今回はインターン生の大阪経済大学の末吉君がブログを執筆しています。
8/28(月)に西淀川区役所でがん検診があり、それに合わせてあおぞら財団はがん検診に受診しに来た方々に肺年齢チェックを行いました。本日は、平日だったので、がん検診に来た人は少なかったのですが、がん検診を受診した人の中から16名の方々が肺年齢チェックに参加いただきました。
この肺年齢チェックでは、肺年齢の測定と質問票の回答に加えてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)について説明しました。COPDは、有害物質の吸入や大気汚染によって発症する病気です。特に一番の原因になっているのは、タバコの煙です。
本日は、北野病院リハビリテーションの技師長の本田憲胤講師と東大阪病院の理学療法士の椿和人講師に参加いただき、今までよりもしっかりとした肺年齢チェックを行うことができました。
ハイチェッカーでの肺年齢チェックは昨年度から取り組んでいるのですが、専門家のお二人のやり方をみると、測定される方に適切にかけ声をかけることでしっかりと息を吐くことができ、より正確に測定ができているようでした。また、COPDの疑いが高く不安を感じている方には、専門家のお二人からより丁寧なアドバイスをしていただきました。
肺年齢測定終了後、お二人の先生と肺年齢測定についてお話をしていただきました。ハイチェッカーの使い方については動画もあるので会場で流したらわかりやすいのではないか、鼻クリップがあるほうが息を吐きやすいのではないか、COPDの疑いが高い人は次のステップとして呼吸器内科の専門医に受診してほしいが受診先のリストがあるほうがわかりやすいといったアドバイスをいただきました。また、ハイチェッカーではその人が限界まで吐いているのかがわからないがスパイロメーターがあればより詳細で正確な数値を計測することができる、呼吸器内科の専門医に診てもらえばぜんそくなのかCOPDなのかがわかり具体的な治療につなげることができるといったことを教えていただきました。
私が参加していて気づいたことは、肺年齢チェックをしていただいた方々は健康についてしっかりと考えていることです。年齢を重ねていくと病気になりやすくなります。体の調子が悪い時には、年齢を理由にせず病気ではないかと疑い病院に行く。体の調子が良いときでも健康診断をしっかりと受診するなど健康の維持に気を付けることが大事だと思いました。
あおぞら財団インターン 大阪経済大学経済学部経済学科 末吉智哉