2014年10月10日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回は西淀病院から理学療法士の田中さんを講師に迎え、呼吸体操と体力測定を行ないました。参加者は12人(内、患者さん9名(家族の方を含む)、理学療法士2名、スタッフ2名)でした。
今年の4月に体力測定をしてから半年後の今回、再び体力測定に挑戦!
講師の田中さんからは、前回の測定以降、運動は続けていますか?との問いかけがあり、「やってます!!」と、とてもいい表情で答えておられる方も。
まずは、呼吸体操をする前に、ウォーミングアップ。「口すぼめ呼吸」で呼吸を整えます。
口すぼめ呼吸は、日常生活の中でも普段からよくやってる、とみなさん口々におっしゃっていました。
ばっちりですね!
次に、体操は、呼吸をゆっくり吐きながら行なうことがポイントです。
肩の上げ下げ
首を左右にたおす、左右にまわす
体をねじるストレッチ
脇腹の筋肉を意識しながら、「シェー」のポーズ
また、今日は体力測定をするため、念入りに体を動かしました。
つま先を立て、手を伸ばし、ひざの裏やふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチ
体をしっかりほぐした後は、30秒椅子立ち上がりテスト(椅子から立ち上がって座る動作を1回とし、30秒の間に何回行なえるかを数える)を行いました。
ふらつきの心配がある方は、机などに手をついて行なうようにしましょう。
前回の記録から少しでも回数が増えるようにと、みなさん頑張っておられました。まわりで見守る参加者の方々も、つられて力が入ります。
握力は、右と左の両方を測りました。口すぼめ呼吸で、息を吐きながら測定器を握るようにしましょう。
一人ひとりの半年前の測定結果を田中さんが知らせてくださり、記録がどうだったのかを比較し、それぞれチェックしました。
みなさん結果を聞いて一喜一憂な様子でしたが、記録を伸ばすことよりも、数値が落ちないように体力を維持することが大切です。そのためには、適度な運動や呼吸リハビリを続けることが必要ですね。
というわけで、最後に、西淀病院のリハビリテーション科の方で作成された「呼吸リハビリテーション日誌」をみなさんに配りました。呼吸練習や柔軟性のトレーニングといったリハビリの項目を実施した日には、○をつけます。全部を毎日やらなくても、2つか3つくらいの項目を毎日継続するということが大切なのです。
また次の体力測定を目標において、それぞれのペースで、日常の中で呼吸リハビリの実践を続けていきましょう。一人だと継続するのがしんどくても、みんなでわいわい励ましあいながらだと、頑張れそうですね!
開催後のアンケートでは、9人中9人が今回の講習は【分かりやすかった】と答えています。また、9人中4人が呼吸リハビリなどの運動を【毎日している】、4人が【2・3日に一度ぐらい】と答えています。その他に「皆さんと一緒に何かをすることが楽しいのでどこへでも行って参加する」といった感想がありました。
少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで楽らく呼吸会にご参加ください!
■次回予定 ~お問い合わせはあおぞら財団まで~
・千北診療所……11月20日(木) 14:00~15:30(呼吸リハビリと体力測定)
・姫島診療所……11月21日(金) 14:30~16:00(呼吸リハビリと体力測定)
・のざと診療所…12月12日(金) 14:00~15:30(禁煙について)
吉田