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てづくりせっけん教室


あおぞら財団 インターン 恒成亜弥佳

8月10日に、てづくりせっけん教室が開かれました。私も参加し、財団用のせっけんを作らせていただきました。参加者は私を含め大人が7名でしたが、夏休みという事で子供さんを連れていらっしゃる方もいて、多人数の参加になりました。
今回作ったせっけんは米ぬかせっけんです。米ぬかには保湿効果があり、お肌がツルツルになるそうです。
せっけん作りに使うのは、米ぬか油・パーム油・ココナッツ油・苛性ソーダ・精製水・ハッカ油です。ハッカ油は匂いをつける為に使います。
皆さん一生懸命材料をかき混ぜていました。ひたすらかき混ぜる作業は腕が少し疲れましたが、とても楽しかったです。
オプションとして、ハチミツやラベンダー、ローズマリーなどを混ぜることもできます。
財団用のせっけんには無農薬の米ぬかを混ぜました。
前日の準備時に用意した牛乳パックを利用して作ったせっけん型に材料を流し込み、完成!と思いきや違います。
それから24時間保温して、1ヵ月間乾燥させて、ようやく完成です。
今日みなさんが作ったせっけんが、じっくり時間をかけて良いせっけんになればイイナ、と思います。


上の写真は私が作ったせっけんです。1ヶ月後には立派なせっけんになっているハズです。

次回10月12日に開かれるせっけん教室では、絹せっけんを作ります。洗髪にも使えて、髪がサラサラになるそうですよ。

以前作られた財団のせっけんを使いやすいサイズに切り分けました。
ハチミツ入りのせっけんと昆布粉入りのせっけんです。沢山用意することが出来ました。




Filed under: 事務局 | インターン生 | 事務局 | 事務局より — aozorafoundation 公開日 2006/08/11(金) 13:31

イタイイタイ病 第35回神岡鉱業立入調査 参加記


2006年8月5日、6日
イタイイタイ病の原因である
三井金属鉱業株式会社(現:神岡鉱業)との公害防止協定に基づいた工場の立ち入り調査が行われました。
なんと、今回で35回目です。
公害防止協定は、公害裁判の勝利判決で勝ち取ったものです。
裁判後から、毎年繰り返し立入調査がおこなわれ、
神通川の汚染を減らすために大きな役割を果たしてこられました。

3月8日のエコミューズオープンを記念して行われたシンポジウム
イタイイタイ病から高木さんと近藤弁護士にお話ししていただいたこともあり、
なんとか、現場を見てみたいという思いから今回の参加となりました。

5日
富山駅から八尾行きバスに乗り、会場となる清流会館にむかいました。
神岡カドミウムに汚染された神通川が農業用水となる地域の農地が汚染されてしまい
生産する米がカドミウムに汚染されるという悲劇が起きました。

いま現在も汚染された農地の土の入れ替えが行われています。
土壌が入れ替えられた土は赤いです。
汚染土の入れ替えは平成23年まで続きます。

<清流会館>
公害反対運動の中心となっているのが「清流会館」です。
展示施設もあり、イタイイタイ病と世界の土壌汚染について学べます。
エコミューズよりも何倍も立派な展示施設です。

<学習会>
イタイイタイ病の歴史と立ち入り調査で見るべき場所を学習します。
工場で何を作っているのか?という基礎的なことがわかっていない私は学習についていくので必死です。
「工場見学でなくて立入調査なのだから、なんでも質問するように」
との言葉に緊張しました。

6日
<立入調査>
7コースに分かれて立入調査が行われます。
私は、鹿間工場・和佐保堆積場のコースでした。
全員、ヘルメットをかぶります。

鹿間工場は鉛リサイクル工場で、自動車のバッテリーを粉砕して鉛を取り出します。
その他にも金・銀・白銀・プラスティックなども取り出します。
もともとは、神岡鉱山の鉱石から原料を取り出していたのですが、
現在はリサイクル業を行っているということです。


水溶の汚染物質を取り除くのがシックナーです。

汚染水に凝固剤を混ぜ、底に沈殿させて、上澄みだけを流します。

大気の汚染物質を取り除くのが集塵装置や排煙脱硫装置となります。
冷却して、汚染物質を取り除いています。
これらの汚染物質が埋められているのが和佐保堆積場です。
汚染物質の場所は植物も生えず、不気味な色をしています。
東京ドーム20個分ということです。

神通川が汚染されたのはなぜかというのは、汚染除去施設がなかったからというわけではなくて、
あらゆる場所の漏れがひどく、工場内の土壌が汚染されていたことから水が汚染されたのも原因の一つだと教えられ、
工場の立入調査によってその漏れが次第に改善され、カドミウムの排出量が自然値と変わらないレベルになってきたそうです。
汚染対策を工場任せにするのでなく、住民がおかしいと思うことを指摘して、無公害企業に育てていくというスタイルがここで確立されています。
世界に例がない、すばらしい事例です。

現在は、災害などの非常時にどれだけ対応が取れるかということが重視されています。

余談ですが
工場に入って一番最初に驚いたのは、においです。明らかに硫黄酸化物のにおい。
大気汚染の原因はまず第1は硫黄酸化物SOxです。(現在はチッソ酸化物NOx)
説明をしてくださった工場長に二酸化窒素の濃度を尋ねましたが
「においますか?」といわれてしまいました。
排煙が漏れていたら周囲の木々が枯れてしまうとのことでしたが、
木々が枯れるまで高濃度汚染でもなくとも、明らかにもれているからにおいがするのではないか?と疑問に思いました。

<質疑>
流葉会館にて、神岡鉱山と住民の質疑応答が
ありました。
学者や弁護士が企業に質問するのではなく、住民が一つづつ質問をします。

住民の意見を取り入れる柔軟な姿勢が神岡鉱山にはありました。
こういう態度になったのは、ここ2・3年のことだそうです。
長い長い積み重ねで、ここまでたどり着けたのは、双方の努力がないとできないことです。
もっと、この双方の取り組みが広く知られて欲しいと心から思いました。(林美帆)

★西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)のホームページはこちら




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2006/08/07(月) 19:10

道路環境市民塾 第二回講座「教えて!道路特定財源」


7月23日(日)、道路環境市民塾第二回目講座「教えて!道路特定財源」が行われました。
参加者は、定員を大きく超える37名。はるばる東京からも3名の参加者が・・・!
ニュースでよく耳にするものの、難しそうな「道路特定財源」とうい言葉ですが、反響の大きさに注目が大きいことを実感です。

前半は道路特定財源の基本的な知識について、兵庫県立大学助教授 兒山真也先生の講義を受けました。

後半は、参加者も一緒に考える参加型の形。
まず、さまざまな意見がある道路特定財源について

①道路財源堅持派 
②一般財源派 
③使途拡大派

それぞれの立場にたった3人が意見をのべるロールプレイを行い、世の中でどのような議論がされているのかを示しました。
写真は参加者が、どの派の意見に賛成か、色紙を挙げて示しているところです。


その意見を聞いた上で、参加者が賛同する派に集まり賛成の理由などグループで議論を行いました。

最後はグループごとに出た意見などの発表をして、参加者全員で共有しました。

◆次回第三回講座「物流の現場をたどるツアー」のお知らせ
→ http://www.aozora.or.jp/siminjyuku2006.htm
大阪府中央卸売市場見学、有機農業など、物流を現場で学びます。




Filed under: 地域づくり | 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2006/08/07(月) 19:09

西淀川高校版にしよど自転車マップ PartⅡ


あおぞら財団 インターン 立命館大学 植田 真弘

7月28日に引き続き、自転車マップづくりが行われた。今回は、西淀川高校生4名、西淀川高校の先生1名、あおぞら財団の2名、インターン2名の計9名での調査となったので、姫島・姫里班、福町班、大和田班の3班に分かれての調査となった。

財団の駐車場前で記念撮影をして自転車でいざ出発!


私は大和田班だったが、歩道が整備されている所や狭い歩道など様々な道があり、中には路上駐車の為に非常に危険な歩道も見つかった。

しかし、西淀川区をほとんど知らない私にとって、なにわ自転車道、大野川緑陰道路など地域独特の町並みを散策できてとても新鮮な印象を受けた。


あおぞら財団に帰ってから、それぞれの班が収めた写真をスクリーンで披露することになったのだが、その際にそれぞれの写真について元気よく説明をしてくれた西淀川高校生のITOことイトウくんが大活躍!!!彼のテンションの高さには正直驚いた〜。
その後、マップ上に写真とコメントを加え、自転車マップの完成!この自転車マップは今年の西淀川高校の文化祭に展示されるということなので、是非彼らの活躍の証を!

暑い中、みなさんお疲れ様!




Filed under: 地域づくり | 自転車マップ — aozorafoundation 公開日 2006/08/07(月) 14:31

葉っぱ+牛乳パック


あおぞら財団 インターン 吉澤 晴香

8月3日、小学生を対象としてはがき作り教室が開かれました。私は準備の段階から、そのイベントに参加しました。牛乳パックの薄皮はがしや、発砲スチロールのすきわく作り。頑張りました!最後の方はすきわく作りのプロかもとちょっとひそかに思っていました。そして前日、実際に私も2枚はがきを作ってみました。おもしろいですね、はがき作り。出来上がりが楽しみです!
 そして当日。教室は、午前の部と午後の部の2回行われました。とてもわいわい、賑わっていました。はがきを作る前に、子供たちと一緒に緑陰道路に葉っぱを取りに行ったのですが、緑陰道路の歴史について、知っている子供もいるようでした。植物の名前をいろいろ教えてくれる子がたり、葉っぱよりもセミに夢中になって、一生懸命セミの数を数えている子がいたり…、みんな楽しそうでしたね。はがき作成中はかなりわいわいとしていて、こどもたちのパワフルさに圧倒されました!でもみんな本当にアイディアいっぱいで、「あ。なるほど、おもしろいの作るなぁ。」と関心しました。


こういうイベントを通して、子供たちが自然のことや自分の地域のことに関心をもつようになったらいいですよね、そう思います。興味をもってもらうことって難しいことだと思いますが、こういうふれあいが「楽しい!」とか「好きだなぁ」と感じてもらえたら嬉しいです。
なお、今日作ったはがきは「にしよど葉っぱアートコンテスト」の作品として展示をします。
みんなが作った作品を、みなさん是非見に来てください!

「はがきをつくろう〜にしよど葉っぱアートコンテスト〜」
展示会場:西淀川図書館・あおぞらビル1F
期  間:9月1日(金)〜10月31日(火)
応募締め切り:8月25日(金)
●コンテスト、展示の詳細はこちら




Filed under: 事務局 | インターン生 | 事務局 | 事務局より — aozorafoundation 公開日 2006/08/07(月) 11:55
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