あおぞら財団で2005年からスタートした石けん教室が終了し、今回から石けんサークルとして再出発することとなりました。
私達もまだ手探りで進んでいる状態ですが、参加者同士で教え合い楽しい時間が過ごせたらいいな、と思っています。
大切な家族やお友達にお知らせしたくなる、そんな安心で安全な石けんを一緒に作りましょう◡̈♥︎
日時 2017年4月28日(金)10時〜12時
場所 あおぞらビル3階(大阪市西淀川区千舟1-1-1 )
費用 1本1500円 1人2本まで
持ち物 エプロン、ビニール手袋、洗った牛乳パック
※定員6名、先着順となります。
石けんに混ぜたいものがある方はお持ち下さい。
(ハチミツ、ヨーグルト、豆乳、エッセンシャルオイル、ハーブなど)
お申し込み、お問い合わせはこちらまで
cromagnon1610@gmail.com
お申し込みの際、お名前、ご連絡先、希望本数をお知らせ下さい。
» 2017 » 4月
石けんサークル 2017年4月28日
「実践から学ぶコミュニティ・オーガナイジング!~西淀川の人々は、どのように公害問題を解決したか?~」を開催しました(2/11,12)
2月11・12日、シチズンシップ共育企画代表の川中大輔さんコーディネートのもと、「コミュニティ・オーガナイジング」の方法を学びました。
「コミュニティ・オーガナイジング」とは、地域の問題解決に向けて人々を組織化していくことです。今回は、西淀川の事例に関わった方々から直接お話を伺うことで、実践的な「コミュニティ・オーガナイジング」の方法を学びました。
1日目は、最初に「コミュニティ・オーガナイジング」とは何かについて学びました。
「コミュニティ・オーガナイジング」とは、地域の中で孤立した状態にある「小さくされている人々」を共通課題のもとで集合化/組織化し、社会的正義/公正」を実現化していく営みのことです。
地域の中で孤立した状態に置かれた人々が、自分達が置かれている環境は個人の問題ではなくみんなの問題であるということに気づき、同じ課題を持つ人々が集まって既存の政治システムに対して働きかけを行うことで、虐げられている人々や排除されている人々の声が行き届き、適正な社会に修正されることを目指します。
コミュニティ・オーガナイザーの役割は、組織のリーダーを担うことではなく、当事者の中からリーダーを発掘し、エンパワメントすることです。
コミュニティ・オーガナイザーは、地域や住民の生活パターンなどを知ることで時間をかけて地域の一員となり、住民と対話し、住民の気持ちをしっかりと受け止め、関係を築きます。その中で、自覚されていないコミュニティの多様な問題を認識し、住民を惹きつける具体的なIssueを見つけ、具体的な解決策を検討します。
そして、共通の問題の下に人々を集め、その中からリーダーを発掘し、活動を起こします。活動から組織化を進め、自立化を促した後は、意思決定者の関心を維持しつつ、評価を通じて改善していきます。
その後、フィールドワークを行い、タンデム自転車で大野川緑陰道路や国道43号線、千北診療所などを巡りました。
西淀川公害の概要を学んだ後、西淀川公害患者と家族の会事務局長・上田敏幸さんと当時の企業の法務担当者・山岸公夫さんから当時のお話を伺いました。
患者会担当者、企業法務担当者であったお二人のお話を同時に聞く試みは初めてのものでした。
お二人からは、患者会と企業が「対話」に至り、和解が実現するまでの経緯を詳しく聞くことができました。
西淀川大気汚染公害裁判の解決の背景には千葉川鉄公害訴訟の解決があったこと、企業をめぐる情勢が変化したことで、会社も和解を受け入れられるよう変化したとのことでした。
和解には社会情勢の変化もありましたが、山岸さんが患者会と対話を重ねることで信頼できると思えたこと、「手渡したいのは青い空」というスローガンがあったからこそ、企業も受け入れることができたとお話なさっていたことが印象的でした。
2日目は西淀川に長くお住いの中田重幸さんと西淀川大気汚染公害裁判を担当した井上善雄弁護士にお話を聞きました。
中田さんからは、当時の環境の変化や西淀川の地域性についてお話を伺いました。
中田さんは小学校3年生の時に終戦を迎えました。疎開先から帰阪した後、同じ年に西淀川に移住しましたが、その頃にはすでに公害があったそうです。薬品会社が排出する茶色い煙や、防火槽に蓋をしているトタン板がすぐに錆びたこと、そうした環境でずっと過ごしていると慣れてしまって異変に気づきにくいことなどを聞きました。
公害裁判については、お仕事が多忙であったことから日常的に情報を耳にすることなどはなかったそうですが、「公害のまち」であるという認識から、署名に協力したことがあるとのことでした。
井上善雄弁護士からは、西淀川公害裁判に関わるようになった経緯や、中田さんのお話と共通する西淀川の地域性について聞くことができました。
井上善雄弁護士は、西淀川で育ちました。「煙が悪い」と直感的には分かっていても口には出せなかった時代、善雄少年は「なんかおかしい」と思いながら成長したといいます。
当時西淀川公害患者と家族の会事務局長であった森脇君雄氏から裁判がしたいとの相談をもちかけられ、「勝てるかどうか分からないけど、やってみよう」と奮起した背景には、井上善雄弁護士の育った環境があるそうです。
また、問題解決に向けて地域住民と一緒に最後までやりとげることやアフターケアの必要性など、オルガナイザーの責任にも言及がありました。
患者会と企業の担当者、弁護士、地域住民といった西淀川の公害という地域の問題に関わった方々からのお話を聞いて、それぞれ印象に残った言葉や、話のポイントを参加者で共有しました。
参加者が出し合った言葉・ポイントを関連づけてそれらを象徴するキーワードを引き出すことで、患者会担当者、企業法務担当者、地域住民、弁護士から聞いた話を整理し、振り返りを行いました。
行動のきっかけや長期間におよぶ闘いの根源となった感情・強い信念、患者会担当者と企業法務担当者のお話に出てきた「対話」や「共感」、「積極的」に「行動」すること、地域住民などを「まきこむ」こと、その方法とそれに伴う責任に関心が集まりました。
今回の「実践から学ぶコミュニティ・オーガナイジング!」では、患者会担当者、企業法務担当者、地域住民、弁護士といった西淀川の公害問題を知る、さまざまな立場の「当事者」の方々からお話を聞いたことで、地域の課題解決に向けて人々を組織化するための実践的なポイントを学ぶことができました。
塩屋区長、財団に来たる!
2016年3月13日(月)に、塩屋幸男西淀川区長にあおぞら財団に訪問してもらいました。
塩谷区長は、パナソニック(株)で労務担当や重大不正防止などの業務に携わった後、2016年に公募で西淀川区長に選ばれました。「クリーンにしてグリーンな安心安全に楽しく暮らせる西淀川」「笑顔とあいさつがモットーの西淀川区役所」そして「人が育ち、人を育てる西淀川」を3本柱のスローガンとして掲げて区政に取り組んでおられます。
最初に、あおぞら財団から、西淀川区での大気汚染公害反対運動および大気汚染訴訟の経緯や和解した際の「あおぞらプラン」、そして、現在のあおぞら財団の取り組みを紹介しました。また、あおぞら財団附属のエコミューズを案内し、公害や西淀川地域に関する資料保存の様子を紹介しました。
区長は、大気汚染公害反対運動や大気汚染訴訟の経緯を聞き、「患者さんが志を一つにまとめたのが素晴らしい」と患者さんが生きる権利ときれいな空気を求めて行動されたのに感動されていました。また、大気汚染を乗り越えた西淀川の取り組みを教えている公害教育に対しては「公害を乗り越えるにしても、企業や医者、法律家、学者などいろんな立場の人の人が取り組んだということは、キャリア教育としても意義がある」との感想を述べられてました。
また、現在あおぞら財団が取り組んでいる動きに対しては、「区役所がやると総花的になってしまう。みてアートなど地域力をあげていく試みを一緒にやっていきたい」とのお言葉をもらいました。
今後も、あおぞら財団は、地域や区役所、諸団体等と連携しながら、西淀川区をよりよいまちにしていきたいと考えています。塩屋区長、これからもどうぞよろしくお願いします。
4/12(水)は、あおぞら市です。
新鮮な有機野菜、、天然酵母のパン、スイーツ、お茶、
体にやさしい洗剤、雑貨販売やワークショップ、マッサージなど盛りだくさん。
美味しいランチもご用意しています!
日 時=2017年4月12日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact
4/12の参加予定店
■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。
季節のお野菜をご用意しています。
■足つぼマッサージ 楽成体
体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。
■松茶商店(食べるお茶!)
台湾客家民族の間で1,800年飲まれ続けている健康茶!客家擂茶(はっかれいちゃ)!!
22種類以上の豆・雑穀類を低温で焙煎してすり潰したお茶です。大豆が主成分のため、
きな粉風味で香ばしく大変飲みやすいスープのような飲み物です。
ご愛飲のお客様で多い声は、1位便通が良くなった。2位代謝が良くなった。
特に冷え症の方が擂茶を飲むと巡っている感じがするとよく言われます。
靴下を履かなくて寝れるようになったという方もいらっしゃいます。
3位腹持ちが良く食事やおやつの代役になったなどです。
http://matcha-syouten.jp/ (ブログなどの情報発信サイト)
http://www.matcha-store.jp/ (HP)
http://www.facebook.com/matcha.store.jp (facebookページ)
https://www.youtube.com/watch?v=-ydKhv5IUMg(youtube)
■cura pane(クーラ パンネ)
からだに優しい天然酵母のパン
白神こだま酵母、天然酵母を使用した小麦パンと米粉パンを作っています。
オーガニック・無農薬・無添加の素材にこだわり、体に優しいものを作っています。
手作り市への出店、パン教室の講師などの活動の場を通じ、食育や環境への取り組みをしています。https://m.facebook.com/curapane
【ランチ】(クーラ・パンネ)
オーガニック・ランチ(600円、予約優先)※プラス200円でコーヒー付
※写真は以前のものです
■よつ葉ホームデリバリー
私たち関西よつ葉連絡会は、関西各地域21の配送センターから
約4万世帯の消費者会員に食品や生活用品を届けています。
40数年前に産声を上げて以来、一貫して安全な食べもの、自然な食べもの、
添加物を使わない食べもの、農薬を極力使わない食べものにこだわってきました。
単に供給を受けるだけの消費者団体ではなく、自らも生産活動に参加しており、
当社には自前の農場と工場を持っています。
■手しごと工房「Moku」
木の札(キーホルダー)やバターナイフの名前入れができるワークショップをします。
小さなお子様でも簡単にできます。
■浜田化学株式会社
おっとせい(アルカリ電解水)、ハンドソープなどの販売。
■あおぞら財団
【被災地支援商品】魚の缶詰(岩手県釜石)250円/個、
なたね油(いわて三陸) 1200円/個、
その他、ハートブローチ、お箸などあります。
今後の予定
<2017年>4/26、5/10、5/24
6/14、6/28、7/1、7/26
8/9、8/23、9/13、9/27
10/11、10/25、11/8、11/22、12/13
<2018年>/1/10、1/24
2/14、2/28、3/14、3/28
※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください
★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース500円
★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円
■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp