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» 2023 » 8月

8/9(水)はあおぞら市です

次回のあおぞら市は

富士製ぱん工場のパンの販売、

谷口ファームさんのオーガニック野菜の販売、

楽成体さんの出張マッサージがあります。

うだるような暑さが続きますが、熱中症対策をして起こしくださいね。

・・・・・・・・・・・

日 時=2023年8月9日(水)10:00~13:30(順次開店)【雨天決行・荒天中止】
場 所=あおぞらイコバ(あおぞらビル1Fの地域交流スペース)
最寄駅JR東西線「御幣島(みてじま)」駅⑪出口スグ
地図・アクセス https://aozora.or.jp/accesscontact

・・・・・・・・・・・・

◎8/9の出店予定

■富士製ぱん工場
天然酵母、国産小麦でアマランサスというミネラル豊富な
南米原産の雑穀を混ぜ込んだ、ひと口食べると笑顔になれるんです

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■谷口ファーム
兵庫県加東市東条町で生産した野菜です。

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■足つぼマッサージ楽成体
体の疲労と痛みを早急に緩和する健康ルームからあおぞら市へ出張マッサージ。

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今後の予定

<2023年>8/23、9/13、9/27

※あおぞら市は毎月第2・第4水曜日に開催しています。
※開催は予告なく変更する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください

★☆★出店者募集中★☆★
あおぞら市で一緒に素敵なお店を出しませんか?野菜や雑貨、その他応相談。1スペース

500円

★地域交流スペース「あおぞらイコバ」貸出中 ~出会い、憩い、つながる場所に~
あおぞらビル1Fの地域交流スペース「あおぞらイコバ」は、会議、ギャラリー、コンサート、上映会などにご利用いただけます。https://aozora.or.jp/ikoba
午前:1,000円/午後:1,300円/夜間:1,300円/全日:3,000円

■お問い合わせ・ランチ予約
あおぞら財団(公益財団法人公害地域再生センター)
〒555-0013大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
TEL:06-6475-8885 FAX:06-6478-5885

Filed under: あおぞらイコバ | イベント案内 — aozorafoundation 公開日 2023/08/07(月) 02:07

公害地域の今を伝える環境省職員研修 2日目(7/28)

環境省職員の「環境問題史現地研修」2日目報告です。現地に足を運んで、自らのからだで西淀川を感じるフィールドワークです。

朝9時30分、貸切バスに乗り、西淀川フィールドワークが始まりました。最初は介護施設あおぞら苑に到着。大気汚染訴訟の和解金の一部から資金提供を受けてあおぞら苑を開設したというお話を、あおぞら苑代表辰巳さんから伺いました。

そして43号高架下に、国土交通省大阪事務所から43号線及びその大気浄化対策に関する説明を伺いました。大気汚染訴訟の和解を受けて、西淀川では様々な道路環境対策がなされています。国道43号には、光触媒の道路施設への塗布や高活性化炭素繊維ACFによる大気の浄化、大気汚染測定局の増設、PM2.5の早期の測定開始などの対策がなされています。

国道43号で道路の大気汚染対策について説明を受けました。

 

次に43号を通って尼崎に行き、尼崎工業地域や西淀川区の中島工業団地の実態が皆さんの目で確認されました。

バスの中から工業地帯を見学します

 

最後に西淀川に戻り、現在町の状態に関して、あおぞら財団藤江は「ごみ焼却場など迷惑施設は、どんどん端っこに寄って来た」と説明しました。

お昼には古民家の姫里ゲストハウスいこねで昼食休憩をとり、徒歩で大野川緑陰道路経由あおぞら財団に戻りました。

次は資料館の見学です。あおぞらビルには西淀川公害や公害裁判に係る書類資料を所蔵しています。5階の西淀川公害と環境資料館(愛称:エコミューズ)には、公害や西淀川公害に関する書籍や文献のほか、西淀川公害の写真資料も保存されています。写真を通じて直に公害当時の状況を知ることができます。

エコミューズの見学の様子

 

6階に、西淀川公害訴訟に関する資料が保存されています。弁護士資料から個人の陳述も保存されており、デジタル化を行っていますが、紙媒体はそれならではないの力が持っていることから、スペースが不足しつつあります。しかし、廃棄は考えずに保管を工夫しているとあおぞら財団藤江が語りました。

判決が出た時に出す用紙も保存しています

 

次に元神戸製鋼訴訟担当、あおぞら財団理事山下公夫さんから、「西淀川大気汚染公害訴訟を企業サイドからみる」の講演がされました。訴訟の経歴者の話なので、皆さんも興味津々、証人探しの工夫、主張の「文明論」の内容など質問が相次ぎ出てきました。

元神戸製鋼の訴訟担当の山岸さんのお話

 

最後に2日間の学びの振り返りに関するワークショップが行なわれました。公害経験の伝承オンライン資料館やSNSの活用といったアドバイス、補助制度は現代的な在り方にアップデートすべきといった行政の反省、環境省は市民と行政の間の組織であるので話を聞くスキルを磨かねばといった決心など、今回の研修で得られた今後の心構えや提案などが発表されました。

研修が短い2日間でしたが、日本そして世界未来の環境の舵の一端を握っている環境省の方々にいささかの助けになると願っています。

(記:あおぞら財団アルバイト王)

 

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023/08/07(月) 10:09

公害地域の今を伝える環境省職員研修 1日目(7/27)

あおぞら財団では、環境省職員の「環境問題史現地研修」の受け入れをしています。昨年は10月に開催されましたが、本年度は7月21日にオンラインによる事前学習会、7月27日、28日との日程で開催となりました。

1日目の参加者は、、環境省職員、環境再生保全機構、中間貯蔵・環境安全事業株式会社の23名(引率1名を含む)の方が参加されました。

最初に4つのグループに分かれ、2つのグループワークを行いました。最初のグループワークは、提示された写真からその状況を読み解きタイトルをつけるフォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」を行いました。タイトルを付けたあとに、進行の谷内より写真の解説をしました。

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」2

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」

 

フォトランゲージ「西淀川大気汚染公害」各グループにタイトルを発表してもらった後、写真を解説します。

二つ目のグループワークは「ロールプレイ あなたのまちで公害が起きたら」で、それぞれの当事者を演じてもらい、何らかの合意を目指して話し合いをします。「工場側が情報公開の上、患者の方に納得していただく」との全当事者の合意を得られたグループもありましたが、全体の合意が得られず「市役所として工場の新規事業には環境調査をしてもらった上で助成する」のように市役所と工場側との合意形成のみに留まったグループもありました。ここでは、どのグループも環境問題における当事者同士の合意の難しさを感じられているようでした。

次にあおぞら財団の鎗山よりあおぞら財団の結成経緯と概要について説明がありました。

その後、公害患者の方からお話を聞きました。お話をしたのは51歳の濱田健一さんで、子どもの頃の発作で苦しんだことから日々の生活まで様々なことを語られ、いまだに公害被害が続いていること、公害がなかったら普通の生活を送れたのではないかと訴えられました。そしてこの公害に対する国や原因企業に対する思いを話されました。また、「西淀川公害患者と家族の会」事務局長の上田敏幸さんから、公害反対運動や被害者の現状についてのお話がありました。参加者は、語られたことを受けて、熱心に質疑を重ねていました。

公害患者のお話を聞く

 

次に、西淀川大気汚染訴訟弁護団の一員であった村松昭夫弁護士(あおぞら財団理事長)から「大気汚染公害訴訟が環境政策に果たした役割」との講義がありました。
村松さんは最初に西淀川公害訴訟の概要および経過を語り、訴訟の成果として、自動車排ガスの健康影響を認める、公害解決の新しい方向性(地域再生)、国の道路行政の転換に対する影響などを挙げられました。次に公害被害者が最後の手段として訴訟を提起したのは、被害者の救済とともに、被害者が自分のためだけではなく地域・子孫のために公害の責任を明らかにすることが必要との強い思いがあったと述べられました。このほか、公害訴訟における弁護士、弁護団の在り方についても語られていました。参加者からは、弁護団内でどのように色々な意見をまとめ上げたのかとの質問があり、これに対して村松弁護士は元々の主張と矛盾することが新たに判明することもあるが、矛盾は発展の中にあるものだから、発展した主張とまとめると述べられました。また、現在の世論について所感を問われ、今は双方向の時代でホームページなどを活用している。ただし、それは手段であり、大事なのは被害者の思いをどのように伝えきれるのかと答えられました。

村松弁護士の話

村松弁護士の話

最後に本日の振り返りワークショップを行い、「今日の学び・印象に残ったこと」をグループごとでまとめたほか、参加者が2日目に向けて「もう少し深めたいこと・考えたいことは何か」について意見交換を行いました。本日の研修で印象に残ったことして、「調整の難しさ」、「訴訟の役割」、「人生を変える公害の恐ろしさ」「公益とは」などが挙げられました。
もう少し深めたい事、考えたい事としては、「合意形成・コミュニケーション」「被害からの再生とは」「経験の継承」「教訓とは?」に出された意見がまとめられました。

研修後には、あおぞら財団スタッフ、患者会との交流会も開かれました。

(記:あおぞら財団アルバイト奥田)

Filed under: イベント報告・ホームページ更新 | 環境学習 | 資料館(エコミューズ) | 視察受入 — aozorafoundation 公開日 2023/08/07(月) 09:52
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