あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » 地域づくり

エコ安全ドライブで講習会


 大阪市東部地域を中心に病院、診療所、介護施設などを展開している「ヘルスコープおおさか」。病院と診療所を結ぶ送迎車など自家用車50台のドライバーを対象にした運転業務者研修会が9月6日、同本部会議室で開かれ38人が参加しました。研修会では、はじめに池田憲専務理事が「基調報告」。医療・介護の現場がおかれている厳しい状況、命と向き合う仕事とヘルスコープおおさかの役割などについて明らかにするとともに、「安心して利用してもらうためのサービス」向上のためにも、エコ安全ドライブに取り組む意義を強調しました。
 つづいて「エコ安全ドライブの実践」と題して、あおぞら財団の上田敏幸氏が講義。トラック事業者とドライバーとともに取り組んだエコドライブの成果をふまえて、①コスト削減②安全運転③環境対策④ドライバーとしての誇りの「一石四鳥」効果、エコ安全ドライブを支えるコミュニケーションの重要性について語りかけました。参加者からは「エコドライブの目的や効果がよくわかった」「観念的には解っているつもりだってが、より具体的に理解できた」「これはすぐに実践すべきだと思う」などの感想が寄せられました。






Filed under: エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2008年9月10日7:51 PM

市民塾・第4回講座「市民塾カーフリーデー特別講座」


転送歓迎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*第Ⅵ期 道路環境市民塾* 9月23日(火 祝日) PM3-6時
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第四回テーマ 「市民塾カーフリーデー特別講座」
市民塾HP http://www.aozora.jpn.org/siminjyuku2008.htm
主催:道路環境市民塾
後援:カーフリーデージャパン(予定)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

気候変動の影響や石油高騰から、もはやクルマ依存が限界に達しており、都市ではクルマを使わないことを真剣に考える必要があります。本来都市では、クルマより自転車や公共交通の方が便利なはずです。本当にクルマを使わないと不便になるのか?自転車が自由に走り回れると街はよくなるのか?いろいろ疑問がわき上がってきます。
じゃあ、一度試しにクルマを止めてみよう!と始まったのが、ヨーロッパを中心に行われている「カーフリーデー」です。カーフリーデーに参加した都市は、一日都市域全体で自動車の通行を一切禁止(バス、路面電車、タクシーならびに公共車を除く)し、クルマの無い街はどんなふうになるのかを市民に体験してもらいます。カーフリーデー実施中は、町中自転車を堂々と走らすことができます。市民合意の啓発イベントであるカーフリーデーをきっかけとして、本当はクルマではなく自転車や公共交通を活用した方がよいのではないか?と市民で議論する場を作っていくことの大切さを考えてゆきたいと思います。

■日時:9月23日(火 祝日) 15:00-18:00(受付開始14:40) 
*終了後、懇親会を予定しています。(3000円程度)

■会場:あおぞらビル3階 公害患者と家族の会付属 グリーンルーム
最寄駅:JR東西線「御幣島(みてじま)」駅
地下道④番出口(西淀川税務署方面)より徒歩3分
国道2号線沿い・UFJ銀行の左手2軒隣
*アクセス→ http://www.aozora.or.jp/access.html

■参加費:500円(資料代・会場代)

■募集人数:30名(定員になり次第、締切) 

■申込方法:
申込欄の①〜⑦をご記入の上、メール、ファックス、郵便、e-mailにて、事前に、事務局(あおぞら財団)までお申し込みください。

■申込・問合
道路環境市民塾運営委員会
事務局:(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
E-mail: webmaster@aozora.or.jp

■申込欄(::線、枠内をご返信ください)::::::::::::::::::::: 
①氏名(ふりがな) 
②年齢( 歳代)
③メールアドレス 
④住所(自宅・職場・その他 を明記)〒
⑤電話 
⑥ファックス
⑦所属

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
*受付確認の返答はしません、予めご了承下さい。
*申しこみ後、変更がありましたら、ご連絡下さい。




Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2008年9月8日2:13 PM

自転車に関する様々な会による交流会


8/31日
大阪経済大学 3回生 インターンシップ生 稲野 宏樹

大阪府の堺市にある堺市役所で、自転車に関する活動をしているさまざまな団体が交流・連携し、「適正な自転車利用環境づくり」を促進する活動を拡げていくことを目的とする交流会が開催されました。

 
 開会のあと、まず、「堺市」の取り組みが報告されました。堺市では、『堺自転車環境共生まちづくり』に取り組んでいます。
その基本理念は、『自転車のまち堺において、意欲ある市民のパワーを結集し、「自転車力」が活かせるまちづくり』と定めています。
「自転車力」とは、自転車に元々備わっている移動力や健康力、ふれあい力、産業振興力といった力です。この力は、市民のくらしだけでなく、観光・地域産業の振興などにも役立ちます。堺市では、不法駐輪などの諸問題を解決し、この力を活かしていこうと努力されております。

堺市のホームページはこちら  

そして、この堺市のまちづくりの中心となって取り組んでいるのが、「堺自転車のまちづくり・市民の会」です。
 この会では、「さかい自転車デー」というものを毎月20日に開催しており、ここでは、ルールマナーの呼びかけや、自転車の無料点検などを行っています。また、「堺市自転車地図」の作成や、サイクリングイベントの実施を行っています。

「堺自転車のまちづくり・市民の会」のホームページはこちら

3番目に、あおぞら財団の藤江さんが幹事長を務める「自転車文化タウンづくりの会」の報告がありました。
この会では、「自転車力を生かした文化に満ちるまち」を目指し、さまざまな方々と連携し、伴に考え、それを実践しています。
特に、「自転車まち巡りツアー」というサイクリングイベントの数は、8月までに6回というボリュームを誇ります。

「自転車文化タウンづくりの会」のホームページはこちら

4番目に、『環境市民自転車チーム「ちゃり民」』の報告がありました。
 この会では、サイクリングツアー、講演、勉強会の実施のほかに、交通社会実験に協力しています。
 この会のすごいところは、ラジオ番組に出演していることです。それも2つも!
しかも、そのうちの1つは、第二金曜日のレギュラーです!

『環境市民自転車チーム「ちゃり民」』のホームページはこちら

5番目に、「おおさか自転車マップづくりの会の報告がありました。
 この会では、「自転車を日常的に利用するひとのためのマップ」をコンセプトに、商品としてのマップを製作しています。
 このマップの面白い所は、マップに「スロープをとおって」「頭をぶつけないように!」といったアドバイスが書かれていることです。

「おおさか自転車マップづくりの会」のホームページはこちら

6番目に、「じゃらん じゃらん」が紹介されました。
 この会では、長居商店街の中にある、循環足湯と手湯の店であり、そのかたわらで、自転車に関する取り組みに参加しています。
 活動の一環として、ボロボロになった自転車をリサイクルしたり、自転車発電でのコンサートを開いたりしています。

「じゃらん じゃらん」のホームページはこちら 

それぞれの会の報告が終わった後、休憩をはさみ、自由な話し合いが行われました。その中では、「自転車パトカー」といった面白い意見も飛び出しました。
また、「大阪自転車ホリデー」という本も話題になりました。
この本は、観光名所を紹介し、それらを自転車でめぐるコースを提案しており、地図には「この辺り歩行者とクルマに注意」などのアドバイスが書き込まれています。

「大阪自転車ホリデー」の情報(アマゾン)はこちら

実は、この日の午前中にこの本にのっている堺東駅から海や仁徳陵古墳をめぐるコースを藤江さんとインターンシップ生3人(自分を含む)でサイクリングしました。
そのブログはこちらですので、よろしければご覧になって下さい。

 
 
話し合いの後、閉会となり、その後、希望者のみで堺市役所の展望台ロビーに行きました。そこからは「仁徳陵古墳」を上から眺めることができます。古墳の周りを自転車で走った時には実感がありませんでしたが、上から眺めることで実感がわいてきました。

 堺市役所の展望台ロビーから見た仁徳陵古墳






Filed under: 自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 2008年9月4日5:29 PM

堺東でサイクリング!


8/31日
大阪経済大学 3回生 インターンシップ生 稲野 宏樹

大阪府の堺市にある堺市役所で、自転車に関する活動をしているさまざまな団体が交流・連携し、「適正な自転車利用環境づくり」を促進する活動を拡げていくことを目的とする交流会が開催されました。

この交流会は午後2時からなので余裕があり、せっかく自転車のまちといわれる堺市に来たので、この日の午前中に、あおぞら財団の藤江さんとインターンシップ生3人(自分を含む)でサイクリングをすることにしました。

その際、「大阪自転車ホリデー」という本を参考にしました。
この本は、観光名所を紹介し、それらを自転車でめぐるコースを提案しており、地図には「この辺り歩行者とクルマに注意」などのアドバイスが書き込まれています。

「大阪自転車ホリデー」の情報(アマゾン)はこちら

この本に載っている堺東駅から海や仁徳陵古墳をめぐるコースを藤江さんとインターンシップ生3人(自分を含む)で走りました。

まず、堺東駅のすぐ近くにある「堺東観光案内所」ではレンタサイクルをしており、そこで自転車を借りました。なんと1台300円です!
しかも、ママチャリだけではありません。さまざまな自転車が用意されています。
カゴのないタイプの自転車もありますが、心配いりません。自転車用のリュック(メッシュになっているので、蒸れにくい)を無料で貸し出しているので、その中に入れれば大丈夫です。さすが、堺市ですね、自転車に力を入れているのが見て取れます。
しかし、荷物の預かりはしていないので、すべてをリュックに詰め込まなければなりません。ただし、リュックは小さめです。私のカバンはリュックより大きかったのであきらめました。

「堺東観光案内所」の情報はこちら

そして、実際にコースを巡ってみると、少し走るたびにさまざまな名所に出会えるようになっていて、14kmという距離を忘れさせてくれます。

まず、見えてくるのが、大阪唯一路面電車チンチン電車「阪堺電車」です。
なんと、貸切にすることができ、さらにオプションでカラオケもできます。
実は、あおぞら財団は道路環境市民塾というイベントの打ち上げの際に、このサービスを利用したそうです。そのときのブログはこちら


路面かどうか分からないので、もう一枚

「阪堺電車」のホームページはこちら 

そして、古い町並みが残る地区で「鉄砲鍛冶屋敷」を発見。
「鉄砲鍛冶屋敷」は、日本で唯一現存する江戸時代の鉄砲鍛冶工場です。

「鉄砲鍛冶屋敷」の情報はこちら

「鉄砲鍛冶屋敷」の前で地図を確認中。

奥にみえる「本願寺堺別院」は、堺市最大の木造建築であり、明治時代には堺県庁として使われたこともある建物です。


「本願寺堺別院」の情報はこちら

そして、が見えて来ました。
「堺旧港」というところで、「龍女神像」「旧堺灯台」が見えます。
「旧堺灯台」は、日本で最古の木造様式灯台です。

「堺旧港」「龍女神像」「旧堺灯台」の情報はこちら

コースの中盤に入ったので、「かん袋」というお店で休憩をとることにしました。
「かん袋」は、堺の銘菓「くるみ餅」の名店で、メニューが2品しかなく、さらに、お昼時であるにもかかわらず超満員という名店ぶりです。
お茶が飲み放題なので、休憩には最適です。
 
「かん袋」のホームページはこちら 

休憩も終わり、次に『自転車博物館「サイクルセンター」』に行きました。
「サイクルセンター」は、世界でも5本の指に入る規模を持つ博物館です。
中には、天皇に寄贈した自転車や、世界一周した自転車アメリカ大陸を横断した一輪車ツール・ド・フランスで優勝した自転車などがあります。
ちなみに、世界一周をした人と、アメリカ大陸を横断した人は日本人で、後者の方は、なんと、中学3年生です!

『自転車博物館「サイクルセンター」』のホームページはこちら

「サイクルセンター」
を出ると、すぐに、小学校の教科書でも載っている「仁徳陵古墳」が見えてきます。他に、「大仙陵古墳」など、様々な呼び方があります。
その周りをまわってみましたが、どうも実感がわきません。やはり、「仁徳陵古墳」といったらあの形が浮かぶので、同じものだとは思えませんでした。横からでは鍵穴のような形は見えませんので。

「仁徳陵古墳」の情報はこちら

「仁徳陵古墳」を周り終わり、スタート地点である「堺東観光案内所」に戻ってきました。
そこで自転車を返却し、サイクリングが終了しました。

その後、4人で昼食をとり、交流会の会場へ向かいました。
 
交流会のブログはこちら

 




Filed under: 自転車まちづくり — aozorafoundation 公開日 3:16 PM

市民塾・第2回講座「自動車を使うことの社会的費用負担」


第Ⅵ期道路環境市民塾 第2回講座「〜自動車を使うことの社会的費用負担〜」

日 時:6月21日(土) 14:00〜17:00
場 所:あおぞらビル3階・グリーンルーム
参加者:15名

「道路特定財源からクルマ社会を考える」を全体テーマとする第Ⅵ期道路環境市民塾の第2回講座は、6月21日(土)にあおぞらビルで行われ、当塾運営委員を交えた15名が参加しました。

〔講座の大要〕
 講座の前半(第1部)は、前回(第1回)講座に続いて兒山(こやま)真也先生(兵庫県立大学経済学部准教授)に講師をお願いし、講演1で「自動車の社会的費用について」と題しての講演を、講演2で「兵庫県の道路整備と財源に関する国会議員等アンケート調査」の結果についての解説を、それぞれしていただき、講座の後半(第2部)は、当日の参加者全員により、市民として自動車所有者の費用負担をどのように考えるか(?)について、議論の場を持ちました。

第1部

 第1部・講演1では、道路利用の社会的費用が(1)道路損傷費用などの「道路サービス供給費用」、(2)混雑費用・事故費用などの「他の道路利用者への外部費用」、(3)温暖化費用などの「道路利用者以外への外部費用」に分類され、それぞれの内容や推計値がどうなっているかについて、外部費用(社会的限界費用)を中心に詳しく説明していただき、これらに基づいて道路財源制度を検討するにあたり、そこで考えるべき①道路交通の費用を誰がどれだけ負担すべきか(?)と②外部費用負担による収入をどう使うか(?)の問題について、EU・欧州諸国における考え方や実情も交え、要点の説明が加えられました。

 続いての講演2では、第1回の講座で報告された当該アンケート調査の趣旨・方法及び結果の概要に加え、調査にあたってのねらいである①今後の道路整備の水準と内容、②道路特定財源や自動車利用者の負担、③兵庫県における道路整備の3点について、それぞれをどうすべきかの回答内容を与野党の立場も勘案するなかで分析し、兵庫県の国会議員・政党などがどのように理解しているかの所見を披露していただきました。
「兵庫県の道路整備と財源に関する国会議員等公開アンケート」は
コチラ


第2部

 第2部では、第1部の講演を踏まえ、当塾運営委員が設定した4つのテーマ(①納得して納税できる範囲・項目・負担割合は(?)、②納得できる使い方は/道路特定財源の必要性は(?)、③温暖化防止等環境維持費用の財源確保へ、④自由意見について、思い思いの意見を述べ合いました。
 議論の手順は、各自がテーマごとの意見をポスト・イットに書き出した上、テーマ別に意見項目を整理し、それぞれについて、意見交換を行いました。
 ①(納得できる税負担)では、道路整備費用として、自動車の外部費用として、また、エネルギー資源も現世代だけのものでないことなどを勘案し、自動車利用者が応分の負担をするべきであり、他方、外部費用論をもっとPRし、自動車利用者の理解を得る努力が
必要だとの意見もありました。
 ②(税の使途)では、道路特定財源について、一般財源化の是非や地方への財源移譲の必要性などで、いささか意見が分かれるなか、道路維持費などを使途に特定財源の必要性を認める意見がある一方、クルマ社会からの脱皮を図り、公共交通の充実やモーダルシフトの推進など、長期的・総合的な観点からの時代・社会システムに適合する制度への見直しと使途の明確化を求める意見が多く出されました。
 ③(温暖化防止等環境維持費用の財源)では、自動車による大気汚染、道路建設による自然喪失などなど、温暖化問題以外でも環境保全のための財源確保をしなければならず、これらは、道路財源と別に検討されるべきと、次回(第3回)のテーマである環境税につながる意見が見られました。
 ④(自由意見)では、道路は自動車だけのものでなく、自動車利用者からの税金は道路整備に当てなければならないとの硬直的な考えから脱却し、公共交通を含む道路交通全体について、長期的計画に基づいての柔軟な運用、さらに透明性のある議論・情報開示など、納得できる制度を求める意見がありました。

 〔個人所見〕
 第1部の講演では、道路交通の費用負担について、社会的費用の一面から考察すると、道路特定財源制度は、道路整備費用などの道路利用者が負担しなくてもよい費用を負担し、外部費用などの負担すべき費用を負担していないものであることを理解するとともに、コストの見方とチャージの方法において日欧で差異があり、これが政策・制度の違いに反映していることを改めて認識し、また、第2部の議論では、社会的費用の概念をもっとPRするべきとの意見に賛同が集まり、この点からも当講座により多くの参加者が望まれるものの、次回(第3回)のテーマである環境税への手掛りを学ぶことができました。

第3回塾「環境税の可能性と導入をめぐる課題(7/27日)」の詳細はこちら
                                 運営委員
                                     蒲田記




Filed under: 道路環境市民塾 — aozorafoundation 公開日 2008年7月19日9:35 AM
« 次のページ前のページ »