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大阪大学学生受け入れ(12/05)

12月05日(水)、大阪大学工学部の2回生の研修を受け入れました。総勢15名の学生さんがあおぞら財団を訪れました(教員の引率はなく、学生さんのみです)。

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○アイスブレーク

「環境」と聞いて思い浮かぶ言葉は何ですか?
2分間で思い浮かぶ言葉を書き連ねてみます。一番たくさん掛けたチームの勝ちです。

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模造紙に思いつく言葉を書いていきます。

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「この言葉も環境に関係あるんだっけ?」

グループごとに、出てきたキーワードに個性が出ました。

・一番たくさんのワードを出せたグループは、公害病の具体的な名前を挙げたので数が増やせました。

・あるグループは、NOx、SOxを挙げました。

・氷が溶ける問題をあげたグループもありました。

・レイチェルカーソン『沈黙の春』を書いたグループもありました。

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つづいて、西淀川公害の歴史とあおぞら財団の活動についてレクチャーをおこないました 。

後半はワークショップです。

P1250455

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1,自分の住んでいる地域の課題を書き出す。

2,各人が自己紹介をかねて、自分の住んでいる地域のことをグループに説明する。

3,課題をクリアにする方法を各グループで話し合う。

4,解決方法を、一つ選んで各グループごとに発表する。

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ポストイットへ、課題を書いていきます。

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グループで何を解決させるか、選びます。

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 4つのグループが出した課題と答えは、以下のとおりです。

○都心まで行くのが不便。電車が北千里止まりで、それより先の人は不便。電車を延伸すべきだ。

○六甲アイランドの少子高齢化が問題だ。レジャー施設を作って若者を誘致する。

○駅がぼろい。建て替えるべきだ。

○171号線を走るバスがよく遅れる。171を三車線にしてバスレーンにする。

→なお、他には「キャンパスの男女交流を活性化させるべき」という意見もありました(外国語学部との交流を推進したい)。

○質問タイム

 最後は、質問です。学生さんは、一人ひとつずつ質問されました。例えば、
・大気汚染はどのくらい改善したのか?SOx公害とNOx公害の改善状況の違いは?
・公害訴訟の和解金はどのように使われたのか?
・中国との連携とあるが、どんなことがあるのか?
・政策提言してなにか変わったことはあるか?
・行政-民間での連携は、具体的になにをするのか?

 阪大生のみなさん、おつかれさまでした。今後の勉学期待します。卒論やレポートで必要な時は、また是非あおぞら財団やエコミューズにお越し下さい。(南)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,環境学習,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年12月11日1:36 PM

司法修習生、西淀川フィールドワーク受け入れました(10/23)

日 時=10月23日(火)13:30~17:00
参加者=司法修習生13人、引率弁護士2名  (読売新聞記者の取材あり)

司法修習生13人の西淀川フィールドワークの受入を行いました。阪神「出来島」駅に集合し、約1時間半、区内を歩きました。

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出来島駅

b

国道43号線、出来島小学校

c

千北診療所
事務長の小野さんに、「千北病院」時代からの公害病患者についてお話をお伺いしました。

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あおぞら苑(ディサービス施設)
施設長の辰巳到さんに 設立の課程、現状を説明いただきました。

2

大野川緑陰道路

その後、あおぞら財団に戻ってきて、公害患者の和田美頭子さんのお話を聞き、「西淀川公害」のビデオ視聴、あおぞら財団活動の紹介、森脇君雄理事のお話と進みました。

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和田美頭子さんからは、患者会の運動に係るきっかけや裁判の原告としての経験の話がありました。

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森脇さんからは、裁判闘争の苦労や被告との和解に至る、ギリギリの決断に至った局面なども話されました。公害反対運動を進めていく上で、「街づくり」の提起が世論を大きく動かし、被告企業をも納得させる契機になったとのお話がありました。参加者の質問に答え、西淀川裁判が勝利できた経過を振り返りました。

最後に、参加者全員が感想を述べました。一部紹介します。
・西淀川裁判の現地で公害を実感することができた。
・今日のフィールドワークで西淀川が「普通の街」になっているなと思った。今後とも、かかわりを持っていきたい。
・「あおぞら苑」が印象に強く残った。裁判の勝利とともに、共に勝ち抜いてきた人々の情熱に感動した。
・大野川のドブ川時代の写真やビデオ映像で、奇跡的に西淀川は変わってきていると思った。
・新しい家が増え、人口も増えているようだ。どんどん「住みたい街」になっていることを感じる。裁判が終わればそれで終りではなく、長くかかわっていくことが大事だと学んだ。

(天野)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年10月26日4:47 PM

若武者たちがあおぞら財団にやってきました(8/3)

第7期若武者育成塾
日時=2012年8月3日(金)
主催=アサヒビール株式会社、公益社団法人日本環境教育フォーラム
参加者=高校生25人、引率教員7人、運営スタッフほか17人
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西日本各地から集まった高校生25人が、あおぞら財団に研修に来ました。これはアサヒビール株式会社と公益社団法人に本環境教育フォーラムが主催する「若武者育成塾」という高校生を対象とした環境研修プログラムです。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/eco_v/edu/wij/index.html

西淀川区に到着後、2チームに分かれて、大野川緑陰道路と歌島橋交差点をメインにフィールドワークをおこないました。

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その後、林研究員から西淀川公害やあおぞら財団の取り組みについて紹介をおこない、森脇君雄理事が公害反対運動や被害者としての体験を語りました。

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参加者の高校生からは、「大気汚染の状態は今後どうなっていくのかビジョンはありますか?」といった質問がありました。

暑い中、みな、真剣な表情でした。Tシャツの背中に書かれた「若武者育成塾」がなかなか迫力ありました。

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記・鎗山

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入 — aozorafoundation 公開日 2012年8月7日5:32 PM

神戸大学から交換留学生が来てくれました

2012年6月26日
South Florida大学のMonja MihajlovicさんはアメリカでESD論について、研究しているそうです。神戸大学の交換留学生として、日本でリサーチと見学を行っているということで、神戸大学の劉テイさんと李明哲さんが一緒に訪問してくれました。
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劉さんはあおぞら財団の日中交流のお手伝いをしてくれている中国人留学生。
私がしゃべったあとに、補足して訳してくれます。英語・中国語と大活躍です。
劉さん、いつもありがとう。
そして、慣れない中、通訳をしてくれた李明哲さん、お疲れさまでした。
公害被害と地域再生の事をお話しするのですが、専門用語が多くて、訳すのが大変です。
「二酸化窒素」「イオウ酸化物」と話していたのですが、「NO2」「SOx」と言えば通じると気がつくのに少し時間がかかりました。
化学記号は世界共通ですよね。
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最近、毎日のように資料館の来館者があります。
ありがたいことです。西淀川公害のブームがきているのか???なんて思ってみたり。
みなさんも、気楽に西淀川に来て下さいね。綺麗になって、ええところですよ。(林)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年6月28日1:24 PM

6/24立命館大学アメリカ交換留学生の視察受入をしました

6月24日(日)10時~13時で、立命館大学のアメリカ交換留学生の視察受入を行いました。
参加者は30人で、ほとんどがアメリカからの留学生でした。
出来島駅に集合し、まずは国道43号線へ向かいます。
国のとっている道路政策について説明し、車が原因の公害対策で実際に講じられているものについて見つけるクイズを行いました。
次にぜん息患者の診療にあたっていた千北診療所へ向かいます。
ぜん息患者の病状についてなどを説明し、少し休憩。
大野川緑陰道路では、埋め立てる前の大野川の写真を見せました。
参加していた全員が、汚れていた川の様子に驚いていました。
大野川緑陰道路を通って、あおぞら財団へ。
戻ってきて、西淀川大気汚染公害に関するビデオを見てもらい、公害運動、あおぞら財団の説明をした後で、西淀川公害患者と家族の会の永野千代子さんに、当時の西淀川の様子や病気の症状、公害運動について話を聞きました。
アメリカの交換留学生からは、永野さんがかけていた公害運動のタスキについてや、地域の他の人との関係ついて、公害運動の支援者についての質問が出されていました。
終了後、留学生が永野さんに声をかけ、公害運動に取り組んできたことについて話をする場面も見られました。
日本の公害の歴史について、少しでも知ってもらえたのではないかと思います。
記:相澤

6月24日(日)10時~13時で、立命館大学のアメリカ交換留学生の視察受入を行いました。
参加者は30人で、ほとんどがアメリカからの留学生でした。

出来島駅に集合し、まずは国道43号線へ向かいます。

国のとっている道路政策について説明し、車が原因の公害対策で実際に講じられているものについて見つけるクイズを行いました。

次にぜん息患者の診療にあたっていた千北診療所へ向かいます。

ぜん息患者の病状についてなどを説明し、少し休憩。

大野川緑陰道路では、埋め立てる前の大野川の写真を見てもらいました。

参加していた全員が、汚れていた川の様子に驚いていました。

大野川緑陰道路を通って、あおぞら財団へ。

戻ってきて、西淀川大気汚染公害に関するビデオを見てもらい、公害運動、あおぞら財団の説明をした後で、西淀川公害患者と家族の会の永野千代子さんに、当時の西淀川の様子や病気の症状、公害運動について話を聞きました。

アメリカの交換留学生からは、永野さんがかけていた公害運動のタスキについてや、地域の他の人との関係ついて、公害運動の支援者についての質問が出されていました。

終了後、留学生が永野さんに声をかけ、公害運動に取り組んできたことについて話をする場面も見られました。

記:相澤

Filed under: イベント報告・ホームページ更新,視察受入,資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2012年6月26日8:44 AM
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