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ブログカテゴリー » 環境学習

セミの抜け殻調べ2011報告

あおぞら財団インターン 野中赳明  (近畿大学3年)

今年もあおぞら財団では、大野川緑陰道路でセミの抜け殻調べを行いました。今年は地元の小学生や大阪経済大学のボランティア実習生、中学生の職場体験、大学のインターン生が大野川緑陰道路で集めました。下の図は大野川緑陰道路の略図です。

◎     ねらい

今年の調査には2つのねらいがありました。

1)、年による違い

あおぞら財団では、1999年からセミの抜け殻調べを行っています。2007年、2009年、

2010年と同じ場所(緑道の大島橋~国道43号線③、④)で同じ規模(参加者約100人、集めた数約1000個)と調査をしました。その結果アブラゼミの割合が、2007年が0.8%、2009年が1.8%、2010年が2.8%と大きくなりました。今年はどうでしょうか。

今年の結果は、前年よりもアブラゼミの割合が小さくなりました。アブラゼミの数が年々増えていたのに、少なかったのは残念です。これからも見ていく必要があるでしょう。

表1:大島橋~国道43号線での調査

2)、場所による違い

近年は同じ場所(緑道の大島橋~国道43号線③、④)を調べていましたが、今年は①~④(起点~終点)までの区間での調査を実施しました。同じ大野川緑陰道路でも違いがあるのでしょうか。

結果としては、④の区間でアブラゼミを多く見つけることができました。④の区間はアブラゼミの暮らしやすい環境なのでしょうか。

表2:今年の調査結果

調査の様子はコチラ
小学生の調査(8/26
中学校の職場体験での調査(歌島中学校 佃中学校
大阪経済大学インターン生の調査(8/24・25 9/1・2

矢倉海岸定例探鳥会(10/1,第117回)

2011年10月1日(土)

いよいよ秋です。いわし雲の下、探鳥会に行ってきました。
いわし雲 コピー

福駅(阪神電鉄西大阪線)に9:30集合。
9名の方が参加されました。

この時期は、夏鳥と秋鳥が両方見ることができる季節なので、ワクワクしながらの出発。
大野川緑陰道路の途中で、ナンキンハゼが実をつけているのが見えました。
種子の油脂は、ロウソクの材料などに使われるそうです。キャンドルナイトに使えるかも?
ハゼ コピー

淀川堤防に出ると、鉄塔にミサゴちゃんが朝ご飯に魚を食べていました。
とはいえ、今日は鳥の姿があまり見えません、最後の砦・矢倉干潟に期待を寄せつつ、進みます。
草むらからは、まだ鈴虫が「リィ~・リィ~」と鳴いています。

途中、真っ白な翼を拡げて、ダイサギが飛んでいきました。
湾岸道路の上空には、ウミネコが旋回しています。
ドバトが群れをなして堤防沿いでエサを探しています。

以前はココに廃船があったように思ったけれど、、、?
廃船は? コピー

そうこうするうちに、矢倉干潟に到着、今日は見事な満潮です。
満潮 コピー

水面には、全く、鳥の姿は見えません。
私達を慰めるように、上空をミサゴちゃんが2羽旋回しておりました。

本日、観察した野鳥の種類は、16種類。
カワウ、ダイサギ、ミサゴ、イソシギ、ウミネコ、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト
探鳥会始まって以来の不作だ、との声もあがるほどでした。
まあ、自然が相手なので、こんな日もあります。
これからの季節は、カモなどが渡ってくるので、大いに期待しましょう。

今日も人気のベンチ。京都の鴨川みたい?
人気のベンチ コピー
次回は、11月5日(土)に開催されます(9:30福駅集合)

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

記:あおぞら財団・藤江

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2011年10月2日2:19 PM

廃油で走るWVO車で旅を続ける伊藤さんが西淀川に!

廃食油を使って走るWVO(Waste Vegetable Oil)車で旅をしている伊藤賢一郎さんに廃油を提供しました。
伊藤さんは、ご自宅の神奈川県葉山町を出発し、各地で活動をしている方々と交流をしながら移動しています。

*あおぞら財団前にて あおぞらスタッフと伊藤さん(右)
DSC_0259

*佃連合振興町会 環境・衛生部長の津田さんと、副部長の阿南さん、伊藤さん夫妻
DSC_0272

この後、淡路島のイベントに出席し、ご実家のある九州へ向かうということです。

あおぞら財団から、地域の方々が持ってきてくださった未使用の廃油15缶と、廃油ポリタンク1つの計25リットル
佃連合振興町会の阿南さんから廃油缶2缶、計40リットル、提供をしました。

伊藤賢一郎さんブログ
http://ameblo.jp/kenchan888

(記 小平)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,西淀川ESD菜の花プロジェクト — aozorafoundation 公開日 2011年9月30日4:24 PM

ECOまちネットワーク・よどがわの活動と中島大水道

1.第10回ECOまち運営委員会議

日時 9月14日(水)午後1~5時

場所 大阪経済大学地域活性化支援センター

地域活性化支援センターでの会議の様子みなさん真剣に会議に取り組んでいます!

ECOまちネットワーク・よどがわは、さまざまな団体と協力し、地域づくりを進めるとともに地球温暖化防止などの環境問題を中心としたエコなまちづくりを目的としています。9月14日に行われたエコまち運営会議では、よどがわ市民生協、地域の振興町会、大経大生、あおぞら財団などのさまざまなメンバーが地域活性化支援センターに集まり、今後の活動内容について話し合いました。この日は、ECOまち・さわやか発電所プロジェクト、東淀川区民祭りの運営について会議が行われました。なお、会議は毎月1回のペースで第3水曜日に行われています。機会があれば是非会議の様子を見に来て下さい。

2.東淀川区民祭りに向けて(中島大水道)

中島大水道とは・・・

中島大水道とは、江戸時代に度重なる水害と水はけの悪さに耐えかねた農民が、現在の東淀川区から西淀川区にかけてまちづくりのために自力でつくった排水路です。しかも50日という少ない期間で掘り抜いたことでも知られています。この農民達の努力があったおかげで、およそ200年以上にわたり地域の人々にとって生活の一部となり、価値あるものをもたらしたのは言うまでもありません。中島大水道は、前長9.5km・深さ約1メートルの大きな排水路であり、今は埋め立てられて流路が分かりにくくなっていますが、付近に大水道ゆかりの石碑や建物など歴史の跡が存在しています。

・中島大水道マップパネル

ECOまちネットワーク・よどがわ・緑陰道路サロン・あおぞら財団が協力し、東淀川区民祭りで展示された中島大水道の今と昔(明治時代・淀川開削前)を比較した地図をつくる作業を行いました。昔の淀川周辺地図を探すのには苦労しましたが、なんとか完成させることができました。地図を見れば、中島大水道や歴史の跡(新太郎松碑さいの木神社中島大水道跡石碑【写真付】など)、太陽光発電所、環境まちづくり拠点の場所が分かります。地図の他にも、歴史と環境・まちづくりを説明したパネルも作成しました。パネルを参考に、中島大水道沿いを自転車で走りながら史跡を探してみてはいかがでしょうか!?

中島大水道跡石碑(緑陰道路の中、あおぞら財団の近くに建っている)

3.中島大水道の実習を通じて

初めに中島大水道という名前を聞いたときは正直よく分からず、こういう水路があるんだなという認識しかなく、現在は水路が埋め立てられて道路になっていることも知りませんでした。私にとっては今までにない経験だったので初めて耳にする言葉も多かったのですが、中島大水道を調査したり会議に参加させていただいたりしていくうちに中島大水道がこんなにも古い時代から存在しており、とても大切な役割を担っていたことを理解することが出来ました。昔の農民達が苦労して掘り抜いた水路が緑陰道路に変わってしまい実際に流れている所を見てみたいという思いもありますが、機会があればぜひこういう水路が存在していたということをさまざまな人に紹介したいです!

あおぞら財団インターンシップ生 大阪経済大学 3年 野口岳

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,インターン生,中島水道サロン(事務局) — aozorafoundation 公開日 2011年9月29日6:02 PM

講師陣発表!『生物多様性条約の愛知目標達成のために私達ができる100の提案づくりワークショップ』

あおぞら財団では、環境再生保全機構地球環境基金の「環境保全戦略講座(生物多様性講座)」に協力し、「生物多様性の愛知目標達成のために私達ができる100の提案づくりワークショップ」を企画しています。

講師の方々が決まりましたのでお知らせします。
(スケジュール等の詳細、チラシは10月中旬公開予定!)

講座の最新情報はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/seibutu
あおぞら財団ブログ『環境学習-生物多様性』のカテゴリーです。

<転送歓迎>
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生物多様性条約の愛知目標達成のために
私達ができる100の提案づくりワークショップ
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独立行政法人環境再生保全機構 環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)

●日時 平成23年12月10日(土)10:00-17:00 12月11日(日)10:00-17:10

●会場
12月10日(土) あおぞらビル(大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル3階)
12月11日(日) 梅田スカイビル会議室(大阪市北区大淀中1丁目1 梅田スカイビル22階)

●1日目(12/10土曜)  -会場 あおぞらビル会議室他
・生物多様性条約の概要・食品売り場で考える生物多様性
長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター)
・生物多様性条約の愛知目標について
草刈秀紀さん(野生生物保護学会フォーラム誌編集委員/国際自然保護連合日本委員会副会長)
・都市で考える生物多様性~食や虫から考える~
石井 実さん(大阪府立大学大学院教授 / 中央環境審議会委員)
・フィールドワーク 淀川河口の野鳥観察
橋本正弘さん(日本野鳥の会大阪支部長)
・フィールドワーク 大阪湾の漁港見学
北村英一郎さん(大阪市漁協協同組合代表理事組合長)

●2日目(12/11日曜)-会場 新梅田シティ 会議室
・TEEB生物多様性の経済学「生物多様性や生態系の価値とは」
西宮 洋 氏 (前財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)東京事務所所長代理 )
・住まいから考える生物多様性~地域と世界の生物多様性~
佐々木正顕氏 (積水ハウス株式会社環境推進部部長 / 大阪市環境審議会生物多様性部会専門委員)
・生物多様性保全 私達にできること
NPO・NGO、企業や個人、地方自治体の実践例、学生提案の紹介
原野スキマサ氏(国連生物多様性の10年市民ネットワーク幹事 / 環境ジャーナリスト)
長野義春氏(越前市エコビレッジ交流センター)
・100の提案づくりワークショップ 生物多様性・愛知目標の達成のために
コーディネーター あおぞら財団

●内容
生物多様性条約COP10が名古屋で開催され、新戦略計画「愛知目標」が決まりました。この計画では「2020年までに、生物多様性の価値と、それを保全し持続可能に利用するために可能な行動を、人々が認識する」など締約国が努める20項目の個別目標が定められています。我が国も国民も目標達成を目指さねばなりません。本ワークショップは、独立行政法人環境再生保全機構 環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)として実施するもので、各講師による解説・情報提供および現地視察を経て、愛知目標達成のために実施すべき、100種類の具体的提案を作るワークショップです。

●参加費 1,000円(全回通し)
事前申込された方のみ参加可能。定員になり次第、締切。

●募集人数 30人
基本、全回参加できる方

●参加対象
団体やNPO・NGOとして生物多様性の保全をどう進めるべきか悩んでいる人
企業や自治体で生物多様性の保全をどう取り入れるべきか悩んでいる人
環境問題に関心がある人

●その他
スケジュール等の詳細は公開できる段階になり次第お知らせいたします。

●参考ホームページ
愛知目標(環境省仮訳)
http://www.env.go.jp/nature/biodic/kaiyo-hozen/conf/04/ref04.pdf (PDF版です)

本講座ブログ:講座の最新情報はコチラ
https://aozora.or.jp/archives/category/egakushu/seibutu
あおぞら財団ブログ『環境学習-生物多様性』のカテゴリーです。

●問合・申込先
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
小平(おだいら)、相澤(あいざわ)
E-mail: webmaster★aozora.or.jp
(★を@にかえてください)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885

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■主催
独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金
http://www.erca.go.jp/jfge/
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■協力
あおぞら財団 (公益財団法人 公害地域再生センター)
http://www.aozora.or.jp/
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Filed under: イベント案内,生物多様性 — aozorafoundation 公開日 2011年9月27日7:20 PM
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