5月25日(火)に大阪市中央区役所において行われた勉強会「まちづくりから考える自転車とのつきあい方」に協力しました。
三休橋筋は、御堂筋と堺筋の間に位置しており、近代建築や旧家が残っており、古き良き大阪の雰囲気を残した通りです。現在、歩道の整備、ガス灯の設置などがすすめられていますが、放置駐輪が目立ち街の景観や通りの回遊の障害になっています。今までも三休橋筋商業組合が中心となって放置駐輪の撤去活動や啓発活動などを行ってきましたが、抜本的な解決には至っていません。そこで、新たな視点を加えて取り組んで行くために、勉強会が開催されました。
辰野株式会社の岡本さんから、三休橋筋の放置駐輪の現状について説明がありました。4月8日にトレードピア淀屋橋で行った放置駐輪対策活動についてご紹介がありました。
次に、自転車文化タウンづくりの会幹事の井上さんから講演がありました。講演では、海外の事例を紹介しながら、わが国の自転車問題の課題についてお話していただきました。自転車問題の議論を進めるためには、放置自転車対策と自転車走行上の問題を区分すること、利用者が自転車を徒歩の延長としてとらえるのではなく車両として認識して利用する必要があるというお話がありました。また、行政だけで解決を図るのではなく、市民と協働して、地域マネジメントを進めていく必要があるというお話がありました。
講演後の意見交換では、小規模な駐輪場の設置や自転車のマナー啓発などのアイデア、地域として放置駐輪対策に取り組んでいくこと、放置駐輪対策だけでなく三休橋筋を自転車にやさしいまちに変えていきたい、といった様々な意見が出ました。