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» 2007 » 6月

ボランティアの日のご案内(7/6金)


◆◆転送大歓迎◆◆

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 あおぞら財団 ボランティア募集   
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毎月第一金曜日はあおぞら財団ボランティアの日。
あおぞら財団の取り組みは、ボランティアの方によって支えられ
ています。
公害問題や環境問題に興味のある人、環境NPOの現場をのぞ
いてみたい人、ぜひ、ご参加ください。
お待ちしています。

日にち=7月6日(金)
時 間=9:30〜17:30。相談に応じます。
場 所=あおぞら財団 事務所
    (大阪市西淀川区千舟1−1−1あおぞらビル4階)
     アクセス http://www.aozora.or.jp/access.html     
交通費=実費支給(上限1000円)

*ボランティアをして頂ける方は、あおぞら財団までご連絡ください。
  【あおぞら財団連絡先】
  TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
  E-mail webmaster@aozora.or.jp

<ボランティアの日・当面の予定>
8月3日(金) 9月7日(金) 10月5日(金)
*毎月第一金曜日。それ以外の日も大歓迎。
  お気軽にお問い合わせください。

■7月6日(金)の仕事内容=============================
 1.お肌にやさしい てづくりせっけん ラベルづくり
 2.西淀川公害 「語り部」ライブラリー ダビング作業      
 3.フードマイレージ買い物ゲームの
    マスコミへ取材おねがい封書大作戦
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1.お肌にやさしい てづくりせっけん
  ラベルづくり
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<内容>
あおぞら財団くじら工房では、てづくりせっけん教室を2ヶ月に一回
開催しています。
植物油で作ったこのせっけんは、お肌にやさしく大好評です。
私たちは、このせっけんを地域再生活動の資金集めのために
みなさんにお分けしています。

ラッピング作業は終わっており、あとは、内容の説明書を添えれば
できあがりです。この説明書を折る作業を手伝ってくれませんか?
小さな絵本型の冊子で、とってもかわいいです。

せっけん教室の案内文(←注:終了分です)
http://aozorabsw.exblog.jp/375969/

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2.西淀川公害 「語り部」ライブラリー
  ダビング作業
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<内容>
あおぞら財団では、大気汚染公害被害の「語り部」ライブラリーを
制作しています。
これは、西淀川公害で被害を受けた患者たち、一人ひとりが
自分の体験談などを語っている様子を撮影したビデオです。

このたび、10人の方々に撮影したDVDが10枚できあがりました。
これらをVHSにダビングする作業をお手伝いしてください。

患者たちの体験から西淀川公害のことを知り、それぞれの
メッセージをどうぞ受けとってください。

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3.フードマイレージ買い物ゲームの
  マスコミへ取材おねがい封書大作戦
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<内容>
昨年度、あおぞら財団では「フードマイレージ」がわかる
買い物ゲームを現場の先生たちと共に開発しました。
ゲームについてはこちら
http://www.aozora.or.jp/foodmileage/index.html

この教材を広く知ってもらえるよう
マスコミに告知をしたいと思っています。
そのための発送作業を手伝ってくれる人を募集します。




Filed under: 事務局 | ボランティア — aozorafoundation 公開日 2007/06/29(金) 05:15

第32回全国公害被害者総行動デーに参加して



清水万由子 記・京都大学大学院

6月4日、5日の2日間、第32回全国公害被害者総行動デーが行われ、今回、初めて同行させていただきました。
全国から様々な被害を訴えて公害被害者が集まった2日間は、被害者の団結と解決を求める意志を強く感じさせるものでした。
興味深かったのは、被害の様子はそれぞれ違うのに、多くの人が共同して総行動に取り組んでいることです。お互いの違いを超えて、何が重要な問題なのか、どんな政策を求めるべきかを議論して共通の目標を持ち続けることができるのは、長い闘いの中で培われてきた被害者組織間のつながりと、獲得した成果への自信があるからこそだと思います。
公害問題から地球環境問題へと言われますが、被害はどこかに必ずあるはずです。
それは自分にではなく、他の動物や、孫とその子供たちに現れるものかもしれませんが、たとえ見えにくい被害であっても、誰かがそれを社会に知らせなければなりません。
公害被害者の運動は、これまでもこれからも、そんな役割を持っているのではないかと思いました。





Filed under: その他の事業 — aozorafoundation 公開日 2007/06/29(金) 05:13

アスベスト国賠訴訟第5回弁論(5/30) 感想


あおぞら財団
大阪府立大学 看護学部
原田 慶子

5月30日に開かれた「アスベスト国賠訴訟」の法廷傍聴に参加するため、大阪地方裁判所に行ってきました。大阪泉南地域の石綿工場の元労働者や周辺住民、アスベスト被害者など8名が国家賠償を求めている訴訟で、今回で5回目になります。弁論が終了した後、中之島公会堂会議室にて、「報告集会」が開かれました。弁論では話が難しく分からない部分もありましたが、報告集会ではポイントなど分かりやすく解説していただきました。

イギリスでは1930年に大規模な調査を行い、翌年の1931年にはアスベストに対して規制を行っていました。次いで、ドイツやフランス、アメリカもそれぞれ対策を行っています。日本でも国自身の調査として1983年には助川らにより泉南地域における石綿被害の実態調査が行われていました。この調査により、アスベストの危険性が明らかになり、また法規制の必要性も訴えられていたにもかかわらず、国は対策を行いませんでした。イギリスの文献などからもアスベストの危険性や対策の方法などの情報を得ており、対策をできたのに行わなかった日本政府の責任は重いと考えられます。今回の訴訟で、アスベストの危険性を認知しながら放置してきた国の無責任さが明らかになったと思います。

今回、国賠訴訟や報告集会に行って、参加している人々が熱心に話を聞いたりメモを取る姿を見て、この問題の重要性や「国の責任を追及する」という皆さんの強い気持ちを感じました。
国は「国民の命や健康を守る」という重要な義務を怠っています。アスベストによって引き起こされる健康被害は、20〜40年という非常に長い期間を経て発症します。よって被害者はこれからも増えると考えられます。そして、その被害者のほとんどは高齢の方です。アスベスト被害により亡くなった方々の命や、現在アスベスト被害により苦しんでいる人々の思いを無駄にするのは許せないことです。病気を抱えながら訴訟に参加している人も多く、国は一刻も早く責任を認め、被害者の早期救済をして欲しいと思いました。





Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2007/06/20(水) 04:50

大阪公害患者の会連合会 大阪市との懇談会(5/31) 感想


あおぞら財団
大阪府立大学 看護学部
原田 慶子

今回の懇談会に参加して、患者会の人々と大阪市環境局・保健所の人々との、懇談会に対する意識の強さの違いがあったように感じました。患者会の人々にとってこの懇談会は、これからの生活を快適に安心して過ごせるかどうかを左右する切実な問題であると思います。全体的に、大阪市は理想を述べている印象を受け、患者会の方では具体策、実現できるという確証を求めている印象を受けました。特に、大気汚染の改善について30年間経っても未だ達成されていないのにあと3年で達成するというのは、なかなか納得できません。

対策や計画を考える上で大切なことは、被害者の方々の気持ちを考えることだと思います。しかし実際それは難しいことだと感じました。特にそう感じたのは、NO、SPMなどの測定結果の捉え方でした。測定結果では、数値が少し上がっているところがありましたが、大阪市はほぼ同様と捉えていました。しかし患者会の人々にとってその差はとても大きいものでした。わずかな数値の違いでどれだけの影響があるのかということは、実際に経験した人でなければなかなか分かりにくいことのように感じました。実際に経験できない人にわかってもらうには、被害の現状を話して知ってもらう必要があると思います。だからこそ、被害者の言葉で伝えることができるこの懇談会はとても有意義なものであったと思います。

またアメリカのPM2.5の調査について分からないということなどから、大阪市の環境に対する意識がまだ低いと思われても仕方ないように感じられました。そのことは患者会の人々の不安をさらに増していると思います。患者の立場に立って考え、目標に向けて努力するという姿勢が求められています。「環境に関して、他人事でなく、どれだけ自分のこととして考えられるか」。これがとても重要なことに感じました。





Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2007/06/20(水) 04:40

大阪公害患者の会連合会(5/31) 感想


あおぞら財団
インターン
SUNY ESF 
内藤 雄仁

普段の車に頼る生活に慣れているせいか、車から出る排気ガスによる温暖化や気管の病気などの問題を知っていながらも、その問題の重大さを感じた事はありませんでした。昨日と同じように大気汚染公害によって苦しんでいる患者さん達や、その家族の方達を直接目撃する亊ができ、この人達は大気汚染政策が実地されるかされない事が命に関わる事なのだと実感し、自分自身が大気汚染に関連してしまったことに罪の意識を感じました。
去年の資料を見て、今年の環境局からの質問への応答を見て比べてみると、たいした行進はしていないのではないかと思いました。実際に自分達に悪影響が及ばない担当者達は一刻も早く問題を解決しようという想いが無いのでしょう。1970年代から約30年間かけても大気汚染を改善することが出来なかったのに、後わずか3年で目的の大気汚染政策に応じられるのかと疑問に思いました。

大阪環境局の担当者の方達は公害患者の方達、森脇さん、和久利さん達からの質問に対して、大半の場合は戸惑っているようでした。自分自身は詳しい状況を知らないので質問のレベルを把握する事は出来ませんでしたが、中には簡単な質問もあったと思います。しかし、一番印象に残っているのが、担当者の方達は常にどの質問にも遠回りに答え、あいまいな応答をしていました。本当に大気汚染の改善のために対策をとっていれば応答は簡単に出来ていたはずです。又、ある担当者の方は担当者という立場で知っておかなければいけない情報にも関わらず分からなかった、知らなかったなどという態度を示す事もありました。担当者が環境局を指導しなければならないのに、その実の担当者がきちんと情報を頭に入れておかなかったら被害者達は不安が高まり、環境局への信頼感が薄まるだけです。

経済を保ちながら公害を防ぐ、というのは多分とてつもなく難しい事ですが、30年間あればある程度の目標を達成するには十分な時間だと思います。今まではある時期までにはある程度の目標を達成するという事が何やらの理由で何回も延長されてきましたが、患者さん達や不満を持つ市民が増えるに連れ、その様な事はもう許されなくなるでしょう。今回の会議に出席して、よく担当者の方々から聞いた言葉が「務める」でしたが、結果(データ)がその言葉をサポートしているとは思えませんでした。やる気と根性があれば多分達成出来る目標も結局意思が弱い為、市民と大阪市の対立の理由になるとは残念です。




Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2007/06/20(水) 01:52
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