COPDの患者数は530万人と推定されていますが、2014年度の厚生労働省患者調査によると病院でCOPDと診断された患者数は約22万人です。COPDであるのに受診していない人がほとんどです。

そこで、あおぞら財団では、COPD（慢性閉塞性肺疾患）の早期発見への取り組みとして、西淀川区役所と連携してイベント時や健康診断時に肺年齢の簡易測定やパンフレットの配布を行っています。

COPDとは

・肺の炎症による病気：タバコの煙や大気汚染などの有害物質を長期間吸うことでおこります。

・全世界での死亡原因の第4位

・初期症状は咳・痰・息切れ

・多くの方が受診していない：患者数は530万人と言われていますが、受診している数が22万人と少ない。

・予防と治療を進めることで、悪化を防ぐことができます。

上記のリーフレットのファイルはこちら

肺問診票でチェック！

「COPD集団スクリーニング質問票（COPD-PS™)」では、簡単な質問に答えて、COPD（慢性閉塞性肺疾患） の可能性があるかどうかを調べられます。

下の青い「診断する」ボタンを押して、喫煙歴や症状についての5つの質問に答えると、10点満点であなたの点数が計算されます。

合計が4点以上であれば、COPD の可能性があると考えられますので、早めに医療機関を受診しましょう。

診断する

また、あおぞら財団ではこのCOPD質問票を載せたリーフレットを作っています。PDFファイルはこちら。

肺年齢の簡易測定

肺年齢チェックには、ハイ・チェッカーという測定器を用います。年齢・身長・性別をハイ・チェッカーに入力して息を吹き込むだけで数分で肺年齢を測定できます。あおぞら財団では2017年度よりスパイロメータを導入し、より正確に肺年齢を測定できるようになりました。

肺年齢を簡易に測定するハイ・チェッカー

ハイ・チェッカーに6秒間息を吐き続けて測定します

スパイロメーターを導入し、より正確に計測ができるようになりました

ハイ・チェッカーの詳細については製造元の宝通商株式会社のページを、スパイロメーターの詳細についてはチェスト株式会社のページをご覧ください。

肺年齢チェックの取り組み

西淀川区役所と連携してイベントや健康診断時に肺年齢の簡易測定やパンフレットの配布を行っています。

健康イベントで肺年齢測定を行っています

区役所のがん検診時に無料で肺年齢測定を行っています