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ブログカテゴリー » 西淀川公害授業

7/3 授業実践報告 どう教えてる?「西淀川公害」~高校編~

前回の実践報告の様子

前回の実践報告の様子

環境教育の原点とも言われる公害教育は、被害が深刻だった1960年代~70年代に活発に取り組まれましたが、その後、下火になっていました。
しかし福島原発事故以降、かつての教訓から学ぶことへの関心が高まっています。
あおぞら財団では、「ドコモ市民活動団体への助成(環境分野)」を受け、改めて公害をどう教えるか、考える場を企画しました。

西淀川公害の歴史を踏まえつつ、ユネスコスクールとしてESDの視点をもって環境・公害教育に取り組んでいる西淀川高校でのこれまでの実践報告と、前回の大阪市立磯路小学校の実践報告のふりかえりを行います。

積極的なご参加、お待ちしています。

◆◇◆ 授業実践報告 どう教えてる?「西淀川公害」―高校編― ◆◇◆

日 時 2015年7月3日(金)15時00分~17時00分

場 所 あおぞらビル3階グリーンルーム

内 容 報告「西淀川高校での公害に関する授業実践について」
門谷充男さん(大阪府立西淀川高校)
・前回(5/10)のふりかえり(大阪市立磯路小学校での実践教材・資料等の共有)
*前回の様子はコチラ
・西淀川での公害授業案作成にあたって意見交換

参加費 無料

その他 資料準備の都合上、参加をご希望の方は、あおぞら財団まで事前にご一報ください。

◆連絡先
公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)
担当 栗本知子
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル4階
電話 06-6475-8885
FAX06-6478-5885
メール webmaster@aozora.or.jp
URL http://aozora.or.jp/

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Filed under: あおぞらプラン,イベント案内,環境学習,西淀川公害授業,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2015年6月29日5:58 PM

どう教えてる?「西淀川公害」授業実践報告会(05/10)

5月10日(日)にあおぞらビル3階にて、「西淀川区の公害」の授業を実践した、永井健太さんをお招きして報告会を開催しました。
今までの学校で行われていた公害授業とは違う、新しい視点からどういう公害の授業が出来るかを永井さんのお話から聞くことが出来ました。

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永井健太さんによる報告です。

永井さんは大阪市立磯路小学校に勤務されており、平成26年度社会科の授業で全5時間かけて西淀川の公害の授業を行ってくれました。
きっかけは5年生の社会科「国土と環境を守る」の授業で、琵琶湖の水質汚染より子どもたちにもっと身近なものを取り上げようと思い、西淀川公害を授業の中に取り込んでくれたそうです。
西淀川公害について調べる中で、あおぞら財団のHPにたどりつき、授業でもあおぞら財団にある資料を使っていただけました。

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授業の板書と共に説明をしてくれました。

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永井さんの説明に真剣に聞き入る参加者の方々。

永井さんは子どもたちに自分たちで調べ、自分たちで考える、学ぶ意欲を引き出す授業を目指しているそうです。
子どもたち自身が関心を持つ事がとても大切だと何度も言われました。
実際の授業でも、写真を最初に見せることで子どもたちの関心が向くとのことです。
写真を元に、感想や調べたことをノートに書いていくという手法で行われていました。
授業中に自分で調べるという時間があることで、家に帰ってからインターネットで西淀川公害について調べて、授業で使う資料として持ってきている子もいたそうです。
細かな工夫で授業中の子どもたちの様子が変わってくるというのは驚きでした

参加者からは「西淀川公害について”なぜ?””どうして?”と先生ご自身が思われ、調べていって授業を組み立てたことが良かったのだと思う」と言った感想や、「小学生から答えられない質問はあったのか?」と多くの意見や質問、感想が出てきました。
実際に教育現場にいる参加者からもたくさんの意見が出され、盛り上がった報告会となりました。

また、西淀川区内の姫里小学校などで長年教鞭を取られ、現在も西淀川区内の小学校で公害の授業を行っている天野憲一郎さんからもお話を聞くことが出来ました。
あおぞら財団が作成したパネルや視聴覚教材を利用して西淀川公害についての授業を行っています。
(教材についてはコチラをご覧ください。)
小学校5年生の社会科の授業の一環として行われており、その時の様子の話もしていただけました。

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天野さんによる公害授業の説明の様子。

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質疑応答や意見の共有もしました。

現在は小学校の授業で公害が取り上げられることが減り、四大公害の名前だけを覚えるような教育となりつつあります。
その中で永井先生や天野先生のように、公害の授業が行われていることはとても大事なことだと思います。
また、その中で子どもたちが自分から興味を持って調べるということが自然と出来るようになるのは、なかなか簡単なことではありません。
あおぞら財団(西淀川・公害と環境資料館)の資料が調べ学習のお役にたてたことがとてもうれしかったです。

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(松ヶ平)

西淀川区内の小学校で公害の授業を実施しました

あおぞら財団では毎年、小学校5年生の公害の授業のお手伝いをしています。
今年度は、西淀川区内の6校で授業(出来島小、川北小、柏里小、歌島小、姫里小、佃西小)を実施しました。

2/24川北小学校にて。天野さんの授業の様子

2/24川北小学校にて。天野さんの授業の様子

西淀川区内で長年、教鞭をとられていた天野憲一郎さんが、今年も活躍してくださいました。
あおぞら財団の作成した西淀川公害学習用パネル『知っていますか?西淀川の公害』と、約25分の映像作品『手渡したいのは青い空~未来からのメッセージ』を活用した授業です。(2つの教材について詳しくはこちら。映像作品はYoutubeでご覧いただけます)

語り部としては、西淀川公害患者と家族の会から、今年は、平田和子さん、池永末子さん、山下晴美さんが協力してくださいました。

3/10姫里小学校にて。立ってお話しているのが池永さん、その右が山下さん

3/10姫里小学校にて。立ってお話しているのが池永さん、その右が山下さん

池永さんは、ぜん息で苦しむ娘さんの看病の苦労や、その後、ご自身もぜん息になて「やっぱりこの苦しみはなった者にしかわからない」と思った体験を話してくださいました。
山下さんは、発作を起こした夫の明さんの手足が紫色になっていくのを見て、「死んでしまうのでは」と恐ろしくて気が気ではなかったことなど、公害病患者の家族としての想いを語ってくださいました。

2/24歌島小学校にて。真ん中が平田さん

2/24歌島小学校にて。真ん中が平田さん

平田さんは、発作が起きて病院に運ばれたときの様子や、外科手術をする際、麻酔薬の成分がぜん息発作を誘発する可能性があり、非常に危険な手術となったことなどを語ってくれました。

語り部さんの授業は、患者さん、お一人おひとりの個性の力で、子どもたちに公害について実感をもって考えてもらえる授業です。
患者さんは、辛い体験を思い出して語ってくださるわけですが、「大事な仕事だから」と時間を割いて授業に協力してくださいます。

その想いを受けて、二度と深刻な公害を起こさないよう、子どもたちと共に考える授業にこれからも取り組んでいきたいと思います。

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(栗本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2015年3月16日5:20 PM

四日市市で語り部養成講座を行いました

2014年11月29日(土)
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四日市環境学習センターにて「日本の大気汚染公害」という壮大な題でお話ししました。
来年3月オープン予定の四日市公害・環境未来館の語り部および展示解説員のための講座でした。
四日市公害の年表と個人の年表をリンクさせるワークショップや
公害地域がどこにあるのかをグループで考えるワークショップなどを組み合わせて
公害健康被害補償法と全国の大気汚染公害裁判とその後の地域再生のお話をしました。
予備知識が入ったところで、西淀川公害の語り部として永野千代子さんのお話をしてもらいました。
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「やっぱり生の声の伝わり方は違う!」
との感想がありましたが、永野さんから被害の大変さ、運動への覚悟のお話は迫力がありました。
前日、微熱があった中で、遠出をしてくれた永野さんに感謝です。
(当日もせきが止まらなくて、つらい中ありがたかったです)

四日市と他の公害地域では、反対運動の継続性という意味で違いがあります。
患者さんたちが先頭に立って、語り部活動を行うということが難しい状態にあります。
そこをクリアして、どうやって市民活動を盛り上げていくか、まだまだ課題があることが明らかになった形になりました。
かなり噛み砕いて講座を行ったのですが、「難しい」との感想もちらほら。
こちらの講義もまだまだ改善の余地ありです。
(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川公害授業,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2014年12月1日2:49 PM

2/6 永野千代子さんによる語りべの授業

2月6日、大阪市立出来島小学校の5年生を対象に西淀川の公害患者さんの語りべ授業が行われました。

お話して下さったのは永野千代子さんです。

まず、最初にあおぞら財団の職員から公害について簡単な説明があり、その後公害患者、小宮路清盛さんの発作時のVTRを見ました。

児童たちは皆、真剣に画面を見つめていました。

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そして永野さんのお話が始まりました。

・西淀川で二酸化ちっ素の環境基準値が近年までオーバーしていたこと。

・PM2.5は国境を越えての汚染だけだはなく、車からも排出されるので国内でも対策を考えなくてはいけないこと。

・公害訴訟についてのお話。

・同じく公害で苦しんでいた息子さんのお話。

など、たくさんのことを聞かせてもらいました。

永野さんの息子さんは出来島小学校の児童でした。

永野さん自身も特別な思いでお話をして下さったと思います。

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特に私が印象に残った話は、公害がひどかった時の空の色についてです。

その当時、西淀川の子どもたちは空の絵を描く時、絵の具で灰色を塗ったそうです。

今ではそんなことは考えられないですし、想像もつきません。

西淀川の人たちの取り組みとして、廃油を再利用してハンドソープにしたり、車の燃料にしたりしていることを話すと、のぼりやポスターを見た事があるという児童が大勢いました。

そういう活動が地域に浸透しているんだと思いました。

児童さんからの質問の時間では「車と工場では汚れた空気をより出しているのはどっちか」というものや「ぜん息、慢性気管支炎の他にどのような病気になるのか」など鋭い質問もありました。

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先日、天野憲一郎さんの授業を受けていたからでしょうか?終始、子どもたちは話を真剣に聞いていて、質問した際もすぐに答えていました。

これを機に公害について興味をもってもらい、きれいな西淀川をつくっていってくれればと思います。

(ボランティア 山澤)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,ボランティア,環境学習,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2014年2月6日4:13 PM
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