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» 2011 » 11月

歌島橋交差点改良工事に関する研究発表をしました

2011年8月に堺市で行われた日本福祉のまちづくり学会第14回全国大会において、
歌島橋交差点改良工事のバリアフリー面からの評価に関する研究発表を行いました。
発表原稿はこちら

2009年に、国道2号の歌島橋交差点の改良工事・地下道整備の完了に伴い、
地上の横断歩道が撤去されました。
地下道にはスロープやエレベータが設置されていますが、
上下移動が必ず伴い、方角を失いやすいため、必ずしも使いやすいものとは
なっていません。

そこで、本研究では、
道路管理者が整備によってめざした効果と交差点利用者からの評価を比較し、
この両者のずれを小さくするためにはどうすればよいのかを考えました。

本研究で得られた知見は以下のとおりです。

  • 安全性に関して、車両と歩行者・自転車との分離を行ったことで、「事故に対し安心して横断、通行できる」に対して81%の人が同意している。
  • その一方で、自由記入では自転車とのすれ違いや防犯面に対して不安や危険を感じている意見が多く寄せられるなど、地下であることに由来する不安や危険を歩行者は感じている。
  • 横断時間の短縮効果について、近畿地方整備局は短縮効果があったとするものの、「横断に時間がかかる」に同意している人が55%と半数以上の人が横断時間の短縮効果を感じていなかった。
  • 61%の人が「地下歩道の入り口、出口がわかりにくい」に同意しており、自由記入でも「迷う」、「遠回り」との意見が多く見られた。
  • これらの利用者の不満や要望は、地下歩道だけでなく地上にも横断歩道を再設置することによって、大きく改善すると予想される。
  • 歌島橋交差点整備においては、道路連絡会などを含めて、道路管理者と住民とのコミュニケーションを続けてきたが、地上の横断歩道の設置に関する住民の意見は聞き入れられなかった。
  • バリアフリー整備においては、ガイドラインに基づいた整備だけでは利用者にとって使いにくいものになる事例も多く、整備後の利用者の評価を整備にフィードバックすることが重要である。
Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011/11/11(金) 03:08

西淀川交通まちづくりプロジェクト 参加者募集しています

************************
2011年度 西淀川交通まちづくりプロジェクト
-災害に強いまちづくり、誰もが移動しやすいまちづくり-
************************

今年度の西淀川交通まちづくりプロジェクトは
「災害に強いまちづくり」と「誰もが移動しやすいまちづくり」を
テーマとして実施します。
まずは、災害時の避難について取り組みたいと思います。

3月11日に起きた東日本大震災を受けて、
西淀川区でも災害発生時の避難に対する危機感が
高まっています。
また、災害時の避難のしやすさは、普段の移動のしやすさにも
繋がっていると考えられることから、
昨年度に引き続き、バリアフリーについても取り組む予定です。

■今後のスケジュール■

11月 12月 1月 2月 3月
話し合い ●1回目 ●2回目 ●意見交換会
ヒアリング調査 ●1回目 ●2回目

■1回目の話し合い■

日時:11月26日(土) 午後2時~午後4時
場所:あおぞらイコバ(あおぞらビル1F)

まず、「西淀川区で予測される災害被害」や「災害に強いまちづくり」
に関するお話を聞きます。
その後、参加メンバーでグループに分かれて、
高齢者、障害者、乳幼児を対象とした
災害時の避難方法について話し合います。

■今年度の成果■

今年度、話しあったり調査した内容は、
「防災パンフレット」と「西淀川バリアフリーマップ」としてまとめて、
必要な方々に配布する予定です。

■申込み方法■

・氏名、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、所属を記入の上、
メール・ファックス・電話等であおぞら財団に連絡をお願いします。
・申し込み締め切り:2011年11月24日(木)
・TEL: 06-6475-8885 FAX: 06-6478-5885
・Eメール: webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
・担当: 藤江、谷内

■ニュースレターはこちら

Filed under: イベント案内 | 地域づくり | 西淀川交通まちづくり — aozorafoundation 公開日 2011/11/10(木) 05:05

中国・北京訪問記(2011秋/その1 10/25の巻)

平成23年度 大気汚染経験情報発信事業」の一つとして、2011年10月24日から27日にかけて、中国の環境NGOとの交流、また汚染地域の視察を目的に、北京を訪問しました。
※本事業は、我が国における公害経験やそれに関連する資料を、中国側と共有するために、情報発信・人的交流を行うものです。

10月25日
〈ホテルの朝食〉
 バイキング形式です。
主食は、お粥、チャーハン、マントウなどがありました。
野菜が盛りだくさんです。 
写真1
〈道中の河川〉
 対岸の方で水生植物の刈り取りをしていました。
 看板には、①水を汚さないように、といったことが書いてあります。
また、捨ててはいけないものなども。
さらに、②遊泳や、スケートなどその他活動を禁止する、とありますが、
日本でもありますよね。
写真2水辺
写真3
〈道中の果物屋さん〉
 日本のリンゴと比べて、真っ赤でなく、またひと回り小ぶりです。
北京市内なのに、素朴なお店の感じが素敵です。
 写真4

〈自然之友へたどり着くまで〉
 団地内で、少し迷いました。
 階段を上がっていくと、自然之友の事務所の看板が。
 写真5
写真6

≪自然之友(http://www.fon.org.cn/)ヒアリング調査≫
回答者:李波氏(下写真右)、常成氏(左)
 写真7 コピー

2009年の訪問では、
①公園の自然調査を行って散策マップを作成
②車利用を控え、公共交通や自転車利用を呼びかけるリーフレットの作成
などの活動についてご紹介いただきました。

今回は、さらに詳しい活動内容と、重金属の問題対応、またIPEで伺った内容と関連する話題(GCA、サプライチェーン)などについてお伺いしました。

①重金属汚染企業への活動について(上海支部の周辺住民との共同調査の事例)
②IPEへの情報提供(武漢にある日系企業の排水が汚染調査事例)
③GCAの運用体制、実際の活動内容について(自然之友の国内ネットワークを活かしたサプライチェーン調査の事例)
④住民主体の訴訟の事例と方法・問題点(雲南の毒性廃棄物企業の公益訴訟の事例)

動画で「武漢の汚濁に関する説明(日系企業の事例)」を受け、排水の色が異常だという話題とデータを提供して頂きました。
また、中国でのサプライチェーンの構造について説明して頂きました。
 
あおぞら財団の空気調べの活動を紹介したところ、市民自身で大気汚染の程度を調べていることに大変な関心を持たれ、「自然之友の活動誌に掲載したい」と、李氏。
写真8 
〈道中にて〉
 食堂と、道路で水をみるアヒル…。
 写真9

〈达尔问自然求知社前〉
 次の訪問先は、达尔问自然求知社。
写真10 

≪达尔问自然求知社(www.bjep.org.cn)≫
回答者:王秋霞女史,刘慧莉女史,邵文杰氏
〈王秋霞女史は写真左,刘慧莉女史は左から2番目,邵文杰氏左から3番目〉
写真11コピー
こちらを訪ねるのは今回が初めてです。
中国語で「ダーァルウェン」のように読みますが、活動を開始された時、丁度ダーウィンが誕生して400年であり、ダーウィンを見習って、様々な疑問を、様々な領域で知識を得て、解決していくようにという願いが込められているそうです。

組織のご紹介と、緑色選択、IPEと関連する事例や今後の予定についてお伺いしました。
 ①2009年に設立され、自然大学、測定センター、調査センターの3つの組織を持ち、調査測定データをもとに観察会や勉強会などを行い、一般市民に自然環境に関心を持ってもらうための活動を行う
 ②IPEの提起した緑色選択に関わる汚染現場に行き、調査活動や従業員に対し、安全指導を行う(雪花ビールの事例)
 ③緑色選択として、今後はIT系のみではなく、紡績系、飲料系企業の調査へと拡大予定

〈汚染企業の説明〉
 北京の南に位置する、ビール企業の水汚濁について説明されています。
 写真13
〈調査事例の説明〉
写真12
○オリンピック会場付近を散策
〈ゴミ箱〉
 街中で見られるゴミ箱よりひとつ数が多く、分別方法がよくわかります。
写真15
〈駐輪場〉
 きれいに自転車が整理されています。
写真16 
〈案内板〉
 英語、日本語、韓国語の表記があります。
写真
 ○北京の銀座通り
 若者でにぎわっています。外資系のお店が多くみられました。
写真17 
○屋台で…
 ヒトデ、イモムシ、タツノオトシゴ…。
食べている人は見かけませんでしたが…??
 写真18

最後に、
本活動は平成20年度より始まり、今回で4度目の発信となります。
これまで北京の他、武漢、南京、上海、ハルビンの4都市に赴き、中国NGO、大学機関、法律事務所、病院や周辺住民の方に対してヒアリング調査や、汚染地域の現状視察などを行ってまいりました。
これらは過去に開催した日中交流セミナーで議論され、本事業の報告書として発行されております。
https://aozora.or.jp/katsudou/tsunagaru/kouryuu

↓過去の視察の様子は下記リンクから御覧下さい!!
平成21年度
http://aozorabsw.exblog.jp/11145923/

平成22年度
http://aozorabsw.exblog.jp/13200101/

↓イベントのお知らせ
「日中の公害・環境問題を考える学生セミナー -中国環境NGOから環境問題を聴く-」
https://aozora.or.jp/archives/6990

中国・北京訪問記(2011秋/その2 10/26の巻)へ続く

本訪問にあたり、次の皆様にご協力いただきました。どうもありがとうございました!

中国側コーディネーター:李力、随行:呉東建、通訳:程芸氏

訪問者:相川泰准教授(鳥取環境大学),冨田行一氏(東アジア環境情報発伝所),
藤江徹氏(あおぞら財団),山口奈津美(徳島大学博士前期課程)※順不同

(文責:山口奈津美)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/11/10(木) 03:32

日中の公害・環境問題を考える学生セミナー 開催します

平成23年度大気汚染経験情報発信事業
+++++++++++++++++++
日中の公害・環境問題を考える学生セミナー
-中国環境NGOから環境問題を聴く-
+++++++++++++++++++

近年、中国をはじめとするアジア諸国での環境汚染、公害問題が
数多く報告されています。グローバルな経済活動が展開される中で、
今日の公害・環境問題は地域や国をこえた形で発生し、原因が複雑で
ますます見えにくいものになっています。
こうした問題をどのように捉え、どのように解決していったら良いでしょうか。

今回のセミナーは、中国で活動する環境NGOや汚染被害者を招き、
現地の実情についてお話を伺います。
そして、今後のアジアの公害・環境問題の解決に向けて、お互いに何ができるかを
参加者と一緒に考えます。公害・環境問題に関心を持つ学生へ、
リアルな情報提供を行い、理解を深めあうことができればと思います。

プログラム内容
【中国からの報告】
 楊建初さん 広東道恒環境保護協会
 李春華さん 南京緑石環境行動ネットワーク
【グループワーク】
 中国と日本で何ができるかを考える

日  時 2011年12月3日(土) 10:00~12:00 (受付9:30)
参加費 無料
対象者 環境問題に関心のある学生、中国からの留学生 約20名
場  所 ドーンセンター 大会議室3
http://www.dawncenter.or.jp/

セミナーのちらしはこちら

お申し込みはこちらまで
公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)
メール webmaster[at]aozora.or.jp([at]を@に変えてください)
電話  06-6475-8885

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | イベント案内 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2011/11/09(水) 10:25

サイクル&エコカーニバルin池田 2011 開催しました

※「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の記事の転載です。

11月6日、池田市でサイクル&エコカーニバル2011が宣真高校で開催されました。

あおぞら財団からは、チャリンコチャンピオンを実施する予定でしたが・・・・生憎の雨で野外の催しは全て中止となりました(泣)

DSC00932

規模を縮小し、体育館での開催となりました。

(社)大阪府トラック協会河北支部さんと一緒にパネル展示を行いました。

DSC00903

トラック協会は、今回の東日本大震災でも緊急輸送を行い、物資を被災地へ送り届けました。

環境負荷を少なくするため、エコドライブや安全運転にも積極的に取り組んでいます。(エコドライブ推進)

そのほか、トラック協会から先着260名様に、お菓子のプレゼントとお餅の提供がありました。

DSC00904

お菓子を貰って、スキップして帰る子もいました。

みんな、お菓子大好きですね!!

DSC00915

トラック協会のみなさんによる、お餅の提供。

あおぞら財団からは、タンデム自転車の紹介ならびに展示を行いました。

DSC00909「これなに~??二人乗りできるやん!!かっこいい!!」と、子どもたちから質問が。

そう。タンデム自転車は、かっこいいんです!!

タンデム自転車は、あおぞら財団で貸出しております。(1日500円也)

かっこいいタンデム自転車で、サイクリングしませんか?

その他のブース・イベントの様子・・・

DSC00907チアリーディングの披露。

迫力のパフォーマンスに、歓声と大きな拍手が送られていました。

DSC00919

阪急バス 池田市内から出る廃油からできたBDFで走るバス。

行き先表示が、2011サイクル&エコカーニバルになってます。子どもたちが運転席に座って写真を撮っていました。

DSC00950

池田市のイメージキャラクターの「ふくまるくん」による、交通安全ショーです。

ふくまるくんは、全国ゆるキャラ(R)グランプリ2011にも参加しています。応援してあげてくださいね!!(ゆるキャラ(R)グランプリ2011

DSC00943池田市からは、東日本大震災の災害支援状況の報告と、市の防災施設の紹介パネル、上下水道の解説がありました。

DSC00935顕微鏡で微生物の観察コーナーもありました。なにが居るかな?

DSC00936エコドライブを一緒に進める矢崎総業、浅羽計器さんはダーツゲームを。大行列になっていました。

雨でも楽しいサイクル&エコカーニバルになりました。

ありがとうございました。

あおぞら財団スタッフ

山本 元

※あおぞら財団は「大阪でタンデム自転車を楽しむ会」の事務局です。
タンデム自転車のレンタルをおこなっています。詳しくは下記連絡先まで。
大阪でタンデム自転車を楽しむ会
【HP】http://www.tandem-osaka.com/
【FB】http://www.facebook.com/osaka.tandem
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階(あおぞら財団内)
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 地域づくり | エコドライブ | 地域づくり | タンデム自転車 — aozorafoundation 公開日 2011/11/08(火) 01:16
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