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「明石市望海地区 第1回 災害時要援護者支援セミナー」を開催しました

■みんなで守る!みんなで助かる!パート2 災害時要援護者の避難を一緒に考えよう! 明石市望海地区 第1回セミナー

■日時:8月30日(金) 13:30~16:00
■場所:西明石南町公民館
■主催:公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
■共催:独立行政法人 国立明石工業高等専門学校
■協力団体:明石市望海地区在宅サービスゾーン協議会

8月30日に「災害時要援護者の避難を一緒に考えよう!明石市望海地区 第1回セミナー」を開催しました。
災害時における要援護者支援については、地元住民の協力とともに、医療機関や介護職など普段から要援護者と接している専門職の参加が欠かせません。そこで望海地区では、普段から見守り活動に取り組んでいる地域の方に加えて、ケアマネージャーなどの専門職の方にも参加いただき、一緒に要援護者支援を検討することとなりました。
第一回セミナーの参加者は、望海地区の住民の方々、同地区を担当しているケアマネージャー等の専門職の方々合わせて31名、講師1名、スタッフ8名の合計40名でした。

■講演: 「災害時における専門職の役割 ~介護・看護・介助~」 栂紀久代氏

ユニバーサルデザイン社会の栂さんからは、
・要援護者の定義
・2012年6月に改正された災害対策基本法に新たに追加された「基本理念」とは
・「介護・看護・介助」の違い
・介護・看護・介助が三位一体となって地域を守ることの大切さ
・専門職と地域との役割分担や連携の重要性
などについて講演がありました。

栂紀久代氏の講演

栂紀久代氏の講演

■「災害時における介護支援専門員(ケアマネージャー)の役割について」 永坂美晴氏

望海在宅介護支援センターの永坂さんからは、
・ケアマネの役割
・要介護度の内容紹介
・介護保険を利用されている方々およびケアマネージャーを対象とした、災害に関するアンケートの分析結果
などについてお話がありました。

永坂美晴氏のお話

永坂美晴氏のお話

■ワークショップ: みんなで考えよう ~地域と専門職との連携~

最初に、永坂さん(望海在宅介護支援センター)、藤江(あおぞら財団)からワークショップについて説明があった後、地区ごとに5つのグループにわかれて、「どういう風に地域と専門職とが連携を取っていけば、障害のある方も一緒になって命を守ることができるのか」というテーマで話し合いました。

ワークショップでは、「身体が不自由で介護が必要なAさん」,「目が不自由で移動には介助が必要なBさん」という2つの事例から、「①平常時,②災害発生時~避難所まで,③避難所~3日後」に、地域,専門職それぞれの立場から自分には何ができるのかについて、それぞれ意見を出し合いました。

グループワークの様子

グループワークの様子

討論の様子

討論の様子

■発表・意見交換

意見を出し合った結果、
「平常時から準備しておくべきことは何か」
「災害発生時にどう支援し、どのようにして避難所まで移動するか」
「避難所生活の支援には何が必要なのか」
という課題に対する解決策をみんなで共有することができたのではないかと思います。
また、「日頃からのご近所づきあいが大切なのではないか」という意見も多数出ました。

発表の様子1

発表の様子1

発表の様子2

発表の様子2

発表の様子3

発表の様子3

発表の様子4

発表の様子4

発表の様子5

発表の様子5

■セミナー後の感想

今回のセミナーでは、栂さん,永坂さんのお話やワークショップを通して「介護・看護・介助の違いを知り、各専門職および地域が、それぞれ自分たちにできることは何なのか?,連携できる点はどこなのか?」について、みんなで話し合えた良い機会だったと思います。

セミナー後のアンケートからは、
「ケアマネージャーさんの仕事内容がよくわかった。したがって、地域の団体等とコミュニケーションを図ることが大切だと思った」
「つぎはケアマネージャーとボランティアとの話し合いがもてるように自治会役員とも話し合いをもちたい」
という地域の意見や、
「地域の方々のパワーを感じました」
「いつもどのようにして支援したらよいか、方法がわからないときがあったが、このような機会に参加することで、地域とのかかわり方などよく理解できました」
という専門職の意見などがありました。
また、
「災害対策基本法が改正され、それぞれの支援の必要性が再確認できた。」
という新しい制度に関する意見や、
「地域の素晴らしい活動が、住民の方々へまだまだ伝わっていない部分が、多いと考えられる」
などの課題点をあげる意見も見られました。

本事業は、「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」を受けています。

フェイスブック「みんなで守る!みんなで助かる!災害時の要援護者支援!」もあります。

安元

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