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ブログカテゴリー » 資料館(エコミューズ)

四日市公害市民塾のみなさんがエコミューズに来訪


5月15日(金)に四日市公害市民塾のみなさんが「西淀川・公害と環境資料館・エコミューズ」に来訪されました。(6名)
はじめに財団スタッフの鎗山がパワーポイントを使いながら財団について説明。
西淀川公害のDVDも観ました。

その後語り部の豊田鈴子さんからのお話がありました。

豊田さんは西淀川でカーテン屋さんを営んでいます。
せっかくだからお客さんには手にとって確かめてもらいたいけど、排気ガスや粉塵でカーテンが黒く汚れてしまうので商品はビニールに入れて陳列していたそうです。
お客さんと話している時にぜん息の発作が出て大変な時もありました。
また、ぜん息の発作がよく起こるのは夜中。
夜寝ることもできないのに昼間は店を開けなければいけない。
ろくに睡眠もとれないつらい日が続きました。
今でも週に2回は診察に通います。

この日もあまり体調はよくなかった豊田さんですが、公害の被害を伝えるため、頑張ってお話してくださいました。

同じく公害を経験してきた四日市のみなさんは、豊田さんの話に大きくうなずいたり、四日市での被害を話したりと熱心に聞いていました。

今回四日市公害市民塾のみなさんがエコミューズ見学にきたのは、四日市で資料館をどうするか検討するためで、資料館運営についても色んな質問が出されました。
例えば裁判資料が被告側(国、企業)のものがあるかどうかと質問されました。
西淀川は被告と原告の双方の裁判資料はありますが、四日市には被告の資料がないそうです。

今回他の公害地域の方々とふれあって、
時々このように交流するのは大切だなと感じました。
今度はぜひこちらが四日市まで足を運びたいです。

遠路はるばる四日市からお疲れ様でした。

(記:眞鍋麻衣子)





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年5月20日1:30 PM

関西自然住宅推進ネットワーク 見学受入


日 時:2009年3月28日(土)14:00〜16:30
見学者:13人

関西自然住宅推進ネットワークのみなさんは、「人と地域と地球に優しく自然と共生できる住宅」を推進するための活動をしています。ネットワークの勉強会として、エコミューズに見学に来られました。

あおぞら財団やエコミューズの活動紹介、西淀川公害の展示パネルの解説などの後、意見交換をおこないました。


後日、次のような感想をお寄せいただきました。

「今回のお話を伺い、公害被害の深刻さも改めて再認しましたが、73年以降の地域住民の粘りある運動はすごいなと思いました。この活動が地球の空気を監視する目となってまだまだ、日本はもちろん中国や韓国へと波紋として良い拡がりになっていくようにと思います。頑張ってくださいね」

ありがとうございます。
みなさん、熱心な方たちで、とても楽しく交流ができました。

(記・鎗山善理子)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年5月8日8:06 PM

第三回 西淀川歴史めぐり


2009年4月4日 13:30〜16:00

エコミューズでは毎年春に歴史めぐりを開催しています。
今回は福・中島・出来島をめぐります。
毎回、たのしいクイズつきです。

阪神なんば線福駅に集合しましたが・・・なんと雨。
このイベントは毎回雨に降られるのです。困りましたね。
雨ですが、7名が集まり、
スタッフあわして12名でスタートしました。


なんとテレビ撮影も入っています(関西テレビ)
テレビの撮影班も雨で大変です。

43号線を渡って、福の住吉神社へ
桜が満開です。
ここは狛犬がたくさんいます。
機会があったら、数えてくださいね。

戦勝碑もあります。
この戦勝碑の前に砲弾が置いてあります。

大野川緑陰道路を通って福漁港に出ます。
大野川緑陰道路にはカンサイタンポポがありました。
カンサイタンポポは自然度が高い証なんですよ。

淀川堤防に出ました。
本来ならば見晴らしがいいのですが、
大阪市の焼却場も、スカイタワーも見えません。残念!

西島川沿いを歩きます。
両側を工場に囲まれた地域です。
子ども達は
「くさ〜い!」といって鼻をつまんで歩いていました。

途中の中山鋼業で
西淀川公害の説明と
企業がどのような公害対策をしたか、
裁判があって、現在は地域再生に取り組んでいることの説明をしました。

本来なら、中島に行く予定にしていましたが
雨脚が強まってきたので
出来島駅に向かいました。


最後の感想で
「福の町は空襲を受けていないから古い町が残っているのがわかりました」
「きれいな町になってほしい」と子ども達が述べていました。
こういうイベントを積み重ねていって
西淀川のこと知って、町の愛着が深まればいいなぁと願っています。(林)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年4月7日6:29 PM

淀川勤労者厚生協会の新人研修であおぞら財団見学が行われました



2009年4月1日(水)

この春新しく病院や診療所、保健施設などで働くことになったピカピカの新社会人が研修の一環としてあおぞら財団を見学しました。この日財団を訪れたのは淀川勤労者厚生協会の新入職員22名。はじめに財団職員の林から紙しばいを使った公害の被害実態の説明や裁判を起こしてから勝利するまでの21年という長い闘い、そして今なお続く公害被害の影響について説明がありました。それから財団が出来た経緯やその活動内容についての紹介をしました。


その後公害病患者の岡崎久女さんがお話しました。
喘息が出て息が出来なくなった時のつらさや心細さ、そしてそんな時に感じること、「病院での対応など、声をかけあい気づかいあうことの大切さ、ささいなことだけど当たり前のことを、自分の身内に接するみたいにして欲しい。」と語りかけました。

みなさん真剣に資料を読んだり、林・岡崎さんの話にうなずいたりと熱心で、これから医療に携わる方たちに何か伝わっていれば良いなと感じました。その後あおぞらビル5階の西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)を見学しました。みなさんもぜひ気軽に立ち寄ってくださいね!

22名のうち現在西淀川に住んでいるのは5名で、昔から住んでいるのはそのうちの2名ということで、まだまだ皆さんにとって西淀川は身近ではない場所なのかもしれません。引率の西淀病院事務長(あおぞら財団評議員)の松本嘉子さんは新人のみなさんへ、「家と病院の往復で毎日を過ごすのではなくて、もっと西淀川を知ってもらいたい、興味を持ってもらいたい。」と述べていましたが、私も新しく西淀川に関わることになったばかりなので、これから街を歩いてみたり歴史を学んだり、淀川勤労者厚生協会の新人さんたちに負けてられないと思いました。(眞鍋)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年4月2日1:48 PM

女性史総合研究会3月例会で報告しました


2009年3月21日(土)
滋賀大学 大津サテライトプラザにて女性史総合研究会3月例会が開催され、
西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)から林が
「西淀川大気汚染公害資料と女性資料〜家庭問題と市民教育〜」と題し報告しました。
エコミューズと女性史の関係って何?って思われる方もいらっしゃると思います。
今回はエコミューズもメンバーとして活動している
地域資料研究会との共催となっており、
エコミューズの所蔵資料を女性資料という視点で見てどうかということを報告してほしい
と依頼されたわけです。

貝塚市の上野裕子氏から「貝塚市における女性資料の課題と現状」と題し
女性資料が保存されず、認識がまだまだであることが報告されました。

エコミューズからは、運動資料が残りにくいこと、
展示や見学受入、研究者への資料提供など、
資料の存在価値を積極的に見せることで
保存の必要性を積極的にアピールしてきたこと
女性資料という視点から見れば、
甲ア号証という原告のライフヒストリーを聞き書きした資料があることを紹介しました。

資料は色々な読み方ができます。
しかし、資料は整理して、こういう資料があるよと
レファレンスしなければ使ってもらうことができません。
今回は「女性資料」という視点も必要なことを学ぶことができました。

いろいろな研究者と交流することで刺激を受けます。
いろいろなところに出て行って、知ってもらうことは大切だなと感じました。
(林)




Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2009年3月24日3:57 PM
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