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ブログカテゴリー » 国際交流

中国青空新聞vol.5を発行しました

中国青空新聞vol.5を発行しました。
今回は8月29日に開催しました、日中環境問題サロン2017(第二回)「アジアの経済発展と公害・環境問題~参加・訴訟の現在から~」をまとめました。

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興味のある方、ご一読いただけると幸いです。
次号もご期待ください。
感想や執筆希望者もお待ちしております。
↓PDF版

中国青空新聞vol.5

↓あおぞら財団の国際交流のページ
https://aozora.or.jp/katsudou/tsunagaru

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流,未分類 — aozorafoundation 公開日 2017年11月24日11:07 AM

10/27(金)日中環境問題サロン2017「中国で活動する環境NGOの現状」を開催します。

10/27(金)日中環境問題サロン2017「中国で活動する環境NGOの現状」を開催します。

 

日中環境問題サロン2017
第三回「中国で活動する環境NGOの現状」
PDFでのチラシのダウンロードはコチラ→第三回日中環境問題サロン2017チラシ
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■日 時:2017年10月27日(金)18:30~21:00
(時間を変更しました)
■場 所:公益財団法人 公害地域再生センター(通称:あおぞら財団)3F
■主 催:あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
■参加費: 500円
■講演プログラム
18:30-18:50はじめに (相川泰氏:公立鳥取環境大学准教授)
18:50-20:50
①「環友科技の活動紹介」(李力氏:北京市朝陽区環友科学技術研究センター)
②「武漢における水汚染と環境NGOの活動」(鄧青氏:武漢行澈環保公益発展中心)
③「西安における大気汚染と環境NGOの活動」(韋涛氏:西安市同大環境汚染防治研究所)
20:50-21:00質疑応答

■申込
氏名、電話番号、所属をあおぞら財団までお知らせください。
当日参加も可です。(定員40名)
※いただいた個人情報は本事業の目的以外には使用しません。

■問い合わせ・申込先
公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0033 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL 06-6475-8885 FAX 06-6478-5885
e-mail webmaster@aozora.or.jp
HP http://www.aozora.or.jp/

■日中環境問題サロン
あおぞら財団の国際交流事業の一環として、中国の公害・環境問題に関す
る研究者、中国で活躍する専門家・環境NGOメンバー等を講師に迎え、中
国の公害・環境問題についての報告や参加者との意見交換を行う日中環境
問題サロンを2009年から開催しています。
本年度(2017年度)は、様々なテーマで4回程度の開催を予定しており、
興味を持って頂ける方々に、ご参加いただければと思います。
よびかけ人:櫻井次郎(公立大学法人神戸市外国語大学中国学科准教授
)、知足章宏(フェリス女学院大学国際交流学部准教授)

【第一回】「中国の環境問題を考えるー日中環境交流の現場からー」(6 月26日(月)) 終了

日中環境問題サロン2017:「中国の環境問題を考えるー日中環境交流の現場からー」(2017/06/26)を開催しました


【第二回】「アジアの経済発展と公害・環境問題 ~参加・訴訟の現在から~」(8月29日(火)) 終了

Filed under: イベント案内,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2017年10月6日10:50 AM

黒竜江省訪問記2017(その2)黒龍江省視察(2017年8月5-7日)

黒竜江省訪問記2017(その2)

黒龍江省視察(2017年8月5-7日)

8月5日午後、勉強会後は、車で周辺地域の視察に向かいました。黒竜江省は、哈爾浜(ハルピン)市を訪問したことがありましたが、佳木斬(ジャムス)市は初めて。一年の半分は冬だそうですが、この時期は涼しくて半袖シャツでちょうど良いぐらいです。
車窓からは、一面にトウモロコシやまだ青い稲田、その間に防風林、北海道のような風景が延々と続きます。

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途中、日本の開拓団時代の住居が残る大和鎮(※1)に立ち寄り、到着したのは、面積200キロになる、観光地としても有名な雁窩島湿地(※2)。広大な湿地帯の中には、開拓の歴史を思わせる巨大な像がいくつも設置されていました。

※1)大和鎮(大和村):旧満州国時代に開拓された日本人村。ジャムス東部の双鴨山市友誼県に位置し、現在は東興村と呼ばれている。
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※2)雁窩島湿地(雁窩島自然保護区):黒龍江省双鴨山市、ジャムスから東に約270km離れた所に位置する。面積は200平方キロメートルあり、ノロやキジなど多くの生物が生息する。夏になるとツバメが集まることから、古くは「燕児島(ツバメの子の島)」と呼ばれていた。
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翌朝(8月6日)、向かったのはロシア国境である、黒竜江(アムール川)の支流であるウスリー川。中国側の饒河鎮には新たなビルが立ち並んでおり、ウスリー川を挟んで向こうに見える対岸は、ロシア。2012年に中国とロシアとの間で国境についての交渉が成立。観光船などが行き来しており、ロシア側からの買い物バスでの往来があるそうです。

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近くの博物館では、少数民族、開拓や抗日運動などの地域の歴史の展示がありました。日本のアイヌに近い民族だそうで、鮭をとって暮らしていたそうで、鮭の皮をつかった作品が展示されていました。

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翌8月7日に、案内いただいたのが農機具展示場。こういう展示場があるとは!と驚きました。開拓の歴史に沿って、それぞれの時代に活躍した農機具が展示されいました。現在は、ほとんど機械化された大規模農業が展開されています。

湿原・湿地を開拓することで、農地拡大が進められてきたそうです。工業発展だけでなく、農業発展に伴って失われる部分もあるのでしょうか。日本も他所のこと言えませんが。

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<景色と食べ物いろいろ>

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今回、訪問させていただいた黒竜江省は、日本の東北や北海道のように広大な農地が広がり、まだまだ手つかずの自然が残っている地域で、改めて、中国の大きさや多様性、変化の速さに驚かされました。また、食べ物も美味しいし、出会った方々からも非常にあつく歓待いただきました。改めて、御礼申し上げます。

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<記:藤江徹>

黒竜江省訪問記2017(その1)

黒龍江省の野焼きに関する勉強会(2017年8月4-5日)

https://aozora.or.jp/archives/29231

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2017年8月28日3:44 PM

黒竜江省訪問記2017(その1)野焼きに関する勉強会(2017年8月4-5日)

黒竜江省訪問記2017(その1)

「黒龍江省の野焼きに関する勉強会(2017年8月4-5日)

8月4日、関空を出て、北京にて乗り換え、夜の21時過ぎに黒竜江省の佳木斬(ジャムス)空港に到着。迎えに来てくれた代先生から一言「ここから車で4時間かかります」、、、深夜のドライブで240kmを走り抜け、宿に到着した時には、日付が変わってました。

 

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翌朝9時から「黒龍江省の野焼きに関する勉強会」がスタート。同会議は、日本大使館による草の根支援事業の一つとして実施されており、今回の訪問は、「日本の大気汚染の歴史とあおぞら財団の紹介」、「日本の野焼きの現状」について報告するのが目的でした。
パンフレット

開会挨拶の中で、李力氏(北京・環友科技)より「日本でも大気汚染公害を克服してきたこと、中国の大気汚染が日本に及んでいること、野焼きを止めることの重要性」が述べられました。
最初に、私(藤江)が報告し、次いで、中国農業部顧問・張建新氏が「野焼き技術及び政策」、王英氏(北京百豊天下生物科技有限会社)が「自然農法による野焼き技術」を報告しました。

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<黒竜江省の野焼きについて>
・東北三省の中で黒龍江省はもっとも農地が多い地域で、小麦、トウモロコシ、アブラナ等を耕作する畑で野焼きが行われている。冬の期間が長く、秋の収穫後、雪が降り始めるまでの半月の間で各農家が一斉に野焼きを行うため、野焼きの時期になると極端に大気中の汚染物質の量が上昇する。
・黒龍江省は全国の中でも、もっとも野焼きが多い。2016年10月1日から11月31日まで全国で756箇所の野焼きが発見され、そのうち580箇所を黒龍江省が占めていた。
参照:http://tech.163.com/16/1201/10/C76NM2JA00097U81.html

<日本の野焼き・利用状況について>
・日本の野焼きは、春先に土地を肥やし、農業害虫を減らす目的で行われるが、大気汚染物質の発生や周辺環境への悪影響を及ぼす恐れがあるため、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和45年制定)第十六条にて禁止されている。違反の場合の罰則、例外規定あり。
・日本の場合、稲わら、もみ殻等の農作物の非食用部については、約32%が飼肥料や敷料、燃料等として利用されており、地力増進に資する農地へのすき込みを含むと約88%が利用されている。従来の利用に配慮しつつ、燃料化等によるエネルギー利用や有用物質抽出等のマテリアル利用の技術の進展を見極めながら、利用量の増加を図り、2025 年(平成37 年)に約45%(すき込みを含むと約90%)が利用されることを目指す。(バイオマス活用推進基本計画より、平成28年9月16日閣議決定)

<黒竜江省での対策について>
・中国では、野焼きを禁止する法律はないが、規制はされつつあるそうです。
・代替案としては、新エネルギー(バイオガスなど)、家畜の飼料、工業原料(藁繊維を用いて複合材料をつくる)、土壌に戻す(すき込み)方法があります。
・中でも、肥料として農地に戻すために、①刈取後に残る部分の高さを低くする(10cm以下)、②土壌をかき混ぜる(寒いので表面から20cm位、暖かい地方だと10cm位)、③寒冷地で冬までの時間が短いので分解するための微生物を投入する、などの方法が検討されており、そのための日本の農機具も紹介されています。

最後は、在中国日本大使館の岡野さん、土屋さんから、地元で活動している中学生ボランティアへの表彰が行われました。
出席者は、中学生も含め、地元の方々約80名、関心の高さと今後の展開が期待されます。

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黒竜江省訪問記2017(その2)

黒龍江省視察(2017年8月5-7日)

https://aozora.or.jp/archives/29246

<記:藤江徹>

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,国際交流 — aozorafoundation 公開日 2:17 PM

8/29(火)日中環境問題サロン2017「アジアの経済発展と環境問題」を開催します。

日中環境問題サロン2017

第二回「アジアの経済発展と公害・環境問題 ~参加・訴訟の現在から~」

PDFでのチラシのダウンロードはコチラ→第二回日中環境問題サロン2017チラシ2

■日 時:2017年8月29日(火)18:30~
■場 所:大阪弁護士会館1205号室
〒530-0047 大阪市北区西天満1-12-5
・京阪中之島線「なにわ橋駅」下車 出口1から徒歩約5分
・地下鉄・京阪本線「淀屋橋駅」下車 1号出口から徒歩約10分
・地下鉄・京阪本線「北浜駅」下車 26号階段から徒歩約7分
・JR東西線「北新地駅」下車 徒歩約15分
(アクセス:http://www.osakaben.or.jp/web/02_access/

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■参加費:1,000円(学生500円)
■主 催:あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
■プログラム
・講演「アジアの経済発展と環境問題 ~参加・訴訟の現在から~」

(大久保規子氏:大阪大学大学院法学研究科教授)

・質疑応答

【講師紹介】

大久保規子氏

大阪大学大学院法学研究科教授。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。法学修士(ドイツ・ギーセン大学,一橋大学),博士(法学)(一橋大学)。専門は行政法・環境法。甲南大学教授を経て,2005年より現職。環境法政策学会理事,日本公共政策学会理事。中央環境審議会,大阪府公害審査会等の委員を務めている。現在,参加原則をアジア・日本において推進するためのグリーンアクセスプロジェクト(http://greenaccess.law.osaka-u.ac.jp/)の研究代表。


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■申込
氏名、電話番号、所属をあおぞら財団までお知らせください。
当日参加も可です。(定員40名)

※いただいた個人情報は本事業の目的以外には使用しません。

■問い合わせ・申込先
公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0033 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL 06-6475-8885 FAX 06-6478-5885
e-mail webmaster@aozora.or.jp
HP http://www.aozora.or.jp/

■日中環境問題サロン
あおぞら財団の国際交流事業の一環として、中国の公害・環境問題に関す
る研究者、中国で活躍する専門家・環境NGOメンバー等を講師に迎え、中
国の公害・環境問題についての報告や参加者との意見交換を行う日中環境
問題サロンを2009年から開催しています。
本年度(2017年度)は、様々なテーマで4回程度の開催を予定しており、
興味を持って頂ける方々に、ご参加いただければと思います。
よびかけ人:櫻井次郎(公立大学法人神戸市外国語大学中国学科准教授
)、知足章宏(フェリス女学院大学国際交流学部准教授)

【第一回】「中国の環境問題を考えるー日中環境交流の現場からー」(6 月26日(月)) 終了
https://aozora.or.jp/archives/28827

Filed under: イベント案内,国際交流,未分類 — aozorafoundation 公開日 2017年7月10日11:00 AM
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