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第28回西淀川地域研究会 西淀川地域における工業専用地域指定反対運動


第28回西淀川地域研究会


西淀川地域における工業専用地域指定反対運動

日時 2006年3月31日(金)午後6時〜8時
場所 西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)
報告者 林 美帆氏(あおぞら財団研究員)

西淀川ではマンションや建売住宅が建設ラッシュです。なぜでしょうか?
その答えは、西淀川に工場が多かったから。
移転した工場の空き地に巨大マンションが建てられているのです。
工場と住宅が入り混じった地域である西淀川は
工場との共生が難しく、
30年前、大阪市は西淀川区の44%を工業専用地域にしてしまおうと計画します。
このままだと、西淀川に人が住めなくなる?さてどうなった?
当時、反対運動をしていた方々をお招きして当時のお話と
あおぞら財団に所蔵されている資料を元にお話しします。
用途地域のこと、まちづくりのことに興味があるかたはぜひおこしください。

会 場:西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)
    大阪市西淀川区千舟1-1-1 あおぞらビル5階
JR東西線「御幣島」駅 下車①出口より徒歩3分

○参加費200円/参加を希望される方は事前にご連絡ください。

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西淀川地域研究会とは・・・

 小田康徳・大阪電気通信大学工学部教授が主宰する研究会。2001年8月に発足。
あおぞら財団が所蔵する公害問題資料を活用しながら西淀川の地域研究をすすめて
いこうとしています。2ヶ月に1回のペースで研究会を開催しています。
詳しくは、小田康徳氏のホームページをご覧下さい。これまでの研究会の内容などが
掲載されています。


猪名川歴史研究所
トップページから<環境・公害問題史研究のすすめ>を選んでください。

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お申込・お問合せ
(財)公害地域再生センター(あおぞら財団)
〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4階
TEL:06-6475-8885  FAX:06-6478-5885 
E-mail=webmaster@aozora.or.jp




Filed under: イベント案内 | にしよどnote | 地域づくり | 環境再生・まちづくり — aozorafoundation 公開日 2006/03/24(金) 11:26

リラックス体操−第2弾−


 西淀川公害患者と家族の会の役員さんに、肩や手足をほぐしてもらおうと、会議の後に、
簡単な体操を紹介しています。今日はその2回目。
 まずは手をこすったり、振ったり、開いたり閉じたりして、ウォーミングアップを行います。
肩や腕をこするだけでも、だんだんと動かしやすくなってきます。
 次に、前回も行ったジャンケン体操。
講師の大西先生(NPO法人いきいきのびのび健康づくり協会理事)の声かけに答えて、
ジャンケン勝負をします。
 また、冬は乾燥しやすく唾が出にくくなりがちなので、のどからあごにかけて、指で押さえる
マッサージも行いました。
 少しほぐれてきたところで、前回同様、タオルを使って、肩や腕をゆっくり、上下・左右に動かしながら、無理のない範囲で、ねじったり、伸ばしたりしていきます。
今回は、新しくタオルをボールのようにしばって使い、遊びの要素も取り入れました。

 上半身がぽかぽかしてきたところで、下半身。
椅子に腰かけたままで、太ももや両膝を手のひらでこすったり、握りこぶしでたたいて
血行を促進します。
 最後に、肩と胸を大きく開いたり閉じながら深呼吸を行いました。
「これ前にもやったよ」と前回やったプログラムを覚えていて下さる患者さんも。
患者さんが、簡単に無理なく楽しめ、リハビリにもなるような取り組みをめざしています。




Filed under: 事務局 | 事務局より — aozorafoundation 公開日 2006/03/14(火) 20:01

西淀川・公害と環境資料館を利用して論文を書こう!!


そろそろ、卒業論文・修士論文・博士論文などの審査の季節がやってきましたね。
卒業できるかどうか!?ハラハラドキドキしている方もおられることでしょう。

資料館だよりNo.4でも書きましたが
西淀川地域資料室の訪問者が増加しております。
多くは、卒業論文や修士論文を抱えた学生さんたちです。

西淀川地域資料室の開架図書は、環境・公害関係の書籍はもちろん、
公害行政にかかわる資料や、公害反対住民運動の資料など、
図書館では手に入らない貴重な資料が整理されて書架にならんでいます。

一次資料といわれる生の資料は資料庫の中に保存されていますが、
本当は、秩序だっていない生の資料と格闘して論文を書いてほしいのですが、
開架図書にも生の資料があるので、
それらを利用して論文を書くだけでも十分おもしろいものが書けます。

しかも、公害反対運動の当事者が近くにいて
聞き取りまでできるなんて、なんて恵まれた環境!!!

今年度、資料室を利用して書いた論文を
持ってきてくれた第一号は大阪市大修士課程の入江智恵子さん
「市民運動の発展と環境NGO」という壮大なテーマの中で西淀川公害裁判の運動から
どのようにして環境NGOが育っていったかを書いています。

今年度、利用した方々、ぜひぜひ成果を見せてくださいね。
まっています。

論文に悩んでいる人達は、ぜひ西淀川地域資料室(3月18日からは西淀川・公害と環境資料館)へ来てくださいね。

★西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)のホームページはこちら





Filed under: 資料館(エコミューズ) — aozorafoundation 公開日 2006/02/27(月) 18:13

地域安全マップづくり



あおぞら財団の蓄積のひとつに「地域しらべマップづくり」というのがあります。
まちを歩いて、情報を書き込んで、共有するというワークショップの手法です。

最近、子供の安全を守るためどうすればいいか?と
防犯が取りざたされていますが、
その取り組みとして有効だとされているのが「地域防犯安全マップ」づくりです

あおぞら財団の地域しらべマップづくりは
環境学習のためだけに有効なのではありません。
この安全マップづくりにも活躍します。
また、4年生の学習である地域しらべにも活躍します。

子供向けの「かぶりとえころ爺のまち調べとマップづくり」という
かわいいイラスト満載の教材を
一冊500円で販売してますので、ぜひぜひご利用ください。




Filed under: 事務局 | 事務局より — aozorafoundation 公開日 2006/02/27(月) 18:08

大阪府立西淀川高等学校2年生 校外学習


2月10日(金)に西淀川高校2年生と一緒に矢倉海岸に行きました。
西淀川高校2年生と一緒にフィールドワークに取り組んで今年で6回目になります。
高校からスタートして国道43号線、大野川緑陰道路、福漁港、矢倉海岸、五社神社というコースです。

<国道43号線>
大和田西交差点で騒音測定を行いました。
結果は90デシベル。
道路沿道の環境基準は70デシベルですから大幅オーバーですね。

<大野川緑陰道路>
大野川緑陰道路は歩行者と自転車専用道路。
昔はどぶ川だったこと、
高速道路となる計画を住民の力でくつがえして緑道としたこと
などを説明しました。

<福漁港>
え!大阪市内に漁港があるの??
という驚きの声。
あるんです。工場のそばですが・・・
公害のひどかった頃はシジミも取れなくなっていましたが、
最近はハゼやスズキもつれるし、うなぎの稚魚やシジミもとれるようになりました。
淀川で取れるなんて〜〜〜と言われがちですが、大阪市民の飲み水なんですよ。
神崎川はまだ汚いですけれど・・・
また、昔は西淀川公害のシンボルだった合同製鐵の高炉が福漁港の近くにありました。
阪神大震災で高炉内部の耐火煉瓦が崩れたということで取り壊されたのですが、
産業遺産として残してほしかったなぁといまだに思います。

<矢倉海岸>
大阪市唯一の自然海岸です。
干潟には貴重な生物がいっぱい。渡り鳥の休憩場所にもなっています。
今は冬鳥が沢山飛来していますよ。
西淀自然文化協会が渡り鳥の観察や、矢倉海岸の丁寧な説明をしてくださいました。
今回のメインは「ゴミ拾い」
矢倉海岸には多数のゴミが漂着しています。
高校生たちも必死にゴミを拾います。それでもなかなか減りません。
なんでこんなにゴミが・・・と考えるきっかけになったかな?


<旧川北小学校校舎>

西淀川区内で一番古い学校です。中山鉱業の敷地内に建っています。
見所は、水面より下にある校舎。
西淀川のほとんどは0メートル以下です。
それは河口部という地理的条件もあるのですが、
工業用水としての地下水のくみ上げによる地盤沈下も大きな原因です。
そのため、西淀川区は水害に弱く、度重なる台風で水没が繰り返されました。
昔は、すぐ水辺におりることができた土手も、
護岸工事のために水と親しむ生活から切り離されてしまいました。

高校に到着後、おいしい豚汁をよばれ、冷えた体があったまりました。

自分が生活する場所、通学する学校がどんなところにあるか
案外知らないものです。
知らないと、無関心になり愛着がわきません。
愛着がわくと、見えていなかったいろんなことが見えてくる。
見えてくるとつながりが発生する。
それがまちづくり・地域再生に必要なことだと思います。
今回は紙の上の知識だけでなく、実際に歩いて体験して、
言葉にならない空気をいっぱい体験してもらいました。
この体験が、ずっと後になってからフッと思い出してくれるといいなと思います。




Filed under: にしよどnote — aozorafoundation 公開日 2006/02/17(金) 15:20
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