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ブログカテゴリー » 地域づくり

事業所訪問


エコ・安全ドライブの「現場」39社を訪問
〜NEDO事業おつかれさまでした〜
*NEDO事業
2005年に大阪トラック協会河北北支部傘下の39事業所にご協力をいただいてすすめてきた、「中小運送事業者へのデジタルタコグラフの組織導入によるエコドライブ推進事業」
地球温暖化防止活動環境大臣表彰(2006年)、朝日新聞社「明日への環境賞」(2007年)、全国トラック協会「鈴木賞」(2007年)を受賞するなど大きな評価を得る

<事業所訪問参加者>
あおぞら財団:上田敏幸
森井隆二(大阪経済大学経済学部4年)
矢崎総業   :高田瞳
浅羽計器   :浅羽信宏

訪問日程
■5月1日
株式会社イシダカーゴ
昭和運輸株式会社
平成運輸倉庫株式会社
シンヨウ倉庫運輸株式会社
近畿いずみ運輸株式会社
株式会社高槻小型運送
大阪高速乳配株式会社
株式会社シンワアクティブ
佃運輸
■5月8日
大阪航空燃料運輸株式会社
関西郵便逓送株式会社
田中運送店株式会社
豊能運送株式会社・(豊能梱包株式会社合併)
シンハン株式会社
株式会社エヌティロジスティクス
阪神石油運送株式会社・有限会社阪神商事
テック物流株式会社
中越テック
■5月11日
株式会社つばめ急便
■5月14日
大和運送株式会社
西元運輸株式会社
西村梱包倉庫株式会社
大阪第一作業株式会社
株式会社エルライン
株式会社北部市場運送
千里運輸株式会社
豊新運輸株式会社
近畿運送株式会社
東豊運輸株式会社
城南産業株式会社
共同運輸倉庫株式会社
■5月15日
東光サービス株式会社
吉田運送株式会社
松川運輸株式会社
山佐運送株式会社
ジャパントラック大阪株式会社
三協運輸株式会社

事業者さんの声
「エコドライブのシステム、デジタルタコグラフの性能が、どれだけ優れていても、それを利用するのは人、ドライバーだ。これからは、人の育成が重要視される。」
「10台デジタコを導入しているが、みんなほぼ100点を取るのが習慣となった。おかげで燃費が明らかに向上しているし、何より、小さな接触も5年間1件もない。」
「燃料費が高い時期に本当に助かった。」
「取引先との関係づくりも大事だ。」
「取引先の環境報告義務に必要なデータ収集にデジタコは役に立つ。」
「ドライバーに自分で日報を出してもらい、データを張り出し、見せることで、意識を維持させている。」
「今までの取り組みをわかりやすくまとめて、取引先にアピールしたい。」
「年始から荷物が無い。荷物が動かない。」
「基幹産業の元がしんどい、先が見えない。」
「こういった取り組みをしていない事業所を、変えないと本当の意味での成果は出ないだろう。」


ジャパントラックにて


山佐運送株式会社の寺田社長


安全運転日報を打ち出すパソコン

 


事務所の壁には安全運転ランキングが張り出されています

「苦労を重ねエコドライブ」
39か所すべて周らせて頂きました。
事業所の皆さん、突然の訪問にも関わらず、丁寧なご対応を頂き、有難うございました。
実際に、デジタコを導入された事業所の生の声を聞いて、感じたことを少し挙げたいと思います。
やはり、デジタコ導入の成果は、燃費の向上という面で大きく表れるようです。しかし、デジタコが燃費を直接コントロールしている訳ではありません。燃費の向上を実際に成し遂げたのは、各事業所のドライバーです。大きな成果を残している事業所の多くは、デジタコでの管理に加え、ドライバーと親密な関係を築く努力をされていたように思います。
また、事業所にとって、最も回避したいのが事故です。これも燃費と同じく、デジタコでの管理に加え、無事故キャンペーンを定期的に行うなど、それぞれの状況に見合った努力が実を結んでいるように思われました。トラックの安全は、取引先の安心にも繋がります。エコドライブが生み出すものには、様々な形があるようです。
さて、各事業所とも、苦労を重ね、エコドライブを実現されている訳ですが、この取り組みを、取引先、あるいは、社会全体に情報発信していかなければ、ならないのではないでしょうか。
私は、このエコドライブ推進事業に関わって、まだ日が浅いのですが、デジタコ普及による、エコドライブの推進に、少しでも協力できたらと思っています。
森井隆二(大阪経済大学経済学部4年)

>> エコドラ ホームページ


Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2009年5月18日3:03 PM

西淀川子どもセンターで廃油回収


2009年4月4日
西淀川子どもセンターにて、「よっしゃバザー」が
ひらかれました。
僕はバザーの手伝いをしました。
バザーでは、廃油回収の手伝いをしました。
バザーで皿とか本とかCDとか売っていたので
僕は服と自転車につけるザブトンを買いました。
廃油は、6リットルあつまりました
こういう、イベントはいろんな人が来たり

いろんな物が売ってて、楽しかったからまたやってみたい、
と思いました。
西淀川高校ECC前田浩輔




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2009年4月8日2:38 PM

今年も開催「市民活動のための環境アセスメント講座〜アセスメント制度と市民の役割を考える〜」


環境アセスメントという制度をご存じでしょうか。
環境アセスメント制度とは、事業者が道路建設や発電所など大規模開発事業による環境への影響を事前に調査、予測、評価をするとともに、市民とのコミュニケーションを通じ、環境保全の観点からよりよい事業計画をつくり上げるしくみです。
制度が生まれて10年たちますが、多くの市民へ制度への理解と参加を広げるために連続講座を開催しました。
2月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)の4日間、岡山で開催された今回のアセス講座には、定員の30人をはるかに超える、50名以上の方にお申し込み頂きました。
制度への興味・関心の高さが伺われます。

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2月14日(土)
【会場】ピュアリティまきび2階会議室
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講義① 環境アセスメントと市民の役割
 【時間】13:00〜15:00
 【講師】浅野直人 氏 (福岡大学法学部教授)
 【報告】西平強 氏 (岡山県生活環境部環境政策課参事)
 【参加者(スタッフ含む)】 46人

浅野氏


西平氏
           

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講義② 風力発電所計画とアセス
 【時間】15:10〜16:40
 【講師】馬場健司 氏 (財団法人電力中央研究所社会経済研究所主任研究員)
 【参加者(スタッフ含む)】 45人

馬場氏

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2月15日(日)
【会場】岡山国際交流センター研修室
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ワークショップ 市民意見の形成
 【時間】13:00〜16:30
 【講師】傘木宏夫 氏 (NPO地域づくり工房代表理事)
 【参加者(スタッフ含む)】 32人

傘木氏


ワークショップの様子

グループ毎に発表

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2月21日(土)
 【集合・解散】林原モータープール

現地見学 海から見学アセスの現場
 【時間】集合13:00〜解散17:00
 【案内】みずしま財団研究員 塩飽敏史 氏
     中川直巳氏((財)岡山県環境保全事業団水島管理事務所業務課 主査)
 【参加者(スタッフ含む)】 30人

参加者の自己紹介と講義に参加した感想を発表し共有


船で、海上から水島コンビナート見学

案内をする塩飽氏

船内の様子

瀬戸大橋の開通で騒音被害が問題になった集落

海上からみる水島コンビナート

満杯になったゴミ処理場を埋立ててつくられたゴルフ場

説明する中川氏

ゴミ処理場予定地を見学

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2月22日(日)
【会場】岡山国際交流センター会議室(1)

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講義③ 廃棄物処理場とアセス
 【時間】13:00〜14:30
 【講師】田中勝 氏 (岡山大学大学院教授、株式会社廃棄物工学研究所代表)
 【参加者(スタッフ含む)】 42人

田中氏

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講義④ 都市再開発とアセス
 【時間】14:40〜16:20
 【講師】梶谷修 氏 (株式会社ポリテック・エイディディ常務取締役)
 【参加者(スタッフ含む)】 40人

梶谷氏

講座終了後に修了式を行い、全回参加をした14名に修了証を渡しました。

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今回、運営などにご協力を頂いた、環瀬戸内海会議の松本さんとみずしま財団の塩飽さんの感想を紹介します。

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環境アセスはアワスメントという認識がこれまでずっと、頭にこびりついていました。ダム建設問題、廃棄物処分場、ゴルフ場開発、原発建設、公有水面埋立て問題と、民間事業、公共事業に関らずこれまで関ってきた問題では、事業者は全てお手盛りのアセスに終始し開発を食い止める手立てにはなりませんでした。常に歯がゆい思いをさせられ通しでした。
今後もよほど住民がパワーを結集してしっかり取り組まなくては、開発の波には抗し切れないだろうと思っていました。アセス講座に参加させていただいて、環境アセス法により、少し光明が見えてきたのかなという認識を持てるようになったように思います。
 振り返ると、講座の最後に講師をされた傘木さんのお話を聞いて、環境アセスメントへの取り組みの方向性が、光明となったように思います。そこには、傘木さんのこれまでの取り組みでアセスへの住民のパワーの結集に心血を注いでこられた熱意が感じられたからなのだと思います。
 とはいえ、一方で九州環境管理協会の方のアセスの現場を踏まえた話からすれば、アセス自体極めて定量的なものにならざるを得ないのではないか、とすれば一定期間の一時期を捉えた「数値」が環境評価の基準になるのではないか。それがその地に暮らす住民の経験や実感といかにかけ離れないものにしていくにはどうすればよいのかという思いがつきまとうのが現実です。たぶん今後の課題として残る問題ではないかと思っています。
 1999年に環境影響評価法の施行で、環境影響評価方法書への意見書の提出ができることになったことは、恥ずかしながら全く知りませんでした。それ程に私ども環瀬戸内海会議が直面した「開発」現場は「アワスメント」が横行していたとしかいえません。むしろ、法制定・施行前に事業計画を許認可してしまっている「開発」計画と直面したといえましょう。当然、法の適用は施行以前の事業計画許認可には遡及しませんから。
 アセスメント講座に参加させてもらい、今後そして将来にわたって、アセス法が手立てとなって、アセス法に基づく意見書の書き方、方法書への意見書の提出には大いに学ばせてもらいました。
 しかし、課題は残っているように思います。なぜなら事業計画の策定のイニシアチブは事業者であり、計画策定の段階では住民の参加は現実のところ不可能であり、事業計画の概要すら公開されないのが現状です。計画段階にまで住民参加の保障し、あらゆるデータを公開した上での議論の場を担保していくことが、とりわけ「公共事業」を主導する自治体には求められていると思われてなりません。

環瀬戸内海会議事務局 松本宣崇

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環境アセスメント講座に参加して

 今回、「市民のための環境アセスメント講座」に参加して、印象に残ったのは、「アセスメントは、事業に反対したり、中止させるための手段ではなく、事業をより良いものにしていくための事業者と市民とのコミュニケーションツール」ということでした。
 確かに、これまでの大規模開発事業などでは、事業者側が一方的に計画を立て、周辺地域への影響はほとんど考慮されることなく進められ、そのために公害のように大きな社会問題や多くの被害者を出すことにつながったという歴史があります。それに対して、アセス法ができたことにより、少なくとも事業着工前に事業者と市民が意見交換をできる仕組みが整備されたことは、前進であると言えるでしょう。
 しかし、アセス法にもまだまだ課題は多く、最も大きな問題は、「まず事業ありき」でその中で環境への影響を評価するということ、そして評価するのが事業者であるということだと思います。講義の中でもありましたが、事業の計画段階から市民が参画し、環境への影響については第3者的な立場から分析をすることで、その事業の妥当性、環境への影響の大きさを評価し、ときには事業の中止・代替計画への変更も担保されてこそ初めてアセスメントの意義があると言えるのではないでしょうか。そのためにも、今年行われるというアセス法改正に向けたパブリックコメントの募集には、ぜひ意見を出したいと思いました。

みずしま財団 塩飽敏史




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2009年4月2日6:55 PM

地域を元気にする「持続可能な交通」


ESTの未来をひらくパネルディスカッションが2月6日、大阪市立生涯学習センターで開かれ54人が参加しました。近畿地方環境事務所が主催したもので、あおぞら財団が協力しました。

神戸国際大学の土井勉教授が、「地域を元気にする『持続可能な交通』NPOの役割」と題してパネルディスカッションの基調講演。交通が変われば地域が元気になる、と自身が関わった具体的な事例を紹介しながら話題提供しました。

パネルディスカッションのコーディネーターは、大阪大学大学院の松村暢彦准教授。NPO、交通事業者、行政とそれぞれの立場から地域での取り組みを紹介し、地域交通への熱い思いを語りました。

ひらかた環境ネットワーク会議の末岡妙子氏〜バスマップと四季折々に展開してきたバスイベントについて〜

京(みやこ)のアジェンダ21フォーラムの長谷川吉典氏〜京都市で展開するMMの取り組みについて〜

京阪バス株式会社の北西進太朗氏〜NPOとの協同ですすめるバスイベント、バスマップづくり。地域交通を支えるバス事業者の仕事〜

兵庫県宝塚土木事務所の山内有紀氏〜県北部の広域バスマップづくり、小学生による駅周辺調査〜

また、会場からは、KOBE地球おもてなし倶楽部の村上恵子氏〜KOBEST、まち歩きマップの取り組み〜

MMやESTを地域で「広げる・続ける」ためのネットワークづくりの大切さ、後継者づくりなど地域とNPOがかかえる課題についても率直に語り合いました。




Filed under: 環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2009年2月19日11:20 AM

岡山アセスの現場・訪問記


アセス現場 岡山市御津町虎倉地区 
産業廃棄物処理施設計画の現場を行く

1月17日(土)、岡山市御津町虎倉地区の産業廃棄物処理施設計画の現場へ見学へ行きました。24.5haもの大規模な産業廃棄物の最終処分場が予定されています。

虎倉地区は谷間の小さな集落。ホタルが飛び交う美しい川、大野川も流れています。大野川は岡山三大河川、旭川の源流です。

処理施設には丈夫なシートが張られるので廃棄しても浸透の危険がないというのが事業者側の言い分。未来永劫保障はできるものではないし、運搬するトラックを通すための道路建設による環境破壊も懸念されます。


この山の先の谷が産廃施設計画地

計画地の他にも、既に産業廃棄物の処理場が周辺にはたくさんあります。処理場と言っても、谷へゴミを捨てているだけ。捨てても安全なゴミだと説明されても、心配は尽きません。

見学の後は、虎倉地区の集会場で住民約40人の方と昼食をとりながらの意見交換会。猪汁とおにぎりを準備してくださいました。

このままでは「産廃銀座」となってしまう、何とか未来に美しい環境を残したい・・・住民の方々の思いは切実です。


交流会の第2回 石井亨さんに
わが国最大の不法投棄事件、豊島事件の話を聞く

夜は、岡山開催に向けての実行委員(?)的な交流会の第2回が開催され、10人が集まりました。会場となった「喫茶ラグリマ」のおいしいコーヒーを頂きながらの交流会です。まず他己紹介をしてお互いに打ち解けた後、スペシャルゲストの石井亨さんに「わが国最大の不法投棄事件」豊島事件についてお話をしていただきました。

参加された方は、各地でアセスメントに関する仕事や活動をされている方が多く、それぞれが感じている、アセスの現状や課題について意見を出し合いました。環境教育、国の施策、歴史を伝える必要性、戦略的アセス・・・様々なキーワードが出されましたが、アセスメント講座を通じて学習し、議論を深めていきたいです。




Filed under: 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2009年1月30日6:41 PM
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