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西成高校—あおぞら財団 チャレンジ人権総合学習【2日目】


                あおぞら財団インターンシップ生 奈良女子大学3回 川淵絵里子

西成高校で行われている人権総合学習の一環で、あおぞら財団では9月11・18・25日の5・6時間目を使って3回の授業を受け持っています。
私は2回目の18日のお手伝いをしました。

11日は教室で授業を行いましたが、18日は学外に出て自分たちの街を探検してもらいました。
実際に身のまわりをじっくり観察することで地域の環境問題や街の良さを発見し、考えてもらうことがねらいです。

今回は渡船を使って西成区から大正区へ渡り、工場と住宅が混合している様子を見学するチーム2つと、地域を走る主要な道路(国道43号線と国道26号線)の交通量をカウントするチーム2つの4チームに分かれ、それぞれのチームにあおぞら財団のスタッフが1人ずつ付きました。(上田さん、小平さん、川淵、岡田くん(桃山学院大学インターン生))
私は上田さんと一緒に自転車で大正区を見学するチームに付きました。

開始早々、一方のチームが先に出発してしまい、はぐれてしまうというハプニング!
急いで追いかけてもらい、2人合流できましたが、残り3人が見つからず、仕方ないので連絡を取りつつ後で合流しようということになりました。
事前に下見をしていなかったことが原因の失敗です!反省すべき内容です。

生徒を捜している間に他のメンバーを落合下渡船にて乗船させ、木津川を渡りました。


大正区に入るとさっそく工場群が出迎えてくれました。

自転車で走っていると目にゴミがたくさん入って痛かったです。
大正区は沿岸部に工場地帯が広がり、その中に住宅が混合して建っているという地域です。そのため細かい塵や埃が比較的多いのだろうと感じました。
生徒たちも喉が痛い、工場のニオイがすると感想を漏らしていました。

大正区を見学しながら、工場や公園、民家の様子など気になったもの、面白いものを写真に撮ってもらいました。


               誰もいない公園…


        戸内に収まらないものがあふれ出してる


                    商店街

あっという間に時間は過ぎ、急いで落合下渡船へ。


はぐれた3人とはそこでも会えず、結局学校で再会することとなってしまいました。
本当に申し訳なかったです!

学校へ戻ると、交通量調査の結果が出ていました。


2つの道路で大きな差は見られませんでしたが、たくさんの車がこの道路を利用していることが改めてよく分かる結果となりました。
生徒たちもこの結果から何が分かるのかと考えてくれたようです。

各グループで撮ってきた写真を印刷し、次回の宿題である二酸化窒素測定について説明した後解散となりました。

こちら側のミスで、生徒や先生に大変な迷惑をかけてしまったことが非常に悔やまれますが、生徒たちの様子を見ていると、今回のフィールドワークに興味を持ち、思い思いに感想を持ってくれたように感じたので良かったと思います。今回の反省点を生かし改善を加えていけば、次回にも繋げていけるのではないかと思いました。

生徒たちが少しでも自分の街に対して興味・関心、愛着を持ち、地域の問題点などを考えてくれるよう、こうした機会をたくさん設けることで今後も協力していけたらいいなと思いました。




Filed under: インターン生,西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2009年9月24日5:13 PM

イ病 スタディツアー(09年8月4日〜6日開催)


先のブログ(9月9日投稿)で紹介しました
「公害地域の今を伝えるスタディツアー2009
〜富山・イタイイタイ病の地を訪ねて〜」は、
マスコミでも取り上げられています。

・北日本放送(動画あり)
http://www2.knb.ne.jp/news/20090806_20913.htm#




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月10日3:06 PM

イ病 スタディツアー開催しました


現場を見て、聞いて、感じた3日間
学生、社会人など45人が参加した「イタイイタイ病スタディツアー」

あおぞら財団は今年度から3ヵ年の計画で、「公害地域の今を伝えるスタディツアー」という事業をスタートさせました。西淀川区もそうですが、四日市や水俣、富山など、公害の被害を受けた地域が、再生に向けて活動をしています。でも、私たちは、実際にどのような再生活動がおこなわれているのか、よくわかっておらず、今では公害の事実も風化しつつあるのが現状です。

清流会館での講義

そこで、現場に行き、さまざまな立場の人たちの話を聞き、自分たちなりに、公害地域の今をとらえ、そのことを広く発信していこうと、スタディツアーを企画しました。1年目はイタイイタイ病の問題がおこった富山です。富山では被害者団体と公害の原因企業が、毎年の立入調査などを通じて、汚染「ゼロ」をめざした取り組みを重ねています。
参加者は全国から応募があり、総勢45人で8月4日〜6日の3日間ツアーを実施しました。班に分かれて、被害者家族、企業、行政などに聞き取りをおこない、最終日は、班ごとに発表をおこないました。聞いたことを報告するとともに、今後への提案も盛り込みました。参加者からは「公害を発生させる前の予防の重要さがわかった」などの感想がありました。

土壌復元現場を視察

スタディツアーの現地での運営は、イタイイタイ病対策協議会の騠木勲寛さんに全面的にお願いしました。最後に、騠木さんから「受け入れて良かった」とのお言葉をいただき、参加者、スタッフ一同、本当にうれしく思いました。

鎗山善理子(あおぞら財団)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月9日5:33 PM

見にきて下さい!菜の花プロジェクト目指せ天ぷら油回収1000L!



西淀川図書館で「菜の花プロジェクト」「セミのぬけがら調べ」の展示をしています。

『西淀川 菜の花プロジェクト2009 
天ぷら油でバスを走らせよう
 目標1000リットル集めよう』

菜の花を育て、菜種油で燃料を作り、その燃料でバスを走らせようという菜の花プロジェクトを西淀川で実践しています。その活動の様子をつたえる展示を西淀川図書館でおこなっています。
今年の「西淀川 菜の花プロジェクト 2009」のメインは廃油回収です。なんと1000L集めます!


展示では、使用済みのてんぷら油をきれいな燃料に精製するしくみを紹介しています。
使用済みのてんぷら油から作った燃料(BOF)はバスを走らすことができます。またこの取り組みで油がゴミにならないのでゴミを減らすことができます。
この取り組みを広く知ってもらい1000L回収に参加する人を増やしたいと呼びかけています。
みなさんもご協力お願いいたします!!

菜の花を育てるという部分では、西淀川高校の菜の花畑で栽培しています。今年の種まきにそなえて夏に雑草除去作業もおこなわれました。そのような活動の写真も展示しています。

菜の花プロジェクトのブログはこちら!

『セミのぬけがら調べ』

せみの種類によって、その場所の環境を知ることができます。
8月18日、「まちのお医者さんになろう2009 大野川緑陰道路でセミのぬけがら調べ」があり、緑陰道路で子どもたち70人と一緒にせみのぬけがらを探しに行きました。
みんなで見つけたせみのぬけがらについて作った新聞を展示しています。

セミのむけがら調べのブログはこちら!

ぜひ見に来て下さいね。

期間:2009年9月1日〜10月31日
場所:西淀川図書館
開館時間 火曜日〜金曜日 午前10時〜午後7時
土曜日、日曜日、祝・休日 午前10時〜午後5時
休館日 月曜日・毎月第3木曜日(ただし国民の祝日と休日にあたる場合は開館)





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年9月3日10:32 AM

患者さんの話を聞きました!


カラオケで楽しく☆ 
 西成高校で2009年9月にチャレンジ人権総合学習の授業をあおぞら財団でおこないます。授業では公害患者の松本さんにお話ししてもらいます。

私もうちあわせに同行させてもらいました!!
松本さんとは初めてお会いしたのですが、とても元気な方という印象を受けました。松本さんは働き者で仕事も休まず行っていたそうで、そんな働いていたら体調が心配だなと思いました。
松本さんは歌がとてもお上手だそうで、カラオケを楽しんでいるとおっしゃっていました。カラオケの話をされる時は、松本さんは楽しそうにされていました。喘息で苦しいこともある中、なにか自分の中の楽しみを見つけるのは重要なことだと思いました。 
お子さんも喘息で、大変だったそうです。そんな時、52歳で松本さんは喘息を発症しました。認定患者ではないため、医療費は全部自分で払うそうです。

患者さんと聞くとどこか内気なイメージでしたが、松本さんは全くそんなことはありませんでした。松本さんを含め患者さんは、公害があったことについてなどを高校生や若い人に知ってもらいたいとおっしゃっていました。私たちはできごとを知り、また伝えていくということをもっと積極的にしていかなければならないなと感じました。

 大阪経済大学 あおぞら財団インターンシップ生 荻野由紀




Filed under: 西淀川公害授業 — aozorafoundation 公開日 2009年9月2日1:59 PM
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