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ブログカテゴリー » 環境学習

滋賀県立大学でフードマイレージ買物ゲーム

滋賀県立大学環境科学部の政策形成・施設演習でフードマイレージ買物ゲームを実践しました。
2007年から毎年実施しているので、もう6回目でしょうか?
今年度は、過去にフードマイレージ買物ゲームを体験した学生さんがインターンシップに来てくれていました。
(今回も顔を出してくれて、嬉しかったです)

さてさて、ゲームですが、再履修の学生もいたので、その学生がいたチームは非常に環境にいい食事を作っていました。
昨年度学習したことを忘れずにいてくれたことが嬉しかったです。
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フードマイレージで個人の行動について学んだあとは、市長になってもらってダイヤモンドランキングです。
コンパクトシティ推進派と環境にやさしい車派に2分されて興味深かったです。
毎年は、地域ごとの特色が出ますが、地域ごとの特徴というよりは、理想から考えるか、できることから考えるかでわかれてしまったようです。
ダイヤモンドランキングのワークシートはこちらです
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レポートが大変だと思いますが、がんばってください!
(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,フードマイレージ,環境学習 — aozorafoundation 公開日 2014年1月20日12:03 PM

カモの飛来数減少!?淀川&神崎川河口

1月13日(月祝)、矢倉海岸で『バーディ+U50探鳥会』が行われました。日本野鳥の会大阪の主催です。親子連れや50歳以下の世代が対象ということです。47名が集まりました。高槻や枚方等、遠方からの参加者も。

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バーディ探鳥会の担当の上村リーダーの案内で歩きます。コピー ~ DSC_8576

まずは大野川緑道の野鳥たち。
木の幹をみると、虫や卵が。小鳥たちのたんぱく源です。
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このムシの集団、サシカメムシという名前とか。その名の通り昆虫などを刺し体液を吸って栄養にするとのこと。一見、不気味ですが、シジュウカラなど森で多くみられる小鳥たちのたんぱく源です。

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途中、スズメバチの巣を発見。
スズメバチは、交尾を終えた雌バチが冬眠して越冬。春先、新しい巣をつくり卵を産むそうです。巣で越冬することも1度使った巣を使うことはないので今は、安心。

スズメバチ巣(3)

危険のためいつも駆除されるハチですが、ハチ等の生物が受粉を手伝い子孫を残せる草花もあります。共生はなかなか難しい課題ですね。(一応、公園事務所には連絡をしました)

さて、今日の目玉は冬鳥のカモやキンクロハジロの見分けとカウント。
淀川河口、神崎川河口に挟まれた矢倉海岸には、越冬のため北の国より飛来してきたカモ等の冬鳥がたくさん見られます。

 

双眼鏡を使って私も挑戦。写真にうつっている群れで160いました(写真が分かりにくくてすみません)。

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なれたリーダーは群を見て、鳥の数を当てます。カウントの経験を積んだ熟練の技!?のように見えます。(今日は、ガンカモ調査も行われており、結果はのちほど。)

ちなみにカモは古来より人間にも食されてきましたが、魚や肉を食べるカモは肉に臭みがあるので、マガモやヒドリガモ等の草食系のカモが食べられてきたということです。この探鳥会でたくさん見られるホシハジロやスズガモは、魚や貝も食べるカモ。ホシハジロやスズガモは餌をとるために水にもぐりやすいよう足が後ろにあるとか。

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この日もいつもの鉄塔にミサゴがいました。ボラらしき魚をぶらさげお食事中です。ちなみに時刻は11時過ぎでしたが、帰り(午後2時)にまだ魚をもって同じ場所にいました。大きなごちそう、食べるのも大変ですね。

さぁ、矢倉緑地に到着。しげみからメジロが群れになってお出迎えしてくれました。小さな鳥の影がたくさん見えました。ここで昼食です。空気が澄んで遠くまで良く見えます。六甲山や淡路島、なんと和歌山の友ヶ島まで見えました。ただし風もありとても寒いが厳しく、かなりの厚着が必要です。

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食後は、神崎川でカモを見ます。

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この日はガンカモ類生息調査も実施。昼食時に野鳥の会のリーダーらがカウント。

環境省の調査です。国を超えてくる渡り鳥。大阪府の昨年度の結果はコチラ 。棲息場所の確保は地球規模の問題ですね。

ガンカモ図表

昨年は1月は4700羽、2月には5000羽の数が確認できています。(昨年度の調査の様子はコチラ)昨年の矢倉干潟での調査と比べると激減しています。

 最近、神崎川の河口でボート遊びをする人がおり、その影響かカモ達の集まりが少ないことが心配されていました。こういったデータをもとに利用と保全をみんなで考えたいないといけませんね。

鳥の種類を確認し終了です。寒い中、元気に参加したこどもたちには、本日みつけた鳥たちの写真のプレゼントがありました。

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■確認できた鳥の種類
○カモの仲間:オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ
○カイツブリの仲間:カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ
○ハトの仲間:キジバト
○ウ・サギの仲間:カワウ、アオサギ
○クイナの仲間:オオバン
○シギ・チドリ・カモ目の仲間:イソシギ・ユリカモメ・セグロカモメ
○ミサゴ・タカの仲間:ミサゴ、トビ
○ハヤブサの仲間:ハヤブサ
○モズ・カラスの仲間:モズ・ハシボソガラス(声)・ハシブトガラス
○シジュウカラ・ヒバリの仲間:シジュウカラ・ヒバリ
○ヒヨドリ・ウグイスの仲間:ヒヨドリ
○メジロ・ムクドリの仲間:メジロ・ムクドリ
○ツグミ・ヒタキの仲間:ツグミ・ジョウビタキ・イソヒヨドリ
○スズメ・ハクセキレイの仲間:スズメ・ハクセキレイ
○アトリ・ホオジロの仲間:カワラヒワ・アオジ
○その他:カワラバト(ドバト)

合計37種類

次回(通常の月例探鳥会です) 2月1日(土) 9時30分~12時30分 
集合:阪神なんば線福駅
解散:矢倉緑地公園
◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら
◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら
※大阪支部長ブログはこちら
(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2014年1月14日9:03 PM

空気のよごれを調べてみよう(12/26)

年末の恒例イベント!?『空気のよごれを調べてみよう』を12月26日に行いました。
参加者は小学生72人と大人15人でした。

はじめに天野憲一郎先生から、『西淀川公害』のお話がありました。
かつてテレビで放映されたドキュメント番組「複合大気汚染~西淀川公害患者会の闘い」を放映し、患者さんが発作で苦しむ様子を子どもたちに見せその辛さを想像させます。
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次に、辻脇さん(国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所)より『西淀川区の道路環境』についてのお話です。
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車からの汚れをすくなくするためにどうしたら良いのか、まちの中を走る43号線から人のいない湾岸線へ迂回させる環境ロードプライシング等、様々な工夫を優しい言葉でお話頂きました。
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測定は、ガールスカウト大阪府第26団の大学生や、西淀川高校ECOコミュニケーション部の卒業生等が担当。
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今年の結果はどうだったでしょうか。
64箇所で測定し、青(きれい)52個所、みどり(ふつう)9箇所、黄色(ちゅうい)2個所、あか(よごれている)1か所でした。

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赤が出たところは大きい通りの前でした。

最後に子どもたちが『わかったこと、伝えたいこと』のメッセージをかいて終了です。
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一部紹介します。
・車は「ガソリン」や「エンジン」を使っているから、空気が汚れるのでエコ車にしてほしいです。(歌島小 6年)
・ビデオを見て空気がよごれたらたいへんなことがおこるのがわかった。(歌島小5年)
・西淀川区ではいろんな人がぜんそくにならないように、いろんなことをとりくんでいることがわかった。
・くうきがきたなかったのをはじめて見ました。おどろきました。(うたじま小1年)
・バスをなるべく使うようにしたい(みて島小5年)
・こくどこうつうしょうがいろいろなくふうをしているのがよくわかった。とても楽しかった。いっぱいてをあげたからよくきけた(塚本小3年)
・きたないくうきで、人びとがしにそうになってかわいそうでした。(野里小2年)
・空気にはいろいろなげんいんでよごれていることが分かりました。空気は命にもかかわっていることがこわかったです。(柏里小4年)
・人々がかなしまないようにしたいと思いました(のざと小1年)
・公害をへらすには時間がいると分かった。
・空気のよごれをすこしずつなくしてぜんそくで亡くなる人を少なくしたい(佃小4年)
・いろんな工夫がされていることも分かった(出来島小6年)

自分の手で調べた結果を確認することで地域をよくしていこうという気持ちを育てていきたいですね。

(小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,にしよどがわこどもエコクラブ — aozorafoundation 公開日 2014年1月6日6:57 PM

12/27 香港の大学生研修 西淀川公害フィールドワーク

本日は香港中文大学の学生、総勢20名が
西淀川公害フィールドワークにお越しになりました。

賑やかでとても活気のある若者たちです。

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まずは西淀川公害裁判についてのビデオ鑑賞。
英語と中国語の字幕つき。
資料を交えながら解説を。
うなずきながら熱心に聞き入る学生さんたち。

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そして、公害患者さん、平田さんと上田さんのお話。
実際持ち歩いてる吸入器や、気管支の模型も見てもらいました。

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その後、実際に西淀川のまちを歩いていろいろ体感してもらおう、
とのことでしたが
とても寒く今にも雪が降り出しそうな曇天・・・。

なので急遽予定を変更して
歌島橋交差点近辺と大野川緑陰道路で写真やクイズを交え、解説を。

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そしてあおぞら財団にもどり、西淀川・公害と環境資料館エコミューズを見学。
資料館が満員になりました。
日本語の資料ばかりなので、当時の西淀川の写真を見てもらいました。

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最後は
グループに分かれ、
「今日西淀川の公害について学んだことを香港に帰ってからどのように活かせるか」のディスカッションをしてまとめてもらいました。

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発表してもらった意見をご紹介します。

・なぜ香港では署名などの市民活動が実を結ばないのか考えたとき、中国政府の影響や、日々の生活が大変なのでそこまで手が回らない現状がある。

・大学生などが政府と積極的に交渉していくべきだ。

・香港では“環境保全”という授業が大学であるが、多くはない。小学生などもっと早い時期からの教育が必要ではないか。

・香港には工場が少ないので煤煙の問題はないが、隣の広州にはたくさん工場がある。

・自動車の排気ガス問題は深刻なので、個人の自動車を電気自動車に変えていけたらいい。キャンペーンやアピールをして、電気自動車のコスプレをしてパレードをしたい。

・香港でも自然がとても少なくなってきたので、自然を守る努力をする。

質疑応答もとても活発で
みなさん積極的に参加してくれたのが印象的でした。
日本語、英語、中国語が飛び交うフィールドワークでした。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2013年12月27日6:25 PM

12/22 廃油キャンドルナイトin NY開催しました

2013年12月22日(日)16:30〜20:00に大野川緑陰道路、あおぞらイコバで廃油キャンドルナイトin NYを開催しました。

このイベントは西淀川区内では地域や学校、企業が連携したエコでつながる西淀川推進協議会の活動の輪をさらに拡げていくために、回収した廃食油をリサイクルした「廃油キャンドル」で西淀川区のシンボル的な緑地の大野川緑陰道路を彩ります。今年で4回目となります。

イベントには多くの団体、ボランティアの方が協力してくださり、スタッフは総勢61名で、キャンドルの展示や運営を行いました。

来場者が約400名で、緑陰道路に並べられたキャンドルを眺め、クイズラリーなどの企画に参加しました。

16:30から、廃油キャンドルを作り、みんなで飾る、廃油キャンドルづくりワークショップを開催し、25人が参加してくれました。

17:45〜 キャンドルの点灯

大野川緑陰道路では、足踏み広場を中島大水道の碑までの約400メートルにキャンドルを並べ、キャンドルの回廊を作りました。回廊の途中には西淀川子どもセンター、ガールスカウト大阪府第26団、浜田化学、ECOまちネットワークよどがわの4団体が、キャンドルアートを出展し、それぞれが活動をアピールしていました。

西淀川子どもセンター
オレンジリボンで児童虐待防止をアピール

ガールスカウト大阪府第26団
シンボルマークで活動をアピール

浜田化学
一斗缶ピラミッドで迫力満点のキャンドル

ECOまちネットワークよどがわ
さわやか発電所のアピール

それぞれの出展団体にまつわるクイズが出題され、来場者はクイズに答えながらそれぞれのキャンドルアートを見ていました。

メイン会場の足踏み広場では、建物のシェードをかぶせたキャンドルが100個並べられ、夜のまちのようできれいでした。

あおぞらイコバでも様々な催しがありました。
カフェスロー大阪さんによるあったかい飲み物、佃の有志の方によるお餅入りの豚汁が出店して、来場者のみなさん体を温めていました。

修成建設専門学校が菜の花プロジェクトのシンボルである菜の花の苗を配りました。
また佃に住む湯川さんが、バルーンアートのコーナーを出展し、子どもたちに大人気でした。

大阪経済大学柏原ゼミの学生が「関西×東北 被災地応援ツアー」の報告を行い、来場者に被災地の現状や、参加したことで考えたことを来場者に伝えました。

その後、アーティストの鶴恵介さんによるミニライブが行われ、みんなその歌声を聴き入っていました。

最後に抽選会が行われました。
湯川さんの作ったスペシャルなバルーンアートやカフェスローさんのおいしい野菜とお菓子のセットが当選者に渡されました。

4回目を迎える今回の廃油キャンドルナイトは、規模も過去最大となり、老若男女問わず多くの方が来てくれました。寒い季節でも、緑道を、キャンドルを見ながら歩いてくれて、本当に嬉しく思いました。クリスマスのイルミネーションもいいですが、小さく灯ったキャンドルを見に、地域の人が緑陰道路を訪れ、廃油回収について少しでも知ってもらえるようなイベントになればと思います。

この活動は子どもゆめ基金助成事業です

記:相澤

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