あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

ブログカテゴリー » イベント報告・ホームページ更新

日中若手研究者異分野交流会に参加してきました(6/16~6/17/中国・北京市)

DSC04235

日中若手研究者異分野交流会に参加(6/16~6/17/中国・北京市)

6月16日と17日に中国・北京市で開催された「2014年度日中若手研究者異分野交流会―ビッグシティにおける多世代共創社会とエコシティ―」に、あおぞら財団から筆者(鎗山)が参加し、活動報告をしてきました。
(主催:中国科学技術協会(CAST)国際連絡部/実施:中国国際科学技術会議センター/独立行政法人科学技術振興機構(JST)北京事務所)

P6180114
●会場の21世紀飯店

CIMG0468
●交流会スタート

この研究交流会の目的は、日中両国の若手研究者が集まり、各自の研究についての発表・討論を行い、活発な議論を通じて、両国間の研究ネットワークを形成するのみならず、自らの研究に対する新しい可能性を開拓する場を提供することです。これまで4回開催されてきたそうですが、今までは、研究者のみの参加でしたが、今回ははじめて、あおぞら財団のような市民団体や企業、行政からの参加がありました。

1日目の交流会は、3つのセッションが連続であり、2日目はエコシティの計画現場の視察をおこないました。

3つのセッションは次のとおり。
セッション1:多世代共創社会とエコシティの情報インフラ(移動の最小化、交通の円滑化など)
セッション2:多世代共創社会とエコシティの健康インフラ(エネルギーのグリーン化、大気質・水質の改善など健康的な住環境)
セッション3:多世代共創社会とエコシティの安全・安心(都市防災への備え、社会ルールの共有、社会秩序の維持など)

CIMG0514

P6160029
●発表する筆者

交流会では、あおぞら財団からは、セッション3にて、西淀川の大気汚染公害やその裁判のこと、その後のあおぞら財団による地域再生活動や中国の環境NGOとの交流活動について発表しました。
企業や行政と連携するときの課題や今後の可能性、公害がひどかったとき工場が移転するときの技術面での難しさ、などについて質問がありました。

交流会全体としては、科学技術がどのようにして政策決定に取り入れられるべきか、大気汚染の数値情報が正しく公開されることのの重要性などが議論されました。

2日目の視察では、北京市豊台区長辛店生態城(エコシティ)計画現場と中国農業大学エネルギー工学・低炭素技術研究室を視察しました。
エコシティはもともとはゴミの山になっており、そこに不法侵入も含めて3000人が暮らしていたそうです。昨年、園博会(Garden Expo)を開催するときに大規模に再開発がおこなわれました。

P6170062
●かつてのゴミの山の様子パネル

P6170068
●広大な敷地の園博会 会場

CIMG0554
●エコシティの説明を聞く

P6170092
●エコシティの説明

CIMG0571
●中国農業大学内の研修室

今回は、中国や日本の研究者の方々と交流することで、環境問題の解決には技術面だけではなく、住民や行政、企業、専門家など、さまざまな主体による連携や取り組みが大切であることを、日本の公害経験とその後の活動から知っていただける貴重な機会となりました。

鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)

参考:交流会テーマと発表者一覧

6月16日(月)交流会
セッション1:
多世代共創社会とエコシティの情報インフラ(移動の最小化、交通の円滑化など)
馬奈木 俊介 東北大学大学院環境科学研究科 准教授
杜怡曼 清華大学土木工学学部 ポスドク
戸川 卓哉 国立環境研究所 社会環境システム研究センター 研究員
張瑋琦 中国環境科学研究院 リサーチアシスタント

セッション2:
多世代共創社会とエコシティの健康インフラ
(エネルギーのグリーン化、大気質・水質の改善など健康的な住環境)
周偉奇 中国科学院生態環境研究センター 研究員
鎗目 雅 東京大学公共政策大学院 特任准教授
郭濼 中央民族大学生命・環境科学学院 教授
橋本 征二 立命館大学理工学部環境システム工学科 教授
劉文博 中環連合(北京)認証センター有限公司 プロジェクトマネージャー
中川 佳久 豊田汽車技術中心(中国)有限公司 安全環境施設部長
劉煜傑 中国環境科学研究院 リサーチアシスタント

セッション3:
多世代共創社会とエコシティの安全・安心
(都市防災への備え、社会ルールの共有、社会秩序の維持など)
孫莉 北京市環境保全科学研究院生態・都市研究所 エンジニア
鎗山善理子 公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)研究員
黄弘 清華大学公共安全研究院 教授
市川小百合 東京都環境局環境政策課主任

総合討論:住民・科学者・企業・自治体の連携のあり方について
(費用負担のルール、科学的な意思決定、科学者の行政への関与、住民の参加等)

以上

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2014年7月7日9:50 PM

日本経済新聞夕刊「ふるさと再訪」コーナー。3回目のテーマは「あおぞら財団」(2014年7月5日)

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

日本経済新聞夕刊「ふるさと再訪」コーナー。3回目は「あおぞら財団」(2014年7月5日)

本日(7/5)の日本経済新聞夕刊「ふるさと再訪」コーナーに、あおぞら財団のことが取り上げられており、タンデム自転車や国際交流、資料館の活動などが紹介されています。
毎週土曜日の夕刊のコーナーで、現在、「大阪・西淀川」をテーマに連載されており、今日はその3回目です。

(写真)新聞記事

大阪市西淀川区にある自転車・歩行者専用道の大野川緑陰道路をタンデム自転車が走る写真が掲載されており、キャプションには「タンデム自転車は視覚障害者の行動範囲を広げる」とあります。

連載は今後も続きます。

日本経済新聞夕刊「ふるさと再訪」 大阪・西淀川
1回目:公害からの再生/交流や資料展示 地道に(2014年6月21日)
2回目:楽らく呼吸会/高齢患者の元気後押し(2014年6月28日)
3回目:あおぞら財団/障害者に自転車体験(2014年7月5日)

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

今年もやります!関西×東北 被災地応援ツアー 下見報告

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

昨年のツアーの様子(鵜住居駅跡にて)

あおぞら財団では2011年3月の東日本大震災を受け、関西から岩手県・釜石を訪ねるツアーを開催してきました。
(これまでのツアーの様子はコチラ
大阪にいると被災地の現状がどうなっているのか、いまひとつ実感がわきません。ぜひ被災地応援ツアーを引き続き開催したい!という財団職員の思いを受けて、新しくツアー担当となった栗本が初めて釜石を訪れました。
今回の下見については、これまでのツアーに盛り込んでいなかった漁師体験の部分を中心にご報告します。

釜石駅に到着したのは6月7日の夜8時頃・・・。初めての訪問者である私を暖かく迎えてくださったのは、写真家であり、(一社)ユナイテッドグリーンの代表理事でもある山田周生さんとスタッフの永嶋奏子さん。山田さんは震災後、いち早くディーゼルカーを飛ばして被災地支援に訪れた方であり、菜の花プロジェクトの活動もされているご縁で大阪にお越しの折りには何度もあおぞら財団を訪問いただいています。
(詳しくは、菜の花ブログあおぞら財団ブログへ)

釜石駅近くの山田さんオススメの仮設食堂で夕食をいただきながら、現在、山田さんたちが取り組まれているエコハウスづくりや菜の花ロードづくりについて、現状を伺いました。
山田さんたちのところには入れ替わり立ち代りボランティアの方々が訪れているとのことで、このとき一緒に夕食をいただいた方たちの田んぼづくりの苦労話には、大変そうだけれどいきいきとしたお話で、新しい試みで地域を活気づけようという意欲が伝わってきました。

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

日々、いろんな人が訪れているエコハウス

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

「菜の花青空レストラン」として使われた後だったので、かわいい看板が残っていました。

今年のツアーでも、山田さんのフィールドを訪問することを検討しています。

翌朝は、ツアーの現地コーディネーター「三陸ひとつなぎ自然学校(愛称:さんつな)」の伊藤聡さんにホテルまで迎えにきていただき、「釜石東部漁協管内復興市民会議」とともに主催されている「うみやまツアー ~わかめ芯抜き編~」に参加しました。

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

漁師さんたちから、うみやまツアーの企画意図と作業の流れを教えていただきます(写真右が伊藤さん)

うみやまツアーではこれまで漁師さんと共に、12月にわかめの種巻き、2月にはわかめの間引きを行ない、今日はいよいよ収穫されたわかめを出荷するための作業です。
わかめの中心部分の「芯」というところと、一般によく食べられる商品になる部分を手で裂いてわけていく作業を体験しました。
美味しいところに参加させていただいた私はなんと5キロものわかめをお土産にいただきました!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

作業の様子。水色のカゴに入ったわかめが一人分の5キロです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

なんで剣山? これで芯の部分を細く裂いて食べやすくするのです!!

午前中の作業が終わったら港でお昼。
手作りお弁当だけでもお腹いっぱいでしたが、なんと焼きホタテと貝汁までサービスいただきました・・・贅沢!

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

奥の2皿はわかめの芯を使ったお料理です。こちらも美味しかったです♪

食べきれません!

食べきれません!

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

箱崎漁港の様子。満潮なのではなく、地盤沈下のため水面が高く見えます。白いゲルのような建物は仮設の作業場です。

わかめの芯抜きの作業中や昼食を食べている間、ぽろぽろと漁師さんたちがお話をしてくださいました。
三陸のわかめは美味しいのに、関西では最近売れないこと。原発の影響があるのだろうこと。きっちり放射能検査をして出荷しているのに売れ行きが悪いので、大阪に帰ったらちゃんと伝えてほしいと、伝言を預かりました・・・。
今回は下見ということもあって、作業をしながら少ししかお話を伺えず残念でした。今年のツアーでは、漁師さんのお話を伺う時間をプログラムに組みたいと考えています。
そのときの漁師体験プログラムが何になるかはお楽しみです!

うみやまツアーは午後も続きましたが、私はみなさんとお別れし、ツアー候補地の下見に回りました。
ご案内くださったのは、現在『りべら』で「復興まちづくりの現場」を連載中の、釜援隊協議会の黍原豊さん。
あいにくの雨でしたが、丁寧に説明してくださいました。

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

傘をさしながら説明してくださる黍原さん

こちらはツアーの拠点となる旅館「宝来館」の向かいあたり。根浜海岸に自生していたハマボウフウを復活させようという試みで、「美しい根浜海岸を復活させたい!」という思いが届き、今年の3月、クラウドファンディングで目標額を達成しています。

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

復活しつつあるハマボウフウ。年々、増えていくことを祈ります

黍原さんにはこの後、被害の大きかった鵜住居地区、大槌地区、山田周生さんのエコハウスと、短時間の間にたくさんの場所を案内していただきました。

漁師さんからも、さんつなのスタッフのみなさんからも、伝わってきたのは、“元通り”の釜石を求めるのではなく、新しい釜石をつくっていこうという意欲です。
被災地では、各地域が高台移転をするか、防潮堤を高くして盛り土をした上で元の地域に戻るか、なんとか結論を出して動き出そうとしているところでした。まだまだ多くの人たちが仮設で暮らし、子どもたちは通学バスに乗って仮設の学校に通っているという状況です。
大阪にいると、まるでわからなかった現地の状況をたくさん目の当たりにしてきました。

今年のツアーは、11月28日(金)~30日(日)に開催しようと調整中です。
ツアー詳細が決まり次第、募集を開始しますので、ご関心もたれた方はぜひご予定ください。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,未分類,東日本大震災支援 — aozorafoundation 公開日 2014年7月1日8:20 PM

月刊 あおぞら 2014年6月号

月刊 あおぞら 2014年6月号
あおぞらExpress メール通信Vol.814 発行:あおぞら財団
毎月一度お届けします、あおぞら財団の活動報告です
「事務局からのひとこと」
みなさま、お読みになりました???
現在、西淀川のことが日本経済新聞の土曜日夕刊で連載されています。
「ふるさと再訪」という記事です。
あおぞら財団も登場しますので、ぜひご覧ください。
さて、2012年11月号から書いていた「ひとこと」ですが
次回から、新しいスタッフの田代にバトンタッチすることになりました。
広報の担当になって、リベラのカラー化やホームページのリニューアル、
MLの拡大や月刊あおぞらの発行などを行ってきました。
いろいろな人にあおぞら財団のことを知ってもらえるようになりましたが
この変化をここで終わりにするのではなく、
新しい力によって、より良いものになればと願っています。
今後も、変わりゆくあおぞら財団のご支援をお願いします。
(林)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
にしよど八景 第一号 歌島橋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――――――――――――――――――――――――――――――――
地域づくり…公害のないまちづくりをすすめます ☆彡
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇自転車に関する活動諸々
◎あおぞら財団が事務局として参加している「自転車文化タウンづくりの会」では、
自転車を活かしたまちづくりプロジェクトを進めています。
・第6回御堂筋サイクルピクニックの動画アップ!
・自転車文化タウンづくりの会第7回総会&ミニ講演会「自転車文化」(5/18)
◎あおぞら財団では、タンデム(二人乗り)自転車の普及に協力しています。
・ケーブルTV・ベイコム11CH「ほっとネット☆ベイコム」でタンデム自転車体験放映(5/20~5/26)
・クラウドファンディング目標額達成!パラリンピックめざしてタンデム自転車購入(山田敦子選手)
・大阪でタンデム自転車を楽しむ会総会とタンデム自転車走行会(5/24)
・「求める会」主催「タンデム自転車体験会」(5/24)
・「大視会」主催「タンデム自転車走行会」(6/8)
【連載】タンデム自転車体験記「初めての海外旅行 台湾サイクリングに参加して」阿佐 和幸
(その5)
(その6)
◎菜の花プロジェクト
西淀川図書館で展示開始『菜の花でつながる西淀川展』5月15日(木)~7月16日(水)
職場体験学習
中学生が廃油キャンドルナイトにむけた準備&憩いの花壇で種まき
◎道路環境市民塾/環境フロンティア講座
連続講座『人にやさしい公共交通』
第1回 総論編(5/10)
第2回 子育てと移動環境/連続講座「人にやさしい公共交通」(5/31)
第3回 元気でいきいき高齢者の足~免許返還後の交通施策~(6/14)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
環境学習…自然や環境について皆さんと一緒に学んでいます.。o○
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎今年は早い クマゼミの初鳴き(6/26)
~セミのぬけがら調べ今年も実施します~
――――――――――――――――――――――――――――――――――
資料館(エコミューズ)…公害の経験を伝えます☆彡
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎資料館だよりを公開しています
◎公害資料館連携が環境省の「地域活性化に向けた協働取組の加速化事業」に採択されました
今年は富山のイタイイタイ病資料館にて公害資料館フォーラムを開催する予定です。
◎ASEANの若手リーダーが西淀川に! IATSSフォーラム受入(6/16~18)
ほかにも、よどがわ市民生協や大阪大学、シニア自然大学の研修を受け入れました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
環境保健…公害患者の生きがいづくりに取り組んでいます.。o○
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎5/15(木)楽らく呼吸会(千北診療所)で呼吸リハビリと体力測定をおこないました!
◎5/16(金)楽らく呼吸会(姫島診療所)で呼吸リハビリと体力測定をおこないました!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
国際交流…世界中のみんなとつながりを☆彡
――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ASEANの若手リーダーが西淀川に! IATSSフォーラム受入(6/16~18)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
あおぞらイコバ…あおぞらビル1階地域交流スペースでの活動です!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
・5/10(土)
DJライブがありました
・5/28(水)、6/25(水)11:00~13:30
あおぞら野菜市開催しました。
※これからは毎月第4水曜日に開催します。次回は7/23(水)
・あおぞらイコバで英語教室が開催されています。
生徒さん募集中ですので、下記問合せ先にご連絡ください。
あおぞらイングリッシュ
少人数制のクラスで英語を勉強してみませんか?
小学生クラス:週1回 月謝制 6,000円
中学生クラス:週1回 月謝制 8,000円
高校生クラス:週1回 月謝制 9,000円
TOEIC・英検対策クラス:週1回 月謝制12,000円
個人レッスン、シニアクラス等もご相談ください。
アクセス:
公益財団法人公害地域再生センター
大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル1階 イコバ(〒555-0013)
最寄駅:JR東西線「御幣島」駅11番出口スグ
UFJ銀行の左・角ビル・国道2号沿い
まずはお気軽にお問い合わせください。
電話:090-1913-7309
============================================================
◎地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中
~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1階のイコバは会議、ギャラリー、コンサート、上映会等にご利用いただけます。
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円
◎イコバのブログ
~地域住民や学生らのセルフビルドで作られたイコバの誕生から今がわかる!~
============================================================
★☆★☆★☆★☆★☆★♪今後の予定♪★☆★☆★☆★☆★☆★
・連続講座『人にやさしい公共交通』
第4回『交通バリアフリーの到達点と課題』(7/5土)
・エコでつながる西淀川推進協議会 いよいよ設立します!
藤井絢子さん(全国菜の花プロジェクトネットワーク・代表)の講演もあります(7/6)
・楽らく呼吸会あります!(千北7/17、姫島7/18)
・御堂筋サイクルピクニックでは、参加者・ボランティアを募集しています。
・「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」では、ボランティアを募集しています。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
長文失礼しました
感想など、ご意見、お問い合わせございましたら是非事務局までお寄せ下さい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「あおぞらEXPRESS」メール通信Vol.814◆2014年6月27日発行
発行元:公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885
E-mail webmaster@a…
Filed under: イベント報告・ホームページ更新,事務局より — aozorafoundation 公開日 2014年6月27日4:00 PM

ASEANの若手リーダーが西淀川に! IATSSフォーラム受入(6/16~18)前編

6月16日~18日、ASEAN諸国の若手リーダー18人が、持続可能な地域づくりを考えるため、西淀川を訪れました。(公財)国際交通安全学会が運営する研修“IATSSフォーラム”の一環で、約2ヵ月のプログラムの内の3日間をあおぞら財団がお手伝いしました。

1日目 懇親会後の集合写真

1日目 懇親会後の集合写真

研修生の職業はバラエティーに富んでいました。環境学専攻の人や植物・バイオ会社勤務、旅行会社勤務や中には財務省の人など、まさに多様な参加者に対し、西淀川の地域再生に取り組む様々な立場の方のお話を聞いてほしいと、盛りだくさんな3日間となりました。

1日目は西淀川公害と地域再生の概要について説明。その後、公害患者さんの生の声を聞いてもらいました。

お話してくださる和田さんに一人ひとり、覚え立ての日本語で自己紹介

お話してくださる和田さんに一人ひとり、覚え立ての日本語で自己紹介

裁判が21年続いたという話を聞いて、研修生から「途中で無力感に陥ることはなかったですか?」という質問が。和田美頭子さんは患者会の仲間で支え合ったこと、中でもリーダーシップを発揮した女性たちに引っ張られて頑張ったことなどを話してくださいました。

午後からは公害裁判について村松理事長からの講義です。21年間にも及ぶ裁判の間に患者さんの約3分の1が亡くなられてしまったこと、アメリカでは患者自身が立ち上がれなくてもNGOなどが裁判に訴えることができることなど、日本では訴えた側に立証責任があるのに、原因企業が工場の煙の成分を公表しないなどの理由から裁判は非常に困難だったことなどが説明され、研修生は熱心に聞いていました。

その後、あおぞら財団周辺のフィールドワークを行った後、1日目のふりかえりを行いました。

研修生からは「感動した」「教訓を学んだ」「我々の国をどうやったら良くできるか、アイデアを学び参考になった」「住民が立ち上がって発言する大事さを学んだ」といった感想が語られました。

研修生たちには5月に来日する前に、自国の公害問題について調べてくることが課題として出されていました。そこで1日目の最後は4つのグループにわかれ、それぞれの国の公害・環境問題の現状を出し合った上で、市民の課題を話し合いました。

どのグループも活発に話し合います

どのグループも活発に話し合います

各国の公害問題を出し合いつつ、話し合いを進めます

各国の公害問題を出し合いつつ、話し合いを進めます

それぞれのグループから発表

それぞれのグループから発表

残念ながら、やはりどの国にもたくさんの課題がありました。大気汚染、水質汚染、ゴミ問題、土壌汚染・・・などなど。

ミャンマーの森林伐採の問題が報告された際には、IATSSフォーラムの藏藤所長から「その木材の多くが日本に輸入され、合板などにされて大量消費されていると思う。大変申し訳ない」とコメントがありました。
また今回、IATSSフォーラム事務局にあおぞら財団を推薦してくださった吉田長裕・大阪市立大学准教授からは、「公共交通など大きな問題の解決も大事だが、それは非常に時間がかかる。できるだけダイレクトに変えられる手段を使ったり、個人や地域の仕掛けで改善できることもあるので、引き続き学んでほしい」とコメントがありました。

1日目の研修はここでひとまず終了。夕方からは懇親会です!

ベジタリアンの方やイスラム教徒の方もおられますが、そこはあおぞら財団!いつも「あおぞら野菜市」に出店してくださっているカフェスロー大阪さんのオーガニック料理と、「あおぞらイコバ大和田でみせ」でご縁のできた大阪ハラールレストランさんのハラール料理をご用意しました。

豪華です!

豪華です!

配達してくれたハラールレストランのアバスィさん(右)と会話が弾みます

配達してくれたハラールレストランのアバスィさん(右)と会話が弾みます

英語の苦手な財団職員も食べ物の力を借りてなんとか交流、親睦を深めました。

2日目は終日、西淀川のフィールドワークです。続きは追ってご報告しますので、お楽しみに!

(栗本)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,未分類,視察受入 — aozorafoundation 公開日 3:22 PM
« 次のページ前のページ »