その後、バスに乗り込み、国道43号や中島工業団地、最近、住宅開発をしている地域などを見学。尼崎にも足を伸ばしました。
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あおぞらビルに戻ってからは、公害被害者の方のお話を聞いたり、森脇君雄理事との意見交換会をおこないました。
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最後に、ワークシートを使って、グループワークをしました。

ワークシート上に次の4つの問いに対する感想やコメントを書いてもらい、各グループで内容を共有し、発表しました。

問いは次のとおり。

「公害被害の話を聞いて感じたこと」

「日本の公害反対運動の成果を聞いて、どう考えましたか?」

「公害地域再生のためには何が必要だと思いますか」

「今日の話を聞いて、自分の仕事に活用できそうなことは何ですか」
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参加者からは、

「公害被害者が自ら先頭にたって、自分の権利を守るために闘ったことがわかった」

「地域再生のためには、科学的データと分析が必要」

「きちんとしたルートで、住民が声をあげられる仕組が日本にはある」

「公害を予防することの重要性がわかった」

などの意見がありました。

これらの意見はほんの一部です。みなさん、ワークシートにぎっしりそれぞれの意見を書き込んでおられました。中国と日本では社会制度や事情が違うものの、西淀川の大気汚染公害の存在やその解決のために活動してきた人たちのことを知ってもらい、実際に現場を見ていただいたけたことは、あおぞら財団としても貴重な機会でした。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
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鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2011年11月24日10:04 PM

中国からの視察を受け入れました。

2011年10月26日、中国から来られた、環境汚染健康損害賠償制度構築推進プロジェクト(JICA)の9名の方を受け入れました。行政に関わる仕事をされている方ばかりですが、今回は西淀川公害訴訟の被害者の立場を知ろうとやって来られました。

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ということで今回の資料は中国語です。

まず西淀川公害訴訟とあおぞら財団を紹介する映像を見てもらい、西淀川の道路状況の話とあおぞら財団の概要を、林さんが伝えます。

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中国ではエコドライブ(ゆっくり発進・アクセルで燃費がよい)をしていますか、と尋ねたところ反応は微妙な感じ。でも、二人乗りが可能のタンデム自転車には大きな反応が。中国では地域によって走行できるかどうかは違うみたいですが、みなさん興味があるようす。

そしてあおぞら財団の理事・森脇君雄さんのお話。
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みなさん、かなり真剣な表情でお話しを聞いていました。

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森脇さんが若い頃、ぜん息患者である3人の子どもたちに出会ったことがきかっけで、一生涯かけて公害に取り組もうと誓ったのだと話してくださいました。森脇さんは気管支ぜん息を患っておられますが、そのときの苦しさは、水のはいった洗面器に顔を押さえつけられて、息苦しくなって顔をあげた瞬間また押さえつけられたときぐらいの息苦しさだと表現されました。

また、大気中のNo2濃度を測定できるカプセルを一人ひとつプレゼント。みなさん真剣にカプセルを観察して、森脇さんの説明に興味津々。使い方もそんなに難しくなく、市民の環境意識を高めるにはぴったりの道具です。
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中国で測定したらどんな結果になるのでしょうか。気になるところです。

そして、これから取り組んでいくこととして、トラックなどの大型車を減らすこと。ちゃんと数値を測って健康との関連や予防・対策を立てること、という話に、しっかりうなずいていました。

質疑応答も盛り上がりました。
そのうちのひとつに、訴訟が終わったのにぜん息患者が増えているのはなぜか?という質問がありました。それはぜん息を誘発する物質を含む排気ガスが道路も交通量も多い西淀川で充満しているから。もちろんタバコや花粉・ダニなどが原因の可能性もありますが、大きな原因として排気ガスが考えられます。

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また、あおぞら財団は国とどういう関係でいるのか、国から運営資金をもらっているのかという質問に対して、国から運営資金などはもらっておらず、民間で成り立っていること。いろんな人と関わり・つながることができるので、コーディネーターの役割を果たしているということを伝えました。

それに対して最後の感想で、環境保全活動は経済や行政・市民・企業と両立させようとするとなかなか矛盾が生まれてしまう。けれど、いま中国では環分野のNGOが力をつけてきています。またコーディネートする力は中国でも大きな役割を果たすはずだから、そういう立場も必要だとおっしゃられました。

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大阪・西淀川の公害被害者と中国の行政に関わる人たち。
今回、いろんな立場からの意見を聞くことは大切なことだと改めて実感しました。
今後どちらにも良い変化が訪れたら、と思います。

インターン生 井本晶子(京都精華大学3回)

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