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環境アセス講座・第1日目の報告(10/27)

去る10月27日(土)、2012年度環境アセスメント講座の第1日目を開催いたしました。午前中は、新大阪丸ビル新館にて講義を行いました。

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主催者である(独)環境再生保全機構 地球環境基金地球環境基金課 今井博人課長の挨拶で講座がスタートです。

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最初の講義は、明治大学教授で環境アセスメント学会会長の柳憲一郎さんによる環境アセスメントに関する基礎と日本の環境アセスメントについてです。環境アセスメント学会がまとめた資料などをもとに、環境アセスメントの基礎知識を学びました。

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2番目の講義は、千葉大学教授の倉阪秀史さんによる自然エネルギー施設建設における環境配慮についての講義です。倉阪さんは、環境庁時代には日本版環境アセスメント法制定に携われました。この講義では、現在研究されている地熱発電などの自然エネルギー施設建設におけるアセスメントの現状について学びました。

*   *   *

午後は、環境アセスメントの現場で実践について学ぶべく、堺市にある関西電力の堺港発電所PR館と堺太陽光発電所の視察を行いました。午前中の会場の新大阪から、堺港までは貸し切りバスで移動します。

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スケジュールの関係上、昼食はバスの車内で移動中にとることになりました。希望者は、イコバ野菜市でおなじみのカフェスロー大阪さんのお弁当を注文しました。

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本日のメニュー:枝豆入り豆ご飯、がんもどきのハンバーグ風、きんぴら、きゅうり、ピクルスの漬け物。大阪近郊で取れたオーガニック野菜のみで作られたヘルシーなお弁当です。

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食事が終わったのちは、倉阪先生が参加者の質問に答えてくれました。

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バスに揺られて1時間弱、関西電力堺港発電所に到着しました。堺港発電所は、1964年から稼働した火力発電所であり、2006年より環境にやさしいコンバインドサイクル発電に設備が更新されました。今回は、この設備更新時に行われた環境アセスメントに関するお話を伺いました。

◆堺港発電所

◆堺太陽光発電所

◆関西電力 環境への取り組み

 

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午後の会場となる、堺港発電所PR館エルクールさかいこうです。

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見学者向けに、発電の仕組みを展示するスペースがあります。

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エルクールさかいこうの中山栄館長より、レクチャーをうけました。

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続いて、メガソーラー発電所・堺太陽光発電所の見学です。堺港発電所とは離れた位置にあり、バスで移動します。

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途中通った天然ガス積み込みの港湾施設です。ここで陸揚げされた天然ガスは、パイプラインを通じて堺港発電所に送られます。

P1230222堺太陽光発電所に到着です。なお、ここは産業廃棄物処分場の上に建てられているため、許可を受けないと入れない場所にあります。

 

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見晴台に移動します。

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中山館長より太陽光発電所に関する解説をしていただきました。

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広大な面積に並べられた太陽光パネルは壮観です。左手後方にある白い煙突は南港発電所の煙突で、外観から白ネギ坊主の愛称で親しまれています。

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そらから太陽光発電所をPRするため、「SOLAR SAKAI」の文字が上空から見えるようにしています。昼は赤いシートの文字で、夜はLEDで文字を浮かび上がらせます。ここの太陽光パネルは、すべてシャープの堺工場で作られたものであり、まさにMade in Sakaiの電気と言えます。

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太陽光発電所の見晴台から堺港発電所を俯瞰した風景です。真ん中の右側6本の高い煙突は、長年堺港発電所のシンボルであった高煙突で、見る角度によって本数が違って見えることから、「お化け煙突」という愛称で呼ばれていました。今はこの6本の煙突は使っておらず、真ん中左手にある低い二本の煙突が使用されています。技術革新の結果、低い煙突でも公害防止が可能になったそうです。

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その後、PR館に戻り、『関西電力の環境への取組み』を環境室環境計画グループの森口マネージャーから、堺港発電所の概要を中山PR館館長から、堺港発電所のアセスメントについて、実際にアセスに携わった環境室環境評価グループの鈴木マネージャーから、お話がありました。

*    *

 帰りのバスの車内も、レクチャーの場です。まずは、今回の講座の主催者である地球環境基金の堀さんより、地球環境基金の市民活動助成制度の説明がありました。国内外の環境保全活動を行うNGO/NPOや市民活動ならば任意団体を含めて助成対処となるので、多くの団体に是非とも助成制度を活用していただきたいとのことでした。

地球環境基金の助成制度については、こちらのホームページをご覧下さい。

http://www.erca.go.jp/jfge/subsidy/index.html

 最後は、参加者から一言ずつ感想を述べてもらいました。主に、

・大学の環境アセスメント演習で、方法書に関する説明会の研究をしている。コミュニケーションに興味を持ち方法書に関する説明会の研究をしている。今回現場で学べたので面白かった。
・土木コンサルタントの仕事をしている。環境配慮に関する業務もある。環境アセスメントについては、今後も継続して勉強していきたい。
・堺太陽光発電所に以前より是非とも見学したかったので、今回見学できて良かった。
・専門的な質問にもきちんと答えてくれたのでとても勉強になった。
・地元で風力発電計画があるので、ぜひ今回学んだことを活かしたい。

などがありました。

*    *

最後に、講師の先生方、休館日にも関わらず視察を受け入れて下さったエルクールさかいこうの皆様、お忙しい中参加していただいた参加者の皆様に改めて御礼申し上げます。

                                                  (南記)

4件のコメント »

  • 脇田 武敏さんのコメント — 2012年11月1日 @ 6:28 PM

     お疲れ様です。27日の報告を見させていただきました。こんなに早くまとめて感想まで載せるとは本当に感心してしまいます。
     バスの中で倉阪先生がおっしゃった 原発燃料のウランは枯渇資源であるという言葉がまだ頭の中にこびりついています。ならば放射性廃棄物もこのまま出しっ放しでもいつか止まる(増えない)。ということは原発推進派のへ理屈として将来のいつかは排出されなくなるんやからウランがなくなるまで動かしてもええやん、と言うような気がします。妄想かもしれませんが。私は福島の避難された人たちが全員もとの土地へ帰れない限り原発はなくせと思っています。

  • おだいらさんのコメント — 2012年11月2日 @ 3:14 PM

    脇田様 環境保全戦略講座 エネルギー問題と環境アセスメントにご参加頂きありがとうございました。この講座は、講座を通じ参加者の皆さんがエネルギー問題について深め考える場になればと思い企画しました。次の講座はワークショップで参加者同士、意見共有していきたいと思います。その時にでもぜひまたご意見を頂ければと思います。よろしくお願いします。

  • 脇田 武利さんのコメント — 2012年11月14日 @ 6:21 PM

    脇田です 11/11 ありがとうございました このような有意義な企画を
    また期待しております。

  • aozorafoundationさんのコメント — 2012年11月15日 @ 1:21 PM

    脇田様

    コメントありがとうございます。ワークショップでの活発なご意見、ありがとうございました。またぜひ財団の講座へのご参加をお待ちしています。

    おだいら

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