「セミのぬけがらしらべ」 を大野川緑陰道路で行いました。
2012年8月25日(土) 10時~14時 大野川緑陰道路で「セミのぬけがらしらべ」を行いました。
エルモ西淀川に集合し、大野川緑陰道路でエルモ西淀川を境に国道43号線までと大島橋下までに分かれて行いました。
セミのぬけがらしらべとは
まちのお医者さんになろう2012と題し、季節ごとに行っている夏のイベントです。
春はタンポポ調べ、秋はハゼ釣り、冬は空気の汚れ調べをしています。
毎年行っているイベントで、子どもたちと一緒にセミのぬけがらを採集しています。セミは種類によって生息する場所が違っていて、セミの種類と数からその地域の環境を知る事が出来ます。さらに、ぬけがらを扱うことで、生きている生物を殺したり傷つけたりすることなく調査が出来るという利点もあって、参加型の調査として全国的に行われています。
私達インターン生と淀商業高校ボランティア同好会、あおぞら財団スタッフは9時にエルモ西淀川に入り、参加者を迎え入れる準備をしました。
20日からあおぞらイコバで開催されている「セミが教えてくれること展」の展示物も持って行きました。
9時40分頃開場し、参加者の子どもたちが入ってきました。少し緊張しているようです。
10時になり、開会しました。参加者は合計49名(小学生26名、高校生4名、大学生8名、大人11人)です。あおぞら財団スタッフによる説明とインターン生による大野川緑陰道路・セミについて・スケジュールの確認・新聞の書き方・その他注意事項のお話がありました。あおぞら財団の小平さん進行のもと、私達インターン生のお話です。このために過去にインターン生が使用した発表資料に改良をしたり、新しく作ったり、準備をしてきました。子どもたちにわかりやすく、なおかつ退屈させないようにと動画や実物を見せたり、面白くしてみたりと工夫しました。
私はセミについて、セミの一生のお話とセミの棲んでいる所のお話、またセミの見分け方のレクチャーを紙芝居でしました。羽化の様子を動画で流し、セミが卵を産んだ枯れ枝の実物なども見てもらいました。みんな集中して真剣に聞いており、頑張ったかいがありました。
お話も終わりいよいよセミのぬけがらしらべです。
10時半から1時間、大野川緑陰道路でエルモ西淀川を境に一般の参加者とガールスカウトの参加者は国道43号線まで、つくにし学童、たんぽぽ学童、なかよし学童の参加者は大島橋下までに分かれて調査を行いました。
子ども達は本当に元気で、積極的にぬけがらをみつけて、オスかメスかを見分けていました。
高い所は虫網でとったり、保護者の方やインターン生、ボランティア部の学生に抱きかかえてもらってとっていました。
1時間後、エルモ西淀川に戻り、お昼ご飯を食べ、各グループで採集したセミの種類と数を数え、発見したこと・感想などを新聞に記入していきました。
アブラゼミのメスをみつけて絵に描いて新聞に貼り付けているグループや、採集したぬけがらでぬけがらツリーを作っているグループもあってそれぞれ個性のある新聞となりました。
13時から公益財団法人 大阪自然環境保全協会山本智子さんのセミのぬけがらしらべの役割のお話、
あおぞら財団の小平さんによる西淀川でのセミのぬけがらしらべについてのお話がありました。
みんなぬけがらしらべを終えた後で疲れていたかもしれませんが、ちゃんと聞いていました。
そして各グループ採集したセミのぬけがらの種類と数、発見したことを発表しました。
みんな恥ずかしがらずに、はきはきと答えていて素晴らしい!と思いました。
結果はクマゼミ1700個、アブラゼミ29個とどちらも昨年を上回りました。
前日に強い雨が降ったので、ぬけがらが落ちて潰れてしまったり、埋まってしまったりして少ないのではないかと心配しましたが、たくさん取れたので安心しています。
一番多くぬけがらを集めたチームは青チームでした。アブラゼミを一番多く見つけたのも青チームでした。青チームさんすごいです!
最後に写真撮影をして終了しました。
集合写真と参加者の感想はこちら
インターンシップ生の感想はこちら
みんなが作った新聞は
西淀川図書館で9月20日(木)~10月14日(日)まで展示されます。
ぜひ見に行ってみてください。
過去の「セミのぬけがらしらべ」結果はこちら( 2011年 2010年 )
8月20日~31日まで あおぞらビル1階 あおぞらイコバにて
「セミが教えてくれること」展を開催しています。
次回は9月15日(土) 13時~15時 淀川親子ハゼ釣り大会です。
インターン生 桃山学院大学3回 森 千晃