あおぞら財団 財団ブログ
公害の歴史Q&A あおぞらイコバ
公害を伝えるための資料整理寄附募集
屋上広告募集
りべら広告募集
Don't go back to the 石炭

全ての記事を表示

    キーワード検索

    アーカイブ

    カテゴリー

    最近の投稿

    最近のコメント

» 2019 » 2月

1/29中国環境NGO研修受入 2日目

1月29日(火)午後は、舞洲工場を訪問し、大阪市におけるゴミ処理についてお話を伺いました。

IMG_4785

中国環境NGOメンバーは舞洲工場のごみ処理施設を訪問して、ガイドの方から、ゴミ処理場を展示、仕組みを分かりやすく説明いただきました。施設も体験しました。

1

ハンドルを回して、発電照明ができます。
スタッフから、ごみの処理の流れなどを学びました。多くの方が見学に来ており、その日も中国からの40名ぐらいの小学生が見学していました。

2

UFOキャッチャーで粗大ごみを破砕して鉄とアルミを回収している施設を体験できました。

3

ごみ収集車の種類がありました。青色の収集車はガソリンが使われていて、赤色のは天然ガスが使われ、緑色のは電気モーターだそうです。

4

中国NGOメンバーからお土産をわたしました。

⑤

666

李力氏(右側)

最後に記念撮影をしました。

7

1日目(前半)の研修はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/32455

1日目(後半)の研修はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/32468

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2019/02/26(火) 05:35

1/25中国環境NGO研修受入 1日目(後半) 

1日目の午後は、西淀川公害とあおぞら財団の活動紹介(解説:あおぞら財団職員林)をおこない、その後、公害患者の方のお話がありました。

今回は公害患者さんの山下明さんの奥様、山下晴美さんが来てお話をしました。(山下明さんは仕事のため、参加できません。)

233

山下明さんは1961年に就職の為、九州から大阪に来られました。西淀川に来たときは空が灰色だったことに驚いたそうです。西淀から阿倍野に移り、また西淀に帰ってきた時は、常時風邪をひいたような状態で、医者にかかっていたそうです、医者に公害によるぜん息ではないかと公害認定を受けることを勧められ、認定を受けました。

344

IMG_3078

山下晴美さんのお話の後、皆さんから質問が相次ぎました。
Q:公害が最初に発生したとき、抗議や異議はありませんでしたか?
A:一生懸命に被告企業の前で座り込みを行ったり、チラシを配ったり、ありとあらゆる手を使いました。

中国では今、環境問題が重視され、国策のトップにもなっていて、政府から国民まで環境問題への意識が高まっているとのことでした。政府上層部でも法律面・政策面でも環境問題に力を入れる傾向にあるそうです。
山下さんは、「中国のメンバーは被害の話を聞いてくれるのがうれしい」と述べ、中国では、煙だらけでライトをつけて車が走ることがあると知り驚驚きました。企業や工場を止めたら青空になります。今、子どもが一人の家庭が多いと思うか、子どもさんのために空気の悪いところで暮らしたくない、空気をきれいにしたい。母親として山下さんはずっとこの気持ちをもって、西淀川での運動を続けてきました。

455

続いては、公害被害者総行動デーで40年間代表委員をつとめ、西淀川の公害裁判の原告団団長、西淀川公害患者と家族の会の初代理事長でもある森脇君雄さん、患者会の現事務局長・上田敏幸さんからのお話がありました。

中国の方からの疑問や知りたいことに対して、お二人がお話をされるという形ではじまりました。
Q:どんな力で20年の間支えてくらましたか?
A(森脇):信念です。三人の子どもとの出会いが大きい。子どもが病気に苦しんでいる姿を見て、命をかけて助けようと思った。これは原点でした。

566

Q:訴訟当時で調査したデータが残っていましたか?
A:当時pm値、so2,no2,spmなどを図ってきました。1970年頃以前、地方自治体自分で調査したが、データが紛失した可能性がありました。その後、新しい法律出てきて、新しいデータが全部保存しています。
Q:環境汚染と病気の因果関係はどうやって証明しましたか?
A:日本では疫学調査と言う調査がありました。患者さんがどれぐらい影響を受けました。温度、のどがどこぐらい異常と調査した。その結果によって患者に救える方法を探します。一番ひどい時期のso2値は2.4、20人に1人が公害患者に認定されました。工場に対策した後すごく下がりました。補償法を作ってから急激に落ちました。

99

Q: 今、公害認定された患者はどれぐらいいますか?
A:去年によると全国で3万2千9百人、1989年は最高で患者は11万人を超えました。制度が変わって、新しい認定制度が出来てから、どんどん減ってきて、今は3万2千9百人でした。

最後に皆さんで写真撮影をしました。

666

1日目(前半)の研修はこちら↓

1/25中国環境NGO研修受入 1日目(前半) タンデム自転車でフィールドワーク

2日目の研修はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2019/02/26(火) 05:35

1/25中国環境NGO研修受入 1日目(前半) タンデム自転車でフィールドワーク

あおぞら財団では、中国の環境NGOメンバーを日本に招き、「日中公害・環境問題に関する研修プログラム」を実施しています。
今年度は1月25日(金)、1月29日(火)の2日間に、研修をおこないました。
本研修プログラムでは、西淀川地域をフィールドとして、日本での大気汚染公害の経験を中国の環境NGOメンバーに理解してもらい、環境問題の解決に役立ててもらうことを目的としています。

訪問メンバー:

代表:
団員:
1.李力(Li Li)氏 (北京市朝陽区環友科学技術研究センター) 代表
2.柳軼(Liu Yi)氏 (瀋陽市緑野空間環保技術諮詢株式会社)
3. 田祖寧(Tian Zuning)氏 (天津浜海環保諮詢服務センター)
4.陳志強(Chen Zhiqiang)氏 (広州市海珠区青城環境文化発展センター)
5.巣博(Chao Bo)氏 (蘇州工業園区グリーン江南公衆環境啓発センター)

スケジュール:

1月25日(金)
①サイクリングでフィールドワーク(大川緑陰道路、歌島交差点周辺、淀川通り・・・43号線、淀川河川敷
②講義「西淀川公害の概要について」
③公害患者の語り部さんからのお話 (山下明美さん)
④公害反対運動のリーダーからのお話
⑤資料館見学
⑥日中環境問題サロン

1月29日(火)
①舞洲工場見学

1日目の午前中10時頃、メンバーは西淀川区内のフィールドワークに出かけました。4台のタンデム自転車(二人乗り自転車)に分乗し、あおぞら財団前をスタート。

1

みんな初めてのタンデム自転車でしたが、大野川緑陰道路を走るうちに慣れてきました。
2
「イー・アル・サン・Goー!」と前後で声を掛け合い、力を合わせて進みます。寒い日でしたが、漕いでいる間は身体が暖まります。

要所で自転車を止めて、環境改善の取組みや西淀川区の現在について説明します。大野川緑陰道路、国道43号、淀川河川敷、大気測定局に行きました。
3

4
2時間ほどの短い時間でしたが、西淀川区の公害対策・環境改善の取組みや現在の暮らしを肌で感じてもらうことができました。

最後、記念写真を撮りました。
5
番外編)

今回、中国環境NGOメンバーは姫里ゲストハスいこねに宿泊し、大阪の古民家を満喫。
6

1日目(後半)の研修はこちら↓

1/25中国環境NGO研修受入 1日目(後半) 

2日目の研修はこちら↓
https://aozora.or.jp/archives/32479

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 国際交流 — aozorafoundation 公開日 2019/02/26(火) 05:34

楽らく呼吸会でCOPD・ぜん息の治療薬について話を聞きました(のざと診療所、2/8)

2019年2月8日(金)、のざと診療所で楽らく呼吸会を開催しました。今回はあおぞら薬局から薬剤師の各務洋平さんを講師に迎え、COPDとぜん息の治療薬について勉強しました。参加者は10人でした。

楽らく呼吸会では、一年に一度、薬剤師さんを講師に迎えて、呼吸器疾患の薬についてのお話を聞いています。この会では、患者さんご自身やご家族が普段使っている薬の種類や使い方を確認しています。

最初に、楽らく呼吸ニュースを参加者に配布して、前回の「みんなで歩こう矢倉公園」を振り返り、歩くことや運動の大切さを確認した後に、各務先生からお薬について学びました。

IMG_0881

COPDやぜん息のお薬について学びました

 

 

患者さんでも意外と知らない病気のこと

IMG_0875

最初に喘息理解度チェック問題を行いました。〇か×かで答えるだけなのですが、患者さんでも意外と全問正解の方はいませんでした。たとえば「吸入薬と飲み薬では、副作用は変わらない」という項目で回答が分かれたりしていました(正解は×です)。

参加者のみなさんは正解、不正解に一喜一憂され、不正解にはとても悔しがっていました。こうやってクイズ形式にすることで、気軽に病気について改めて確認することができますね。

効果が高い吸入薬を正しく使いましょう

COPDやぜん息などの呼吸器系の病気の治療には、吸入薬が使われます。吸入薬は内服薬に比べると少量で効果があり、不必要な全身作用も少なくてすむというメリットがあります。ですが、その一方で、正しく吸入しないと治療効果が低下してしまいます。長期間続けているうちに「自己流」になってしまうことも少なくなく、定期的に吸入方法が正しいかどうか見直すことも大切です。

吸入器には、エアゾール製剤とドライパウダー製剤の2種類があり、吸入の吸い方が異なります。エアゾールの場合は、2~3秒かけて「ゆっくり」吸い込むことが大事です(流速15L/min程度)。この「ゆっくり」というのがなかなかできていないという研究結果もあるそうです。一方、ドライパウダー製剤は「早く、強く」吸い込むことが大事です(流速30L/min程度)。

そこで、 吸入薬の体験キットを使って、きちんと吸入できているかをそれぞれ体験しました。今回もちいたドライパウダー製剤の体験キットは、きちんと吸いこめてたら音がなるというものですが、中にはなかなか鳴らすことができない患者さんもいました。今回の体験で、どのくらいの強さで吸い込めばよいのか再確認できてよかったです。

IMG_0879

体験キットを使って、きちんと吸入できているかチェック!

 

また、発作止めは我慢してから使うのではなく、発作の前触れを感じたらすみやかに使用した方がよいそうです。昔は、発作が続く状態が5年続くと気道が固くなってしまうといわれていましたが、今は研究がすすみ週に3回も発作があると気道が固くなってしまうということがわかってきました。気道が固くなると、発作がさらにおこりやすくなるため、できるだけ早い段階で発作止めを使うことが大事です。

呼吸器系の病気の患者さんは、風邪やインフルエンザを予防が大事!

呼吸器系の病気の患者さんは、風邪やインフルエンザに罹患すると、呼吸困難などの症状がさらに悪化してしまうことがあります。これを「増悪」といいますが、増悪を防ぐために、手洗いやマスクなどで予防することが大事です。今回はマスクの正しい使い方についても各務先生から教えてもらいました。マスクをせっかくつけていても、顔にきっちりフィットしていないと菌やウイルスの侵入を予防することができません。参加者のみなさんからは「そこまで注意してマスクしていなかった」、「今度から気を付けてマスクをつける」といった感想がありました。

参考:環境再生保全機構「セルフケアのためのぜん息、COPDのおもな治療薬」

次回予定~問い合わせはあおぞら財団まで~

楽らく呼吸会は、患者さん同士、日頃の病気の悩みを交流したり、時には勉強会なども開催しながら、病気と向き合っていこう、またお互いが支えあっていこうという会です。

少しでも興味があれば是非、各診療所に足を運んで、楽らく呼吸会にご参加ください!

・千北診療所……3月15日(木) 14:00~15:30(薬について)

・姫島診療所……3月16日(金) 14:30~16:30(薬について)

今までの楽らく呼吸会の様子はこちらから→楽らく呼吸会

本事業は独立行政法人環境再生保全機構「地域におけるCOPD対策推進のための人材育成・情報発信事業(NPO法人等との協働事業)実施業務」の一環として実施しています。

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境保健 — aozorafoundation 公開日 2019/02/25(月) 02:21

2/27(水)は、あおぞら市です。

少しずつ春の気配を感じる日和となってきましたね^^
今回のあおぞら市は初登場!『かるる市』さんによる
無農薬のお米や野菜、手作り雑貨の販売などがあります。

※クーラ・パンネさんはお休みです。

 

日 時=2019年2月27日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

 

2/27の参加予定店

 

■かるる市
奈良県宇陀市でお米を農薬と除草剤を使用せず天日乾燥にて収獲します。

s-20190217_kuromai _iOS

2019_0217_pentate_iOS

 

 

 

■Crafting Friends(クラフティング フレンズ)

お花いっぱい春のカード
大小2枚 作ります。
費用: 500円
所要時間:30分程度

初心者?中級者向けです。

!cid_169038d3a81c356c5641

 

 

 

■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

IMG_2993

IMG_2754

 

 

 

 

 

■足つぼマッサージ楽成体

体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。
IMG_7001

IMG_8596

 

 

 

■手しごと工房「Moku」
石の印を彫る篆刻(てんこく)ワークショップと、

看板づくりが出来ます。

予約優先ですのでご希望の方はお問い合わせください。
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

IMG_3002
 

 

 
■あおぞら財団販売コーナー

komeko
 
・くじらカフェ自家製米粉パン(プレーン 350円/個、黒糖 400円/個)
・おっとせい(アルカリ電解水)、ハンドソープ
・【被災地支援商品】魚の缶詰(岩手県釜石)350円/個 など

今後の予定

<2019年>3/13、3/27、4/10、4/24

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース500円

★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円

■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885
webmaster@aozora.or.jp

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2019/02/20(水) 07:27
前のページ »