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ブログカテゴリー » 環境学習

冬鳥を楽しむ(12/3 定例探鳥会)

12月3日(土)、矢倉海岸定例探鳥会がありました。
寒い中でしたが冬鳥を楽しみに、17人の参加がありました。

今回の探鳥会で観察した野鳥をご紹介します。

ユリカモメ
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大阪では冬鳥です。足とクチバシがピンクのような赤い色をしているのが特徴。
ただ、幼鳥は黄色かかった褐色をしています。
この写真の中では真ん中の下にいるユリカモメが幼鳥でしょうか。

モズの雄
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近隣の森や山などから降りてきたモズたちが、秋から冬の矢倉ではよく観察されます。
「モズの高鳴き」という言葉がありますが、秋に里におりてきたモズたちが縄張りを伝えるためになく声です。
スズメ大の大きさでかわいい顔ですが、かぎ型のとがったクチバシで昆虫を食べる肉食(?)です。冬の河川敷などで木の枝に虫がささっていたら、モズの仕業。「ハヤニエ」とよばれる習性です。理由は縄張り主張や、エサを蓄えているなどと言われていますが正確にはわかっていません。
このモズも、高い木のてっぺんにいました。縄張りをみはっていたのでしょうか。
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*写真は先日、十三付近の淀川河川敷で撮影したモズのハヤニエ。(ピンボケですが)

カンムリカイツブリ
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頭にカンムリのような飾りがついているのが目立ちます。

カワラヒワ
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白い枝先に鳥の群れが映えます。
スズメの群れとまざってナンキンハゼをつついていました。
ナンキンハゼの実は人間には毒とのことですが、鳥には大丈夫。

ジョウビタキオス(上)メス(下)
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雄と雌、色合いがずいぶん違いますね。

オオバン
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白いクチバシと赤い目が特徴的です。
川面から尾が三つ、みんなでエサ探し、でしょうか。
大阪府の純絶滅危惧種に指定されていますが、西淀川区の水辺ではよくみかけることができます。

今回の探鳥会で心配なことがありました。
毎年、数千のカモの群れが飛来している神崎川に、今年はカモが全くいないのです。

近年、神崎川や淀川河口で水上ボートを楽しむ人もいて、その影響も気になります。
水上ボートが通ると水鳥が怖がって逃げていってしまうのです。

この日も淀川河口で、水上ボートに驚いたカワウが、一斉に飛び立っていきました。
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特にカモ等の冬越しの為に飛来する野鳥は、春先にはまた渡りをしなくてはいけません。
それまでの休息期間、ゆっくり休める環境をつくってあげたいものです。

今月みられた野鳥(37種)
オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ダイゼン、イソシギ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ドバト

1月はお休みなので、次回は年明け2017年2月4日(土)
集合は9時30分~ 集合は阪神なんば線福駅
解散は12時30分 矢倉緑地公園です。

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部(共催)のHPはこちら

記 ボランティアN


【お知らせ】
西淀川図書館で「にしよどがわのかわいい鳥を見にいこう」と題し展示を行っています。
日本野鳥の会大阪支部の杉田福松さんが西淀川で撮影した写真を使った展示です。
そちらもぜひご覧ください。https://aozora.or.jp/archives/27339

Filed under: 未分類,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2016年12月26日2:11 PM

ソラダス報告会「みんなで調べた西淀川の空気の汚れ」を開催しました(12/7)

12月7日(水)にソラダス2016西淀川報告会「結果発表!みんなで調べた西淀川の空気の汚れ」が行なわれました。参加者は27名(報告者含む)でした。

日時:2016年12月7日(水)15:30〜17:30

場所:のざと診療所3階

主催:2016大阪NO2簡易測定(ソラダス2016)西淀川地域実行委員会

最初に大阪労連西淀川総連合の矢野さんからあいさつが行なわれました。今回のソラダス2016では、過去の調査の時以上に多くの団体と協働して行ったこと、また、測定前の実行委員会も3回行い、大気汚染に関する勉強会も行い、大気汚染に対する関心を高めながら実施してきたこと等をお話しされました。

続いて、あおぞら財団の栗本からソラダス2016の結果報告です。西淀川区内を45区画に分けて計測しています。中島工業団地がある西淀川区の湾岸部では91ppbと高い数値が出ました。他にも環境基準上限値の60ppbを超えたところが3箇所ありますが、すべて中島工業団地内の中島2丁目でした。NO2測定のためにカプセル設置を行った方々は、自分が計測した場所の空気の状況が数値として出てきているのを大変興味深そうにみておられました。

講演「手渡したいのは青い空 大気汚染対策を進めた市民の力」

次に、西淀川公害患者と家族の会事務局長の上田さんから「手渡したいのは青い空 大気汚染対策を進めた市民の力」と題した講演がありました。

西淀川区のNO2の測定運動は1978年に始まりました。この時期は、NO2の環境基準緩和をめぐる攻防があった時期で、それまで「1時間値の1日平均値0.02ppm以下」とされていたのが、1978 年に「1時間値の1日平均値0.04~0.06ppmのゾーン内またはそれ以下」に改訂されました。これにより、公害指定地域全面解除が行われることになります。市民による大気汚染測定運動は、こうした人間の生活環境よりも経済発展を優先する政策にNOを突きつける運動の一つだったのです。

現在は、大気はかなり改善されましたが、大阪市内を中心に汚染が改善されずに残っている箇所があります。港区の国道43号と阪神高速道路が重なって走行する地域沿道では、環境基準を超え、80ppbにも達する深刻な汚染が続いています。また、カプセル調査と同時に行った健康アンケートを分析すると、ぜん息有症率はNO2濃度が高い地域ほど高く、大気汚染のひどさとぜん息の有症率とは大いに相関していました。ぜん息などの呼吸器疾患には、環境の因子、特に自動車排ガス等の影響が大きく、きれいな大気環境を実現することをもっとも重要な課題とし、ぜん息など呼吸疾患は公害疾患として救済する仕組みを検討すべきだと述べられました。

そして、私たちができることとして、みんなで調べた結果を区民に知らせる、調査データに学び、話し合いをする、交通や健康の問題で区役所と懇談する、道路連絡会に参加することを提案されました。

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報告「交通量と空気の汚れ調べ 道路連絡会の取り組みのひとつとして」

報告「交通量と空気の汚れ調べ 道路連絡会の取り組みのひとつとして」は、あおぞら財団の谷内が発表しました。

道路連絡会は、公害裁判において原告・国・高速道路会社との間で交わされた和解条項に基づいて設置されたもので、公害被害者が道路政策について道路政策決定者に直接意見を述べることができる貴重な機会です。道路連絡会はPM2.5の測定および環境基準の設定、環境ロードプライシングなど様々な政策の実現に関与してきました。その一方で、交通規制等の抜本的な対策は実現できず、議論が膠着化している部分があります。

そこで、西淀川では、膠着した議論から協働した議論に進めていくために、国交省、阪神高速道路株式会社、患者会、あおぞら財団によるワーキング会議を実施しています。ここでの検討事項の一つとして、交通量と大気の関係がどのようになっているのかというものがあります。そのため、阪神高速道路の大規模工事に合わせてNO2測定のカプセル調査を行いました。工事期間中には、国道43号、国道2号で交通量が増大し、それに伴い大気の状況も悪化していました。このデータを詳細に分析することにより、どの程度交通量を減少させれば大気を改善できるのかという議論をすすめていきたいと考えています。

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最後に西淀川高校の門谷先生から「西淀川高校での環境教育のとりくみ」の報告がありました。西淀川高校では、学校として「環境教育」を位置づけており、今年は1〜3年生全体でNO2カプセル調査を実施し、文化祭で結果を発表しました。この取り組みにより、身近な問題から身近ら行動する意味を考えることに繋げています。

西淀川高校の門脇先生の報告

西淀川高校の門脇先生から環境教育の取り組みについて報告がありました

質疑応答では、PM2.5に関するもの、交通量を大幅に減少させることが現実的なのか、行政をもっと動かさないといけないのではないかといった質問や意見が出されました。

今回の「ソラダス2016西淀川の取り組み」により、西淀川区内での大気汚染に対する関心を持つ人を増やすことができました。さらにこの取り組みを大きく広げ、大気の改善を実現していくために、みんなで力を合わせてできることを継続してやっていけたらと思います。また、今年度の道路連絡会は2〜3月にあおぞらビルにて公開で実施する予定ですので、交通と大気について興味のある方はぜひご参加ください。

(谷内)

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2016年12月12日12:07 PM

「にしよどがわのかわいい鳥を見にいこう」西淀川図書館展示

西淀川図書館で「にしよどがわのかわいい鳥を見にいこう」の展示が始まりました。

西淀川区は、海や川、干潟や緑地、変化に富んだ土地があるため、様々な野鳥が集まります。
淀川河川敷の水辺の鳥や、大野川緑陰道路や工場の緑地で見られる鳥、春夏秋冬それぞれの季節で野鳥を観察できます。

 

展示期間:11月17日(金)~1月18日(水)まで
展示場所:西淀川図書館
開館日:火曜日~金曜日 午前10時~午後7時
土曜日・日曜日・祝・休日 午前10時~午後5時
休館日:月曜日・第3木曜日(国民の祝日と休日にあたる場合、および7月21日から8月31日の期間の月曜日は開館)・蔵書点検期間・年末年始
西淀川図書館のURL:http://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=149

 

この展示で使っている写真は全て西淀川で撮影したものです。
写真提供:杉田福松(日本野鳥の会大阪支部)

図書館入ってすぐ右側に展示しています。

図書館入ってすぐ右側に展示しています。

ハトやカラス等、身近な鳥でも種類は様々です。

ハトやカラス等、身近な鳥でも種類は様々です。

西淀川区はタイプの違う地形が多い為、鳥のエサも多様です。

西淀川区はタイプの違う地形が多い為、鳥のエサも多様です。

小ネタ集もあります。

小ネタ集もあります。

 

 

日本野鳥の会大阪とあおぞら財団では、2000年4月より、毎月、矢倉海岸定例探鳥会を行っています。公害被害が深刻だった時代は、西淀川から姿を消した鳥達ですが、緑陰道路や、淀川河口、干潟、変化に富んだ自然を持つ西淀川区は、今まで100種類近くもの野鳥が観測されました。

双眼鏡を持って身近な自然とふれあいに出かけてみませんか?

 

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第一土曜日は
■矢倉海岸 定例探鳥会■
~西淀川区で野鳥観察~
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■毎月第一土曜日に開催 (6~8月、1月はお休み。雨天・雷注意報発令時中止)
■集合:阪神なんば線福駅集合(9:30)
■解散:矢倉緑地公園(12:30)予定

■参加方法 当日、集合場所へお集まり下さい。

■参加費(保険代) 日本野鳥の会会員100円、一般200円
■持物・格好 水筒、双眼鏡(あれば)、筆記用具
■当日の流れ:
阪神福駅に集合し、野鳥を見ながら歩いて矢倉海岸まで向かいます。
約3.5km歩きます。
*お弁当を持参し、終了後、矢倉緑地公園でお昼を食べるのも良いですね。
■あおぞら財団の定例探鳥会の紹介はコチラ
https://aozora.or.jp/katsudou/manabu/tanchoukai
■日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の紹介はコチラ
http://birdszukan.web.fc2.com/teirei-guide/02/index.html
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■共催(問合先)
日本野鳥の会 大阪支部
〒543-0011 大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
(Tel) 06-6766-0055
http://sun.gmobb.jp/wbsj-osaka/index.html

公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル4階
(Tel) 06-6475-8885 (Fax) 06-6478-5885
https://aozora.or.jp/
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Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2016年11月22日11:23 AM

【11/13】中島大水道の古文書にふれる会

長年の活動の成果を、今年の5月には「中島大水道まち歩きマップ」として完成させてくれた「中島水道サロン」のみなさんの新しい企画です!
エコミューズ館長の小田館長を講師にお迎えし、中島水道に関する古文書を解説していただきます。
今回は、西淀川図書館のご協力を得て開催します(今後、淀川、東淀川でも企画予定)。
参加費は無料です。奮ってご参加ください!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

中島大水道の古文書にふれる会

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

日時 11月13日(日)14:00~16:00

場所 西淀川図書館(西淀川区役所地下1階)多目的室

講師 小田康徳先生(大阪電通大名誉教授、あおぞら財団付属西淀川・公害と環境資料館館長)
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参加費 無料(定員30名。お早目にお申込みください)

内容
西淀川区民の宝として親しまれている「緑陰道路」は江戸時代に、現在の東淀川区から農民が自らの手で掘りぬいた「中島大水道」の流路の跡でもあります。
洪水や滞留する悪水を除いて農業生産を上げる努力をした農民の思いや、庄屋さんの努力を、古文書から読み解きます。
解説は、あおぞら財団付属西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)館長の小田康徳先生です。
住民が街づくりに立ち上がった歴史に触れてみませんか?

主催 中島水道サロン
協力 西淀川図書館、あおぞら財団
申込先 あおぞら財団(〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル4階)
*お申込み方法:FaxまたはEメールでお名前・ご連絡先をお知らせください。
(Fax) 06-6478-5885 (Eメール)webmaster@aozora.or.jp (Tel) 06-6475-8885

Filed under: イベント案内,中島水道サロン(事務局),地域づくり,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2016年10月24日12:25 PM

淀川河口でハヤブサ発見! 矢倉海岸定例探鳥会(10/1土)

10月1日(土)に開催された定例探鳥会の様子をボランティアのNさんがレポートしてくださいました!
—–

毎月第一土曜日は、矢倉海岸定例探鳥会です。

10月1日(土)の探鳥会もいろいろな野鳥をみることができました。

■ハヤブサ

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淀川の鉄塔にとまっていました。

幼鳥(おなかの模様が黒の縦班)とのこと。

■カラス(左)とミサゴ(右)

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カラスがミサゴを追いかけている様子です。

ミサゴにちょっかいをだすなんて、リーダーいわく 「勉強が足りない」カラスだそう。

こちらのカラスもまだ幼鳥のようです。

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悠々と空を舞うミサゴ。矢倉の探鳥会ではよくみかける光景です。

■ササゴイ

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西島川の水門近くにいました。

■サギやカワウたち

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神崎川の河口です。ダイサギ、コサギ、アオサギに、カワウ。みな大型の野鳥なのでこれだけそろうと見ごたえ十分。

羽を広げている黒い野鳥が、カワウ。

この日は久々に晴れ間ものぞいて、カワウも羽の乾かしがいがあるのではないでしょうか?

野鳥の楽園!?のような光景です。

■ダイサギ

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コサギはエサを探してちょこちょこ動き回っていることが多いのですが、ダイサギはじっと佇んでいます。

■イソシギ

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神崎川河口、先月は旅鳥(夏を北国で過ごし冬を南国で過ごすためにわたる途中に立ち寄る野鳥)の時期で、シギ、チドリ類の飛来でにぎわっていたようです。

シギの仲間でもイソシギは渡りをしない留鳥で、いつの時期でもみることができます。

■ハシビロガモ(左)、カルガモ(右)

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さて、これから冬鳥(越冬のため飛来)を迎える季節になります。12月初旬くらいまでに渡りをおえ3月位まで滞在します。

ハシビロガモ(左)を発見!矢倉緑地定例探鳥会では、なかなか見られないカモです。

クチバシの形が特徴的です。

右はカルガモ。ハシビロガモは冬鳥ですが、カルガモは渡りをしない留鳥なので一年中見られます。

■ヒドリガモ
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ヒドリガモのオスがいました。

冬の間に見られるヒドリガモのオスは模様がとても鮮やかなのですが、カモ達が到着時の羽の模様は地味な色をしています。

オスはこれから鮮やかな生殖羽に換わり、冬の間の滞在中につがいの相手をみつけ、春先に一緒に繁殖地へ飛び立ちます。

■モズ

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モズは大阪府の鳥です。府のゆるキャラ「もずやん」より、本物のモズの方がずっとかわいい。

 

木の実は熟す前。

■ピラカンサ

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■トウネズミモチ

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秋から冬にかけ、近隣の山から移動して集まってくる鳥たちのエサになります。

*10月の探鳥会で見られた野鳥(計29種)

ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メボソムシクイ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト

*参加人数14人

旅鳥は去った後、冬鳥は飛来前。

ちょうど鳥の切れ目(?)となる10月なので、20種類くらいしか出ないのではというリーダーの予想でしたが、

一足早くわたってきた冬鳥のヒドリガモやハシビロガモ、矢倉では比較的、出現の少ないササゴイやハヤブサなども見られたので予想よりも多い29種類を観察できました。

次回は 11月5日(土)
集合は9時30分~ 集合は阪神なんば線福駅
解散は12時30分 矢倉緑地公園です。

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のページはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

 

 

===おまけ===

探鳥会の後に、あおぞら財団機関紙りべら141号の「ぶらりとゆるりと西淀川めぐり」で紹介された、

福駅前のブラジルレストラン「Rico」でお昼を食べました。

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チキンかビーフか選べたのですが、探鳥会の後なので(!?)、ビーフカツ定食にしました。

ブラジルの肉料理は下味がしっかりついているとのことで、ソースなどはかけずこのまま食べます。

フェージョンというブラジルの豆のスープは初体験でしたが、とても飲みやすくご飯にもあって美味しかったです。

おいしくて、このボリュームで860円は安い!

お店の人もにこやかに迎えてくれます。おすすめです。

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記:ボランティアN

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,地域づくり,環境学習,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2016年10月12日2:07 PM
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