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ブログカテゴリー » 環境学習

【10/1】矢倉海岸 定例探鳥会

前回の9月3日の探鳥会は、台風一過、矢倉海岸にはたくさんのゴミが打ち上げられていましたが、みなさんで清掃活動をして、探鳥会を楽しみました。
明日もお天気が心配ですが、涼しくなってきましたので、ぜひみなさん、ご参加くださいね!

★転送歓迎
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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。

■日時:10月1日(土)午前9時30分~12時30分
(毎月第一土曜日に実施、雨天・雷注意報発令時中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ

矢倉海岸定例探鳥会


■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885

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いつも探鳥会を楽しんでいる矢倉海岸で清掃活動

(前回の様子)いつも探鳥会を楽しんでいる矢倉海岸で清掃活動

 

福の船溜まりも観察スポットです

(前回の様子)福の船溜まりも観察スポットです

 

(前回の様子)実はこれ、双眼鏡にガラケーをあてて撮影しました!潮目に佇んでいました

(前回の様子)実はこれ、双眼鏡にガラケーをあて撮影しました!潮目に佇んでました

Filed under: イベント案内,地域づくり,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2016年9月30日4:02 PM

【9/24】「『豊かな社会』にとって大切なことは? 私たちの未来予想図」あおぞらセミナー第1回開催!

この度、有志の運営委員会の主催で、開発教育、環境教育、人権教育など、多様な
分野で積み重ねられてきた協働的な学びの手法を体験する「あおぞらセミナー」が
定期的に開催されることになりました。

小中学校の教員の方はもちろん、アクティブラーニングに関心のある方など、どなた
でもご参加いただけます。
ゲストは、現在、あおぞら財団で取り組んでいる教材開発にご協力いただいている
開発教育協会の西あいさんと、近藤牧子さんです。 ぜひご参加ください!
(栗本)

**(転送歓迎!)*************************
子どもたちが議論し学びあう授業のヒント、あります!〈あおぞらセミナー〉
第1回

     私たちの未来予想図

     ~「豊かな社会」にとって大切なことは?~

**********************************

あおぞらセミナー_1チラシ

160924グループワーク学習会チラシ

日 時 9月24日(土)14:00~17:00
講 師 近藤牧子さん・西あいさん(特定非営利活動法人 開発教育協会)http://www.dear.or.jp/
場 所 あおぞらビル3階グリーンルーム https://aozora.or.jp/accesscontact
    大阪市西淀川区御幣島1-1-1(JR東西線「御幣島」駅11番出口スグ。梅田から約10分)
参加・資料代 500円
定 員 20名
*資料準備の都合上できるだけ事前に申込下さい。

対 象 アクティブラーニング、参加型学習に興味関心のある方
申込先 あおぞらセミナー運営委員会事務局(あおぞら財団内)
E-Mail webmaster@aozora.or.jp
Fax 06-6478-5885
Tel 06-6475-8885
主 催 あおぞらセミナー運営委員会(下村哲史:元大阪市中学校教員、栗本知子:あおぞら財団)
後 援 大阪市人権教育研究協議会
協 力 (特活)開発教育協会
※本講座は(特活)開発教育協会による(公財)庭野平和財団助成事業「ユースのエンパワメント
をめざした教育実践普及事業」の一環として開催します。

★☆★☆★☆ あおぞらセミナーとは? ☆★☆★☆★
学習指導要領に導入されることで話題の「アクティブ・ラーニング(AL)」。
「主体的で協働的な学び」と定義されるその内容は、具体的にはどのようなものでしょうか?
本セミナーでは、開発教育、環境教育、人権教育など、多様な分野で持続可能な開発のための
教育(ESD)の実践を重ねられてきたゲストをお招きし、協働的な学びの手法を体験すると
同時に、「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」をつくりだすために必要なことは何か
を学びあいます。

【あおぞらセミナー 今後の予定】
12~1月頃  水をめぐるワークショップ「淀川の水を汚したのは誰?」
2017年3月末 学級開きのための活動紹介「子どもたちをつなぐグループワーク」
6月       異文化コミュニケーション体感ゲーム「バーンガ」

※詳細は確定次第、あおぞら財団HPで告知します!

Filed under: イベント案内,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2016年9月2日2:04 PM

【9/3】矢倉海岸定例探鳥会再開!

★転送歓迎
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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。

夏休みはお休みをしていた探鳥会ですが、9月から再開するにあたって、観察しているフィールドに感謝の気持ちをこめて清掃(ゴミ拾い)を行います。
さわやかな朝のひとときを一緒に過ごしましょう。

アオサギ羽ばたき

■日時:9月3日(土)午前9時30分~12時30分
(毎月第一土曜日に実施、雨天中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)
■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。
■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具、ゴミ拾いの道具(軍手等)
ゴミ袋(スーパーの袋など)
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、ごみ拾いをし野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/
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Filed under: イベント案内,地域づくり,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 10:13 AM

大阪市北ブロック新任教員研修を実施しました(8/17)

8月17日(水)に咲くやこの花中学校・高等学校で2015年度に採用された教員の方、76名に研修を行ってきました。今回は福島区・此花区・西淀川区の新任教員研修の方が対象で、西淀川公害の説明と語り部さんのお話に加え、ワークショップを実施しました。

さすがに70人を超える参加者だと研修室はいっぱいいっぱいでした。
オリエンテーションの後、あおぞら財団の栗本の進行のもとでアイスブレーキングを行いました。参加者の方には最初に配布されていたA4用紙にマーカーで、
・名前
・夏といえば
・1学期を振り返ってちょっと困っていること
・人生で一番印象に残っている学び
を一言、記入してもらい、近くの人と自己紹介をしてもらいました。初めて会う人や、顔見知りの人もいて、みなさんとても積極的にいろいろな話をしている様子がうかがえました。

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参加者の前でアイスブレーキングの説明。


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穏やかな様子でみなさん自己紹介を行っています。

アイスブレーキングのあとに、「帰国した子どもの教育センター校」である西九条小学校の渡邉勇さんの講演が行われました。渡邉さんからは日本語教室の紹介と学習支援についての話がされました。昨年度、大阪市の小中学校に編入学した児童生徒のうち、221人が日本語指導が必要だった現状から、実際に日本語教室ではどのような授業が行われているのか。また、どのような教材を利用するといいのかなどの話が中心となりました。
実際に帰国や来日した児童生徒を受け持っている先生もおられ、熱心に話を聞いていました。いろいろな教材も教室後方に展示され、休憩時間などに目を通している方も多く見かけました。

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「帰国した子どもの教育センター校」の渡邉勇さん。


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渡邉さんの講演を真剣に聞いています。

続いて、栗本から「環境と人権」というテーマで研修が行われました。西淀川大気汚染公害と西淀川という地域についての説明を簡単に行った後、ビデオ「西淀川公害裁判を闘う」を見てもらいました。

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あおぞら財団の栗本による、公害地域の説明やビデオの補足。

その後、「西淀川公害患者と家族の会」の前田春彦さんと事務局長の上田敏幸さんから、当時の被害の話やご自身の体験についてお話をしてもらいました。前田さんは幼少期から続くぜん息の話や、当時の思いやしんどさを話してくれました。仕事がしたくても出来ない辛さや、仕事中に中指の半分を失い障害者になったことなど話をしていると、会場にいる参加者は真剣な様子で前田さんの話に耳を傾けていました。また、ぜん息や肺気腫の友人がいても公害患者として認められていない事実が辛いと胸の内を語ってくれました。上田さんからは、あおぞら財団の設立の話や、現在の患者さんの話などをしてくれました。また、その上で未認定患者に対しても救済の仕組みが欲しい、国や自治体にどうにかして働きかけたいと思っているとお話されました。

質疑応答では、御幣島に住んでいる方から「まだ西淀川ではPM2.5について環境規準が守られていないという話だった。どのように公害問題を解決すればいいのか」という質問が出ました。
この質問に対し上田さんは、「とても回答をするのが難しい質問。私たちは人の暮らしと環境をスローガンにしてきた。世の中にうねりを作っていくには、患者が中心であるのではなく、多くの人たちが『何が出来るだろうか』と考えることが近道なのではないかと思う。今日の出会いをきっかけに、何が出来るか考えていくことが大切なのではないだろうか。世間が公害について関心を持ってくれることが大切ではないだろうか」と回答されました。

最後に前田さんが、今でもぜん息で苦しんでいる患者さんがいて、小さい子でもぜん息の子がいる事実を話してくれました。その上で、未認定患者への補償制度がない今、せめて医療費だけは無料にするなどの医療制度を作って欲しいと話してくれました。

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自身の体験について話をしてくれた、前田春彦さん(写真左)


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現在の患者さんの話について話をしてくれた上田敏幸さん(写真右)

その後、6人ぐらいのグループを作ってワークショップを行いました。
模造紙の真ん中に、
・公害病にかかったら
・もし大気汚染を放置したら
という、どちらかのテーマから連想図を書き出せるだけ書き出し、その影響を想像して分析していくというグループワークです。参加者のみなさんは模造紙いっぱいに次々と連想したことを書き出していきました。話し合いながら書き出すグループや、もくもくと書き出すグループなどもありました。ですが、どのグループもいろいろな想像や、繋がりを発見していく姿がうかがえます。
「公害病にかかったら」というテーマで考えたグループでは、「学校に通いにくい」→「友達ができない」→「相談ができない」という風に、子どもの状況を想像しているところもありました。また、「引っ越ししたくなる」→「それが解決?ふるさとを捨てる?」→「納得できない」という風に、患者の気持ちに共感する連想図もありました。
「もし大気汚染を放置したら」というテーマでは「元に戻すのにコストがかかる」「医療費が増える」といった経済面に注目した意見や、「人口が減る」→「まちが廃れる」というように、自然環境への被害だけでなく社会へも影響が出ることへの想像力を働かせた意見も出ていました。
2グループから全体に発表してもらいましたが、その中には西淀川で教員をしている方もいました!

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もくもくとたくさんの連想図を書き出しているグループです。


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こちらのグループは、班のメンバーでいろいろと話をしながら書き足していました。


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実際に書いた連想図を示しながら、意見の共有。

最後に、研修全体のまとめとして、日本語がわからない子どもや深刻な病気になった子どもなどを想定し、「困難に直面する子どもに関わる心構え」を各自がA4用紙に書くというふりかえりの時間をとり、今回の新任教員研修が終わりました。
いろんな子どもが増えている中、新しく先生になった参加者のみなさんはとても意欲的に参加をしていました。学校で授業をすることだけでも大変だと思いますが、最後に書いた困難に直面する子どもに関わる心構えを思い出しながら、頑張ってくれたら嬉しいなと思いました。
また、私も公害だけではなく、多くの問題や困難と向き合っている人たちとどう関わっていくか、その時の心構えをしっかり考えていきたいと思いました。

(松ヶ平)

毎日新聞に掲載されました「公害、語り部から教材 あおぞら財団、住民運動を追体験」

2016年8月21日付 毎日新聞朝刊大阪版に「大阪・西淀川の大気汚染公害、語り部から教材 あおぞら財団、住民運動を追体験 /大阪」と題して、
現在作成中の教材について記事が掲載されました。
教材に関心がある方は、ご一報くださいね。

http://mainichi.jp/articles/20160821/ddl/k27/040/226000c

大阪市西淀川区で起きた大気汚染公害を次世代に受け継ごうと、公害訴訟の和解金で設立された公益財団法人「公害地域再生センター」(あおぞら財団)が、高校や大学の授業で使える教材づくりに取り組んでいる。いまも被害患者たちが教育現場で語り部活動を続けているが、高齢化が進み、限界もある。教材を普及させることで、より多くの人たちに公害の経験を届けたいと考えている。【大久保昂】

 「企業に謝ってほしくて裁判をすることにしたんです」

 「裁判をすることで西淀川の評判が下がるんじゃないですか?」

 京都市北区の佛教大紫野キャンパスで7月にあった「日本現代史特講」の授業。学生約30人が、西淀川で公害が深刻化したころの住民になったつもりで発言していた。配られた教材に従い、国などを相手に裁判を起こし、和解に至るまでの住民運動を追体験した。

 教材のストーリーは、あおぞら財団研究員の林美帆さんと栗本知子さんが中心になって、語り部から聞いた話を踏まえ考案した。林さんは佛教大の非常勤講師も務めており、追体験型の教材を初めて授業で使った。

 住民運動の先頭に立つ知識人。ぜんそくで子どもを亡くし、裁判を起こした住民。排煙の削減を求められた工場経営者。学生たちに割り当てられた役には、それぞれ実在のモデルがいる。住民間で利害の対立がありながら、最後は「良い地域をつくりたい」という思いでまとまった西淀川公害の住民運動は、大気汚染公害を巡る運動の成功例とされる。3年生の佐伯拓夢さん(20)は「相手の立場に立って考えたり、人間が持っている根本的な良心を信頼したりすることが大切だと思った」と感想を述べた。

 財団は小中学校へ出前授業に赴いたり、現地を案内するツアーを企画したりして公害の経験を伝えてきたが、多くの部分を被害患者の語り部活動に頼ってきた。今後は教材を用いた環境学習も普及させることで、公害の経験を広く受け継いでいきたい考えだ。

 教材は改良を加えて来年中に完成させ、高校や大学での活用を呼びかけるつもりだという。林さんは「西淀川の住民運動は、立場の違う人たちが共に行動できることを示した。一つの見方に導くのではなく、多角的に考えられるような教材にしたい」と話している。

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