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池田市立緑丘小学校での環境学習


あおぞら財団 インターン 徳島大学 山口奈津美
2007年9月20日(木)13:50〜16:00

池田市立緑丘小学校で、小学4年生と保護者を対象に、てづくりせっけん教室と、二酸化窒素簡易カプセル測定を行いました。
財団の林さんを筆頭に、市民生活部・環境にやさしい課の大西さん、室さん、池田市のエコスタッフの長尾さん、私山口がスタッフメンバーでした。

てづくりせっけんは、①3種の植物油と苛性ソーダ、水をペットボトルに入れて、②とろっとするまで振り(約10分)、③各自で持ってきたコーヒーやココア、はちみつやヨモギの粉などを入れ、④ハッカ油を入れたら再び振り、⑤牛乳パックの型に注いで、⑥1ヵ月ほど乾燥させたらできあがりです。
今回は②〜⑤をしましたが、振る作業はなかなか大変で、子どもたちが汗を掻きながら(しかも教室は大変暑かった!)作ったせっけんは環境祭りで販売をされるそうです。

後半の二酸化窒素簡易カプセル測定では、子ども達が事前に家周辺の二酸化窒素をカプセルに集めてくれたものを測定し、値ごとに色分けしたシールを地図に貼り、子ども達が住んでいる区の空気の様子をマップにしました。
連続の授業でしんどい中、前に出てきて測定の様子を興味深々に眺めたり、話を熱心に聴く姿を見た限り、生活することと空気の関係について何か感じ取ってくれたのではないかと思います。

                  ↑作った二酸化窒素調査マップ

〜思ったこと〜
子ども達に「公害って知ってる?」と聞くと「知ってる知ってる。」という答えが返ってきて、どこで聴いたのだろう!と驚いたのですが、どうやら西淀川の公害についてのビデオを授業で視聴したようです。
新聞の記事でもよく見かけますが、最近の小学校の熱心な環境教育には驚きです。
子どもの頃から公害や環境問題を、生活や意識の近くに置こうとしたり、今回のように保護者も一緒に参加して、環境に対する意識を共有する機会を設けてくれるような取り組みは素晴らしいと思います。
そして子どもや保護者がそこから気づいたことをきっかけとして、小さなことからでも積極的に取り組んでくれるようになることが環境教育の一つの成功と言えると思います。
私自身大学で環境を学びながら環境とは何か、まだまだよくわかりませんが、よくわからずとも大事にしたいなあと思い、できることを探すばかりです。
授業で海の環境について少し話す機会をいただいたのですが、とりあえず伝えるということをこれからしっかり学びたいと思います、本当に勉強になりました。
皆さま、どうもありがとうございました。


        ↑興味深々の4年生         

        ↑西淀川の公害について一所懸命に聴いている

        ↑池田市の地図にシールを貼る




3件のコメント »

  • aozorafoundationさんのコメント — 2007年10月4日 @ 4:26 PM

    SECRET: 0
    ども、フジエです。
    お元気ですか?
    絵本の方はどうですか?
    緑小は環境教育頑張ってるそうです(林談)

  • 織原 泰さんのコメント — 2008年1月22日 @ 12:37 AM

    SECRET: 0
     先日学生を連れてお世話になった、神戸大学非常勤の織原です。大変勉強になりました。ありがとうございました。語り部さんのお話はほんとうに胸が詰まる思いでした。公害患者さんの砦になっている財団はほんとうにすばらしいですね。
     あのあと、みんなで昼食を食べながら、学生と懇親できたことも今回の大きな成果でした。非常勤の身でありながら得したな、という思いです。
     また、個人的に財団の経営問題に関して勉強に生かせていただきたいと思っています。学ぶべき点がおおきいな、と思っています。
     その節はまた、よろしくお願いいたします。

  • あおぞら 林さんのコメント — 2008年1月23日 @ 4:33 PM

    SECRET: 0
    寒い中、学生さんとお越しいただき大変ありがとうございました。
    語り部さんのお話があのように熱いメッセージになったのは、皆さんが真剣に聞いてくださったからこそだと思います。
    ぜひぜひ、これから一緒に活動してくださると大変ありがたいです。私たちも色々学びたいです。いつでもお待ちしております。

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