あおぞら財団 (1) 土地の形成 -西淀川ヒストリー 一、水郷の時代-
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(1) 土地の形成 -西淀川ヒストリー 一、水郷の時代-

現在の西淀川地域は、もともと川と島に囲まれ、水田や畑の広がる自然豊かな土地でした。 区内に島のつく町名が多いのはそのためです。近世中期以降、新田開発が急速に進みました。 地図からわかるように小さな川が網の目のように流れていました。 現在の此花区から西淀川区、そして兵庫県尼崎市は、もとは混然とした地域を形成していましたが、新淀川の造成以降、現在の形となっていきました。

map1839
江戸時代(1839年)の地図

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明治18年(1885年)の地図

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明治42年(1909年)の地図

*写真は西淀川区制70周年記念事業実行委員会発行「西淀川今昔写真集」より抜粋

水郷に由来する町名の一覧

種類 地名
島のつく地名 出来島、歌島、竹島、中島、西島、姫島、百島、御幣島
川に関する地名 千舟、花川
田や畑に関する地名 大野、大和田、柏里、野里、姫里

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