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あおぞら財団会員のつどい


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あおぞら財団会員のつどい 2010
〜地域ですすめる環境学習〜  チラシ(PDF) 
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3月20日(土) 15:30〜17:30@あおぞらビル
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あおぞら財団は、会員のみなさまをはじめ、
たくさんの方々に支えられ活動をしています。

2009年度の活動をふりかえり、あおぞら財団のすすむべき方向を
みなさまと確認・共有するために会員のつどいを開催します。

年に一度の会員同士の交流の場です。
ふるってご参加下さい。

<環境学習 こんなことしています>
小学校、中学校、高校、大学等、教育現場の人たち、学生、
地域の環境教育施設、行政など様々な団体や個人と連携を
しながら活動の輪を拡げています。
教材づくり、講座やイベントなど学びの場づくり、菜の花栽培や
廃油回収などの実践、みんなのアイディアや思いで様々な取り
組みが生まれています。
〜とりくんでいること〜
西淀川ESDフードマイレージ教材づくり/緑陰道路サロン/子どもたちの環境調査/探鳥会/西淀川公害の学習等

<プログラム>
1部 私たちの思いと活動〜2009年度 活動報告〜
   ・一緒に取り組む人から
   ・事務局から
   ・あおぞら財団理事のコメント

2部 みんなでやろう 地域ですすめる環境学習
   ・参加者等、全員で意見交換会

・終了後、懇親会を予定。(3000円程度・希望者)
・開始前(15:00〜15:30)と終了後(17:30〜18:00)、

資料館エコミューズを開館します。

■日時:3月20日(土) 15:30〜17:30(受付15:00〜)
■会場:あおぞらビル3階 
最寄り駅:JR東西線「御幣島(みてじま)」駅
地下道11番出口すぐ
■参加費:無料
■定員:30名
■申込方法:
申込欄をご記入の上、メール、ファックス、郵便、
e-mailにて、事前に、事務局(あおぞら財団)までお申し
込みください。

■申込欄(::線、枠内をご返信ください)::::::::::::::::::::: 
1 氏名(ふりがな)
2 ご所属
3 メールアドレス
4 住所(自宅・職場・その他 を明記)〒
5 電話
6 ファックス
7 電子メール

 財団の活動に対するご意見、疑問点、関心ごと、日ごろ考えていること
などをご記入ください。お寄せ頂いたメッセージは当日紹介し、意見交換に活かしたいと考えています。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
*みなさまの個人情報は、今回のイベント開催の目的以外には使いません。




Filed under: イベント案内 | 事務局 | 事務局より — aozorafoundation 公開日 2010/02/10(水) 11:24

矢倉海岸定例探鳥会2月


2月6日(土)、定例探鳥会がありました。

雪の舞い散る中に集まった参加者は18名。
最年少は、大和田小2年生のささくら君。
野鳥大好き少年で、鳥の名前など教えてもらいました。

みんなの願いが通じたのか、歩き始めるとすぐに良い天気となりました。

いつもなら惰眠をむさぼる土曜の朝、緑陰道路はすがすがしく迎えてくれます。
思わず深呼吸。

木の枝にコチドリを発見。


福の船だまりにもたくさんの野鳥がういていました。

キンクロハジロ、アオサギ、カルガモ、ホシハジロ、オオバン等…
寝ている鳥が多いとのことでした。

神崎川河口での観察。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、対岸には、たくさんの数の鳥が群れになって浮いていました。
点々、点々とまるでゴマ塩のようです。
1月に行われたガンカモ調査でのカウントは2432匹、今日はその2倍はいるとのことでしたので、5000匹といったところでしょうか。

途中、鳥の群れが上空を旋回していったりと、寒さを吹き飛ばすような見どころもたくさんの楽しい探鳥会でした。

≪今回観察できた鳥≫
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、ハイタカ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ホオジロガモ

あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら

日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

あおそら財団 小平 記




Filed under: 環境学習 | 矢倉海岸探鳥会 — aozorafoundation 公開日 2010/02/08(月) 14:02

環境フロンティア講座 第2回


環境フロンティア講座 第2回
「日本の環境政策—その歴史的教訓」
講師:宮本 憲一(大阪市立大学名誉教授・滋賀大学名誉教授)

宮本先生は、四日市や水俣の実態調査を行うなど、公害・都市問題に取り組まれてこられました。会場には、25名の方が集まりました。

今でこそ、「公害」という言葉は、辞書を引けば記載されている語句ですが、宮本先生が1964年に「おそるべき公害」を発表された当時、「公害」という言葉の意味は確立されていなかったそうです。
そのような時期から、宮本先生は、GNPなどの数値上で表される経済学上の豊かさの影で起こっている負の部分にスポットを当て、研究されてきました。

公害・環境問題の社会的な特徴として、①年少者・高齢者・障害者など弱者が被害者であること。②低所得者などの社会的弱者が被害者であること。③後から補償しても回復できない絶対的・不可逆的損失−人間の健康・命、自然破壊、歴史的景観など、絶対的損失が挙げられます。

これは、地球温暖化問題にも当てはまります。
経済的に立場の弱い国や島国などの人々が先進国によって生活をおびやかされています。

また、急速に発展が進む中国や東南アジア諸国のおける公害問題にも、世界でいち早く有効的な公害対策を実施してきた日本のノウハウを発信していかなければならないと、先生はお話されました。

次回、第3回は、「公害環境訴訟を巡って—被害者と弁護士の闘い」あおぞら財団の理事長である、村松 昭夫先生にお話していただきます。

あおぞら財団スタッフ
山本 元




Filed under: 環境フロンティア講座 — aozorafoundation 公開日 2010/02/03(水) 11:43

市民活動のための環境アセスメント講座in川崎


3日目「アセスを活かす」

1月24日(日)はアセス講座3日目、アセスをどのように「活かす」かを勉強しました。3日目は皆さんお疲れになって、来られる方が減るのでは…との心配もありましたが、いざ始まってみるとスタッフを含めて16人の受講者が集まりました。みなさん、最終日も変わらず熱心に取り組んでいました!

3時間の講座のうち、初めの半分は傘木宏夫先生(NPO地域づくり工房)に、参加型アセスメントについて御講演いただきました。受講者から「この人は信頼できそうだと思った」とのコメントが出ましたが、本当に優しそうな先生で、理論だけでなくご自身が実際に関わってきた参加事例を交えつつ丁寧でわかりやすい説明をしていただきました。意見書の提出だけではなく、行政との協働でアセスに取り組んでいくという発想が新鮮でした。

傘木先生の話を聞く受講生

グループワークでアセスの方法書を読みました

中身の濃い講義を受けた後は、いよいよ頭と一緒に手を動かすワークショップで、参加型アセスメントのエッセンスを体験しました。アセスの知識、地元川崎についての知識でばらつきが出ないよう2つのグループに分け、グループごとに模造紙を囲んでアセスの方法書をじっくり読みました。短い時間の議論にも関わらず多くの意見が出され、多くの気づきがあったように思います。注意深く読まないと、ことばのあやに気づかないものですね!また、アセス書は難しいだけの役に立たない文書ではなく、実に多くの情報を含んだ文書であることも知ることができました。まさに、これからもいろいろな意味でアセスを「活かす」ことができることを実感できました!

傘木先生、スタッフの皆様、そして受講者の皆様、ありがとうございました!

多島 良(東京工業大学大学院総合理工学研究科)




Filed under: 地域づくり | 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2010/01/28(木) 15:35

市民活動のための環境アセスメント講座in川崎


2日目「アセスを見る」

「市民活動のための環境アセスメント講座」2日目、川崎市臨海部の現地見学が天候にも恵まれ実施されました。

1月23日(土)9:45頃、スタッフも含め14人で川崎駅西口をバスで出発。
川崎のアセス対象事業である川崎天然ガス発電所に向かいました。

川崎天然ガス発電所に到着すると、まず、会議室で技術部部長の中島秀明さんと業務部部長の原田益至さんに施設概要と会社設立から事業開始までの諸手続きなど、環境アセス関連の内容を中心にお話を伺いました。
その後、屋上からの見学とバスでの構内巡回で施設を案内していただきました。

アセスを通じて営巣が確認されたコチドリ。コチドリに配慮しつくった砂礫地を見学。

バスで再び産業道路を通り、川崎市内でも大気汚染がひどい(二酸化窒素濃度が高い)とされる池上新田交差点を通過。車中からその付近の環境を確認しました。

次に訪れたのは多摩川河口に近い大師河原干潟館。はじめに、ボランティアの運営委員の方々に干潟を案内していただきました。干潟がはっきり現れる時間には少し早かったものの、干潟にも色んな砂質があることを確認し、小さなケフサイソガニなども見ることができました。

干潟館内部。多摩川の自然を愛するボランティアの方々が運営をしています。

同じ干潟でも場所によって泥が違い生物にも違いが。左は砂質、右は泥質。

川崎市在住で電車の車窓などから多摩川を日常的に見ている私ですが、多摩川の河口付近に来たのははじめてで、海浜に近い砂質と水の予想以上の透明度に驚くとともに、臨海部にこんな自然が残っていたことに感激しました。

ハゼやカニなど様々な生き物を観察。

大師河原干潟館の会議室で昼食を取りながら、運営委員の方に干潟に生きている生物のお話を伺いました。干潟とそこに生きる生物たちを大切に思い、その活動を子どもたちなど、人々へ伝えていこうという熱意を感じました。

館内の展示を見てから再びバスで出発。午後の講義・ワークショップの会場である川崎マリエンへ向かいました。

川崎マリエン展望台に登り、臨海部工業地帯を一望してから会場の研修室へ。

はじめに、除本理史先生(東京経済大学教授・日本環境会議常務理事・日本環境学会幹事)より「川崎市の開発と公害市民運動の歴史」の講義があり、江戸時代末から現在までの川崎の臨海部の環境の変化と公害との関係をわかりやすく解説していただきました。

講師の除本先生。

その後、川崎公害病患者と家族の会の相沢きく枝さん、鈴木八重子さんのお二方から、川崎区に住み始めてから公害病を発症するまでの経緯とそれからの闘病の様子など、生々しいお話を伺いました。

大気汚染公害の患者さん。

実際に長年公害病で苦しんでこられた方々からのお話で、環境を守り、あるいは改善することが、人やその他の生物の命を守るために必要なことだということを実感できたと思います。

最後に、参画はぐくみ工房の竹迫和代さんのファシリテートにより、1日のプログラムを振り返るまとめのワークショップが2グループに分かれて行われました。
一人ひとりが「今日の見学で感じたこと」「私にとって大切な環境」をカードに書き出し、発表することで、参加者の皆さんの環境に関するいろんな視点・関心事を確認することができました。

コーディネーターの竹迫さん。

グループに分かれて感想を共有。

グループで出た意見を発表。

ワークショップ終了後、川崎公害病患者と家族の会の方々、除本先生もご一緒にバスで川崎駅戻り、解散しました。

長い1日でしたが、実際に五感で体感することもでき、とても充実した内容だったと思います。
皆さん、お疲れさまでした!

斎藤 千恵 (コミュニティ サポート ネット)




Filed under: 地域づくり | 環境アセスメント — aozorafoundation 公開日 2010/01/28(木) 15:04
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