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大阪歴史科学協議会の受け入れをしました

2011年10月16日13:00-17:00

大阪歴史科学協議会の10月例会「近現代大阪の都市掲揚と地域社会の変容-西淀川を歩く-」が開催されました。
私(林)は受け入れのお手伝いをさせていただきました。参加者はなんと20名。雨の予報もありましたが、好天に恵まれました。

福駅から大野川緑陰道路、福の住吉神社、福漁港に向かい、福漁港に大阪市漁協の北村泰規さんからお話を伺いました。
淀川の土手で外島保養院の説明があり、それから、43号線に向かい、ユニクロの前で43号線の説明をしました。
SN3J0705SN3J0706

姫島通で「ここは工業地帯です」のポスターを見てから、西淀川公害医療センター、姫島神社、大野川緑陰道路、あおぞら財団というコースです。

受け入れの準備は歴科協の委員の方々がされたのですが、いっぱい史料が掲載されていて、さすがだなぁと思いました。
姫島神社で玉垣に掘られている名前が話題に出た時に、他の受け入れの人たちと関心事が違う・・・と唸ってしまいました。
私も歴史系の人間ですが、目線が他の人たちと違うなぁと 驚きが大きな受け入れとなりました。

私は古い写真を用意していったのですが、大野川の埋め立てられる前のゴミがいっぱいの写真や淀川の土手から撮影した写真はインパクトがあったようです。これからの受け入れは写真を多用するようにしたいと思います。
14黒くかすんだ西淀川
この受け入れには大阪市漁協組合の北村英一郎理事長も同行して下さり、昔の西淀川の様子を端々で語っていただきました。 大気汚染で落ちてきたスズメを見たとの話はインパクト抜群。勉強になりました。ありがとうございました。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年10月17日8:36 PM

日中共同SD人材育成事業の研修の受け入れ

5月27日(金)、日中共同SD人材育成事業の研修を受け入れました。
この研修は京都大学経済学研究科東アジア経済研究センターが、中国国家発展改革委員会訓練センター・中国国際青年交流センターと協力し、中国の国家発展戦略や経済政策に影響する立場にいる行政や企業の若手幹部が、日本の省エネ・汚染削減・循環経済などの経験を踏まえながら持続的発展(SD)の理念・理論・政策・事例を勉強するというものです。そのプログラムの中で公害の現場で学ぶことを目的に今回あおぞら財団へ中国の方々に加え、日本の行政、企業の方々も合わせて18名の人が来ました。

まずオリエンテーションを行い、自己紹介やスケジュールの説明をした後に、スタッフの林から西淀川区や西淀川大気汚染公害、そしてあおぞら財団についての説明がありました。

そのあと、公害患者の語り部の方のお話を聞くと言う事で、患者会の永野千代子さんと財団の森脇理事から、公害の被害についてと、先日環境省が発表した自動車の排ガスとぜん息の関係に関する疫学調査の結果の話や公害患者の運動の話を聞きました。

P1110762

屋上から西淀川のまちの位置関係などを見た後、昼食をとり、そのあとで西淀川、尼崎をバスや徒歩で回りました。

帰って来てからグループに分かれ、感想の共有と、現在ある環境問題、公害問題解決に向けて何が必要かについて考え、各グル―プで発表しました。

私も最後のグループワークに入って、参加者のみなさんとお話をしたのですが、中国が抱える問題は、日本の抱える問題と重なるところもあれば(縦割り行政の弊害など)、全く違うところもあり(法律で上で主体や対象を具体的に明記している点など)、私自身も勉強させられた時間でした。

(記:相澤)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年5月30日3:58 PM

NPO法人おおさかシニアネット 研修受け入れ

5月23日(月)、NPO法人おおさかシニアネットの皆さん14名が研修に来られました。

まず、スタッフの林から、西淀川公害とあおぞら財団の活動を紹介しました。
おおさかシニアネット受け入れ

そしてエコミューズを見学。
おおさかシニアネット

「貴重な資料が残っているんですね」「この写真のように煙っている大阪を覚えています」などの声が上がっていました。

休憩をはさんで、後半はグループワークです。
まず参加者おひとりずつに、・氏名 ・出身地、暮らしている場所 ・地元の良いところ ・地元の課題を発表してもらいました。
大阪府や兵庫県内各地から来られている皆さんですが、共通の課題として、
「交通が不便」
「近所付き合いが少ない」
「高齢者が多い」
「にぎわいが足りない」
といった問題が挙げられました。

そこで、4つのテーマ―交通/コミュニティ/にぎわいづくり/高齢者―に分かれて、解決策を話し合ってもらいました。

話し合いのようす。皆さん活発に意見を出しています。

おおさかシニアネット

最後に、グループごとにさまざまなアイデアを発表しました。

交通:コミュニティバスや乗り合いタクシーの充実
おおさかシニアネット

コミュニティ:「グラウンドワーク」(住民・企業・行政の協働)の導入
おおさかシニアネット

にぎわいづくり:大学や企業との連携、地元グルメの発掘
おおさかシニアネット

高齢者:見回り隊の体制づくり、町内会の活性化、おおさかシニアネットが頑張る!
おおさかシニアネット

皆さん、お疲れさまでした!

あおぞら財団、エコミューズでは、さまざまな視察・研修を受け入れています(詳しい内容はこちら)。
皆さん、ぜひお越し下さい。

(エコミューズ資料整理スタッフ 森本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011年5月26日10:50 AM

淀川勤労者厚生協会の新人研修がありました。


4月1日15時から淀川勤労者厚生協会の新人研修を、あおぞらビル3階グリーンルームで行いました。

参加者は淀川勤労者厚生組合で4月1日から働く職員26名でした。
淀川勤労者厚生協会とは、「人権を尊重し、安全・安心・信頼の医療・介護・保健活動を行います」を理念に掲げ、西淀病院をはじめとする病院や薬局などの医療機関を運営している財団法人です。


まず研究員の眞鍋から西淀川にある公害の歴史や財団のできた経緯、財団の事業内容などの説明がありました。患者さんの呼吸リハビリや、未認定患者の方々の認定のための運動など、参加者にも関わりのある事業の話もありました。
眞鍋は説明の最後に「医療に携わる上で環境の事を考えながら仕事をしてほしい」というメッセージを送りました。

次に患者会の方が、公害について語ってくれました。
今回お話いただいたのは、患者会の永野千代子さんと岡崎久女さんです。

永野さんは西淀川について「若い人に夢を託して、西淀川をきれいにしてほしい」という思いを語られ、参加した新人の方達に「患者は本当にわがままで言いたい事を言うが、それは本当にしんどいからなので、しっかり受けとめて対応してほしい」というメッセージを送りました。


岡崎さんは発作が起こると体が固まってしまい、うまく呼吸できなくなる苦しさや、患者は入院した時にはすごい心細くなることなどについて語られ、声をかけてもらえることで支えられていることを感じることから「こわくてもいけど、優しい職員になってほしい」というメッセージを送りました。

そのあとで財団の理事であり、患者会の代表でもあります森脇君雄さんがお話をしました。
淀川勤労者厚生協会の職員になったということを自覚するためにも、歴史を学ぶ必要性を挙げ、これまでの淀川勤労者厚生協会の活動や、地域医療と公害のこと、公害訴訟に関することなどをご自身の経験を交えながら説明されました。

そして西淀川に住んで一緒に西淀川をきれいにしてほしいということや、これまで築きあげられてきた淀川勤労者厚生協会を守り、発展させてほしいという願いを参加者に伝えました。

最後にあおぞらビルの5階にありますエコミューズを見学しました。

私も今日から財団の研究員として働くことになりました。スタッフとして入りながらも自分の研修のような感覚で話を聞き、気持ちをを引き締められました。同じ西淀川で地域のみなさんのために働くということで、一緒に西淀川をよくしていきたいです。
(写真は配布資料)

(研究員 相澤翔平)






Filed under: 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2011年4月1日8:05 PM

大阪経済大学講義 「地域・社会調査」(遠州尋美教授)


西淀川の環境を知る〜まちを歩いてMAPにまとめる〜

 5月8日(土)、大阪経済大学遠州尋美教授の講義「地域・社会調査」の一環で、6人の学生が西淀川のまちを歩き調査を行いました。
 調査の目的は、西淀川公害の過去と現在、西淀川の歴史や自然を学び、感じ取ってもらうこと。それを発表してもらうことです。



 国道43号、府道池田に足を運び、その交通量の多さ、排ガスで満たされた空気、大型車両の振動などを体感し、旧大和田街道や緑陰道路では、文化や自然とふれあいました。

 天野憲一郎氏(緑陰道路サロン世話人会)も参加して、学生に西淀川の歴史を伝えてくださりました。
 
その後、お互いに学んだことを話し合い、MAPづくりに取り掛かりました。
 学生たちは、気になった箇所をおさめた写真を、自作の地図の上に散らばめ、コメントを書き足しました。
 
 今後、学生と近所の子どもたちが空気調べを行います。その際に、今回作ったMAPを使って、学生が子どもたちに報告する予定です。
 西淀川の歴史を多くの学生に伝えられたらと思います。
(森井)




Filed under: 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2010年5月11日2:08 PM
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