アセス現場 岡山市御津町虎倉地区
産業廃棄物処理施設計画の現場を行く
1月17日(土)、岡山市御津町虎倉地区の産業廃棄物処理施設計画の現場へ見学へ行きました。24.5haもの大規模な産業廃棄物の最終処分場が予定されています。
虎倉地区は谷間の小さな集落。ホタルが飛び交う美しい川、大野川も流れています。大野川は岡山三大河川、旭川の源流です。
処理施設には丈夫なシートが張られるので廃棄しても浸透の危険がないというのが事業者側の言い分。未来永劫保障はできるものではないし、運搬するトラックを通すための道路建設による環境破壊も懸念されます。
この山の先の谷が産廃施設計画地
計画地の他にも、既に産業廃棄物の処理場が周辺にはたくさんあります。処理場と言っても、谷へゴミを捨てているだけ。捨てても安全なゴミだと説明されても、心配は尽きません。
見学の後は、虎倉地区の集会場で住民約40人の方と昼食をとりながらの意見交換会。猪汁とおにぎりを準備してくださいました。
このままでは「産廃銀座」となってしまう、何とか未来に美しい環境を残したい・・・住民の方々の思いは切実です。
交流会の第2回 石井亨さんに
わが国最大の不法投棄事件、豊島事件の話を聞く
夜は、岡山開催に向けての実行委員(?)的な交流会の第2回が開催され、10人が集まりました。会場となった「喫茶ラグリマ」のおいしいコーヒーを頂きながらの交流会です。まず他己紹介をしてお互いに打ち解けた後、スペシャルゲストの石井亨さんに「わが国最大の不法投棄事件」豊島事件についてお話をしていただきました。
参加された方は、各地でアセスメントに関する仕事や活動をされている方が多く、それぞれが感じている、アセスの現状や課題について意見を出し合いました。環境教育、国の施策、歴史を伝える必要性、戦略的アセス・・・様々なキーワードが出されましたが、アセスメント講座を通じて学習し、議論を深めていきたいです。