2016年11月13日
場所:西淀川区図書館 参加者:15人
講師:小田教授(大阪電気通信大学名誉教授) あおぞら財団附属資料館・エコミューズ館長
「西淀川区民の宝として親しまれている”緑陰道路”は江戸時代に、現在の東淀川区から農民が自らの手で掘りぬいた“中島大水道”の流路の跡でもあります。洪水や滞留する悪水を除いて農業生産を上げる努力をした農民の必死の思いや、庄屋さんの努力を古文書から読み解きます。住民が街づくりに立ち上がった歴史に触れてみませんか・・・」と呼びかけて実施しました。
中島大水道サロン会長の笑福亭仁勇さんから、資料の紹介もいただけました。
今回は東淀川農業協同組合が編集・出版された「百姓普請の中島大水道」にある澤田家文書で時代背景や古文書の持つ意味の解説を聞き、学習を深めました。(天野)
保管されていた中島大水道設置の幕府への請願書のコピーを元に、一行一行、解読してもらいました。江戸幕府へ、工事は公儀普請で、困難ならば地頭普請としてほしいと請願しましたが、幕府による決定は「百姓普請」であったという当時の農民の必死さを知る古文書にふれる会でした。(神原)
引き続き淀川区、東淀川区で実施します。どうぞご参加ください。
【以降のご案内】
◆第2回 中島大水道の古文書にふれる会
日 時 3月18日(土)14時~16時
場 所 淀川区民センター(大阪市淀川区野中南2-1-5)
参加費 300円
◆第3回 中島大水道の古文書にふれる会
日 時 4月22日(土)14時~16時
場 所 豊新福祉会館(大阪市東淀川区豊新2丁目11-22)
参加費 300円