あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

» 2011 » 3月

池田でエコ・安全ドライブ講習会を開催しました


日 時:2011年2月5日(土) 18:00〜
会 場:池田市民文化会館
参加者:19名

トラック協会河北支部淀川運輸協議会の主催で
「エコ・安全ドライブ講習会」を開催しました。

講習会では藤本健二先生(藤本経営研究所)による
講義とワークショップを行いました。

講習会の内容を一部をご紹介します。

ドライバーの4つの役割

○お客さまの信頼を高める

印象的な話をご紹介します。
藤本先生のお宅にある運送業者(○○運送)が荷物を運んできました。
奥様が玄関の扉を開けると同時に
「今、外はものすごい夕立です。私はここで待たせていただきますので、
洗濯物を取り込んでください。」とドライバーは言うのです。
その出来事があってから、奥様は
「荷物を送るなら○○運送にしようね」とその運送業者を薦めるそうです。

このドライバー1人の気遣いが○○運送全体のイメージを向上させたのです。

○効率を考えた頭脳運転

固定費を削減する
・車齢を延ばす
・事故を減らす
変動費を削減する
・ダラリ運転を防止する
 ※ダラリ運転とは無駄(ダ)・むら(ラ)・無理(リ)な運転
 →そこでアイドリングストップや定速運転などエコドライブが必要となるのです。

○安全を考えまもりぬく

トラックビジネスを向上させた4つの功績
1.GPS
2.デジタルタコグラフ
3.ドライブレコーダー
4.環境対応車

○人間性あふれた職場づくり

ここでワークショップ
「隣の人の良い点を3つ褒めてください。」

照れくさそうでしたが、
みなさん真剣に取り組んでいました。




Filed under: 地域づくり | エコドライブ — aozorafoundation 公開日 2011/03/15(火) 03:59

中国からの手紙・好3


多国家間での活動でアルグン川中流の湿原を守る
NPO「緑色龍江」総幹事 張亜東(チァン ヤドン)

アルグン川はアムール川の支流である。上流が中国領土内に位置するハイラル河で、中下流が中露の国境を流れる。中国とモンゴルの国境をなすヘルレン川、ハルハ川がその支流である。
 アルグン川の中流域一帯には1500平方メートルを超える湿原が存在し、複数の国の国境に跨る貴重な生態系を形成した。現在でも比較的によく保存されている。この地域は渡り鳥にとって、東アジアからオーストラリアへの飛行路線の途中にある休息地であり、毎年ここで休息し、産卵する鳥が200万羽に達している。この地域はIUCN(国際自然保護連合)レッドリストに載せられた19種類にのぼる鳥類にとって重要な休息地で、その中に国際的にも絶滅のおそれのあるオオカリ、タンチョウヅル、マナヅル、ノガンなども含まれている。


       アルグン川中流の湿原 鶴類及びノガンの休息地 (データの出所:DIPA)

しかし現在、人類の活動がこの地域を脅かしている。僅かに中国の側から見るだけでも、ハイラル河のダム建設と水質汚染問題、フルン湖の水位を上げるために実施した「引河済湖」(川水を引いて湖を救済する)プロジェクト、フルンボイル市における火力発電、石油化学など大量の水が必要な工業、そして炭坑や石油採掘業種の発展などが、短期間にこの生態系に多大な、しかも修復不可能な破壊をもたらしている。同時に、ロシアとモンゴル両国にも水資源管理の不適切及び生態系保護制度の不完全などの問題が存在している。人々は急速に膨らむ短期的な経済利益を前にして道に迷い、より深刻で長期的な生態系の危機を軽視した。


      アルグン川中下流の湿原 鳥の重要な休息地(撮影者:郭玉民)


             「引河済湖」プロジェクト水門 このプロジェクトは
            アルグン川中下流の湿原の生態水量を脅かしている。

 中国、ロシア、モンゴル三国政府の関連部門はすでに多くの保護措置を取っている。各国国内で自然保護区を作っただけではなく、国境を超えた協力も行われている。例えば、中国、ロシア、モンゴル三国共同で作ったダフール国際自然保護区である。この他にも、多くのNPO及び専門家がこの地域に注目しつづけており、「Rivers Without Boundaries」という名の保護ネットワークを発起し、連携して活動を提唱することで、ユーラシア北東部の複数国家に跨る流域の建康を守り、最も良い河川管理の方法を推し進めたいと願っている。

(翻訳:巫(ウ リャン))





Filed under: 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/03/14(月) 04:03

【中止のお知らせ】自治体文書館が目ざすべき道


先日お知らせした
自治体文書館が目ざすべき道—公文書管理法施行をひかえて—
は昨日の「東北地方太平洋沖地震」のため、開催を中止いたします。
____________________________

あおぞら財団も参画している地域資料シンポ実行委員会のシンポジウムを開催します。

■地域資料シンポ拡大研究会(通算第2回)■
(地域資料研究会2010年度第2回と共催)

自治体文書館が目ざすべき道
—公文書管理法施行をひかえて—

 地域資料シンポ実行委員会では、本年4月の公文書管理法施行とここ数年取り組んできた大阪府・市公文書館問題をにらんで、今回、下記の拡大研究会を企画しました。
 今回は、神奈川県立公文書館の石原一則さん(内閣府の公文書管理委員会のメンバーでもあります)をお招きして、神奈川県での長年の経験、公文書管理法の内容や課題、現在進行中の国による公文書管理・公開体制の準備状況などもふまえ、今後、自治体文書館が目ざすべき方向性について論じていただきます。
 あわせて実行委員会からの問題提起では、大阪府・市公文書館問題の最新の状況についても紹介し、大阪地域における今後の課題について議論したいと思います。
 ふるってのご参加をお待ちしています。

日時 2011年3月12日(土) 17:30〜20:00ごろ (*開始時間にご注意ください)
 場所 キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪)(電話:06-6344-9560)
    (地下鉄梅田駅またはJR北新地駅下車、大阪駅前第2ビル4階) 右下の地図参照
        URL→http://www.consortium-osaka.gr.jp/about/access.html
 内容
   ・問題提起:地域資料シンポ実行委員会事務局
        「大阪府市公文書館問題の到達点と課題」
   ・メイン報告:石原一則氏 (神奈川県立公文書館・公文書管理委員会委員)
       「公文書管理法と神奈川県立公文書館」

    *終了後、ささやかな懇親の場をもちます。

 主催 地域資料シンポ実行委員会
    (構成団体:あおぞら財団、大阪歴史科学協議会、大阪歴史学会、西山夘三記念すまい・まちづくり文庫、地域資料研究会)

 連絡・問い合わせ先:
地域資料シンポ実行委員会事務局
    〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
    大阪市立大学大学院文学研究科 日本史学教室
    (大阪歴科協研究委員、佐賀 朝、06-6605-2398)





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2011/03/12(土) 12:28

西淀川交通まちづくりプロジェクト 意見交換会の開催


2011年2月28日(月)18:30-20:00
場所:あおぞらビル3階 会議室
参加者 16名(+スタッフ3名)

 2月28日に、西淀川交通まちづくりプロジェクト 意見交換会を行いました。参加者は、スタッフを含めると全部で19名です。今回は、プロジェクトの参加者に加えて、区役所の区民企画担当の方3名、第2回目に講師としてきていただいた視覚障害者の山本美恵子さん、千舟地区で自転車対策に取り組んでいらっしゃる日下一夫さんも来て下さいました。

 今回の意見交換会は、交通まちづくりプロジェクトの1年間の成果報告および区役所との意見交換を目的として開催しました。提案内容は、JR塚本駅前周辺の放置駐輪を中心とした自転車を活かしたまちづくりについて、障害者の模擬体験会、バリアフリーマップ等の誰もが移動しやすいまちづくりについてです。


写真:交通まちづくりプロジェクトから区役所に提案している様子

 主な意見として、次のようなものがでました。
 【JR塚本駅周辺の自転車対策協議会の設置について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・JR塚本駅の放置駐輪で、障害者の方、歩行者、いろんな人が困っている。
・自転車まちづくりについて、まちのビジョンを地域で作る事が大事ではないか。
  ・JR塚本駅周辺については、西淀川区を先行して対策を行ってはどうか。
  ・協議会を作らないと話が進まない
  ・協議会では、警察、JRなど、様々なところの協力を求める事ができる
 (区役所から)
  ・塚本駅は淀川区に位置している。塚本駅の放置駐輪は、西淀川だけでは解決できない。
  ・問題意識は、淀川区と西淀川区の両方で共有している。
  ・淀川区や住民と一緒に協議していこうとしている。
  ・西淀川区は、駐輪対策を早く始めた。淀川区は、新大阪駅などを先に取り組んでいる。
  ・西淀川区と淀川区で少しタイミングが合わない。時間がかかる。

 【駐輪場の情報について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・看板をわかりやすく設置して欲しい。もっと語りかけるような書き方にしてほしい。
  ・駐輪場の情報が不足している
  ・空いている駐輪場に誘導した方が良い。情報は協議会がなくても共有できる。
  ・駐輪場が空いている時は、「空」の表示をしてはどうか。
 (区役所から)
  ・行政が作る看板は、情報に漏れがないようにしているため、文字が多くなってしまう。
  ・できることは、建設局と一緒にやっていきたい。

 【自転車のマナーについて】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・ハードの整備と心の整備の両方で、まちの方針が必要。
  ・西淀川区に住んでよかったと思えるようにしていきたい。
  ・柏里商店街は放置駐輪が多くて、盲導犬と一緒に歩きにくい。
  ・せめて、誘導ブロックの上には駐輪しないでほしい。
  ・困っている人がいるということを共有していきたい。
  ・聞いただけではなく、体験して実感していかないとわからない部分がある。
  ・近くに住んでいる人が自転車に乗っている。歩ける距離の移動は、できるだけ歩いてほしい。
  ・無灯運転や2人乗りもいる。
 (区役所から)
  ・マナーが大事である。放置駐輪はいたちごっこになっている。
  ・区では、小学生を対象にしたマナー教室も実施している。
  ・マナーを含めた対策が必要である。新たな駐輪所の設置には時間がかかる。
  ・駐輪場を無料にすると、置き方が乱雑になり、廃棄する目的で駐輪する人もいる。
  ・駐輪料金の150円/日は上限で、条例で決まっている。遠いところは、駐輪料金を安くしている。
  ・自転車マナーへの罰則は、西淀川区だけの話ではない。

 【住民と行政の協働について】
 (プロジェクトの参加者から)
  ・ボランティアで手伝ってもよいという人もいると思う。
  ・住民のアイディアをどこに持って行けばよいのか。
  ・区の方針を示していただいた上で、市民、財団ができることを考えていきたい。
 (区役所から)
  ・区は、地域の人々の積極的な協力を必要としている。できることから取り組んで行きたい。

 本年度の交通まちづくりプロジェクト活動は、今回の意見交換会で一旦終了いたします。来年度も引き続き、活動していく予定です。具体的な内容が決まりましたら、blogやチラシなどでお知らせしていきたいと思います。

– – – – –

第1回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 車いすの視点でまちをチェックしよう」
第2回目の報告はこちら:「お話&疑似体験! 視覚障害と高齢者の視点でまちをチェックしよう」
第3回目の報告はこちら:「話合い:西淀川区の移動・外出について話し合おう」
第4回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(1)」
第5回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(2)」
第6回目の報告はこちら:「西淀川区内の移動・外出の現状について調べよう(3)」
第7回目の報告はこちら:「調べた話し合った内容の使い方について話し合おう」

– – – – –
西淀川バリアフリーマップ(どなたでも編集ができます)
西淀川バリアフリーマップに関するblog記事

(谷内)




Filed under: 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011/03/10(木) 10:53

日中NGOシンポジウム〜環境教育をめぐって


2月23〜26日まで中国・北京に行ってきました。目的は、「第三回日中NGOシンポジウム〜環境教育をめぐって〜 主催:JICA(日本国際協力機構中国事務所)とCICETE(中国国際経済技術交流中心)に参加するためです。日本から12団体、中国から50団体ほど、100人以上の参加者が2日間に渡って、意見交換を行ないました。

昨秋に来日いただいた李さん・張さんとも再会できました。

24日午前は開会式で、日中両国から挨拶や講演(烏恩氏:北京林業大学園林学院森林旅学部、諏訪哲郎氏:学習院大学文学部)、午後は2つの分科会(自然体験型分科会、学校・コミュニティ分科会)に分れ、それぞれで日中のNGOが活動報告を行いました。あおぞら財団(藤江)は、学校・コミュニティ分科会に参加し、「西淀川地域で進めている環境教育」について報告して来ました。

緑色漢江の方の発表、通訳無しでも十分熱意が伝わりました


翌25日も、分科会に分れ、日中両国のワークショップを各2つずつ体験しました。私が参加した学校・コミュニティ分科会では、日本側から西田真哉氏(トヨタ白川郷自然学校)と山本幹彦氏(NPO法人当別エコロジカルコミュニティーTEC)からの報告&ワークショップがあり、私自身もとても勉強になりました。中国側からは、北京緑之行環境文化交流センターと魔法猫ECO手作り工房からの報告&ワークショップで、身体と頭を使って環境のことを学べる手法で言葉は分らなくても十分楽しめました。
漢江の水を北京に引く(南水北調)ことを考えるワーク
・・・手の甲の水滴を隣の人に渡していく、、、ムズカシイ

鳥の絵を描いて、用紙を破り、その破片をつなぎ合わせるジグソーパズルのようなワーク

25日夕方から総まとめの全体会。ファシリテーターの川嶋直氏(財団法人キープ協会)の進行での「椅子取りゲーム」では、今回の振り返りをしながら、グループで競争し、盛り上がりました。熱気を感じた、中国でも自然学校をつくります!、まずはメール交換から、など交流の成果が語られました。
最後に、日本側講師・ファシリテーター5名が壇上に立ち、まとめの挨拶をされました。その一部をご紹介します「、、、最後に、日本の環境教育ネットワークの合言葉は「隠している場合じゃない」です。私たちは日本の環境教育への挑戦の成功も失敗も隠すことなくお伝えします。どうぞ皆さん同士もお互いの経験や知恵をオープンにすることによって、様々な新たな可能性を産みだす創造的なネットワークが作られることを期待します。」

私が北京に着いた日はえらいスモッグで近くのビルも見えない状況で、出発日は雪。次の来中時は、晴れてほしいです。

「人民網日本語版」2011年2月25日http://j.people.com.cn/94476/7300353.html

みずしま財団のブログにも記録あります。

おまけ:ホテル近くのショッピングセンターの派手派手イルミネーション。

(記:藤江)




Filed under: 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/03/07(月) 06:31
« 次のページ前のページ »